幻冬舎文庫作品一覧

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  • 完璧な母親
    3.2
    流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。同じ誕生日に産んだ妹に兄の名を付け、毎年ケーキに兄の歳の数の蝋燭を立て祝う妻の狂気に夫は怯えるが、知可子は歪な“完璧な母親”を目指し続ける。そんな中「あなたの子供は幸せでしょうか」と書かれた手紙が――。母の愛こそ最大のミステリ。
  • その青の、その先の、
    3.8
    17歳のまひるは、親友4人で騒ぐ放課後や落語家を目指す彼氏・亮司とのデートが何よりも楽しい高校生活を送っていた。将来の夢はぼんやりしていて、大人になるのはもっと先だと思っていたが、亮司に起こった事故をきっかけにまひるの周囲は一変する。大好きな人のため、憧れに近づくため、道を切り拓いていく若者たちの成長を爽やかに綴った物語。
  • ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日
    4.0
    公衆の面前で突如として姿を消した親子連れ。山のてっぺんでUFOに連れ去られた幼馴染。実家に帰省した有馬千夏の身の回りで起こった不可思議な事件は、はたして怪現象なのか、故意の犯罪なのか。そして、彼女の前にたびたび現れる“自分そっくりの幻”の正体とは。予測不能、二重三重のどんでん返しが待ち受ける、ひと夏の青春ミステリー。
  • 偽りの森
    3.2
    京都下鴨。老舗料亭「賀茂の家」の四姉妹には美しく悲しい秘密があった。不倫でしか男を愛せない長女、夫の性欲を憎む次女、姉を軽蔑する三女、父親の違う四女……。騙し合い、嫉み合い、薄氷の上で均衡を保つ四人の女。しかし――「お義兄さんやから、寝たんやで」。その一言が偽りの家族を破壊する。嘘をついているのは妹か、罠を仕掛けたのは姉なのか。
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    4.0
    兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。
  • 特命
    3.5
    日本での主要国サミットを四日後に控え、最大の緊張状態にある成田空港で、密入国者が謎の言葉を残して怪死。真相究明を命じられた警察庁の若きエリート官僚・伊賀は、事件の背後に蠢く陰謀と罠に追い詰められていく……。本当の裏切り者は誰か。そして真実はどこにあるのか!? 日本と中東を舞台に繰り広げられる傑作エンターテインメント。
  • 恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!【電子版限定特典付き】
    -
    4年前から世界放浪の旅に出た著者(32)。長い旅のせいで、シミ・ソバカスは増え、髪はパサパサ、爪はボロボロ、肌は乾燥し出血、と大変なことに。女性として悲惨なこの状況を克服するため彼女は美容大国タイ・バンコクへ。駐在員奥様御用達のエステ、大人気のマッサージやコスメグッズなどを次々と試した結末は? 笑えて役立つ体当たり美容旅行記。本電子書籍版には著者が帰国後に追加取材をして執筆した「“タイ国際航空”の現役日本人キャビンアテンダント(CA)の皆さんに聞いた美の秘訣」を電子版限定特典として収録!
  • 快楽上等! 3.11以降を生きる
    4.2
    「人並みに生きよ」のプレッシャーに縛られる日本の男と女。失敗を恐れ、恋愛・セックスからも遠ざかり、ただ加齢と老後に怯えるばかりだ。しかし、「生きていて良かった」の実感を得たいなら、「面倒くさい」「飽きた」を封印し、偶然と冒険に身をさらさねばならない――。悲しみも苦しみも快楽へ変えてきた二人が人生を味わい尽くす方法を伝授。
  • 鷹狩り 単独捜査
    3.0
    道警の鬼っ子・鷹見健吾。彼の捜査は、同僚が「鷹狩り」と言うほど苛烈。そんな彼のもとに女性死体発見の報が。おそらくは殺し。しかもその女性は、ある病院で起きた不審な手術死に関わっていた疑いがある。医療ミス絡みの事件か? 調べを始めた鷹見は、狙いを定めた病院の院長夫人が失踪した妻と瓜二つであることを知り――。迫真の警察小説!
