防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態

防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態

946円 (税込)

4pt

3.8

2020 年、イージスアショアをめぐる一連の騒ぎで、防衛省が抱える構造的な欠陥が露呈した。行き当たりばったりの説明。現場を預かる自衛隊との連携の薄さ。危機感と責任感の不足。中国、ロシア、北朝鮮……。日本は今、未曽有の危機の中にある。ついに国防費は GDP比2%に拡充されるが、肝心の防衛行政がこれだけユルいんじゃ、この国は守れない。元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が使命感と危機感で立ち上がった。

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防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    制服組からみた、背広組中心の防衛省のあり方を問う内容。シビリアン・コントロールによる国防とはいかにあるべきかを改めて考えさせられた。

    「いずも」の空母化や、イージス・アショアの撤回とイージスシステム搭載艦の整備といったケースも、政治に振り回された結果で、なんとなくそうだろうなぁと思ってたところをま

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    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    当初は防衛省の文官統制を批判する本だと思い、制服だってどうなのよと思っていたが、官邸が強くなり過ぎて霞が関が永田町の顔色ばかり見て仕事するようになったことを指摘している。
    海自の艦艇乗りの代休買上げなどは現役の人は言いにくいだろうから、後輩たちのために一市民として訴え続けてほしい。GDP 1%枠文化

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    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    退役海上自衛官が指摘する防衛行政の弱点。時に私憤に駆られつつも、中には的を得た指摘も多い。

    文民統制が文官統制になっているとの指摘。GNP枠よりも予算の中身の問題など。日本の防衛体制は中身がスカスカであることが良く分かる。退役自衛官ももちろん現役の方もストレスを感じてい?のだろう。

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    2023年04月06日

    Posted by ブクログ

    現場トップの自衛艦隊司令官を務めた海上自衛官OBの著者が、日本の防衛行政の構造的な問題点を厳しく批判。主旨としては、日本では文民統制が歪な「文官統制」となっており、現場の実情に無理解で軍事の専門性に欠けた防衛相官僚である「背広組」が幅を利かせ、実際に現場で戦闘任務を担う「制服組」の自衛官の意見が反映

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    2023年08月02日

    Posted by ブクログ

    これまでも問題提起されてきた内容ではあるが、元海将の体験から教訓を得た提言は、政治家のみならず国民自身が安全保障に関心を持ち、戦争は政治の一手段との認識のもと、真の文民統制が行われなければ、この国の将来に禍根を残すだろう。

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    2023年04月25日

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