孫基禎―帝国日本の朝鮮人メダリスト

孫基禎―帝国日本の朝鮮人メダリスト

880円 (税込)

4pt

4.0

1936年のベルリン五輪マラソンで金メダルを獲得した孫基禎。日本は国威発揚に利用、朝鮮では民族の優秀性を示す英雄と扱い「日章旗抹消事件」が起きた。戦後韓国では陸連トップやソウル五輪開会式で聖火ランナーを務め、英雄視は続く。他方で、戦時中に学徒志願兵の募集など対日協力に従事した翳が近年明らかになってきた。本書は、スポーツ選手が国と民族を背負わされた20世紀、「英雄」とされた孫の生涯を描く。

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孫基禎―帝国日本の朝鮮人メダリスト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高橋尚子がオリンピックマラソンで日本女子として初の金メダルを取ったのは有名。それに続けと、男子でも目指せ金メダル。大河ドラマで主人公となったオリンピック初参加の日本人、マラソンランナー金栗四三の悲願だ。ところが、日本男子はオリンピックですでに金メダルを取っていた。そんなあまり知られていない金メダリス

    0
    2020年08月25日

    Posted by ブクログ

    1936年ベルリン五輪マラソンの金メダリスト孫基禎。日本に併合されていた時代。日章旗を背負って走ったランナーの波乱の生涯。

    日韓併合の時代。日本人としてオリンピックに参加し金メダルを取る。東亜日報では日章旗を消した記事が掲載され停刊となる事件も。朝鮮の民族運動を恐れた特高警察にも監視される。
    戦中

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    NHKの大河ドラマではほとんど触れられていない内容であった。ベルリン大会で金メダルをとった日本人が植民地での韓国人であったということである。
     無着陸世界一周をした日本の女性飛行士が植民地の韓国人であったというノンフィクションはドラマになったが、この話はドラマになっていたであろうか。
     コロナでオリ

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

    読書記録69.
    #孫基禎
    戦時下1936年
    ベルリン五輪のマラソン競技に日本代表選手として出場した朝鮮半島北、平安北道出身の孫基禎

    貧しい暮らしの中、身一つでできる運動は走ること
    通学途中や家業の手伝いをしながら走ることを諦めず
    日本への丁稚奉公に出て仕事をしながらの走る練習
    朝鮮半島に帰国後もそ

    0
    2024年10月09日

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