  • 猟犬の歌
    5.0
    斬殺した相手の顔に不可解な傷を残す連続猟奇殺人が発生中の都下で、警官が何者かに射殺された。大型ナイフを所持していた犯人は逃走中に事故を起こし、意識不明の重体となる。捜査一課はナイフが絡んだふたつの事件の関連を調べ始めたが、捜査が進むにつれ、驚愕の背景が明らかに――。深い闇を抱えた殺人鬼を一匹狼の刑事が追う長編警察小説。
  • 帝都東京華族少女
    3.1
    明治三十九年の東京。千武男爵家の令嬢・斗輝子は、住み込みの書生たちをからかって遊ぶのが楽しみだが、なぜか帝大生の影森にだけは、馬鹿にされっぱなしだ。そんな二人が参加した夜会で、殺人事件が起きた。嫌疑がかけられたのは、斗輝子の祖父・総八郎。影森と斗輝子は、総八郎の疑いを晴らそうとするが――。異色コンビが活躍する爽快&傑作ミステリ!
  • ブタフィーヌさん
    完結
    -
    「ブタじゃないのよ、ブタフィーヌよ」。9月8日生まれ、身長88センチ、B型。趣味はお昼寝、お散歩、そしてダイエット! おなかの肉が気になる乙女のブタフィーヌさんと、お酒好きでお人好しのおじさん。田舎町の片隅で暮らす二人の穏やかな日常を綴った、第一回「ほぼ日マンガ大賞」大賞受賞作。あなたの日常が優しく素敵に変わる、魔法の一冊!
  • 天命
    3.0
    死の恐怖を抱きながら日々を生きることは難しい。だから私たちはそれを忘れる。あるいは見ないですますという知恵をはたらかせてやりすごす。そのために見るべきものを見ず、感じるべきものを感じないで、大きな欠落を抱えたまま日々生き続けているのかもしれない……。五木寛之が、やがて迎える死というものに真正面から向き合い、赤裸々に綴った衝撃の死生観。語られなかった人生の真実が、いま明らかに!
  • ヘブン
    値引きあり
    4.5
    東京の裏社会に自らの王国を築いた「武蔵野連合」、真嶋貴士。後ろ盾のヤクザに歯向かい東京を牛耳る企みは大抗争の末、破綻。数年後 男の姿は、タイのジャングル、麻薬王のアジトにあった。クスリ漬けの芸能界、アイドルの売春、政界との癒着、没落した半グレ、宗教団体の罠、暴力団の報復……。腐り切った悪に勝てるのは悪しかない。王者の復讐が今、始まる。
  • 腐蝕の王国
    値引きあり
    5.0
    左遷寸前の西前は、上司・藤山の愛人の子の中絶を任されて以来、藤山と固い主従関係を結ぶ。不良債権の隠蔽、責任の押しつけによるライバルの追い落とし、官僚への接待漬けでの情報収集などで、二人は行内の熾烈な出世争いを勝ち上がっていくのだが――。バブル前夜から銀行大合併までの金融界の内幕を生々しく描いた金融エンターテインメント。
  • 1万⼈の⼥優を脱がせた男
    3.0
    AV制作会社のプロデューサー、花宮。女性をAV女優へと導いてカネを稼ぐのが仕事だ。花宮はある日の面接で彩未と出会う。ルックスやスタイル、全て及第点を大きく上回り性格も実直。この業界に入って十二年、初めて見つけた逸材だ。デビューに奔走する花宮。だが反社0 0が経営する同業他社に妨害され… …。生き馬の目を抜くAV業界を描き切る衝撃作!
