文藝春秋作品一覧

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  • 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳
    4.3
    永遠のヒーロー「鬼平」再来! 人気作家7名が、伝説の男に新たなる命を吹き込みます。 池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。 オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まりました。 「鬼平」誕生50周年を迎えた2017年。この記念すべき年に、7人の作家が「鬼平」へ新たな命を吹き込みます。 逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版。 門井慶喜が木村忠吾の食欲の夏を描けば、土橋章宏は平蔵と料理人の味対決、梶よう子は史実の長谷川平蔵に迫ります。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。 各作品に池波正太郎のカット画を使用した、豪華な競作短編集をお楽しみください。
  • 池袋ウエストゲートパーク ザ レジェンド
    4.1
    10月、ついにTVアニメ放送が開始! シリーズ初期から近作まで、アニメ化エピソードと、読者投票で人気のエピソードを中心に厳選! マコトとタカシの魅力が全開の一冊。
  • 異国のおじさんを伴う
    3.9
    1巻510円 (税込)
    仕事に迷う、人生に迷う、迷ってばかりの私に、 〈ひげ人形愛好会〉から招待状が!? ミュンヘン! 鈴の音が宵闇に沁むような響きに惹かれて、旅に出た私。 でも、この旅の目的は私にもわからない。 迷い続ける日常を引きづったまま、私はどこへ往くのだろう――。 さりげない情景に仕組まれた、ひと匙の毒とユーモア。 幸せも不幸も、神様からの贈りもののように思えてくる、愛らしい十の物語。 解説・瀧井朝世 ※この電子書籍は2011年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「意識高い系」の研究
    3.6
    あなたは「意識高い系」? それとも「リア充」? カフェでMacを広げ、自己啓発セミナーへ熱心に通い、休日はバーベキューやパーティー。 そんな自分の姿をSNSにアップする……。こうした「意識高い系」の人々はなぜ生まれるのか。 「意識高い系」が放つ特有の「実力なき自己顕示欲」は、何に由来するのか、どのような経緯で構築されたのか。 「意識高い系」を「地方上洛組」と「在地下克上組」との二種類に分類し、その輪郭をあぶりだす。 また、ともすると混同されがちな「リア充」と「意識高い系」だが、「土地」と「スクールカースト」をキーワードに、両者が似て非なる存在であることを論じる。 「大学デビュー」に賭けて、故郷の北海道から関西へ進学し、入学式の前に髪を金色に染めた著者は、「意識高い系」とは私にとって他者ではなく、同族の問題--と、本書の中で綴っている。 そんな著者が、データを援用しながら彼らの生態を徹底的に掘り下げた。そして見えてくる現代社会の抱える問題とは。 〈目次〉 ◆はじめに――意識高い系の研究「土地」「スクールカースト」「リア充」 ◆第一章 リア充は意識高い系の裏側に隠れている ◆第二章 「意識高い系」の心理大義と欲望 ◆第三章列伝 1.青木大和、小4偽装サイト事件 2.靖国コスプレイヤーと愛国女子 3.ノマドワーカー 4.キラキラ女子「ばびろんまつこ」 ◆おわりに――意識高い系を超克するために
  • 石の猿 上
    4.0
    現代米国ミステリの最高峰、J・ディーヴァーの代表作「リンカーン・ライム」シリーズ第4弾! 中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物“ゴースト”は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所もわからない――。果たしてライムは冷血の殺戮を止められるのか。2003年「週刊文春ミステリーベスト10」第5位。
  • 医者が教える「75歳の壁」まるごと攻略ガイド (文春ムック)
    -
    「75歳」は後期高齢者の登り口。病気や健康への不安という「壁」の高さに、尻込みしそうになってしまうかもしれません。 でも、危ぶむなかれ。ただ、侮るなかれ。備えあれば憂いなし。名医や専門家に徹底取材、2022年から週刊文春でシリーズ化され、大好評を博してきた「75歳の壁」をまるごと1冊にまとめたこのムックには、人生100年時代を明るく生き抜く知恵やヒントが満載です。元気があれば何でもできる! 【目次より】 「75歳の壁」症状別編 病を防ぐ&やわらげるコツ 脳卒中、高血圧、腰痛、脊柱管狭窄症、膝痛、不眠、おしっこ、めまい、高齢者うつ 「75歳の壁」部位別編 体のお悩み解決マニュアル 眼、耳、歯、のど、足腰、骨、腸 私は「75歳の壁」をこう超えた 田原総一朗、安田祥子、下重暁子、釜本邦茂、草野仁 100歳まで健康に生きる 食事&サプリの新常識 脂肪と筋肉、認知症、アンチエイジング、高血圧と糖尿病
  • 慰謝料法廷 男と女のトラブルファイル
    3.0
    ナンパで知り合って婚約した彼女が、かつて風俗嬢! しかも暴力団員の男友達が服役中と知り、男はびっくり仰天。別れたいが、彼女のお腹には赤ちゃんが…どうしたらいい? おつきあい解消にあたり、大会社社長が元銀座ホステスに支払う手切れ金の額は? 外科医の夫が看護婦と不倫して離婚を希望、さて妻はどうする? 慰謝料5億円の裁判バトルの一部始終とは。弁護士が見た、現代日本人の赤裸々な素顔! 慰謝料の決め方と弁護士費用も、よく分かる1冊。
  • いじめの聖域 キリスト教学校の闇に挑んだ両親の全記録
    4.8
    2017年4月、長崎海星高校2年の男子生徒が首つり自殺した。いじめを示唆する遺書が残され、後に加害者の実名が記されたノートも発見された。  親族のみでひっそりと葬儀を終えた両親に対し、学校の教頭は自殺を「突然死」や「転校」に偽装することを提案する。学校がいじめを隠蔽しようとしているのではないかと疑問を持った両親は、息子がいじめを苦に自殺したことを全校生徒や保護者に伝え、再発防止に努めてほしいと要望する。  学校は自殺の原因を調査する第三者委員会を設置するが、第三者委がいじめと自殺の因果関係を認める結論を出すと、その報告書の受け入れを拒否する。両親が2019年2月に記者会見してその事実を公表すると、全国的な大きなニュースとなった。 だが、その後も、報告書を受け入れて再発防止策を履行するように県の指導を受けながらも、学校が態度を改めることはなかった。  そして、両親の会見から3カ月後、長崎海星高校では新たな自殺者が出た――。
  • いすゞ鳴る
    3.4
    江戸時代のツアコン“御師”を描く痛快時代小説! 奉納船を携え伊勢参りに向かう、土佐の荒くれ鯨漁師たち。いっぽう安政の大地震の傷も癒えぬ江戸からは、豪商・伊勢屋の一行が船で伊勢を目指す。庶民の夢の旅を先導する御師(おんし)の見識と器量が人の縁を豊かに結んでゆく。「伊勢で出会う江戸のこどもは、いずれ土佐に来る」御師の予言が成就するとき、現れた景色とは――。熱く爽快な時代長篇。
  • 「イスラーム国」後の中東で表面化する競合と対立【文春オピニオン 2018年の論点SELECTION】
    -
    2014年6月、イラクとシリアで「イスラーム国」が広範囲の領域支配を行って以来、「イスラーム国」対策が中東をめぐる国際政治の焦点となってきた。掃討作戦の結果、2018年までに「イスラーム国」の支配していた地域は、ほぼ解放された。しかし、それによって中東に平和が訪れると予想する専門家は皆無だ。果たして「イスラーム国」後の中東はどうなるのか――。※「文藝春秋オピニオン2018年の論点」掲載記事を再編集して電子書籍化。
  • イスラーム国の衝撃
    4.2
    謎の「国家」の正体に迫る イスラーム国はなぜ不気味なのか? どこが新しいのか? 組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略から、その実態を明らかにする。
  • 急がば転ぶ日々
    5.0
    超高齢化社会のオピニオンリーダー、待望の新刊! コロナ禍にも負けず、世界紛争にも絶望せず、 妻からの無視、教え子からの軽視にもめげず、笑いを絶やさぬツチヤ教授。 根気も勇気も元気もないが、落ち着きもない。 威厳を嫌い権威を笑うが、自信もない。 苦いコーヒーが苦手なのにブラックで飲むそのストイックな姿勢は 我らの理想だ!?  極上ユーモアエッセイ。 解説=荻野アンナ
  • 痛いところから見えるもの
    4.3
    痛いのは疲れる、そして孤独だ―― 痛みは人を孤絶させる壁。が、そこに岩清水のように滴る言葉があった。 ――鷲田清一(哲学者) ユーモラスで、しみじみせつない、はじめてみる光。 ――伊藤亜紗(美学者) 潰瘍性大腸炎から腸閉塞まで――壊れたからこそ見えるものがある。 絶望的な痛みと共に生きてきた著者がゆく“文学の言葉”という地平 ・水を飲んでも詰まる“出せない”腸閉塞のつらさ ・痛みでお粥さえ口に“入れられない”せつなさ ・オノマトペ、比喩……痛みを「身体で語る」すすめ ・女性の痛みが社会的に「軽視」されてきた理由 ・カントの勘違い、ニーチェの“苦痛の効用”…etc. なぜ痛みは人に伝わりづらいのだろう? 「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」をつなぐ、かつてなかった本
  • 悼む人 上
    3.7
    1~2巻621~642円 (税込)
    善と悪、愛と憎しみ、生と死が交錯する直木賞受賞作! 著者が切望した、「いま世界に一番いて欲しい人」とは? 不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する若者・坂築静人。静人の行動に戸惑いと疑念を覚え、その身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒され、家族とともに最後の時間を過ごしながら、静人を案じる母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・奈義倖世。 静人の姿が3つの視線から描かれ、その3つのドラマが、やがて1つの大きな物語の奔流となる。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで人から感謝されてでしょう?」静人の問いかけは、彼を巡る人々の心を、少しずつ動かしていく。 家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が――。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!
  • イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで
    4.0
    イタリア男といえば、軽いノリの女好き「ちょい悪オヤジ」ばかり? 「史上最強」とされる古代ローマ帝国が誕生し、ルネサンスの文化・芸術が花ひらいたかの地には、世界史を動かし、時代を騒がせた男たちが歴史上に多く存在する。 文字通り「英雄色を好む」だったカエサル、ベッドの上でも天才だったダヴィンチ、華麗なる夜の外交官カサノヴァ、セックスと権力におぼれた独裁者ムッソリーニなど、なみはずれた才能と実行力を持ち、なおかつ華やかな女性遍歴がつきまとった「色悪党」たちの物語。
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?
    4.2
    第二次大戦での敗戦、その後の奇跡的な経済復興、近年の政治的な不調と経済システムの劣化、アメリカ主導のグローバル化に対する態度、教育制度の危機……。イタリアと日本には多くの共通点が存在する。20年以上前に来日し、日本での永住を決意したイタリア人建築家の、イタリアという国を貶める為でも、日本という国を批判する為でもない、日本を少しでも良い国にするための提言。
  • イタリアワイン(秘)ファイル 日本人が飲むべき100本
    3.6
    日本のワイン愛好家は、流通システムの欺瞞やレストランでの不当な値付け、怠慢なソムリエにだまされている――。3000年のワインの歴史を誇るイタリアで、天才的な鑑定眼(舌?)とワイン生産者となった経験をもとに「ソムリエ殺し」の異名をとる筆者。在日歴20年以上の経験から見えてきた、日本人の「間違いだらけのワイン選び」を糺し、イタリア人しか知らないイタリアワインの「飲み方、買い方、愛し方」を伝授する! 巻末付録「お薦めワイン100本リスト」収録。 ≪あなたへのアドバイス≫ ○ 「パーカーポイント」を信用するな ○ 「料理に合うワイン」でなく「ワインに合う料理」を選べ ○ 「高いワイン」と「美味しいワイン」は違う ○ ショップの店員に聞くべき3つの質問 ○ 「コケモモ」や「なめし革」の香りをかぎ分ける意味はない ○ 味音痴のアメリカ人が値段をつり上げている
  • 異端者
    3.3
    1巻1,527円 (税込)
    波の音が聴こえる海沿いの家で、老境に達しようとする男が、自らの人生に思いをめぐらせている。 そこには毒がある。蜜もある。禁断と倒錯のエロティシズムの果てに、甘くて危険な秘密が横たわっている……。 純文学作家として高い評価を受けながら、バイオレンスロマンの流行作家へ華麗なる転身を遂げ、官能文学の第一人者として長く君臨している作家・勝目梓。 近年は『小説家』や『老醜の記』などの私小説でも高い評価を受けている。 「さながら古酒の樽の栓を抜いたような、風味豊かな独白体」 逢坂剛が「朝日新聞」書評で作品を絶賛したが、石田衣良、小池真理子、山田詠美、重松清、北方謙三など、その作家性にリスペクトを寄せている作家も多い。 八十歳を超えて、さらに円熟味と凄みを増し、デビュー40年記念作品として書き上げた短篇集の「あしあと」に続いて、本格的な書き下ろし作品を発表する。 近親相姦、同性愛、SMなど、禁忌の性愛も描きながら、小説ならではのカタルシスに誘われる。 本物の作家による衝撃の長編小説である。
  • NHK大河ドラマ「いだてん」完全シナリオ集 第1部
    5.0
    1~2巻1,936~2,000円 (税込)
    2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」第1部(第1回~24回)のシナリオ集。 「日本マラソンの父」金栗四三編の興奮が蘇る! 「いだてん」は宮藤官九郎氏が、4年近い月日をかけて完成させた大傑作だ。 第1部は、日本人で初めてオリンピックに出場した選手で「日本マラソンの父」と言われる金栗四三の半生を描いている。 同時代に生きた落語家の古今亭志ん生の生き様を織り交ぜながら、日本の明治から昭和のスポーツ史を見事に面白く“物語”に仕立てた。 これができるのは、エンターテインメント界のリーダー、宮藤官九郎しかいないだろう。 スポーツへのリスペクトと、落語に対する愛がぎっしりと詰まった作品だ。 この「完全シナリオ集」は、いわゆる決定稿と言われる役者やスタッフに配られる台本をまとめたものである。 台本は撮影現場で適宜変更されるため、実際放送されたものとの違いを楽しむのも、通にはおすすめ。 通でなくても、シナリオを読むことで、金栗四三の熱量や、若き志ん生の破天荒ぶりに泣いたり笑ったりができる。 そして、じっくりと宮藤氏の天才性を知ることになるだろう。 巻頭にはカラーでドラマの名シーンが、巻末には、豪華なオリジナル企画が3本収録。 中村勘九郎×綾瀬はるか対談/松尾スズキインタビュー/森山未來インタビュー 役者が、宮藤脚本をどう解釈し、どう演じたかが分かり、これも面白い。 何度も読みたくなる作品だ。 *本電子書籍は生田斗真さんの写真を掲載しておりません
  • 119

    119

    4.1
    ベストセラー『教場』『傍聞き』の短篇の名手が贈る、心震える9つのミステリ短篇。 人を救うことはできるのか―― 和佐見消防署消防官たちの9つの物語。 雨の翌日、消防司令の今垣は川べりを歩く女性と出会う(「石を拾う女」)。 新米の土屋と大杉は「無敗コンビ」だった(「白雲の敗北」)。 女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。 西部分署副所長の吉国は殉職した息子のお別れ会で思い出を語るが……(「逆縁の午後」)ほか5篇 巧みな手法と豊かな蘊蓄とが、複雑な人間関係と心理の綾をより鮮やかに浮かび上がらせ、 ミステリを超えた味わいを生み出す。 ※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 11/22/63(上)
    3.8
    このミス1位ほかミステリー3冠達成の感動大作 過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作!
