いまだ成らず 羽生善治の譜

いまだ成らず 羽生善治の譜

2,200円 (税込)

11pt

25歳で七冠を制した羽生善治。
勝敗の数を超えたその強さと人生を、
藤井聡太らトップ棋士たちとの闘いを通じて描く。

宇宙のように広がる盤上で駒をぶつけあう者たち――。
本書は、名対局の一瞬一手に潜むドラマを見逃すことなく活写してゆく。
中学生で棋士となった昭和。勝率は8割を超え棋界の頂に立った平成。
順位戦B級1組に陥落した令和。三つの時代、2千局以上を指し続けた
羽生善治、そして共に同じ時代を闘ったトップ棋士たちの姿を見つめながら、
棋士という“いきもの”の智と業をも浮かび上がらせる。
「週刊文春」連載時より大きな反響を呼んだノンフィクションに
新たな取材、加筆を行った堂々の一冊。

【主な登場棋士】
米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之/佐藤康光/深浦康市/渡辺明/藤井聡太

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いまだ成らず 羽生善治の譜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    棋譜の詳細内容には全く触れず、つまり将棋の内容は全く追わず、「人間模様」の描写だけでここまで読ませるとは、なかなかの傑作と思います。米長邦雄から渡辺明まで、羽生善治とぶつかり、通り過ぎていった天才棋書たちの物語。どの章にもドラマがあります。

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    一般人にはあまり興味のわかなかった将棋のタイトル戦をここまで面白く書ける鈴木忠平さんに脱帽です。タイトル戦の前にこの様な文章を読めばテレビ中継を見る気にもなるよ。NHKでの事前解説番組でもいいので、将棋連盟はこういった演出を鈴木忠平さんにお願いして盛り上げるようなことをしてほしいです。将棋の世界は面

    0
    2025年02月21日

    Posted by ブクログ

    将棋界と将棋の奥深さを感じる。主人公を取り巻く様々な関係者を丹念に取材していて感嘆する。状況を容易にイメージできるのもこの著者ならではだと思う。谷川浩司の生き方に共感。IT化とAI登場により将棋そのものが変わってしまっているとのことだが、スポーツの世界と同様にパフォーマンスを出し続けて行くことの難し

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    棋士は武士にも似た印象を受ける。真剣勝負の中で煌めく棋士の生き様はカッコ良い。羽生さんがもう一つのタイトルを取れるか、注目してみていきたい。

    0
    2024年07月07日

    Posted by ブクログ

    落合博満のノンフィクション『嫌われた監督』で知られる著者が、将棋をテーマとした作品。羽生善治自身よりも、羽生と相まみえた天才棋士たちが、羽生とどう苦闘し、どう変わっていったのかが、主に描かれている。臨場感のある群像劇。

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    羽生善治と対戦した人の想いから、羽生善治という棋士の本質に迫っていて、いまだ成らず、の真意が立体的に浮かび上がってきた。勝敗を超えて将棋の結末を追い求める、求道者としての生き方こそ、天才的だと感じた

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    羽生さんを中心とした棋士達のドラマ。谷川さん、羽生さん、時代を作った棋士達の静かな葛藤が伝わってくる。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    20年に一人の天才棋士、羽生善治とその周りの棋士たちに関するドキュメンタリー。

    将棋をロジカルなパズルとして再定義した天才が、AI時代の申し子であり、次世代の天才である藤井聡太とどう向き合うのか。

    今後のさらなる活躍に期待したい。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    羽生先生の目標とするものを、森内九段や豊島九段などの対局者視点で追って行こうとする内容。単純に読み物としても面白かった。しかし、羽生先生の視点からの記述がないので、いまだ成らずというタイトルに対して「何が?」というものが見えなかったのが残念。

    対戦者にほぼ共通しているのは、羽生先生の「問いかけるよ

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    鈴木忠平さん。
    上手いなあ。
    スポーツライターかと思っていたけど、将棋をよく知らない自分まで読ませる本を作られた。
    将棋どこまで勉強されたのか。
    それをどうやって、平易に書いたのか。
    凄いなあ。

    0
    2024年10月11日

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