  • 終止符のない人生
    4.3
    二〇二一年十月。多くの人を深夜のインターネット中継に釘付けにしていたのは、オールバックの髪を一つに束ね全身全霊でピアノを弾く一人の青年だった。いたって普通の家庭に育ちながら、ショパンコンクール第二位に輝き、更に自身のレーベル設立、オーケストラを株式会社化するなど、現在進行形で革新を続ける稀代の音楽家の今、そしてこれから。
  • 文はやりたし
    4.1
    東京で仕事に勤しみ、オーストリアで暮らしを楽しむ。 女優・中谷美紀の二拠点生活の日々。 ご縁あってドイツ人男性と結婚して始まった二拠点生活。一年の半分は日本でドラマや映画の撮影に勤しみ、残りはオーストリアで暮らしを楽しむ。肝試し代わりにタクシー運転手にドイツ語で話しかけたり、サイクリングやコンサートを楽しんだり。夏は自然に囲まれた山荘で、料理や庭造りにご近所付き合い。不便だけれど自由な日々を綴ったエッセイ。
  • ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法
    4.1
    「男と女、どっちがつらい?」 そんな不毛な争いはやめて、みんなでジェンダーの呪いを滅ぼそう! 読むと元気になる爆笑フェミエッセイ。 ジェンダー知らなきゃヤバい時代がやってきた 私が嫌われてもフェミニストを名乗る理由 俺の股間と黄金のような夢の話 JJはなぜDaiGo化せずにすんだのか? ミナミさんがこのコラムを読んでくれるといいな 「男の子はどう生きるか?」JJからボーイズへの遺言 「ぼくの推しを守って」イマジナリー桶を打ち鳴らす仲間たちへ ロリコンに甘すぎる国で子どもを守るためにできること おらこんな村イヤだけど、諦める気はさらさらない 「性が乱れる」に歯茎がめっさ痛いやないか 祖母の名は ノットオールメンはもう聞き飽きた  次世代の男の子たちをミソジニー沼から守るため 男と女、狂っているのはどっち? RBG先輩、私もあなたのように闘いたいです…他。 「せやろがいおじさん×アルテイシア」特別対談も収録。 医大の不正入試から、痴漢や「生理の貧困」問題、女性政治家の少なさ等々、女たちが性差別に声を上げる一方で、「男らしさの呪い」から抜けられない男たちのしんどさも。 「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と喝破する著者が、男も女も繊細でいいし傷ついていい、よりよい未来のために声を上げていこう!と元気づける、現代の必読書。
  • 麦本三歩の好きなもの 第一集
    4.0
    1~2巻742~752円 (税込)
    住野よるが贈る大人気「麦本三歩」シリーズ第一弾! 待望の文庫化 好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しいー 図書館勤務の20代女子・麦本三歩のなんでもないけど 幸せな日々を描いた心温まる日常小説。
  • つぶやき養生 春夏秋冬、12ヵ月の「体にいいこと」
    5.0
    「イライラには焼きイチゴ」「胃腸がイマイチな人はお豆腐を」「しんどいときは10分でも早く寝る」「パニックには生レモン」「ネバネバ食材は温めて」「老化を遅らせたいなら歩く」「朝お粥は万能」など、体のだるさ、花粉症や低気圧対策、辛い出来事や心の落ち込みまで、中医学&漢方の知恵で「なんとなく不調」を改善できる1ページ完結の健康本。
  • 毒島刑事最後の事件
    4.0
    皇居周辺で二人の男が射殺された。世間が〈大手町のテロリスト〉と騒ぐ中、警視庁一の検挙率を誇る毒島は殺人犯を嘲笑。犯罪者を毒舌で追い詰めることが生きがいの彼は「チンケな犯人」と挑発し、頭脳戦を仕掛ける――。出版社の連続爆破、女性を狙った硫酸攻撃。事件の裏に潜む〈教授〉とは何者なのか?人間の罪と業を暴く、痛快ミステリ!