  • 一九七二 「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」
    -
    「一九七二年以前に生まれた人となら、歴史意識を共有出来る気がする」。 札幌五輪、あさま山荘事件、ニクソン訪中など、エポックメイキングな数々の出来事で彩られたこの年は、六四年から始まった高度経済成長の激しい変化が完了し、大衆化社会へと突入していく戦後史の分水嶺となる一年だった。 縦横無尽に資料を渉猟し、一九七二年以降に生まれた者たちとの歴史意識の橋渡しを試みた、著者の代表的時代評論書。 解説・泉 麻人 ※この電子書籍は2006年4月に刊行された文春文庫版を底本としています。
  • 1922
    3.6
    恐怖の帝王キングの最新作品集! かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
  • 1985 猛虎がひとつになった年 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
    4.2
    1985年に日本一となった阪神タイガース、このシーズンの対巨人戦、甲子園でのバックスクリーン3連発はいまや伝説となっている。あれから30年、本書では吉田元監督をはじめコーチ、主力選手はもちろんのこと、グラウンドキーパーやウグイス嬢に至るまで数多くの関係者に取材し、球団史上初の日本一がどのように成し遂げられたかを明らかにしている。
  • 一撃のお姫さま
    3.9
    1巻1,800円 (税込)
    恋愛小説の旗手・島本理生の新境地! 他人からはままならない恋愛に思えても、本人たちは案外、その”雑味”を楽しんでいるのかもしれない――。 *5つのちょっと不思議な、新たなる読書体験 「停止する春」 東日本大震災から11年目。会社で毎年行われていた黙とうがなくなった。 それから私は、仕事を休むことにした。代わりに、毎日時間をかけて大根餅を作る。ある日、八角の香る味玉を作り置きした私は、着ていたパジャマの袖口を輪にして戸棚に結び、首を突っ込んだ……。 「最悪よりは平凡」 掃除機をかければインコをうっかり吸い込み窒息死させ、夫が書斎を欲しがれば娘を家から追い出す母に、「妖艶な美しい娘」をイメージして「魔美」と名づけられた私。顔見知りの配達員にはキスされそうになり、年下のバーテンダーには手を握られ、不幸とまでは言い切れないさまざまな嫌気を持て余す。 「God breath you」 女子大でキリスト教を中心に近現代の文学を教える私はある日、ほろ酔いでおでんバーから出たところを若い青年に声をかけられる。彼は、世を騒がせた宗教施設で幹部候補として育てられた宗教二世だった。 「家出の庭」 ある日、義母が家出した。西日に照らされた庭に。青いテントの中で義母はオイルサーディンの缶を開け、赤ワインを飲んで眠る。家出3日目、私はお腹に宿した子が女の子だと知る。 ほか
  • 13・67 上
    4.3
    華文ミステリーの到達点を示す傑作! 名刑事クワンと弟子のローが挑んだ六つの難事件。 香港警察の「名探偵」と呼ばれた伝説の刑事クワン。2013年、末期がんで余命僅かな彼のもとに、難事件の捜査で行き詰ったかつての部下、ローがやってくる。 クワンが最後の力を振り絞り提案した前代未聞の捜査方法とは――。 戦後香港の現代史と一人の警察官人生を重ねながら、権力者と民衆の相克を描く華文ミステリーの傑作。 綾辻行人氏も絶賛! 最初の「黒と白のあいだの真実」を読んでまず、何と高密度・高レベルの本格ミステリであることか、と驚嘆した。 続く5つの中編も同様で、「本格」の典型からさまざまに逸脱していきながらも、すべてが実に本格ミステリ的な、優れた創意と技巧によってこそ成り立っているのだ。――という点も含めて、『13・67』は大変に感動的な1冊である。 ※この電子書籍は2017年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 一場の夢と消え
    3.7
    『曾根崎心中』『国性爺合戦』など、 数多の名作を生んだ日本史上最高のストーリーテラー・近松門左衛門。 創作に生涯を賭した感動の物語。 越前の武家に生まれた杉森信盛は浪人をして、京に上っていた。 後の大劇作家は京の都で魅力的な役者や女たちと出会い、 いつしか芸の道を歩み出すことに。 竹本義太夫や坂田藤十郎との出会いのなかで 浄瑠璃・歌舞伎に作品を提供するようになり大当たりを出すと、 「近松門左衛門」の名が次第に轟きはじめる。 その頃、大坂で世間を賑わせた心中事件が。事件に触発されて筆を走らせ、 『曽根崎心中』という題で幕の開いた舞台は、異例の大入りを見せるのだが……。 書くことの愉悦と苦悩、男女の業、家族の絆、芸能の栄枯盛衰と自らの老いと死―― 芸に生きる者たちの境地を克明に描き切った、近松小説の決定版。 絶賛、続々! 〈実〉を緻密に積み上げ、〈虚〉の世界から情を迸らせる。 読みながら、何度もぞくりとした。 本作は、虚実皮膜のギリギリを攻める近松の浄瑠璃と地続きにある。 ――平松洋子 生真面目で切なくて、色っぽい。虚と実の間に立ち昇る、 近松の真実(リアル)。圧巻の芸道小説だ。 ――朝井まかて
  • 一年諸事雑記帳(上) 1月~6月
    -
    人類もこれだけ歴史を重ねれば、一年三百六十五日、毎日がなにかしらの記念日です。古今東西、万巻の書物から選りすぐった、あれやこれやの薀蓄の数々。■内容の一部■1月3日ジョン万次郎帰国(1840)■2月12日ブラジャーに特許(1914)■3月6日マルコ・ポーロの裁判(1306)■3月30日村田銃の制定(1880)■4月1日ロールス・ロイスの誕生(1904)■4月24日最初の戦車戦(1918)■5月24日六甲でゴルフ始球式(1903)■6月23日仕立屋銀次逮捕(1909)
  • いちば童子
    -
    ちょっと不思議な話をしたろか、大阪万博の前の年のこと──俺がいた環状線のT駅の近くに小さな市場があった。肉屋、魚屋、乾物屋、果物屋、食い物屋、ふとん屋にゲームセンター。市場を歩き回る俺は、同い年くらいの男の子があちこちにいるのに出会った。いちば童子だ。座敷ワラシの親戚みたいなもんやな。そんな頃、新しい道路と市場をつなぐ話が持ち上がり、市場は賛否で割れた……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • いちばん可愛い自分を写そう♪ スマホでかんたん自撮りテク【文春e-Books】
    -
    いまでは電話としてより、カメラやSNS端末として使われているスマホ。特にスマホのカメラで、「もっと可愛く自撮りしたい」と思いつつ、試行錯誤をしているイマドキ女子も多いのでは? 本書では雑誌のグラビアやCM撮影で活躍中のプロのカメラマンがスマホの“自撮り”できれいな写真を撮るためのポイントをやさしく解説。「ピント」や「構図」といった難しい専門用語は一切使わず、撮影現場で使われているテクニックをもとに、「美人に見える影」「モデル風な写り」「動きのあるポーズ」など、「いちばん可愛い自分を写す」コツを説明しています。“自撮り”以外にも、料理や夜景、グッズの撮り方についても紹介。明日から使える写真テク満載の電子書籍オリジナルコンテンツです。
  • イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019
    4.4
    その言葉も一流。イチローの肉声に酔いしれる 引退後の独白まで過去二十年「ナンバー」に掲載されたインタビューを全収録。二〇一〇年刊行「イチロー・インタヴューズ」の増補版。
  • イチロー・インタヴューズ
    4.3
    シアトル・マリナーズでのデビュー試合。初めての首位打者のタイトルの獲得、リーグMVP、メジャー記録のシーズン262安打、WBCでの連覇、不調にあえぐ苦悩、弓子夫人の献身、日の丸への強い想いまで――。日本球界からメジャーへの挑戦が決まった2000年秋から2010年シーズン直前までの100時間を超えるインタビューを収録。イチローのすべてがこの一冊に!
  • イチロー実録 2001-2019
    3.5
    イチローはメジャーでなぜ成功したのか。 2001年、海を渡ったイチローの18年に及ぶ戦いを、最も近くにいた番記者が 取材ノートをもとに紐解いていくノンフィクション。 自分で決めたことを継続する。常識を疑う。成功体験をぶっ壊してまで、自らの感性を大切にする。信念を貫く。 それら彼のプレーヤーとしての在り方は、最後まで同じだった。 「道具やトレーニングが進歩しているのに、人間が変わらないのはおかしい」と話し、本気で「51歳まで現役メジャー」を 目指そうとした。他人に笑われようが、ケチを付けられようが、そこに可能性がある限り、最善を尽くすのが彼の生き方だった。 (プロローグより)
  • イチロー、聖地へ
    3.5
    メジャーリーグでもレジェンドとなったイチロー。日本球界で成功をおさめ、メジャーへ旅立ち、シーズン262安打という大記録を成し遂げた頃、彼は、いったい何を考え、何と戦っていたのか。なぜ「天才」と呼ばれることを嫌っていたのか。著者の石田雄太氏は、イチローを徹底的に観察、分析したうえで、本人へ「インタビュー」という真剣勝負を挑んでいく。稀代のアスリート・イチローの真実の姿に迫る!
  • 一切なりゆき 樹木希林のことば
    3.9
    芝居の達人、人生の達人──。2018年、惜しくも世を去った名女優・樹木希林が、生と死、演技、男と女について語ったことばの数々を収録。それはユーモアと洞察に満ちた、樹木流生き方のエッセンスです。 〇モノを持たない、買わないという生活は、いいですよ 〇人の人生に、人の命にどれだけ自分が多く添えるか 〇欲や執着があると、それが弱みになって、人がつけこみやすくなる 〇子供は飾りの材料にしないほうがいい 〇アンチエイジングというのもどうかと思います 〇人間でも一回、ダメになった人が好き 〇もう人生、上等じゃないって、いつも思っている 〇女は強くていいんです 〇つつましくて色っぽいというのが女の最高の色気 〇最期は娘に上出来! と言ってもらいたい 【目次】 はじめに 第1章 生きること 第2章 家族のこと 第3章 病のこと、カラダのこと 第4章 仕事のこと 第5章 女のこと、男のこと 第6章 出演作品のこと 喪主代理の挨拶 内田也哉子 樹木希林年譜 出典記事一覧
  • 一生勝負 マスターズ・オブ・ライフ
    -
    ご長寿アスリートに学ぶ、晴れやかな生き方。 84歳から加圧トレーニングを始めたテニス選手! 72歳で世界大会2位になった100m走選手! 60歳から水泳を始めてマスターズに10年連続出場! ――70歳以上のいまだ現役アスリート24組を1年がかりで取材。 下は71歳の体操選手から上は89歳の棒高跳びの選手まで。加齢なる“二十四節気”! 自身の事情だけでなく伴侶をはじめとする家族の事情で、ここまで長く競技生活を続けるのは非常に困難なこと。それらをどう乗り越え、今でもはつらつと競技に打ち込んでいるのかを掘り下げる――。 マスターズ体操競技会のパイオニアである長田幸子さん(71)は言う。 「60歳で出場した時は『バカじゃないか』と言われました。でも仲間と『あと1年頑張ろう』『あと1年やってみよう』と励まし合って、ここまで来たんです。こうなったら体操は何歳までできるのか、試してみたい、好奇心というか冒険ですね」 なぜ彼らは、競技をやめないのか。24通りのその理由を知ると、自分もまだこれから、と思える。 人生100年、まだまだ大丈夫です!
