イタリア人と日本人、どっちがバカ?

イタリア人と日本人、どっちがバカ?

第二次大戦での敗戦、その後の奇跡的な経済復興、近年の政治的な不調と経済システムの劣化、アメリカ主導のグローバル化に対する態度、教育制度の危機……。イタリアと日本には多くの共通点が存在する。20年以上前に来日し、日本での永住を決意したイタリア人建築家の、イタリアという国を貶める為でも、日本という国を批判する為でもない、日本を少しでも良い国にするための提言。

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イタリア人と日本人、どっちがバカ? のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    近頃、一生懸命に旗色の悪い国の本を読んでいる。次はギリシャかな。
    読んで分かるのは、イタリアにタフな時代があり、かつよき時代があったということ。そしてどこかで歯車が狂い始め。。。歴史家から見れば、奢った瞬間があったということになると思うか、かと言って奢らなかった国なとあるのだろうか。で

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    Posted by ブクログ 2013年01月26日

    ■一般にイタリア人が、のんきに働かず人生を謳歌しているというイメージは間違いで、北イタリアの工業生産性はドイツよりも高い。
    ■南北格差は大きいが、これはイタリアが個性溢れる独立した小国家が多かった北イタリアと大国に隷属した歴史が長い南イタリアの問題も大きい。
    などなど、普段は知る機会の少ないイタリア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月27日

    題名だけ見るとおふざけ比較論のような感じですが、
    中身は至極まっとうで、様々な警句が散りばめられています。

    著者は日本にほれ込んでる在日イタリア人、滞在は20年を越えるとのこと。

    アメリカ発の「新自由主義」の名のもとに、ズタズタにされたイタリア経済と、
    そしてなにより、イタリアらしさという「国体...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月07日

    こんな題名がついていますが、内容は大マジです。
    日本に住んで20年以上になるというイタリア人が著した本。

    国の借金が膨大で、新自由主義に基づく政策が推し進められ、社会保障制度は先細りになり、若者が定職に就けず、格差が拡大し、政財官が癒着している。日本とイタリアはものすごく似ているようです。

    この...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月13日

    日本に永住しているイタリア人による本。自分の親戚を登場人物として、彼らの物語と解説を交互に挟む構造。こういう本って想像以上に頭が疲れることが判明しました。泣

    途中でつまらなくなって最終章だけ読んだら、衝撃。ハンマーで頭を殴られた感覚。自分に当てはまることが多すぎる。就職や教育やライフプラン。もう一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月03日

    イタリア人が日本語で語る今の真のイタリアの姿。
    イタリア通の人にも、イタリアのことをよく知らない人にも。

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    Posted by ブクログ 2013年06月03日

    イタリアと日本の経済構造を照らし合わせて
    日本に迫るリスクを解説してくれてる。
    イタリア人は暢気そうに見えて大変です・・

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    Posted by ブクログ 2013年04月04日

    著者は日本に長く住んでらっしゃるイタリアの方、なので非常に中立的かつリアルな内容だったと思います。
    日本人による自虐的な表現を聞き飽きたら、読んでみると新鮮かも。

    途中ちょっと物語っぽくなったりもしてイメージしやすい。
    私の知り合うイタリア人は案外(というと失礼)真面目な働き者で時間にも正確な人が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月22日

    タイトルだけ見たら、皮肉や自虐だらけのギャグ本、かとも思ったのですが、とあるイタリアの一家を軸にした、イタリアの経済や南北問題、そして明日は明日の風が吹く、と考えるけど、明日はまたどんより、というストーリー。そして日本のネタが最後に登場します。イタリアのバカっぷりに日本がぐんぐん追い上げて、ほぼ互角...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月16日

    巷に溢れている、日本在住の外国人から見た日本批判本、もしくは礼賛本とは一線を介している日本批評本。
    祖国イタリアをひとつの物差しとして登場させており、その部分だけ取っても読む価値のある本だと思う。
    イタリアの生い立ち、その過程で産まれた歪、現代イタリアが抱える社会・政治問題を一般市民の視点から非常に...続きを読む

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