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日本で働く台湾人の私。 台湾人と結婚し、台湾に移り住んだ友人の実桜。 平成最後の夏、二人は5年ぶりに東京で再会する。 話す言葉、住む国――選び取ってきたその先に、 今だから伝えたい思いがある。 第161回芥川賞候補作。
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Posted by ブクログ
想いを寄せていた友人と何年振りかに再会し近況報告しながら昔の想いにひたる。狭い世界観に思うが台湾や日本で暮らしているので狭い訳ではないと思うが、狭い空間と人間関係で生活しているような雰囲気で余計な情報がないので落ち着いて読める。叶う事のない恋を大切に伝えることのできなかった胸のうち。切ない話だった。
中国に留学経験があり、今は台湾人と結婚して台湾で暮らす日本人の実桜と、台湾人で日本で働く私。 池袋の中華屋さんで再会の食事をしながら 実桜の台湾での生活の話を聞きつつ かつて彼女に思いを寄せていたこと、外国人として、日本で働くことの大変さや、台湾で過ごした日々に思いを馳せながら。 中国語と台湾語...続きを読むは少し違い、生活の文化も少し違う。 同じ国かと思ったら、違うみたい。
大学を卒業すると、それぞれとんでもなく違う人生を歩むことになる。あの頃の私たちはそれを想像できない。 ステージが進むごとに、自分が自分で無くなっていく。 大勢の仲間の輪に入って、違和感を与えない様に、小さく笑いながら頷く…この作家さんの文章はいつもそんな感覚を思い出させる。 その中で、美しく物語の中...続きを読む心にある料理たち。誰にでも平等に、メニューを選んで好きなものを食べて味わい、評価する自由があることが救いだと思った。 いつか羊肉泡莫を食べてみたい。
台湾にルーツを持つ女性と、台湾に嫁いだ日本人女性のお話がメイン。会話よりも情景描写が豊かな小説で、所々漢文が出てくるのが今までにない小説だと感じました。自分が何者なのかわからなくなり、溶けていくような感覚と焦燥感を覚えるお話でした。
国籍、言語、文化、性別…他人と自分は絶対にイコールになることはないのに、愛する人と繋がりたくて、私たちは数多の違いを、窒息しそうになりながら、乗り越えようとする。愛なんて実体がないものなのだから、空虚で、嘘っぽくて、何の意味も持たないのかもしれない。でもいつだって、自分を一番突き動かすのは、やっぱり...続きを読む愛なんだ。
台湾生まれの著者による2篇の物語から成る。双方とも同性愛、外国人という二重のマイノリティを持つ女性が主人公となっている。 五つ数えれば三日月が 自分自身が社会のパズルにはまり切れていない二人、自分が望む関係は分かっているのに、同性愛という(ストーリー上)超えられない壁があるが故にその方向に進めな...続きを読むいもどかしさが何とも切ない。 ストーリーの面白さもあるが、情景描写がかなり特徴的である。特に主人公の梅が主人公の同級生と口づけとして家出したお寺のシーン、実桜と梅が花火をするシーンは文章からも美しい情景が浮かんでくる。実桜へ漢詩で想いを伝えるところもまた印象的だった。 セイナイト 一方こちらは交際をしているカップルの物語である。舞台はクリスマスの写生大会という不思議な感じだが、東京ではこのような場もあるのだろうか。絵舞との関係や、自分の使う日本語など、自分が拠り所にしているものがいかに不安定かが伝わってくる。
『言霊の幸う国で』に続いて読んでみた。短くてよさそうだったから。女性同士の恋愛ものというので少し期待してしまったけど、これは気持ち悪いキャラを自覚して書いてあるのか、それとも真面目なキャラとして書かれてるのかと迷ってしまった。 ・五つ数えれば三日月が 久しぶりに再会した林(リン)妤梅(ユーメイ)と...続きを読む友人実桜(みお)の話。 なぜ好きなのかが分からないけど、『大学の時に一緒にいたから好き』という事だけはわかった。少女マンガでよくあるパターンで、私の好みではない。やたらと見た目の評価をしてるけど、それもどうなのかなと思う。美しいとか地味という評価が必要なのは美人コンテストだけにしておいてほしい。 ・セイナイト 恋人の絵舞のクロッキー会を見に行く『つき』の話。 子供の恋だと思えば読める。でも、恋愛と言われるとわからない。 恋愛シーンなんて二つともどこにもないから。友情と子供の恋愛ごっこ。 つまり、私の好みではない。
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李琴峰
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