  • 一生食べたいカツ代流レシピ
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    80歳になっても美味しく食べられる「ハンバーグ」とは? 年代を問わず愛され続ける小林カツ代の家庭料理レシピ125 伝説の「肉じゃが」も、年齢と共に進化させたい――。 80歳になっても美味しく食べられるレシピとは何かを考え続けていた家庭料理のカリスマ・小林カツ代。 32年間を共に過ごし、その遺志を受け継いだ一番弟子が、どの年代にも愛される「簡単・美味しい・経済的」なカツ代流レシピを紹介します。 シニア世代にも一人暮らしを始めたばかりの人にも、おすすめ! 第1章 ずっと食べたいカツ代レシピ ベスト10 優しい肉じゃが/煮込みハンバーグ/楽々シチュー/マカロニグラタン/チキンのトマトきのこ煮/ブリのはちみつ照り焼き/焼きサバ南蛮/ひとり寄せ鍋 他 第2章 とにかく野菜を食べましょう 豚肉たっぷり豚汁/けんちん汁/トマトのはちみつサラダ 他 第3章 春夏秋冬 1週間献立表 無駄なく・美味しく・安く 春キャベツとツナのスパゲティ/夏野菜のスープ/きのこ汁と卵かけご飯/ふろふき大根・柚子葱味噌 他 第4章 親の介護と明日に備えて さつま芋のポタージュ/ブロッコリーのポタージュ/そら豆がゆ 他
  • イッツ・オンリー・トーク
    3.5
    引っ越しの朝、男に振られた。やってきた蒲田の街で名前を呼ばれた。EDの議員、鬱病のヤクザ、痴漢、いとこの居候――遠い点と点が形づくる星座のような関係。ひと夏の出会いと別れを、キング・クリムゾンに乗せて「ムダ話さ」と歌いとばすデビュー作。第96回文學界新人賞受賞作。高崎での乗馬仲間との再会を描く「第七障害」も併録。「やわらかい生活」として、豊川悦司、寺島しのぶで映画化された話題作です。
  • イッツ・ダ・ボム
    3.7
    阿部智里、額賀澪、川越宗一、波木銅らを輩出した 第31回松本清張賞受賞作! 森見登美彦さんが「もはやズルい」と、 米澤穂信さんが「夜の光を放つ、ささやかで切実な犯罪小説――圧倒的だった」と 激賞した鮮烈なデビュー作! ◆◆◆ グラフィティ graffiti おもにエアゾールスプレーやマーカーを用いて街に書かれた名前や絵柄。 ボム bomb 街にグラフィティを書いたり、ステッカーを貼ったりする行為。またはその痕跡。 特に違法に行われるものを指す。 ◆◆◆ 「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。 公共物を破壊しないスマートな手法で鮮やかにメッセージを伝えるこの人物の正体、 そして真の思惑とは。うだつの上がらぬウェブライターは衝撃の事実に辿り着く。 (第一部 オン・ザ・ストリート) 20年近くストリートに立っているグラフィティライター・TEEL(テエル)。 ある晩、HEDと名乗る青年と出会う。 彼はイカしたステッカーを街中にボムっていた。 馬が合った二人はともに夜の街に出るようになる。 しかし、HEDは驚愕の“宣戦布告”をTEELに突き付ける。 (第二部 イッツ・ダ・ボム) 「俺はここにいるぞ」と叫ぶ声が響く、いま一番クールでアツい小説!
  • 言ってはいけない格差の真実【文春e-Books】
    5.0
    「教育に税金を投じるのはムダ」「雇用対策の大変は無意味」「経済格差は知能格差だ」など、日本経済のタブーとされている8項目の現実に人気作家が迫った問題作。「月刊文藝春秋2016年10月号」掲載の記事を再構成して電子書籍化。
  • IT(1)

    IT

    4.0
    2017年11月3日公開、映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』原作 スティーヴン・キングの最恐ホラー小説、待望の電子書籍化! 少年の日に体験したあの恐怖の正体は何だったのか? 27年後、薄れた記憶の彼方に引き寄せられるように故郷の町に戻り、IT(それ)と対決せんとする7人を待ち受けるものは?――
  • 一刀斎夢録 上
    3.9
    「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」――最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長・斎藤一(さいとう・はじめ)。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ。『壬生義士伝(みぶぎしでん)』『輪違屋糸里(わちがいやいとさと)』に続く、浅田版「新選組」3部作完結篇!
  • いつか、アジアの街角で
    3.6
    人気女性作家6人による、心に沁みるアンソロジー 美味しい一皿、彼が口にしたことば、愛したものとの思い出、葛藤の記憶……。あの街の空気が語りかけてくるような、珠玉の短編6作。
  • いつかどこかで。
    3.5
    出会いほど素敵な瞬間はない! 高校三年生の伊達公子に出会って、無気力な編集者だった僕は、スポーツライターに転身した。それから十年。中田英寿に出会い、武豊に出会い、有名無名さまざまな出会いを経験した。ときに怯え、二日酔いに苦しみ、ワールドカップの取材にあえぎ、阪神タイガースに救いを求めつつ──日本がどうやったら勝てるか、心底からの気持ちを文字にし続けたら、気がつくと今の僕があった。金子達仁が新境地をひらく瞬間に立ち会える記念碑的エッセイ集。
  • いつかのきみへ
    3.7
    1巻631円 (税込)
    進学校に通う陸には本当の友がいない。校内模試の順位に一喜一憂する日々のなか、幼なじみの嘉人を思い出す。かたや学校一の秀才、かたや学校一の不良。ふたりが仲良くするのを周りの連中は不思議がった。でも多くを語らなくても、気持ちが通じ合うのはこいつだけなんだ──潔癖で繊細な少年たちの交流がひかる傑作「大富橋」ほか5篇。東京の下町・深川に架かる6つの橋を軸に、人生にちょっとつまずいた人びとの人間模様を写しとった、やさしく清冽な物語。
  • ITSUKI 死神と呼ばれた女
    -
    脚本界の名匠、入魂のエンタテインメント巨編 「年上の女が憧れなんスよ。駄目ですか。ラブしてくれませんか」 周囲の大事な人が次々と死んでいったことから、死神と呼ばれてきた人妻、斎(いつき)。冷え切った夫との生活に倦んでいた時、しなやかでいて荒々しい筋骨と濃密な体臭をまとった男・志田に出会う。 思いがけず落ちた年下男との恋、そして第三の男の登場。天国とはかくやと酔いしれる斎。しかしその恋と性愛が巻き起こしたさざなみは、次第に大波となって、裕福な病院長一家に集う女たちを巻き込んでいく――。その果てに惨劇と憎悪の宴が幕を開けた! 氾濫する美意識と諧謔で描く、生と性、死と詩のジェットコースター・ロマンス小説! ※本作品は、週刊文春、Kindleで連載された「真・天国の恋」を改題、大幅に加筆修正したものです。
  • 五つ数えれば三日月が
    3.3
    1巻1,223円 (税込)
    日本で働く台湾人の私。 台湾人と結婚し、台湾に移り住んだ友人の実桜。 平成最後の夏、二人は5年ぶりに東京で再会する。 話す言葉、住む国――選び取ってきたその先に、 今だから伝えたい思いがある。 第161回芥川賞候補作。
  • 5つの臓器を老化から守れ【文春e-Books】
    -
    「老化」と聞くと、肌がたるみシワが増える、白髪になるといった外見や、視力、聴力が落ちる、ひざや腰が痛むなど実感できる症状を思い浮かべがち。しかし、目に見えない、体感できない体の内部の臓器でも老いは確実に進んでいる。そんな臓器の老化に私たちはどう対応すればいいのか――。肝臓、心臓、肺、消化管、腎臓の5つの臓器を老化から守る方法を専門医たちが、徹底解説!「月刊文藝春秋2017年2月号」掲載の記事を再構成して電子書籍化
  • いつもの世界が輝きはじめる36の方法 パリジェンヌ流おしゃれライフ
    3.5
    パリジェンヌたちは最小限のワードローブと家具、小物だけでとびきりおしゃれのおしゃれを楽しんでいる! ファッション、インテリアから食生活まで。日仏で活躍し、パリジェンヌのライフスタイルを知る尽くした筆者が、パリジェンヌの洗練ライフスタイルをおしゃれイラストと文章で徹底解剖!
