作品一覧

  • 腐敗する「法の番人」
    3.5
    警察、検察、法務省、裁判所などの社会統制機関は、国民の利益ではなく、組織の利益を優先してきた。これらを指摘し、解決策を探る。
  • 幸福な離婚 家庭裁判所の調停現場から
    4.0
    現在の日本では、結婚した夫婦の約3組に1組が離婚する。また、毎年結婚するカップルの約4組に1組が、夫婦のいずれかが再婚である。結婚と離婚は切り離せない時代となった。そこで、離婚となった場合、家族メンバーの幸福が最大限満たされるよう、図っていく必要がある。 著者は長年、少年非行をメインに研究してきた。重大な少年犯罪は機能不全に陥った家族との関係が切り離せない。その一環として、家族問題に関心を持ち、みずから10年以上にわたり家庭裁判所の家事調停委員を務めてきた。これまでに、離婚を中心として200件以上の家事事件の調停を担当。家事事件の最前線において、当事者に寄り添いながら解決を図ってきた。 本書では、著者の家事調停委員としての経験をもとに、現場での具体的なケース(29例)を引きながら、幸福な離婚に至る可能性を探ってゆく。離婚への備え、必要な知識が得られるようケースを選択し、子どもを含む家族メンバ著者のーの幸福を最大化する解を提示する。離婚について考え、備えるための最良の手引き。
  • 新版 少年犯罪
    -
    特殊詐欺の受け子やSNSを利用した犯罪など、変容する少年犯罪や、改正少年法による18歳19歳の扱いが及ぼす影響を考える

ユーザーレビュー

  • 幸福な離婚 家庭裁判所の調停現場から

    Posted by ブクログ

    継父による虐待で子どもが犠牲になる。その残虐性には目を背けたくなる。実父と面会交流していれば、早期に気づけたかもしれない事例もある。日本は先進国で唯一単独親権制度を採用し、親権を失った親は子どもの行く末を知る権利を失う。関係をこじらせれば儲かる離婚ビジネス。二人の溝を深めるばかり。大人の都合でなく、子どもの立場を最優先に考えねばならない。…初婚相手と添い遂げる。生涯独身で過ごす。両者に共通する離婚を経験しなくていいという幸せ。だが、社会の一員であるならば、誰もがその制度の問題には向き合わねばならない。

    0
    2025年05月25日
  • 幸福な離婚 家庭裁判所の調停現場から

    Posted by ブクログ

    リアルな離婚調停の事例集。結婚するカップルの3組に1組が離婚する時代だそうな。離婚調停って一万円もかからずできるのね。

    0
    2024年08月03日
  • 腐敗する「法の番人」

    Posted by ブクログ

     警察、検察、(検察官僚中心の)法務省、裁判所の裏金(予算の私物化)、天下り、保身等の実態を詳細に解説する良書。
     勿論、これら組織の職員の多くは、法の番人として、また公僕として身を粉にして働いていると思うが、その一部の上級幹部らが悪い伝統と因襲に身を任せてしまっていることがよくわかった。
     だが、本書は、なぜ法の番人が「腐敗」するのかの考察はほとんどない。この点をもう少し堀下げてほしかった。
     警察、検察、法務省、裁判所の言い分も聞いてみたいが、彼らが本当に「法の番人」か、国民・市民が常に厳しい目を持つことも必要だと思う。こういうことを考えさせる一冊。

    0
    2024年07月31日
  • 腐敗する「法の番人」

    Posted by ブクログ

    2024.06.20
    述べられている内容は評価できる。
    ただし、その価値判断には首を傾げざるをえない部分が多すぎる。
    内容の充実に努めて、筆者の考えかたは考慮に入れなければためになる。

    0
    2024年06月20日

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