【感想・ネタバレ】生を祝うのレビュー

あらすじ

「あなたは、この世界に生まれてきたいですか? この世界に生まれてきてくれますか?」子どもを産むためには、その子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作。『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞した著者による、芥川賞受賞第1作。

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Posted by ブクログ

慣れない造語が多く数ページは読みにくく感じたが、直ぐに把握して引き込まれた。
話は逸れるがロボットや無人運転のタクシーが往来する近未来に新宿アルタが登場していて、それが何だか物悲しい。
解体前に読んでいたら現在とのリンクを素直に楽しめた気がする。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

とても面白かったです。夢中で読みました。

先日、東京で開催されていた長谷川愛さんの人口子宮をテーマにした展覧会で本書が紹介されていたため手に取りました。
人口子宮から子どもが産まれるのが当たり前という世界観を体験できる展覧会だったのですが、その余韻がある中で本書を読むことができたため、合意出生制度や出生強制罪というものが存在する本書の世界観もすんなり受け入れられました。

自分自身、幼少期の家庭環境が良くなかったため、なぜ親は自分を産んだのかという疑問を常に持っています。そのため、胎児に産まれたい意思があるのか確認するという世界をとても羨ましく感じました。
また、胎児は、親となる人がどういう人なのかも判断材料にできるため、自分だったらリジェクトだなと思いました笑

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

私が幼少期から感じていたことを表現してくれた気がした。昔から出産に対して疑問を感じていて、大人の「子どもが欲しい」の気持ちで産み落とされた子どもたちが、人生で辛いこと、悲しいことを強制的に感じて生きていく事は私にとっては残酷なことだと思っていたし、エゴなんじゃないかとずっと思ってきた。私もこれまでの短い人生で、産まれてきたことに悲しみを抱いたことがあったし、そんなこと考えしまう自分を否定して、たくさんの愛情を注いでくれた母親と必死に家族を守ってきた父親に対して申し訳なさを感じたことが何度もある。こんな価値観だから結婚願望はもちろんないし、適齢期になっても結婚も出産もしていないけど、この本に出会ってこんな私の気持ちに静かに寄り添ってくれた気がして、間違いなく私が生きていくうえで大事な一冊になったと思う。

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2025年04月24日

Posted by ブクログ

SNSで紹介されてて読みました。
妊娠中に毎月、病院で胎児に産まれたいか聞くシステム。
臨月で生まれたく無いと思えば、産めない‥強引に産むと罪みになる

読む前は、幼い子の虐待ニュースあるし画期的かなと思った

読み進めるうちに
私はこの世に産まれて良かったのか?
私が産んだ子は幸せと思ってくれてるのか?
と重い気分になった‥

読み終えて、改めて本題見て泣いたのは初めての経験でした


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2024年11月13日

Posted by ブクログ

子どもを産むのは確かに親のエゴ、と思ったことは過去にあります。
この本の設定は、生まれてこようとする子どもの同意を得ることを義務とする未来の日本であり、物語は妊娠している女性の視点から書かれています。

でも、どんな人生も良いこと悪いことがあるわけであり、死ぬその日まで、産まれて良かったか悪かったかなんてわからないんだろうな。

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ好きな話だった
近い未来こんな感じの世の中になる可能性は0じゃなくて
結局自分だったらどうするかはその立場にならないと分からないけど
何を選んでも正解で何を選んでも間違ってるって感じるからこそ答えはでないんだろうなぁと思いながら読んだ
自分が子供を授かる日が来た時、もう1回読みたい

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

めっちゃつらい。めっちゃもやもやする。でも、自己の意思決定とはなにか、信じるとはどういうことか、すごく考えた。終わりがスッキリするような後味が悪いような、なんとも言えない読後感。非常に面白かった。

