独り舞

独り舞

小説・文芸
704円 (税込)

3pt

4.3

小学生の頃、想いを寄せていた同級生が亡くなった。迎梅(インメー)は死への思いに囚われながら、レズビアンである疎外感に苛まれて生きていた。高校時代の淡い恋、そして癒えない傷。日本に渡り、名を変え、異なる言語を使う彼女を苦しめ続けるものとは何なのか――。第60回群像新人文学賞優秀作にして、芥川龍之介賞受賞作家・李琴峰のデビュー作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    独り舞
  • タイトルID
    :
    1173219
  • 電子版発売日
    :
    2022年07月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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独り舞 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごくよかった、好きだった。
    初めて本を読んで泣きそうになった。
    これが、作者の全てを詰め込んで作られたような存在であるデビュー作なことが嬉しい。

    0
    2023年08月23日

    Posted by ブクログ

    難しすぎず格式高い美しい文章が心地よい。私が読む日本の現代小説ではあまり見ない熟語が使われていて文章のリズム感も良い。杜甫の『春望』『贈衛八処士』、邱妙津の『ある鰐の手記』『モンマルトルの遺書』、中山可穂の『白い薔薇の淵まで』などの作品が散りばめられ、著者が漢詩や日本の小説に精通していることが窺い知れる。この作品がデビュー作であることに驚く。

    主人公・紀恵が精神的に追い込まれていく様子がすごくリアルで苦しかったし悲しかった。紀恵に対して台中女中の女の子たちが攻撃的なところや薫が拒絶する場面は悔しくて歯痒かった。こんなふうに扱われる必要性なんてないのに!鬱になってしまった紀恵が狂乱している己とそれを俯瞰する理性的な己に分離している状態が日記形式によって上手く表現されている。
    ストーリーの途中からバッドエンド寄りにどんどん進んでいったのでハラハラしながら読んだ。初めからずっと死の予感はあって、もう破滅的結末に突き進むしかないのかと諦めかけていたがそうでなくて本当に良かった。終盤に小雪と話して「自分で、良かった」の箇所で泣いてしまった。ずっと呪っていた「災難」が自分の愛する者に降り掛からなくてよかったと瞬時に思えるその心根が尊い。

    著者の他作品も読みたいし、『ある鰐の手記』読みたすぎる。復刊してくれ〜〜〜

    0
    2026年06月28日

    購入済み

    苦しい、けど面白い。

    当事者として読みました。比較するのも悪いですが、率直に彼岸花よりは読みやすく面白いと思いました。やっぱり他の作家のナンチャッテ同性愛小説とは一線を画している気がします。インターセクショナリティの問題や、生死の揺さぶりなど、著者の問題意識をありありと感じられる小説です。エンタメに昇華されない同性愛者のあるがままの生き方を、描いてくれているように思います。

    #泣ける #切ない

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    内容が好き
    彼女がちょっと不幸すぎる気もするけど、不幸になる前から死に執着していたし、わたしの求めていた主人公な気がする
    台湾人の作者ということでたまに漢字ばっかりのところがあって読みづらかったけど
    好きなフレーズだらけで読み返してしまいそう

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    なんと美しい日本語表現なんだろう。遠く曹の時代まで遡る漢詩や故事成語を使ったりしており、著者の李さん、学のある方なんだろうな…。

    レズビアンの主人公の人生を辿って生きづらさと不安を映した文学。人生の儚さ、やるせなさと言葉の美しさが相俟って写経したくなる。

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    人の自死を美しいと思った経験があるので、たとえフィクションの世界であったとしても同じ感情を抱いている人物が存在してくれて感謝

    0
    2022年10月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美しい。
    李さんは本当に日本語が好きなんだな。
    美しくって、でもずっと死の匂いが傍でしてて、情景はどんよりした曇り空、降り頻る矢のような雨、ほんのちょっとの雨上がりの晴れ間、といった感じだった。

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文体・構成の工夫と、終盤の崩しが主人公の心情と見事に響き合うデビュー作。

    最近は李琴峰にはまっている。広い意味での少数派からの視点という意味で共感できる部分が多いからかな。
    これで3冊目。どれもテーマが明確である。
    本作品は著者のデビュー作で、セクシャルマイノリティであることの生きづらさがテーマである。簡単に言ってしまえばだが。実態はもっと深い。

    文体と構成に特徴がある。
    主人公は「彼女」と呼び、その他は徹底して固有名で呼ばれる。三人称の文体というわけではない。「彼女」をすべて「私」に置き換えても成立する。この文体は、自身が分裂してもう一人の自分を眺めているような感覚をもたらしているように感じた。
    物語の終盤までは現在・東京と過去・台湾を章ごとに行ったり来たりする構成になっている。最後の4章でパターンが崩れ、物語は大きく展開する。この効果は絶大で、主人公の心の動きに見事に連動している。

    明治の文豪が使うような難しい熟語や漢詩がときどき登場し、中国語・日本語文学への造詣の深さが伺える。
    といっても文章は実に読みやすい。

    0
    2025年09月12日

独り舞 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    独り舞
  • タイトルID
    :
    1173219
  • 電子版発売日
    :
    2022年07月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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