  • 偽りの帝国 緊急報告・フォルクスワーゲン排ガス不正の闇
    4.0
    「まじめなドイツ企業が、どうしてこんなことを?」 2015年9月、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が 発覚したとき、上記のような感想を抱いた日本人は少なくないだろう。 だが、ドイツの経済界を26年間にわたって取材してきた著者には意外ではなかった。 「VWよ、やはりお前もか」 販売台数世界一をめざして、年々、成長してきた同社も大企業病に蝕まれていたのだ。 上司の命令にNoといえない社風、はげしい権力争い、問答無用の成果主義・・・ この不正の根にある問題は、おなじ物づくり国家である日本にとっても、けっして 対岸の火事ではない。企業人必読の現地レポート! 【おもな目次】 ◆第1章 VW排ガス不正の衝撃◆ 上限値の35倍の排出データ/違法ソフトの使用を「自供」/史上3番目の大規模リコール/ VW株価、一時暴落/社内調査の不十分さを露呈 など ◆第2章 帝国の内なる不安◆ 陰の最高権力者/帝国の父・ポルシェ博士/ヒトラーが国民車開発を命令/ 家庭内でも成果主義/骨肉の経営権争い/「経営に調和は不要だ」 など ◆第3章 不正はいかにして行われたか◆ 訴訟抗弁書が明らかにする不正の実態/「取締役より下のレベル」の犯罪?/ 時間を空費した3週間の休暇/危機管理システムの機能不全/空気を読んだエンジニアたち など ◆第4章 襲いかかる巨額の経済負担◆ 米国でのマンモス訴訟開始/訴状に浮かび上がる米国人の怒り/147億ドルの支払い/ 史上最悪の赤字 など ◆第5章 不正は氷山の一角◆ すべての企業が抱えるジレンマ/規則違反が法律違反にエスカレート/変革と合理化に 抵抗する労働組合/歴史的転換点に立つVW/日本への教訓 など
  • 遺伝子が解く! 愛と性の「なぜ」
    4.0
    当たり前と思っている人間の愛と性も、遺伝子から解き明かすとこんなに違って見えてくる。ブロンド女性の人気も、ペニスに骨がないのも、そもそも性器がこんな場所にあるのも、つまりはみんな偉大なる自然淘汰の思し召し? あなたの性生活までも変える――かもしれない最新の動物行動学のウンチクが満載。 「遺伝子が解く!」シリーズ第3弾。
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?
    3.9
    どうして美人はスタイルがよく、ナマケモノは絶滅せず、草食動物は栄養失調にならず、人間とチンパンジーの遺伝子は1%しか違いがなく、実子よりも育ての子のほうが可愛い気がして、夫婦は似たもの同士が多いのか? 動物行動学をベースに、タケウチさんがズバリ、答えます。ますます快調の「遺伝子が解く!」シリーズ第4弾。
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1
    4.1
    男を見るとき必ず指をチェックしてしまうのはどうして? 彼のペニスが曲がっている気がするんだけど? 親に離婚経験があると子も離婚しやすい? ――それは、こういうワケなんです。週刊文春読者から寄せられた男と女の疑問を動物行動学でスッキリ解決。痛快無比のタケウチ節が冴え渡る、「遺伝子が解く!」シリーズ第1弾。
  • 遺伝子が解く! 女の唇のひみつ
    3.2
    女性の顔やアゴが小さく、唇がプルプルしていることが重要なそのワケは? ダイエットの意外な秘密とは? 国によって性欲の強さが違う原因は? サルも絶頂で叫ぶゆえんは? 最新の動物行動学が森羅万象を縦横無尽に解き明かします。読めば必ずゲッと叫び、プッと吹き出すギモン解決型科学エッセイ「遺伝子が解く!」シリーズ第2弾。
  • 遺伝子が解く! その愛は、損か、得か
    3.5
    どうして女はダメ男に惚れるのか。「愛妻家」と「遊び人」の脳の違いとは。カマキリはなぜ川に身投げをするのか。クジラが集団座礁するのはなぜか。そして「男女の愛」とは何なのか――。動物たちの繁殖行動を注意深く観察すれば、人の真理もたいていは見えてくる。人間界の非常識は動物界の常識なのです。「遺伝子が解く!」シリーズ第6弾。
  • 遺伝子が解く! 万世一系のひみつ
    3.5
    女帝問題の解決法、男より女のほうが甘いもの好きな理由、腰のくびれがセクシーなわけ、ナマズの地震予知の真偽、犬と飼い主はどっちがどっちに似ているのか――。世間を賑わす大問題から、幼い頃より抱き続けたあの疑問まで、地上に生きるものたちすべての真実を、今回もタケウチさんが動物行動学で解き明かしていきます。「遺伝子が解く!」シリーズ第5弾。
  • 遺伝子が解く! 美人の身体(からだ)
    3.3
    女が恋に非日常的高揚感を求めるのはなぜか。男が女の顔を厳しく選ぶ理由は。遠洋漁業の船員が少ない子作りのチャンスをモノにできるワケは。あまたの側室を持ちながら、豊臣秀吉に晩年まで子ができなかったのはなぜなのか。愛と性に迷う男女のギモンに、おなじみタケウチさんが動物行動学でズバッと答えます。「遺伝子が解く!」シリーズ最終第7弾。
  • いとしいたべもの
    4.4
    できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、あつあつの鯛焼きの香ばしい香り……ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が甦る――だれもが覚えのある体験を、ユーモアに満ちた視点と、ほのぼのイラストでお届けする、23品のおいしいエッセイ集。可笑しくて、ちょっと泣ける、味の記憶を召し上がれ。
  • 愛しいひと
    4.0
    ある日突然、一流企業に勤める夫が50歳を目前に失踪した。事故か? 女性関係か? 妻の睦子は自分に落ち度があったのかと戸惑い、懊悩し、それでも仕事を探して働きに出る。だがそこで直面したのは社会の厳しさだった。一方、夫の瞭平はホームレスとなっていた――。切れてしまった緊張の糸は、もう一度結ぶことができるのか? 壊れた家族は再びまとまることができるのか? 夫の失踪をきっかけに、夫婦それぞれの人生を見つめなおす再生の物語。
  • いとしのヒナゴン
    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    心に感動を呼ぶ“ふるさと”の物語 かつて広島の比奈町に現れた謎の類人猿・ヒナゴン。約三十年ぶりの目撃情報に町は右往左往。ついには町長選に騒ぎが飛び火し……。 ※この電子書籍は2007年9月に文藝春秋より刊行された上下巻の文庫を一冊にまとめた新装版です。
  • イナカ川柳 農作業 しなくてよいは ウソだった
    3.4
    都会への憧れ、くどい人間関係、楽しみは街道沿いのチェーン店……。 コラム誌としても人気の高い「TV Bros.」の人気投稿企画「イナカ川柳」が一冊に! 都会からは考えられない田舎のいまを、ときに憎しみを、ときに愛情を、ときに哀切を持って描き出す川柳コーナー。 約10年にわたる連載から、傑作・怪作・珍作を精選、約400句を一挙収録! ・プチ家出 街まで100キロ プチじゃない ・ごじゃっぺを 言ってんじゃねえよ デレスケが ・今日だけで ジャンボ尾崎を 5人見た ・西友と ジャスコとサティと 西友と ・寒いとか そんなレベルの 話じゃねえ ・気がつけば 隣の嫁は 外国人 ・用水路 プカプカ浮かぶ クロックス ・猪は 速い固い 止まらない ・スナックで ママと社長が メルトダウン 東京周辺に住む人たちは人口の1/4にすぎません。この本には3/4の日本人のあるあるネタが揃っています!
