生を祝う

生を祝う

1,699円 (税込)

8pt

「あなたは、この世界に生まれてきたいですか? この世界に生まれてきてくれますか?」子どもを産むためには、その子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作。『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞した著者による、芥川賞受賞第1作。

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生を祝う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    慣れない造語が多く数ページは読みにくく感じたが、直ぐに把握して引き込まれた。
    話は逸れるがロボットや無人運転のタクシーが往来する近未来に新宿アルタが登場していて、それが何だか物悲しい。
    解体前に読んでいたら現在とのリンクを素直に楽しめた気がする。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。夢中で読みました。

    先日、東京で開催されていた長谷川愛さんの人口子宮をテーマにした展覧会で本書が紹介されていたため手に取りました。
    人口子宮から子どもが産まれるのが当たり前という世界観を体験できる展覧会だったのですが、その余韻がある中で本書を読むことができたため、合意出生制度

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    私が幼少期から感じていたことを表現してくれた気がした。昔から出産に対して疑問を感じていて、大人の「子どもが欲しい」の気持ちで産み落とされた子どもたちが、人生で辛いこと、悲しいことを強制的に感じて生きていく事は私にとっては残酷なことだと思っていたし、エゴなんじゃないかとずっと思ってきた。私もこれまでの

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    SNSで紹介されてて読みました。
    妊娠中に毎月、病院で胎児に産まれたいか聞くシステム。
    臨月で生まれたく無いと思えば、産めない‥強引に産むと罪みになる

    読む前は、幼い子の虐待ニュースあるし画期的かなと思った

    読み進めるうちに
    私はこの世に産まれて良かったのか?
    私が産んだ子は幸せと思ってくれてる

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    子どもを産むのは確かに親のエゴ、と思ったことは過去にあります。
    この本の設定は、生まれてこようとする子どもの同意を得ることを義務とする未来の日本であり、物語は妊娠している女性の視点から書かれています。

    でも、どんな人生も良いこと悪いことがあるわけであり、死ぬその日まで、産まれて良かったか悪かったか

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ好きな話だった
    近い未来こんな感じの世の中になる可能性は0じゃなくて
    結局自分だったらどうするかはその立場にならないと分からないけど
    何を選んでも正解で何を選んでも間違ってるって感じるからこそ答えはでないんだろうなぁと思いながら読んだ
    自分が子供を授かる日が来た時、もう1回読みたい

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    めっちゃつらい。めっちゃもやもやする。でも、自己の意思決定とはなにか、信じるとはどういうことか、すごく考えた。終わりがスッキリするような後味が悪いような、なんとも言えない読後感。非常に面白かった。

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    胎児が生きる決定権を持ち、住みやすい環境だと判断したら生まれてくるが拒否するなら親は中絶をしなくてはいけない。ちょうどこの制度が導入された時期に産まれた人と導入前の人と結婚し
    子どもを授かる。2人ともこの制度に賛成で自分が望んで産まれてきたわけだから困難に直面しても乗り越えていけるという自信にもつな

    0
    2024年03月15日

    Posted by ブクログ

    自由意志、人権、それは生きていく上で当たり前の事なのかもしれないけれど、生まれてくること自体を自分の意思で決定するのはこの世界ではできないことで。それを自分で選択していたのなら、私は「死にたい」とは思わず生きてこれたんだろうかと考えたりした。
    親はきっと産まれてくる子を「幸せ」にしてやる、と決めて産

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    信じられない話だった。胎児が生まれたいか生まれたくないか決断して、それを尊重しなければ処罰されるなんて。自分が妊婦だったら、彩華の立場だったらと思うと、何とも言えない気持ちになる。彩華のお姉さんの手紙は、ちょっと切ない気持ちになった。産まれること、生きることを改めて考えたい。

    0
    2025年12月03日

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