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「あなたは、この世界に生まれてきたいですか? この世界に生まれてきてくれますか?」子どもを産むためには、その子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作。『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞した著者による、芥川賞受賞第1作。
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Posted by ブクログ
慣れない造語が多く数ページは読みにくく感じたが、直ぐに把握して引き込まれた。 話は逸れるがロボットや無人運転のタクシーが往来する近未来に新宿アルタが登場していて、それが何だか物悲しい。 解体前に読んでいたら現在とのリンクを素直に楽しめた気がする。
とても面白かったです。夢中で読みました。 先日、東京で開催されていた長谷川愛さんの人口子宮をテーマにした展覧会で本書が紹介されていたため手に取りました。 人口子宮から子どもが産まれるのが当たり前という世界観を体験できる展覧会だったのですが、その余韻がある中で本書を読むことができたため、合意出生制度...続きを読むや出生強制罪というものが存在する本書の世界観もすんなり受け入れられました。 自分自身、幼少期の家庭環境が良くなかったため、なぜ親は自分を産んだのかという疑問を常に持っています。そのため、胎児に産まれたい意思があるのか確認するという世界をとても羨ましく感じました。 また、胎児は、親となる人がどういう人なのかも判断材料にできるため、自分だったらリジェクトだなと思いました笑
私が幼少期から感じていたことを表現してくれた気がした。昔から出産に対して疑問を感じていて、大人の「子どもが欲しい」の気持ちで産み落とされた子どもたちが、人生で辛いこと、悲しいことを強制的に感じて生きていく事は私にとっては残酷なことだと思っていたし、エゴなんじゃないかとずっと思ってきた。私もこれまでの...続きを読む短い人生で、産まれてきたことに悲しみを抱いたことがあったし、そんなこと考えしまう自分を否定して、たくさんの愛情を注いでくれた母親と必死に家族を守ってきた父親に対して申し訳なさを感じたことが何度もある。こんな価値観だから結婚願望はもちろんないし、適齢期になっても結婚も出産もしていないけど、この本に出会ってこんな私の気持ちに静かに寄り添ってくれた気がして、間違いなく私が生きていくうえで大事な一冊になったと思う。
SNSで紹介されてて読みました。 妊娠中に毎月、病院で胎児に産まれたいか聞くシステム。 臨月で生まれたく無いと思えば、産めない‥強引に産むと罪みになる 読む前は、幼い子の虐待ニュースあるし画期的かなと思った 読み進めるうちに 私はこの世に産まれて良かったのか? 私が産んだ子は幸せと思ってくれてる...続きを読むのか? と重い気分になった‥ 読み終えて、改めて本題見て泣いたのは初めての経験でした
子どもを産むのは確かに親のエゴ、と思ったことは過去にあります。 この本の設定は、生まれてこようとする子どもの同意を得ることを義務とする未来の日本であり、物語は妊娠している女性の視点から書かれています。 でも、どんな人生も良いこと悪いことがあるわけであり、死ぬその日まで、産まれて良かったか悪かったか...続きを読むなんてわからないんだろうな。
めちゃくちゃ好きな話だった 近い未来こんな感じの世の中になる可能性は0じゃなくて 結局自分だったらどうするかはその立場にならないと分からないけど 何を選んでも正解で何を選んでも間違ってるって感じるからこそ答えはでないんだろうなぁと思いながら読んだ 自分が子供を授かる日が来た時、もう1回読みたい
めっちゃつらい。めっちゃもやもやする。でも、自己の意思決定とはなにか、信じるとはどういうことか、すごく考えた。終わりがスッキリするような後味が悪いような、なんとも言えない読後感。非常に面白かった。
胎児が生きる決定権を持ち、住みやすい環境だと判断したら生まれてくるが拒否するなら親は中絶をしなくてはいけない。ちょうどこの制度が導入された時期に産まれた人と導入前の人と結婚し 子どもを授かる。2人ともこの制度に賛成で自分が望んで産まれてきたわけだから困難に直面しても乗り越えていけるという自信にもつな...続きを読むがる。と考えていたがいざ自分のお腹の子が拒否をしたら… 2人は意見が対立し今までに一度もけんかをしたことがなかったがお互い自分の意見を主張し、産むか中絶か論争しあう。 産婦人科医は正しいかどうか今生きている人では判断が難しいのはいつの時代も同じで今生きている時代の法律に従うしかない。たしかに、でも頭と心とは別。 解決できない問題なのに猶予もなく今自分も書きながら悩んでるが答えは見つからない
自由意志、人権、それは生きていく上で当たり前の事なのかもしれないけれど、生まれてくること自体を自分の意思で決定するのはこの世界ではできないことで。それを自分で選択していたのなら、私は「死にたい」とは思わず生きてこれたんだろうかと考えたりした。 親はきっと産まれてくる子を「幸せ」にしてやる、と決めて産...続きを読むむんだろうと実感して、自分の親もそういう思いで産んでくれたんだろうと思えた。 人生という名の無期懲役という言葉がすごく腑に落ちて、死ぬまで縛り続けられているのが人間だなと思った。
信じられない話だった。胎児が生まれたいか生まれたくないか決断して、それを尊重しなければ処罰されるなんて。自分が妊婦だったら、彩華の立場だったらと思うと、何とも言えない気持ちになる。彩華のお姉さんの手紙は、ちょっと切ない気持ちになった。産まれること、生きることを改めて考えたい。
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