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻
    3.8
    「もしも、子供がいなかったら、夫がいなかったら。私はもっと快活に笑えていただろうか。もっと自由だったのだろうか。」(本文より)東京から夫の故郷に移り住むことになった梨々子。田舎行きに戸惑い、夫とすれ違い、恋に胸を騒がせ、変わってゆく子供たちの成長に驚き――30歳から40歳、「何者でもない」等身大の女性の10年間を、2年刻みの定点観測のように丁寧に描き出す。注目の著者がすべての女性に贈る、愛おしい「普通の私」の物語。
  • 田舎のポルシェ
    3.9
    偶然出会った二人の旅は――。心躍る人間賛歌 とある事情で東京を目指す女性が、なぜか強面ヤンキーの運転する軽トラに乗るはめに。旅のスリルと人間ドラマの妙味あふれる中篇集。 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 稲穂の海
    3.4
    昭和40年代、宮城県。捕鯨船の漁師たちは捕獲禁止の流れに不安を覚え、稲作農家は減反政策で前途多難な状況を迎える。庶民生活には自家用車が登場し、団地が建ち始めるが……。日本の高度成長期、消えゆくものと始まるものが混在する時代に、地方の人々は未来への希望と不安を抱えてたくましく生きていた。人の暮らしの真の豊かさに気づかされる実力派短篇。
  • 犬が育てた猫
    -
    優しい老犬に育てられた猫は自分を犬と思っているのかどうか、鷹揚で食卓の上の食物を狙ったりすることがまったくなかったのが、二度の失恋以来調子が狂って、ついに食卓の上の魚を盗んだ。「おまえともあろうものが、なぜそんなことをするのだ」と、私は猫に言った。間もなく、その猫はふっと姿を消してしまった……。二度と戻ってこなかった愛猫への思いを語る表題作はじめ、日常生活、嗜好、交遊、戦中体験、追悼、独自の濃密な文学空間を軽妙洒脱な文体で綴る絶妙のエッセイ集。
  • 犬心
    5.0
    十四年間をともに過ごした愛犬、ジャーマン・シェパードのタケ。最後の数年、その一挙手一投足に、死は、生は、と考えた。浮かび上がってくるのは、遠距離介護を続けた父の姿――。 パピヨンのルイ、ニコにも囲まれた生活の中で、詩人は思索を深める。 これは、いのちのものがたり。
  • 犬と歩けば
    -
    「コンタはじつに善い犬であった。しかし、その善さについて、私はどう言いあらわしていいか、表現するすべを知らないのである。つまり、それはコンタの中に、それだけ私を超えてすぐれた資質があったということであろう」(あとがき)。気品と孤高の雰囲気を併せ持った愛する紀州犬の死を看取った時、「私の壮年期はコンタと共にありコンタと共に去った」という思いが著者を襲う。犬と人との出会いもまた、一期一会のものなのだ。よき伴走者にめぐまれた作家の切なくやさしい視線。
  • 犬と話をつけるには
    3.3
    犬の考えてることが知りたい、「やっちゃいけないこと」を犬に分かってほしい、そんな愛犬家の気持ちに応えます。著者は、盲導犬クイールを育てた訓練士。魔術師のように、犬に話をつけ、動かしますが、仕事を始めた頃は、盲導犬の育て方も確立されておらず、山ほどの失敗を重ねました。犬と人、そして犬ごとの違いを尊重し、犬が人間を尊敬できるよう、「犬語の正しい話し方」を伝授。そして第3章には「我が家の愛犬にはただの親バカ」な著者のたのしい写真日記を収録!
  • 犬と私の10の約束
    4.0
    1巻662円 (税込)
    「私を信じてください。それだけで私は幸せです」 「私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください」 ゴールデンレトリバーのソックスを飼う時、母は幼いあかりに10の約束をさせた。 しかし大人になるにつれその関係に微妙な変化が生まれ……。 「あなたには学校もあるし友だちもいます。  でも私にはあなたしかいません」 愛犬と少女の絆を描く、涙なくしては読めない感動物語。
  • 陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版
    4.1
    佐伯泰英さんの代表作「居眠り磐音」決定版! 第一巻『陽炎の辻』は、豊後関前藩の若き武士3人が、国許へと帰参するシーンから始まります。 その夜、3人が直面した思いもよらなかった運命。 そして、浪々の身となった坂崎磐音は江戸・深川で長屋暮らしを始めます。 平成でもっとも愛されたエンタメ時代小説。 著者自らが再度手を入れ〈決定版〉として蘇りました。
  • 井上ひさしから、娘へ 57通の往復書簡
    4.0
    父から娘へ、そして次代へ―― いまなお遺された多くの小説、戯曲が人々を魅了し続ける井上ひさし。 没後7年を前に、ご本人の言葉が、単行本未収録の手紙という形でよみがえります。 井上さんには、千葉県市川市に格別の思い入れがありました。 本書は、「月刊いちかわ」というタウン誌上で、次女の綾さんと5年にわたって 交わされた往復書簡です。 父:手紙の形をとりながら、わたしの小さかったころのことをできるだけ 正確に書くことにしようと、思い立ちました。 娘:ここには小さい頃の父もいて、父の父や、父の母のマスおばあちゃんもいます。 青年期の若い父もいます。・・この「往復書簡」は、亡くなる5ヶ月前まで、 息苦しさや、体力もなくなっていく中で、三人姉妹のまん中の私に書き綴って くれたものです。 父は、これまで伝えてこなかった自身のことだけでなく、今後何をすべきか、 何をしたいか、と書きます。そして、その言葉に、必死でこたえようとする娘。 あらためて、井上ひさしという作家の、あたたかい、やさしい人間性が伝わってくる一冊です。
  • 異能機関 上
    4.1
    【恐怖の帝王、作家50周年を前に王道のSF巨弾が待望の邦訳!】 異能の少年少女を拉致する謎の機関〈研究所〉。 彼らは子供たちの超能力を利用して何を企図しているのか。 冷酷なるくびきから逃れるため、少年は知恵をめぐらせる。 ------------------------ ミネソタ州ミネアポリスに暮らす12歳の少年ルークは、両親こそごく平凡だが、優秀な子供の特待校に通う神童だ。彼にはちょっとした特殊能力があった。ふとしたときに、周りのごく小さな物品をふれることなく動かしてしまうのだ。と言っても、それは他人が気づくほどのことでもない。 一流大学MITの入学内定を勝ち取ったルークだが、ある夜、3人の不審な男女が眠る彼をかどわかす。目覚めたルークが見たのは、自分の部屋そっくりにしつらえられているが、何かが違う一室だった。扉の外は自宅とは似ても似つかぬ、古びた大きな施設。そこには様々な少年少女が拉致され、自室と似た部屋を与えられて戸惑いながら暮らしていた。 目的も知れぬこの〈研究所〉で、残忍なスタッフや医師に、気分の悪くなる注射や暴力的な検査を繰り返される少年少女たち。彼らの共通点は「テレキネシス」か「テレパシー」の超能力を持っていることだった。 ルークは黒人少女カリーシャ、反抗的な少年ニック、幼く泣き虫だが強いテレパシーをもつ男の子エイヴァリーらと知り合うが、一定期間検査を受けた子供はひとり、またひとりと〈研究所〉の別棟〈バックハーフ〉へ連れ去られ、決して帰ってこないのだった。ルークはこの不穏な施設からの逃亡計画を温めはじめる――。
  • いのちなりけり
    3.7
    あのとき桜の下で出会った少年は一体誰だったのか──家同士の因縁がひと組の夫婦を数奇な運命へと導く。“天地に仕える”と次期藩主に衒(てら)いもなく言う好漢・蔵人と“水戸に名花あり”と謳(うた)われた咲弥。二人は夫婦となりながら結ばれぬまま、たった一首の和歌をめぐり、命をかけて再会を期すのだが──。水戸光圀公と将軍綱吉の関係が緊張してゆく時代、思いがけず政争の具となりながら、懸命にそして清々しく生きる武士の姿を描いた力作長篇。
  • 祈り
    3.4
    1巻950円 (税込)
    どうして、自分が大切に思うものは消えて行くのか? ふたりの人生が交錯する時、心震える奇跡が起きる 東京になかなか馴染めない25歳の楓太は、ある日公園で信じられない光景を目にする。炊き出しのうどんを食べる中年男・春輝が箸を滑らせたその瞬間――。 “田舎者”の劣等感を抱える若者と、“望まない力”を持つがゆえ暗い過去を背負って生きてきた中年男の人生が交錯するとき、心震える奇跡が起きる。 解説・杉江松恋 ※この電子書籍は2015年3月に文藝春秋より刊行された単行本『ひとりぼっちのあいつ』を改題し、大幅に加筆修正をしたものです。
  • イブのおくれ毛 I
    -
    長湯からあがり、秋のはつ風におくれ毛を吹かれながら語り明かす、酒と笑いとお色気たっぷりのおとなの会話。軽妙な関西弁で交わされるおしゃべりには、オトコとオンナの深くはてしない思惑の差異や政治へのユーモアあふれる提言などが、みごとな観察によってさわやかな笑いにされている。《内容の一部》男の三大ショックとはなにか、女の三大ショックとは? 二夫二婦という画期的アイデア、子宮作家、快感貯金、ナニをナニする、男の性的能力、スレチガイ、男のいじらしさ。
  • いまさら聞けないキリスト教のおバカ質問
    4.0
    著者は言う。「質問は、大事です。質問は答えより大事です。質問がないと答えが見つからない。質問があって、答えが見つからないから、その問題を考え続けることができる」  キリスト教のことを考えると、いまさら聞けない質問・疑問がいくらでも出てくる。  例えば、「神さまはいるのか」「神さまは男か、女か」「人間は罪があるのか」「天使はどんな存在か」「地獄はどんなところか」。  なかなか聞けないことばかりだ。そんな質問・疑問に、著者は明解に答えていく。というよりも、キリスト教ではそれらをどう考えるかを明らかにしてくれる。  その解答をとおして、キリスト教の理解が深まることはもちろんだが、著者は、信仰するとはどういうことか、さらには人生や死とは何なのかに分け入っていく。というのは、キリスト教は、そうした人間が考えそうな問題について全部考えてきたことになっているからだ。  それは読めばスリリングな論考である一方で、人に思考を激しく強いるものでもある。目の前がパッと開けること、請け負いだ。
  • いまだ成らず 羽生善治の譜
    4.0
    25歳で七冠を制した羽生善治。 勝敗の数を超えたその強さと人生を、 藤井聡太らトップ棋士たちとの闘いを通じて描く。 宇宙のように広がる盤上で駒をぶつけあう者たち――。 本書は、名対局の一瞬一手に潜むドラマを見逃すことなく活写してゆく。 中学生で棋士となった昭和。勝率は8割を超え棋界の頂に立った平成。 順位戦B級1組に陥落した令和。三つの時代、2千局以上を指し続けた 羽生善治、そして共に同じ時代を闘ったトップ棋士たちの姿を見つめながら、 棋士という“いきもの”の智と業をも浮かび上がらせる。 「週刊文春」連載時より大きな反響を呼んだノンフィクションに 新たな取材、加筆を行った堂々の一冊。 【主な登場棋士】 米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之/佐藤康光/深浦康市/渡辺明/藤井聡太
  • いまなんつった?
