生を祝う

生を祝う

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

生まれてくるか、こないかを自分で決められるならば、あなたは、この世界に生まれてきたいですか? 子どもを産むためには、その子からの出生同意が必要となる世界を舞台にした、芥川賞受賞作家による衝撃作。《解説・朝井リョウ》

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生を祝う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なかなか現実では起こらない事をこの小説だからこそよりリアルに考えられた。時代の考え方は移り変わっていき、これからもいろんな考え方が出てくるのかなと思った。

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    第一印象は『今の日本の問題を全部鍋に入れて煮詰めて料理完成!みたいな話』と思ったんですが、実はそれが正解かどうかなんて誰にもわからない大博打であるという、当然なはずなのに忘れていた事実を突きつけられたような気持ちになる作品。
    好き嫌いは分かれるかもしれないけれど、私は好きです。

    0
    2026年07月14日

    Posted by ブクログ

    "自分で生まれてくるか、こないかを自分で決められるのならば、あなたは、この世界に生まれてきたいですか?"という問いにわたしは「No」と答えたいタイプなので気になって読んでみたら、色んな選択肢や思いがあるよなぁと考えさせられる内容だった。
    人によっては嫌悪すら感じるかもしれない議題に対し、終わり方もきれいで、また読み返すかと聞かれれば心が元気な時に気が向いたら…と思うが、お守りのように大事にしたい作品ではある。

    0
    2026年06月02日

    Posted by ブクログ

    胎児が生まれる行為に対する選択権をもった世界線の中で、人間の営みが形成した国家という枠組みの中に、正論で無理やり包んでいる価値観を互いに押し付け合う、人間社会の構造的な歪さを感じた。
    全体的な視点から鑑みる様々な問題に対する歴史的な価値観の変遷には学ぶべきところがあると感じたし、他人事が自分事になった瞬間の人間の心変わりの傲慢さが強烈に描写されていた点は圧巻で強く共感もした。
    偶然手に取った作品だったが、生きるということについてとても深く考えさせられた大切な作品になった。

    0
    2026年05月08日

    Posted by ブクログ

    みんなが一度は考えたことがあるが、いつの間にか忘れていく。
    それが,現実になだ他世界を書いてくらている物語。

    0
    2026年04月29日

    Posted by ブクログ

    衝撃作でした。
    「生を祝う」というタイトルの意味を知った時、子供が当たり前に産まれてくる訳ではないという現実に切なくもなり、悲しくもなりました。
    しかし、子供の意思を尊重することへの葛藤もありつつ、乗り越えていこうとする姿には胸を打たれました。
    重い内容ですが丁寧に作品が描かれているので、読みやすかったです。

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ




    ストーリーに圧巻された。
    某本紹介インフルエンサーさんも
    言ってた通り、
    これは一歩引いて読まないと
    感情ぐっちゃぐちゃになる。

    何が正解で何が間違いなのか、
    生とは何かを深く考えさせられた。
    途中何度か物語に惹き込まれすぎて
    こんな世界だったら良かったのに、
    こんな世界だったら子ども授かるの嫌だな、
    なんて思考が2転3転してて
    主人公にすごく共感できて苦しかった…

    結末にも驚かされたし
    ここまで生についてを突きつけてくる
    作品、初めてかもしれない。
    読んでよかった。

    0
    2026年04月20日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。
    何を言っても蛇足な感想に思えて、あまりにも答えの出ない内容だった。

    妊婦さん、子供がいる人、いない人、子供が欲しい人、欲しくない人、どっちでもいい人、人生が楽しい人、つまらない人、まだまだ生きたい人、死にたい人などなど、本当に色々な立場の人に読んだ感想を聞いて回りたい。

    主人公は合意出生制度で産まれており、冒頭で、自分自身の人生で辛いことがあっても自分が望んで産まれてきたという事実があるから乗り越えることが出来た、と言っている。

    「自分で選択した」という信念が自分を生かすというのは、この小説の世界でも今私達が生きている現実でもそうそう大差は無いのではないかと思った。
    産まれる前に選択したか、産まれた後に人生の分岐の中で選択したか、というタイミングの違いなだけで。
    けどやっぱり病気や事故など自分の選択ではどうにもならないこともあるのも確かで、出生を選択することが出来たという事実は自分の人生を支えることになるのだと思った。

    「産まれたくない」子供の意思が尊重されたとき「産まれてきて欲しい」両親の意思は尊重されなくなる。その時にあんなにも合理的で素晴らしいと思っていた合意出生制度が不確かで、怪しくて、憎いものになる。
    人間は自分に不都合なものと判断した場合突然それを受け入れることが出来なくなる。
    この瞬間、今までお守りだった「自分で選択した」という事実が「自分で選択したのだから受け入れなければならないもの」になるのではないか。
    そんなショッキングな状況に出くわした場合でも「自分で選択して産まれた人生だから」と受け入れることができるほど人間は強いのだろうか。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    妊娠中なので、出産や育児に関する小説を色々読みたくて読んでみました。

    舞台は、子供から生まれる前に出生の同意を得ることが当たり前になった未来の社会。9か月間大切に育み、生まれた後の生活を楽しみに思い描いていた我が子から、生まれることをリジェクトされる母親の選択とは。
    考えただけで、胸がズキっと痛みます。

    私は、人生なんて山あり谷ありだし、だからこそ生を感じることができるし、その時の選択でいかようにも満足度は変わるという想いがあるので、生まれる前から自分の人生を決めつけるようなことには賛同できないと思いました。

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    出産に対して、今までにない視点で考える機会になった。
    未だに「女性は結婚して子どもを産んで一人前」と考える人はいると思うが、そもそもその考え自体が傲慢だと思う。それは単なる価値観の違いではなく、生まれてくる子どもに対しての傲慢さだ。私たちは日常で、なかなか「生まれてくる子どもの視点」に立つことはない。

    子どもを産むことの善し悪しは置いておいて、今の時代に子どもを産むことで、子ども自身が被るリスクについては一度考えてから産むのがいいのではないかと個人的には思う。
    この本で描かれているように、現実的には子どもに出生の意思は問えない。だからこそ、やはり産む親がある程度の責任と覚悟を持って産むべきなのではないかと考えさせられた。
    私自身に出産経験がないからこその意見かもしれないが、これから子どもを持つことを考えている人は、一度読んでみてもいい小説だと思う。

    0
    2026年07月13日

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