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2024年03月30日

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胎児が生きる決定権を持ち、住みやすい環境だと判断したら生まれてくるが拒否するなら親は中絶をしなくてはいけない。ちょうどこの制度が導入された時期に産まれた人と導入前の人と結婚し
子どもを授かる。2人ともこの制度に賛成で自分が望んで産まれてきたわけだから困難に直面しても乗り越えていけるという自信にもつながる。と考えていたがいざ自分のお腹の子が拒否をしたら…
2人は意見が対立し今までに一度もけんかをしたことがなかったがお互い自分の意見を主張し、産むか中絶か論争しあう。

産婦人科医は正しいかどうか今生きている人では判断が難しいのはいつの時代も同じで今生きている時代の法律に従うしかない。たしかに、でも頭と心とは別。
解決できない問題なのに猶予もなく今自分も書きながら悩んでるが答えは見つからない

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2024年03月15日

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自由意志、人権、それは生きていく上で当たり前の事なのかもしれないけれど、生まれてくること自体を自分の意思で決定するのはこの世界ではできないことで。それを自分で選択していたのなら、私は「死にたい」とは思わず生きてこれたんだろうかと考えたりした。
親はきっと産まれてくる子を「幸せ」にしてやる、と決めて産むんだろうと実感して、自分の親もそういう思いで産んでくれたんだろうと思えた。

人生という名の無期懲役という言葉がすごく腑に落ちて、死ぬまで縛り続けられているのが人間だなと思った。

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2024年01月02日

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読みやすかった。
生んでくれなんて頼んでないって親に思ったことがあるから、刺さる言葉がたくさんあった。

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2025年10月21日

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設定がおもろすぎた。人生で皆一度は産んでくれって頼んでないとか思ったことあると思う。漠然と思っていた事を未来の制度として形にした世界が小説になっていたからありえない話ではないなと思った。設定が面白かっただけに、ストーリーが短いのが残念でもっと重く長いやつだったら良かったなというので星4。
確かに記憶が無かったとしても自分で選んで生まれてきた世界だったら頑張れることもあるのだろうなと思うし、当事者ではないから言えるのかもしれないけど安楽死ができたり、同性で子供が作れたりする世界はいいなと思った。

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2025年09月02日

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未来では、胎児に「生の自己決定権」を与えられているという設定。胎児の判断基準は両親の属性を数値化したもの。親ガチャに外れたら出産を拒める(死を選べる)というもの。
出産直前に胎児に親の属性を電気信号で伝達し判断させるという。関連する法令やルール設定が秀逸で結構入り込めた。一気に読めえ面白かった。
当に近い将来あるような気がした。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

産まれてくる子供の意思を確認しなくてはいけない合意出生制度
設定が珍しくて、しかも読みやすいので一気読み必須

主人公は合意出生制度賛成派だったのに、実際に自分の子供に拒否(リジェクト)されて、反対派に変わりかける。自分の信じたいものしか信じられないのって分かる。結果的に堕胎することを決めるけど、揺れ動く感情の変化が痛くて良き。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

話が面白かった、人にお勧めしたい、という意味ではなく「考えさせられた」という意味で⭐︎4です。

よくこんな面白い世界を考えつくなぁ、とまず思って

本を読んでて、私自身2つの意見を行ったり来たり。
赤ちゃんに「産まれてくる」ことへの意思確認をする、それについて、いいかも、と思ったり、それはおかしい、と思ったり。


私は、そもそも反対意見だったけど、そう思えるのって、産まれてきたことに感謝してるし、今それなりに幸せだし、
それに、我が子に対してもちゃんと私のできる範囲で幸せになれるように責任を持って子育てしてるつもり(正しい方法かは別として、母親として日々悩んで頑張ってるという意味で)

でも、無責任に妊娠出産して、辛い思いをしてる子供はきっと想像以上にいるんだと思う。
そういう子にとっては「育てる責任もないのになんでうんだの?!」って思うよね…

命をこの世界に産み落とすことの重さを改めて感じました。産んだら終わりじゃないもん。私なんか、本たくさん読んで、世の中の不条理とか変に知識で蓄えすぎて、日常のありがたみを感じすぎて、逆に臆病になってる…めんどくさい不安とか心配を抱えすぎて、うまく立ち回れないこともあるし