    4.0
    『あまちゃん』の生みの親、宮藤官九郎さん。本書は、セリフを書きセリフを覚えセリフを喋って20年、人生の半分をセリフと格闘してきた宮藤さんが耳にし、思わず「いまなんつった?」と振り向いてしまった言葉を綴ったエッセイ集です。TV・舞台・映画・音楽・家庭で耳にした名&迷セリフ111個! 天才脚本家の頭の中を覗き見た気になる(?)、オトクな1冊です。
  • 今は昔のこんなこと
    4.0
    腰巻、褌、どら息子におぼこ……どこ行った? 我々の祖先は、恥の文化を持っていたのだが。かつて庶民が共有したあのモノと情景を、一流のユーモアで綴る爆笑絶滅風俗事典
  • 今を生き抜くための池上式ファクト46
    4.0
    1巻1,500円 (税込)
    週刊文春の人気連載が1冊に! 池上彰によるコロナ時代に必携のキーワード集 新型コロナの世界的な蔓延により、人類は先の見通せない時代に突入した。 そんな時代を生き抜くための46個の重要な事実=ファクトを厳選し、池上彰が徹底解説。 「ワクチンの効果」「WHOの実態」「トランプ退場後の米国」「カマラ・ハリス副大統領」 「菅首相のブログ」「福島原発の今」「イギリスのEU離脱」「香港国家安全法」 「ロシアの毒物襲撃事件」「ベネズエラの現状」「イランを巡る問題」……など、 面白いうえに読んでためになる知識が詰まった珠玉の1冊。 【本書で明かされるファクト】   ■新型コロナは中国発生ではなかった!? 衝撃的な論文の存在 ■バイデンが大統領執務室から「赤いボタン」を無くした理由 ■まだまだあった! 菅総理が野党時代に放った問題コメント ■イギリス国民の半分が後悔しているEU離脱の実態 ■裏切者は全員毒殺!? 恐るべきロシアによる暗殺の手口 ■なぜ金正恩はこのタイミングで「総書記」になったのか  ■紛争処理の議論ができない!? WTOが機能停止の状態に …… など
  • 意味がなければスイングはない
    3.9
    音楽は書物と同じくらい人生にとって重要なものという村上春樹が、シューベルトからスタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、Jポップのスガシカオまで、すべての音楽シーンから選りすぐった十一人の名曲を、磨き抜かれた文章とあふれるばかりの愛情を持って語りつくした、初の本格的音楽エッセイ。
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び
    3.9
    1~2巻850~950円 (税込)
    江戸時代の大坂・道頓堀。穂積成章は父から近松門左衛門の硯をもらい、浄瑠璃作者・近松半二として歩みだす。だが弟弟子には先を越され、人形遣いからは何度も書き直させられ、それでも書かずにはいられない。物語が生まれる様を圧倒的熱量と義太夫のごとき流麗な語りで描く、直木賞&高校生直木賞受賞作。 ※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • いやしい鳥
    3.5
    1巻1,152円 (税込)
    『爪と目』で、第149回芥川賞を受賞した注目作家のデビュー短編集 文學界新人賞受賞作『いやしい鳥』を含む三作を収録 鳥に変身した男をめぐる惨劇を描いた文學界新人賞受賞作「いやしい鳥」、絶滅したはずの恐竜に母親を飲み込まれた女性の内面へ踏み込んだ「溶けない」、愛とヴァイオレンスが奇妙に同居する「胡蝶蘭」。奇想天外な発想と作風で魅了する三作品
  • 依頼人は死んだ
    3.9
    女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。念願の本を出版し、結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか? 受けてもいない健康診断の、ガンを知らせる通知書が届いた意図は? 瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは? 彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。構成の妙、鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。
  • イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば
    3.7
    お金のトリセツから、仕事の極意、認知症の笑い飛ばし方まで――。 『笑点』最年長の天然キャラとして国民的に親しまれている木久扇師匠が贈る、驚きと感動の生き方指南本! ・生まれてきてシメたな ・瞬間的にいいなと思ったほうを声に出す ・過去よりもいま――細胞なんて毎日生まれ変わる ・老いてこそ賑やかなところに住もう ・ストーリーがお金を生む ・「今日も得したな」って機嫌よく生きる ・「ものごとは数字だ!」田中角栄の教え……etc. 立川談志、春風亭柳朝、林家正蔵をはじめ、エノケン、手塚治虫、片岡千恵蔵、嵐寛寿郎らとの珠玉の思い出話も満載。 座右の銘は「人生は入金だ!」のリアリスト。前例にとらわれず、直感にしたがって動き、「選んだ道を正解に」してきた木久扇流の生き方が、混迷の時代に、光を投げかける。 芸能生活60周年記念に贈る、〈明日を生きるのが楽しくなる〉名言が濃縮された一冊。
  • 魔術師 上
    4.2
    現代米国ミステリの最高峰、J・ディーヴァーの代表作「リンカーン・ライム」シリーズ第5弾! ニューヨークの音楽学校で殺人事件が発生、犯人は人質を取ってホールに立てこもる。警官隊が出入り口を封鎖するなか、ホールから銃声が。しかしドアを破って踏み込むと、犯人も人質も消えていた……。ライムとアメリアは犯人にマジックの修業経験があることを察知し、イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。2004年「このミス」第2位、「週刊文春ミステリーベスト10」第3位。
  • イルカ
    4.1
    恋人と初めて結ばれたあと、東京を離れ、傷ついた女性たちが集う海辺の寺へ向かった小説家キミコ。外の世界から切り離された、忙しくも静かな生活。その後訪れた別荘で、キミコは自分が妊娠していることを思いがけない人物から告げられる。まだこの世にやってきていないある魂との出会いを、やさしく、繊細に描いた長編小説。
  • いれない  [分冊版]
    5.0
    結婚して七年になる直哉は、何気なく食事に誘ったアルバイトの女性と帰り道でキスをしてしまう。はじめ驚いていた彼女は、次の瞬間、思いもかけぬ提案をしてきた。 ※この電子書籍には、単行本「MILK」所収の短篇「いれない」が収録されています。
  • 色

    3.5
    1巻1,425円 (税込)
    紫、赤、黄、白、黒、青、緑、茶、そして灰――。九つの色を九つの物語のタイトルにした短篇集。物語の中で滲み、流れ、炸裂し、そしてまた収斂してゆくそれぞれの「色」。染められた祖母の髪、流れる血液、咲き乱れる連翹、爪にたまる垢、真横に疾る雪、合法ハーブ、そして音楽が醸し出す「色」とは――。 作者に英才教育を施し、自らも創作者たらんとした父親を描いた「黄」、母親との間の深いコンプレックスに敢えて分け入り、自らの深奥ぎりぎりまで潜って描いた「茶」など、短編小説の極みを集めた作品集。
  • ヒカル いろがさね裏源氏
    3.3
    1~2巻733円 (税込)
    ただそこにいるだけで、女をその気にさせる男──財界の大立者・大壺魁太(おおつぼ・かいた)の妾腹である原田ヒカルは、容姿、財力、性技、すべてを備えた若きエリートである。好色の血を受け継ぐヒカルは、性の自由を認めあうパートナーとして、令嬢・檜枝岐葵(ひのえまた・あおい)を娶(めと)るが、秘密クラブでの性戯をきっかけに、思わぬ運命をたどってゆく……。現代に甦った光源氏の妖しくも哀しいセックスロマン。
  • 彩り河(上)
    4.3
    高速道路の料金所は不思議な場所だ。ドライバーは職員に注意を払わないが、窓口の「立ち番」からは客がよく見える。出世競争に敗れ、今は料金所で働く井川正治郎は、ある日高級車の運転席に元愛人の和子の姿を見た。助手席には、かつてのライバルで東洋商産社長の高柳秀夫が乗っていた。見違えるほど美しくなり、高級クラブのママに納まっている和子に、井川は再会を試みるが、相手にされない。落胆する井川に奇妙な男が近づいて…夜の銀座に渦巻く色と欲の人間ドラマ!
