イッツ・ダ・ボム

イッツ・ダ・ボム

1,599円 (税込)

7pt

阿部智里、額賀澪、川越宗一、波木銅らを輩出した
第31回松本清張賞受賞作!

森見登美彦さんが「もはやズルい」と、
米澤穂信さんが「夜の光を放つ、ささやかで切実な犯罪小説――圧倒的だった」と
激賞した鮮烈なデビュー作!

◆◆◆

グラフィティ graffiti
おもにエアゾールスプレーやマーカーを用いて街に書かれた名前や絵柄。

ボム bomb
街にグラフィティを書いたり、ステッカーを貼ったりする行為。またはその痕跡。
特に違法に行われるものを指す。

◆◆◆

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。
公共物を破壊しないスマートな手法で鮮やかにメッセージを伝えるこの人物の正体、
そして真の思惑とは。うだつの上がらぬウェブライターは衝撃の事実に辿り着く。
(第一部 オン・ザ・ストリート)

20年近くストリートに立っているグラフィティライター・TEEL(テエル)。
ある晩、HEDと名乗る青年と出会う。
彼はイカしたステッカーを街中にボムっていた。
馬が合った二人はともに夜の街に出るようになる。
しかし、HEDは驚愕の“宣戦布告”をTEELに突き付ける。
(第二部 イッツ・ダ・ボム)

「俺はここにいるぞ」と叫ぶ声が響く、いま一番クールでアツい小説!

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イッツ・ダ・ボム のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    グラフィティ、ストリートアート、ボム――
    触れたことのない、よく知らない、だけど何かワクワクするカルチャーの中に連れて行ってくれる作品。
    小説って、思春期の頃とはこういう世界に怖さや危うさを感じながら読み進めていくものだったなぁ、なんて思いながら読み進める。
    大人になっても、知らない世界に連れて行か

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    予想外の展開が何度か。ただの落書きでしか見えなかったものにこんな意味があるとは。この世界独特の矜持に触れられたかな。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    ちょうどグラフィティーに興味が出始めたところだったのでめちゃくちゃ面白かった
    これが現代のクライムノベル
    帯にも書いてたけど
    この小説自体がブラックロータスみたいに
    ずるいくらい鮮やかでうまい構成だと思った

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    グラフィティってなんだろう。イリーガルな事をしてでも伝えたいとがりきったメッセージ?それとも高尚なアート?
    数人のグラフィティライターを取り巻く、様々な人の話。ブラック・ロータス(MTGの超高級なカードが元ネタ)というグラフィティライターがボムするグラフィティやグラフィティのあり方や信念に、様々な人

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    第31回松本清張賞受賞作。
    ヒップホップの4大要素(MC、DJ、グラフィティ、 ブレイクダンス)のうち、グラフィティにスポットを当てたクライムノベル。めちゃくちゃ面白い。

    発刊を記念して文芸春秋社の地下駐車場には「イッツ・ダ・ボム」のグラフィティが描かれたらしい。著者井上さんのXのアイコンで見られ

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    最高!
    アートは世代交代していかなければならない。
    古いものを切り捨てるんじゃなくて、取り込みながら。
    さながらDNAのように。
    そう常々思っているので面白かった。
    HIPHOPカルチャー大好きなので読むのも楽しかった。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    第31回松本清張賞受賞作
    ----------------------------------
    夜の光を放つ、
    ささやかで切実な犯罪小説

    グラフィティって
    違法な落書き?
    高尚なアート?

    「日本のバンクシー」と耳目を集める新鋭〈ブラックロータス〉
    彼の正体を熱心に追うウェブライター
    ストリートに

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    帯に森見登美彦さんが「もはやズルい」と、米沢穂信さんが「圧倒的だった」とあったので気になって読み始めた。
    グラフィティという名前すら知らなかった。そういったものが書いてあったら「治安が悪そう」と思っていた。正直、バンクシーの良さも理解できない(これは積極的に批判するのではなく興味がないという意味であ

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    バンクシーはじめとするストリート・アーティストが正体不明なのは、イリーガルなことをしているから当たり前でしょって、当たり前なことに気付かされる。
    でもバンクシーの表現している事が、大衆に受け入れられるのは、大衆に受け入れられる内容だからイリーガルでも批判されにくいという指摘もその通りだし、賛否両論、

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    2025年6月号ダ・ヴィンチの伊坂幸太郎特集にあった掌編がなかなか好きな感じで気になって

    現代風石田衣良という感じ?
    バランス感覚がアップデートされながらもストリートカルチャーに憧れるというのは私にもわかる

    0
    2025年06月17日

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