色々考えさせられました。
産まれてきて良かった、産まれてこなければ良かったって判断するのって、やっぱり死ぬ間際なんじゃないかなぁ




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2025年07月15日

Posted by ブクログ

妊娠すると親の一存で”出産“するのではなく、胎児である子ども自身に“この世界に生まれますか?”と問う「合意出生制度」が法制化された日本
よくドラマや小説などで反抗期の子どもが「産んでほしいってたのんでねーよ!」という叫びを親にぶつけたりするシーンがあるけども
この世界は親が冷静に「いやいや…君が望んでこの世界に産まれたんだよ」と論破してしまえるんだよな〜

胎児も外の世界を全く知らない状態で産まれるかどうかの判断をしなくてはいけなくて…親にも子どもにもはっとするほど残酷なシステムだと思った
どんな制度にも必ず欠陥は存在する、という意味の文が出てきて深く頷いた
産みたいからあなたを産んだ、という世界はいつか変わるのだろうか

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

これを読んだ多くの人は、『合意出生制度』に賛成の意見を持つんじゃないかなと思う。現代でも既に、「望まずに生まれてきた子」って言葉はよく聞くし、「子は親の所有物じゃない」っていうのも当たり前に使ってるし。私自身も今の段階では、子供の意思確認の精度は横に置いといて、「子供の意思を尊重する」という点においては賛成。
でも実際自分が子供を宿したとき、子供から「リジェクト」を示されたら、絶対制度を恨んじゃう。

物語上でこの制度は30年ぐらいの歴史のもので、それが長いか短いかは分からないけど、世代で考えるとやっぱり一世代分しか入れ替わってないから、反対意見が根強いのは納得。

物語としては、主人公が『合意出生制度』に準ずる決意をしたから、制度が正しいという帰結に終わったんだろうけど、物語の中で「自由や平等、生の自己決定権、人間はそれらを信じて歩いてきた。今更引き返せない」って言葉が一番印象に残った。現代社会は正にその途中で、正しいものをどんどん追求していって、それに反対する人はマイノリティになって世間的にも白い目で見られて…
でも、「天愛会」が最初は自助グループだったように、その制度によって苦しめられてきた人たちがただ憩いの場を欲した結果、制度に対して反対の声を挙げるっていう流れはすごく納得できたと同時に、やるせないし「正しさ」ってなんだよ、とも思う。

すごく現実的に言うと、主人公も姉も「ずっと体の一部として育ててきたこの子を産みたい」っていう想いから、制度に苦しめられる訳だから、そういう人たちを減らすための次の方向として、そもそもの出産方法を変えるっていうのが考えられるんじゃないかな。つまり、遺伝子を外で組み合わせる的な。全然想像の範疇を超えた話ではないと思う。
ただそうすると、「愛情」的なものが不足するとかの意見も出てくるだろうし、机上の空論に過ぎないけど。

この筆者の小説は初めて読んだけど、全体的にすごく読みやすいし、中高生が読むのにおすすめって感じ。ただ、より深く学術的かつ哲学的に捉えるなら、上から目線な訳ではなく、まだ設定が甘いなあって思うところもあって、それはこの話がより現実的に起こりえそうだからこそ、もっともっと詰めていけるところがあるんじゃないかなって、個人的に思った。
自分も時間があればこのテーマを追求できたらいいなあ。

何はともあれ、最近読んだ中では一番「考えさせられる」本だった!