  • 猿神
    4.0
    バブル末期、巨大自動車会社の最新モデルの部品製造を下請けした飯野電気。工場の全員が連日の深夜残業と休日出勤で心身疲弊の極限に達し、暴行事件が発生。そして聞こえる奇怪な音。事故の連鎖、自殺、突然死さらに殺人。出没する正体不明の影。だが最優先される納期、無言の勤務。気づけばいたるところ隈笹が不気味に繁茂し......。傑作ホラー。
  • 落葉
    4.0
    パーキンソン病を患い、鬱屈した日々を送る内藤。還暦を迎えても何とか一人で歩いていたが、ある日街で姿勢を保てなくなり倒れてしまう。助けたのは通りがかりのユーチューバーやゲーム好きの学生らだ。この出会いが内藤に変化をもたらす。病の進行を抑える秘策を彼らと練り始めて……。衰えに抗う人と世を変えたい若者の心の交流を描く感動作!
  • ピカソになれない私たち
    3.9
    国内唯一の国立美術大学・東京美術大学油画科。なかでもスパルタで知られる森本ゼミの望音・詩乃・太郎・和美の4人は、自身の才能や未来に不安を感じながらも切磋琢磨していた。そんな時、ゼミに伝わる過去のアトリエ放火事件の噂を聞き――。不条理で残酷な「芸術」の世界に翻弄されながらも懸命に抗おうとする〝美大生のリアル〟を描いた青春小説。
  • なんで僕に聞くんだろう。
    3.5
    「家庭ある人の子を産みたい」「親の期待と違う道を歩きたい」「虐待してしまう」「風俗嬢に恋をした」「息子が不登校」「毒親に育てられた」「売春がやめられない」「精神疾患がバレるのが怖い」......。誰にも言えない悩みを、なぜか皆、余命宣告を受けた写真家には打ち明ける。どんな悩みも、軽やかだけど深く、変化球な名言で刺し、包む!異色の人生相談。
  • 死神さん
    3.8
    1~2巻742~784円 (税込)
    無罪判決が出た事件を再び調べるのが職務の警部補、儀藤堅忍。警察の失態をほじくり返す行為ゆえ、指名された相棒刑事の出世の道を閉ざす「死神」と呼ばれている。だが“逃げ得”は許さないと誓う儀藤の執念と型破りな捜査に相棒は徐々に心動かされ......。冤罪だった強盗殺人やひき逃げ、痴漢事件の真相は?現代の暗部を抉るバディ・ミステリー。
  • ホームドアから離れてください
    3.3
    親友のコウキがマンションのベランダから飛び降りた。そして、僕は学校に行くのをやめた。引きこもっていたある日、新聞記事で「空色ポスト」の存在を知る。新宿御苑にひっそり置かれている、手紙ではなく写真を運ぶポストだ。外の世界へ踏み出した僕は、写真を通じて親友の意外な真実を知り──。人との距離感に迷いながら懸命に生きる、友情の物語。
  • ろくでなしとひとでなし
    3.0
    コロナ禍、収益が萎む出版界で左遷の憂き目に遭う編集者の佐伯華。実家の食堂もやはり売上が落ち、酒浸りの父に金を無心されて、絶望感に苛まれていた。そんなとき親友に紹介されたのがマッチングアプリだ。狙うのは年商数百億円の財閥の御曹司。会えない日常を逆手にとり、華は美容に励み、両親を偽装までして、〝上級国民〟入りを目指すが……。
  • いつかの岸辺に跳ねていく
    4.2
    俺の幼馴染・徹子は変わり者だ。道ばたで突然見知らぬ人に抱きついたり、俺が交通事故で入院した時、事故とは全く関係ないのに、なぜか枕元で泣いて謝ったり。合格間違いなしの志望校に落ちても、ケロッとしている。徹子は何かを隠してる。俺は彼女の秘密を探ろうとするが……。互いを思いやる二人の物語が重なった時、温かな真実が明らかになる。
  • 向こうの果て
    4.0
    同棲相手を殺害した容疑で逮捕された池松律子。将来を期待される若手検事・津田口が取調べに当たるが、罪は認めるも動機については語らない。調べを進めると、彼女を知る男達の証言によりいくつもの顔が浮かび上がる。娼婦のような女、残酷な女、噓つきな女、太陽のような女......。真実の顔はどれなのか。津田口自身もまた、彼女に翻弄され始め――。
  • ののぺディア 心の記憶
    4.3
