肉を脱ぐ

肉を脱ぐ

1,760円 (税込)

8pt

売れない新人作家・柳佳夜は自作の感想を求めてエゴサに明け暮れるうち、同姓同名のVTuberを発見する。魔界への帰還を目指す吸血鬼という設定のVTuberはまたたく間に人気配信者となり、むしろ自分になりすまし疑惑がかけられ、柳はVTuberの正体を突き止めようと奔走するが――。

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肉を脱ぐ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者がエゴサなさっているのでは?と感じて何だか感想が書きにくい……こんな感想を持った本は初めて。
    シュール過ぎるユーモアに笑ってしまうが、最後は神妙な気分になった。想像の斜め上に向かっていく。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    エッセイ読んでから新作楽しみにしてた。自分の身体性を結構楽しんでる私でももちろん、肉体を脱ぎ捨てたくなることは何度もあって、それを突き詰めていった先に小説家とかVtuberとかがいるのかなあ。不可逆でなくなったら私も捨てたいかもね。

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    読み始めて1ページ目に出てくる「生きている感じがした。その感じにうんざりする。」という一文に何か、グサッときた。
    体を持たされることへの嫌悪感、生まれた瞬間から身体に押し付けられた途方もない重さ、決して釣り合わない快と不快、存在するだけで絶えず様々な奉仕を要求してくる身体の底知れない貪欲さ、という現

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    凄い...。言葉・身体・存在・行動。それに向けられる悪意。それと葛藤する"人間"を抉る物語でした。ある場面では現実の差別が我が事のように悔しくて涙が出た。ある場面では言葉・身体・存在(例えばSNSアカウントも存在の一つ)・行動への希望を得た。

    自分も身体への違和感や苦痛は子ども

    0
    2024年04月18日

    Posted by ブクログ

    自分の身体はただの肉体でしかなくて。心が思うように動いてくれるものではなく、栄養を欲して、人間の温もりを欲して、自分の意識を縛る鎖のようなものだと気付かされた。前から人間という生き物の不自由さや面倒くささには気づいていたけれど、それを言語化したうえでさらに、人同士の身体の違いについて考えされられた小

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    身体性をめぐる物語。ひとつひとつの体の動きに対する描写が執着的なほど細やか。登場人物たちのキャラクターもハッキリしていて、ページが進むほどに加速度が増す、脳の快楽物質があふれだす小説体験。
    これまであまり自分の身体性について掘り下げて考えたことがなかったけど、そうか、身体が邪魔という考え方があったの

    0
    2023年12月04日

    Posted by ブクログ

    肉体を持つことの煩わしさに焦点を当てた話。
    寝ることも食べることも、「肉体に奉仕する」という一括りにまとめるのは斬新だと思った。

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    「肉を脱ぐ」とは何を指すのか。
    主人公の考え方に共感は出来ないものの
    こういう考えを持つ人がこの社会にはいることを覚えておきたいと思った

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    柳佳夜は会社では佐藤慶子と名乗り、勤めの傍ら 小説を書いている.会社には同性愛者の優香、男の社員で福島亮太らがいる.小説家としてのライバルは山下菜摘(川上冬華)でかなり売れている.慶子はエゴサで自分の名前を他人が語っているのを知り、密かにその人物の特定を試みる.その過程が本書の中で最も楽しめた部分だ

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    24.肉を脱ぐ
    エゴサの先には何もないどころか、とって変わられた自分がいた

    肉体に支配されたくない
    見た目やジェンダーでない
    ただこの心だけ、精神だけで生きたい
    そんな彼女の気持ちが…わかる気もするけれど
    それこそが最後の狂気へと向かわせる

    0
    2024年03月20日

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