オーストラリアの歴史がとても丁寧に読みやすく書かれており良かったです。
〇〇なのは、3つ理由がある。1に△△、2に□□、3に~といったように最初に要旨を簡潔にまとめて伝えてくれて、その後ひとつひとつ深堀りされていく構成が読みやすかったです。
コアラくらいしかオーストラリアの知識がない人間でしたので
...続きを読む、白豪政策も初めて知りました。今のオーストラリアの様子からは想像もつかないものでしたので今更ながら大変驚きました。
先日ニュースサイトの出生率の話題についていた興味深いコメントを読んだとき、時代が変わっても世界が直面する問題は変わらないのかもと思わされました。
仏が出生率改善に成功したかのように日本では語られるけれど出生率を上げているのは移民で、白人系フランス人は安い賃金の移民に仕事を奪われ就職難なので白人系フランス人の出生率はあがっていないし生活は苦しいという。
白豪政策の始まりとなった、賃金の安い中国人に仕事を奪われる、というところと似ているなと気付きました。
広い土地がすごいと思っていましたが、砂漠が多く、雨が降る地域も限られ住める箇所は総面積に比べると大きくはないというのは衝撃でした。
言われてみればなるほど都市は沿岸部が多いなと気付きます。
首相や政党が変わるだけでガラリとオーストラリアの国としての意向が変わるのが興味深く傍から読む分には面白かったです。
こんな風に振り返るとわかりやすいですが、渦中だったら振り回されると思うのかな。
9.11で唯一首相がアメリカにいたというのは初めて知りました。戦争に参加するのは衝撃が大きいですが、現地にいたからこそ感じたことが行動の原理になっているのかもしれないと思わされます。
中国が輸出相手として大事な相手なのはわかるのですが、オーストラリアはエコを謳う国でありながら、環境破壊につながりそうな中国の経済活動に間接的にエネルギー輸出で関与していることにならないのか?と気になりました。
ワールドカップ予選でアジアにオーストラリアが含まれているのが見た目的に違和感で謎だったのですが歴史を思えば、アジアの一員なのかもと納得できました。
歴史知らないとですね。。