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間が完璧じゃない以上、どんな制度にも欠陥が存在する。

親からしたら、子どもがこの世に生まれることを望んでいるのか、産む前に知れたら安心できる。子どもにとっても自分の意思で生まれてきたことは生涯支えになる。私自身、生まれてこなければ…と考えたことがあるが、それは自分で決めたことだと知っていれば納得できるし救われる。

でもまだ生まれていない、世界のことを何も知らない子どもに数字だけで生まれたいですか?って聞くのは…しかもそれは記憶には残らず、1枚の書類の有無でわかる。なんだか、うまくいえないもやもやがある。

この物語の登場人物はなんというか、単純で、よく言えば素直だなと思った。合意出生制度は善だと信じ疑わない。それが当たり前の世界で生きているからかもしれないが、それにしても単純すぎないかな。

彩華は、自分の子どもがリジェクトになり初めて、その制度を疑った。しかし、最後は自分が信じてきたことを信じて、生まない決断をした。何を信じるかは自由だが、以前のように合意出生制度が完全な善だとは思わないでほしいなと思った。生まれた時点で何かを奪われている、呪いをかけたくないという気持ちは共感できた。

「生」について考えさせられる作品だった。





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2024年03月01日

Posted by ブクログ

自分に対する自己肯定感。自分の意志が尊重されたという原体験は、その後の人生において、自分自身の素直な姿を肯定するための貴重な材料となる。

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

考えさせられたなーこりゃすごい。
50年後にはこれに近い未来があるのかしら。胎児に生まれたいか生まれたくないかの意思を聞く。究極の個人主義。怖いようで、納得の人類の進歩なのか。
でも心の拠り所として宗教はちゃんと生きてるんだなー。

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2023年12月20日

Posted by ブクログ

胎児に、産まれ育つ環境はどのくらい良いのか、悪いのか、幸せに生きていけるのか等の状況を伝える。
それを知った上で生まれてきたいのか、あるいは産まれたくないかを確認。
その結果によって母親は産めるかどうかが決まるといった『合意出生制度』のお話。
胎児が産まれたくないと言ってるのに、それを無視して産んでしまうことが犯罪であるという。

今の時代では『産んで欲しいと頼んでない』というような言葉や気持ちを見ることがあるのでこの作品の制度は未来に現れる可能性があるのではないかと思い、興味深い話だった。
胎児だとしても自分で産まれることを決めた証明があるからこそ、どんなに辛いことが起きても『自分で選択した人生だ』と割り切ることができると思うと納得するところも少しある。

ただ、臨月になるまで大切に大切に育てて来たのに、たった10分の検査で胎児が産まれたくないと言ったら産むことができないというのはとても苦しい気持ちになるなと思った。


2025.9.16(火)

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

「生を選択出来るとしたら、貴方はどうしますか」

生まれてくる子供に産まれるか、産まれないかの選択肢が与えられた世界。
相性など、非人道的とも言えるかもしれないが知れたら便利なものが知れる世界。
妊婦健診で調べるあたり、それが普通であるかもしれないと思ってしまう部分が妙な現実味があり気味が悪い。
否したら、それに従わらければ犯罪者。もし、自分に子供ができ、その子供が産まれたくないと言った時、あるいは自分が産まれる立場で選択ができる時、貴方ならどうするか。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

わたしだったら、どうしてだろう、
リジェクトかな?
アグリーかな?
アグリーして、生まれたなら、自己責任だな、

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

舞台は今から約50年後の近未来
お店の店員がロボットだったりエアタクシーが当たり前に走っていたり
その頃になるともしかしたら、産まれる前の胎児に意思を聞けるような技術もあるかもしれない
親側のお腹の中で長い間大切に育ててきた分身とも言える我が子を何としてでも産みたいという気持ち、もし我が子が産まれる意思がない場合堕胎をするしかないため、どうしようもない絶望に晒される気持ちがわかる気がした。 
子は、まだ産み落とされてもいないうちから現時点での環境だけで産まれることを拒否するのは勿体無いという気がする。しかし現在日本には産まれて苦しんでいる子がいるということも事実で、産まれなければよかったと自殺を図る子がいるのも現実である
2022.02.05