  • 色の秘密 色彩学入門
    3.9
    色彩学のバイブル的著書、文春文庫で再登場 人はピンクで若返り白い部屋が美人を作る。赤は血圧を上げ不眠症には青が効く。商品学の草分け的存在の著者が解明した快適色彩生活。
  • 色仏
    4.3
    江戸末期の京都。僧になるため上京した烏(からす)は、ある女に出会い仏の道を捨て、観音像を彫り始める……著者初の時代小説。 解説・雨宮由希夫 ※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • いわしバターを自分で
    3.7
    いつ、なにが起きるかわからない―― 緊急事態宣言? それならばと余った牛乳を大量に煮詰め、「日本版チーズ『蘇』」に挑戦。巣ごもりの気晴らしには「ふきのとうの春巻き」「山椒の実の牛すじ煮込み」、知人から届いた新鮮なほやで「ほや飯」を作ってみる―― コロナが変えてしまった世の中でも、人の信頼、味を守る工夫をみつめ、 考えながら進む人は強い。食べる現場はここにある! 気になる「いわしバター」って? 「クッキングパパ」も絶賛した平松さんオリジナル傑作レシピ「パセリカレー」 ってどんな味?  美味しいレシピ満載!「週刊文春」人気連載最新刊     解説・石戸論
  • 因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか
    4.4
    「人工知能の巨人」が放つ「なぜ?の科学」の革命的な入門書! 「私自身、この本の解説を書くことが憚られるくらいの凄い内容」 ――松尾豊氏(人工知能学者・東大大学院教授)絶賛! 米Amazonでは1256レビュー、4.5★。ポピュラーサイエンスの世界的ベストセラー! ・今までの統計学では答えられなかった「なぜ?の科学」とは? ・それは3段の「因果のはしご」を使って説明できる ・著者は人工知能界のノーベル賞にあたるチューリング賞受賞! ・現在のデータ主義には限界がある。それを乗り越える「因果推論」とは? ・その商品が売れた理由をどう分析し、新たな儲けにつなげるか? ・公衆衛生におけるベストな選択肢の考え方とは? ・人間のように考えられる人工知能=強いAIはつくれるか? ・そもそも私たち人間はどのように「因果関係」を考えているのか? 統計学とデータ分析を超えた新たな学問の誕生! 人工知能と人類の未来を知るために、なくてはならない一冊。 データ分析、マーケティング、意思決定に携わるビジネスパーソンも必読!
  • インサイドボックス 究極の創造的思考法
    4.0
    画期的な発想や発明は、枠の外(アウトサイド・ボックス)で考えて初めてものにできる、というのがこれまでのビジネス本や自己啓発本の定説でした。ところがコロンビア大学ビジネススクールのゴールデンバーグ教授と、P&Gなどのメーカーでイノベーションを指導してきたボイド氏が、実際に歴史上のイノベーションを400例以上研究したところ、それはまったくの逆だ、ということが判明したのです。 大きなブレイクスルーは、実は「制約の中」(インサイド・ボックス)で考え抜くことで生まれる――この意外な事実を豊富な実例をもとに立証していきます。たとえばアウトサイド・ボックスの代表例としてよく出される走り高跳びの「背面跳び」。従来の飛び方「ベリーロール」の発想を逆転させたといわれてきましたが、実は、これを発明した選手は、はさみ跳びを変化させて背面跳びに行き着いたことを著者二人はつきとめます。他にも、洗剤から汚れを落とす成分を取り去ってみる、携帯電話から電話をかける機能を外してみる、メールの字数を140文字に制限する、など画期的なイノベーションを生んだ「インサイドボックス」の思考法を紹介していきます。脳髄をしぼりながら、徹底的に考える――あなたの仕事にもキキます。
  • 陰獣トリステサ 池上遼一幻想作品集
    -
    めくるめくエロスの世界! 女性の内側に潜む情欲の深遠を、卓越した画力と圧倒的な想像力で描き尽くす──劇画界の巨匠、入魂の問題作がついに電子化! 『陰獣トリステサ』──中年の銀行頭取である「私」は、若くして夫を亡くした美貌の伯爵夫人ドローレスと結婚した。ドローレスにとっては財産だけが目当ての結婚で、「私」には決して肌を許さなかった。ある日、ドローレスは品評会で一匹の醜い小犬を買ってくる。「悲哀」(トリステサ)と名付けた犬をドレーレスは溺愛し、夜な夜な彼女の寝室からは、とろけるような嬌声が聞こえてくるのだった──伝奇ロマン作家・橘外男の原作を池上遼一が大胆に劇画化した表題作。 【収録作品】 クリスタル・アイ 第1話(オールカラー) クリスタル・アイ 第2話 夢魔の感触 蛇 【前編】 蛇 【後編】 陰獣トリステサ
  • 陰態の家 夢枕獏超越的物語集
    3.8
    1巻1,800円 (税込)
    20年の軌跡を味わうオリジナル短編集 空手家の男、空飛ぶ円盤譚、傀儡師と陰態のもの…… 一冊で夢枕獏のエッセンスをすべて網羅し、 その超越的な創造力を堪能することができる、 短編集・全九編。 「踊るお人形」 シャーロック・ホームズが夏目漱石を訊ねて東京に。「人形が投げ込まれると、人が死ぬ」連続殺人事件を鮮やかに解決? 「伊右衛門地獄噺」 砂村の隠亡堀の掘立小屋に暮らす伊右衛門のもとに現れた若い男。伊右衛門は暇つぶしに、かつての女房・お岩との一幕を語り始める。 「仰向けに這う老人」 小田原の山に取材にいったあとから、身長15cmほどの小さな老人をあちこちで見るようになった。彼はいつも仰向けに転んでいる……。 「空手屋稼業」 おれは空手家じゃない。空手を売る、空手屋だ。ライブハウスで空手の芸を売っている。ある日、同僚のシンガーの顔にあざが出来たことに気づいたおれは、解決に乗り出すことにした。 「陰態の家」 傀儡屋の多々良陣内は、「怖いもの」が出るという屋敷に招かれた。「それ」は大小さまざま、首がないもの、足がないもの、身体が二つに割けているものもいるという。怪異の正体とは――。 他、「空飛円盤夢始末」「便利になったものじゃなあ」「法華悟空」「贄」を収録。 ここでしか読めない、夢枕獏短編の傑作選!
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで
    4.0
    衝撃的な事実が明らかになった――最新の画像解析により、インターネット依存者の脳内で、覚醒剤など麻薬依存者と同様の神経ネットワークの乱れが見られたのだ。 スマホの普及で、年齢制限無し、二十四時間営業のカジノ、ゲームセンター、ストリップ劇場さえ掌の上に出現する時代になった。 デジタル・ヘロインがその本性を表すのは、学業や社会適応に躓いたときだ。足をすべらせたら最後、依存の泥沼にはまる。オンラインゲーム(ネトゲ)だけでなく、軽いスマホアプリでさえ、脳には十分な麻薬効果がある。 国内推定患者五百万人の脳を蝕む「現代の阿片」。あなたとあなたの大切な存在を守るための、有効な対策と、チェックリスト付き。
  • 院長の恋
    3.8
    「ぼくはこの病院を捨てるよ。何もかも全部捨てる。オレはマキと北海道へ逃げる。決心したんだ」。「よく見ておきなさい。あれが恋という病気よ」。人望ある52歳の病院長が陥った恋の病。若い恋人に振り回され、次第に常軌を逸していく姿が、秘書の朝子の目を通して描かれる表題作ほか、旧家の一人娘の意外な男遍歴が明かされる「離れの人」、妻をなくした謹厳実直な男が家政婦に生活を乱される悲喜劇「沢村校長の晩年」他、円熟の傑作ユーモア小説五篇。

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