作品一覧
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3.91巻763円 (税込)色彩学のバイブル的著書、文春文庫で再登場 人はピンクで若返り白い部屋が美人を作る。赤は血圧を上げ不眠症には青が効く。商品学の草分け的存在の著者が解明した快適色彩生活。
ユーザーレビュー
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3.9 (7)
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Posted by ブクログ
この本を読んで自分の中で変わったことのひとつ目は、黒色の衣服をほとんど身につけなくなったことだ。そのきっかけが、まだ熟していない緑色のトマトを使った実験。まだ熟していない緑色のトマトそれぞれに白い布地、赤い布地、黒い布地を被せ、日光の当たるところに置く。すると、白い布地のトマトは、つるに繋がっているトマトと同様に完熟した。赤い布地のトマトは発酵するほどに熟し黒い斑点が現れた。黒い布地のトマトはまったく熟さずに緑のまましぼんだという。どうやら黒い布は生命体に必要とする光を吸収し、白い布はその光を透過させるという理由からだという。
ふたつ目は、部屋を暖色系にすること。赤や橙色に囲まれた環境では、 -
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Posted by ブクログ
色に関する様々な科学的分析を記した色彩学入門。
巻頭では、「好きな色で異性との相性がわかる」とか「好きな色でわかる人柄と適職」とか、あるいは服の色によって伝わるメッセージなどなどがカラーで紹介されていて、なかなか興味深い。
本文は、Ⅰ「恐るべき色の潜在力」、Ⅱ「好む色でわかる基本的性格」、Ⅲ「快適生活の色彩術」、Ⅳ「社会を動かす色彩術」、Ⅴ「色彩は生命の源泉である」から構成され、印象に残った言葉や文を紹介します。
○暖色の部屋では時間の経過が長く感じられるため、仕事部屋は寒色系にした方が良い。
○色によって位置感覚も変わり、青い車と赤い車が同位置にあるのに赤のほうが近くに見えてしまうことから、 -
3.9 (7)
Posted by ブクログ
ネタバレ色についてもっと詳しく知りたかったので読んでみました。目だけではなく皮膚からも色をを感じとっているとは驚きでした。
特に明るさについてはとても参考になりました。
この本を読む直前にちょうど海外の友達から「日本の照明は明る過ぎる」と言われて気づき、休息がしっかり取れるように自宅の照明を蛍光灯から白熱電球に変えたいと思っていました。この本では日本は白熱電球よりも蛍光灯が家庭でも使われ始めたと書かれており、まさにそれ!と思いながら読み進めました。青白い蛍光灯よりほのかな温かみのある白熱電球は、色を引き立たせるだけでなく美しい陰影を作り出す。蛍光灯よりも白熱電球の方がまだ太陽光に近い。これらの内容だけ