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テーマは重たいが、設定はライトなためすんなり読めた。

・子供の頃に考えたことのある「望んでないのに生まれてきた」という不公平感と、娘ができてわかった何がなんでも幸せに生きてほしいという願望のどちらもわかる。

・戦時中、制度や時代の流れに逆らえなかった特攻隊の方達も、ある種似た気持ちを抱いたのでは?現代人も重なる部分があるのでは?と考えさせられた。

・現代社会を前時代だと否定する物語を俯瞰で見たとしても、合意出生制度の抜け道を探すリジェクトされた親心に共感してしまう。

・子供の生存難易度を下げたいと考えるならば、親は自らの価値観を見直さなければならない。と言う一文は、子育てしている身としては刺さった。

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2024年07月15日

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胎児が生まれることを拒否できる__子供が親を選ぶ世界。非現実のようであり得そうだなとも思える話。人生何が起こるか分からない、もし躓いた時「生まれることを自分で選んだよね?」と問われるのかな...それもまた生き辛い世界だと思うのだが。

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2024年06月03日

Posted by ブクログ

これを読んで、「人は生まれながらにして不平等」という事が一番に思い浮かんだ。そして、私にはどうしても「生を拒絶する権利」が、社会的弱者の救済を十分に行わない現代社会への皮肉のようにも映った。また、子が生きる希望の源に、「子どもが望まないとしても、法に触れたとしても、子どもに生きてほしい」と望む親のエゴこそもなり得ると感じた。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

「もしも胎児に自分が生まれるか否かの決定権があったら…」
これは胎児に自分の出生するかどうかの決定権がある世界のお話です。もし、自分がお腹の中で大事に育てた胎児が生まれることを拒否したらと想像してしまい、読んでいて少し苦しかったです。命というものについて改めて考えさせられました。
ただ、「実際に胎児に生まれるか否かの権利が与えらる世界になったとしても、こうはならんやろ」と思うところもあったので、星3です。
でも全体的には良かったし、読むのに1時間半しかかからなかったのでオススメです。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むに至ったきっかけは、YouTubeでこの本を紹介していた人がいたから。テーマ設定としては今の時代にとても合っているしある程度のリアリティもあるけど、個人的には全員想像力無さすぎないかな、、と言う気持ち。
そういう制度が生まれた頃からあったのなら、それが彼らにとっての「常識」だから疑うには至れないのか、、。
読みながらだいぶ初めの段階で
「この環境に生まれてくることは自分で選択した結果だ」と責任を持つ・自認をすることとその安心感が生まれてくる子にとっては大事であり、親は親で「こんな制度がなくともうまれてきてよかったと思わせてやる」みたいな覚悟を常に持って育てるべきだろとも思っちゃってたので着地点がなんか想像通りではあった。
ていうか、こんな制度あると親によっては「あんたが生まれてくるって決めたくせに」と言う人もいるだろうし。どうなんかな〜
まあファンタジーですしね、って感じです。

当事者じゃないし、現代の社会問題に添いすぎててあざとく感じるからこんな斜に構えた見方しちゃうのかも、、なんだか勿体無いことしたなぁ。

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2023年12月17日

Posted by ブクログ

作家名とタイトルだけ覚えていて、内容を知らないまま読み始めたので、予想外の設定でびっくりした。
ラストギリギリまで、どういう選択するのかわからなかった。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出生を子供に選択させるというのは、ある意味親が子供に責任転嫁しているような気がする。子供は親を選べないわけだから、親はどんな子供が生まれたとしても生んだからには責任を持って育てるべきだと思う。でも、そんな当たり前のことができない親がたくさんいるからこの小説の世界では合意出生制度ができた。社会が生み出してしまった制度だと思う。だからこそ、親が心のそこから「生を祝う」ためには今ある制度守りながら子供を生んで、育てるということが大切なのだろうな。

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2023年12月03日

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