日本語からの祝福、日本語への祝福

日本語からの祝福、日本語への祝福

1,899円 (税込)

9pt

4.4

台湾で生まれ、15歳までは「あいうえお」も知らなかった著者は、日本語の何に魅了されたのか。第二言語として日本語を学ぶことの面白さと困難さ──。日本語への新たな知見があふれる、芥川賞作家による珠玉のエッセイ集。

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日本語からの祝福、日本語への祝福 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    元々は中国語(台湾華語)話者である著者が、日本語に興味を持ったことをきっかけに、作家として知られるようになるまでの時期をつづった自伝的エッセイ集。
    文章は明晰で、とても読みやすかった。著者の考え方や指向性がしばしば顔をのぞかせる点も魅力的だ。
    なかでも、日本語を言語学的な視点から見つめ、分析する部分

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    台湾出身の著者がどのようにして日本語を学んでいったかがよくわかる。著者は、日本語教師の経験もあり、日本語教員の勉強をした私にとって興味深い内容もたくさんあった。

    同じく台湾にルーツを持つ作家、温又柔の祖父母は日本語を話せたが、著者の祖父母はそうではなかった。日本占領下の台湾人は皆日本語が話せるもの

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    こんなにも丁寧に日本語について講義を受けたことはなかった。幼い頃に憧れたことを努力し続けて成し遂げる彼女の生きざまに感動を覚える。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    日本語を愛する台湾生まれの作家さんのエッセイ。日本語を好きになった経緯を述べ、日本語と中国語・台湾語の特色を挙げる。改めて日本語の特色を教えてもらう。母語話者では意識せず気の付かないところに光を当ててくれる。だからこそ、日本語からの祝福、そして日本語への祝福なのだな。

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    言語学・日本語教育学に興味のある方におすすめです。大学入試の国語の問題や、小論文の課題文に引用されてもおかしくないような内容でした。

    著者が小・中学生の頃に、どのように日本語に触れ、学習していったのかという点は、第二言語学習得において参考になります。

    特に印象に残った章は「小さい魚は催眠術をかけ

    0
    2025年03月20日

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