    惜しまれつつも2020年末に解散したダンス&ボーカルグループE-girls。パフォーマーとして9年の歳月を全力疾走した山口乃々華が、1年10ヵ月(2019年3月~2020年12月)にわたり綴った初エッセイ。多感な日々から湧きあがった想い、発見、希望を「あ~わ」のキーワードに落とし込み、自身の気持ちと真摯に向き合って文字にした“心の事典"。「自分の心と素直に向き合っていくことが何より大切なのだと、書くことを通して、何度も痛感し、乗り越えることができました(あとがきより)――飾らず真っすぐに気持ちを表現した本著は、読者にステイポジティブなパワーを届けてくれる一冊。GINGER公式WEBサイトでの連載と、E-girlsでの日々を綴った書下ろし、撮り下ろしのビジュアルを収録。
  • 満洲難民 北朝鮮・三八度線に阻まれた命
    5.0
    一九四五年八月、ソ連軍の侵攻から逃れるため、満洲から多くの日本人が北朝鮮に避難した。飢え、寒さ、伝染病。本土終戦の日から始まった地獄の難民生活で、人々は次々と命を落とす。国はなぜ彼らを棄てたのか。世界史の中でも稀に見る悲惨な難民だった彼らの存在は、なぜ黙殺されたのか?「戦後史の闇」に光を当てた本格ノンフィクション。
  • ぼくときみの半径にだけ届く魔法
    3.9
    売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立 つ美しい少女・陽を偶然撮影する。難病で家 から出られない陽は、日々部屋の中で風景写 真を眺めていた。「外の写真を撮ってきて頂 けませんか?」という陽の依頼を受け、仁は 様々な景色を届けることに。写真を通して少 しずつ距離を縮めるふたり。しかしある出来 事がきっかけで、陽が失踪してしまい……。
  • ワルツを踊ろう
    3.5
    容疑者は村人全員! ? 20年ぶりに帰郷した了衛を迎えたのは、閉鎖的な村人たちの好奇の目だった。 愛するワルツの名曲〈美しく青きドナウ〉を通じ、荒廃した村を立て直そうとするが……。 雄大な調べがもたらすのは、天啓か、厄災か⁉ 著者史上最狂・最悪のどんでん返しミステリ! 「まっさらで読めば、滝川野菜のところで おりょ?と騙されます。 あーラッキーだなー自分。最高に楽しんじゃいました。」 新井見枝香(三省堂書店) ●あらすじ 金も仕事も住処も失った“元エリート”溝端了衛が帰った故郷は、7世帯9人の限界集落に成り果てていた。 携帯の電波は圏外。住民は曲者ぞろい。地域に溶け込もうと奮闘する了衛の身辺で、不審な出来事が起こりはじめ……。
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ
    4.3
    誰もが避けては通れない、 愛する人の、 そして自分の「最期」について静かな答えをくれる、 各紙誌で絶賛された現役医師のデビュー作。 2018年6月21日のNHK「ラジオ深夜便」にて紹介され、話題沸騰中! 「生とは何か。死とは何か。答えの出ない問いへの灯りのような一冊」(書評家・吉田伸子さん) 「本書を読んで何よりも私は、救われた、と感じた」(書評家・藤田香織さん) 大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷”を命じられた37歳の水戸倫子。そこは、在宅で「最期」を迎える患者専門の訪問診療クリニックだった。命を助けるために医師になった倫子は、そこで様々な患者と出会い、治らない、死を待つだけの患者と向き合うことの無力感に苛まれる。けれども、いくつもの死と、その死に秘められた切なすぎる“謎”を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けすることも、大切な医療ではないかと気づいていく。そして、脳梗塞の後遺症で、もう意志の疎通がはかれない父の最期について考え、苦しみ、逡巡しながらも、大きな決断を下す。その「時」を、倫子と母親は、どう迎えるのか?
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ
    4.2
    自由な人生を誰もが願う。国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ。1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する。黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る。誰でもできる「人生の利益の最大化」とその方法。
  • ヒートアップ
    4.3
    七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。製薬会社が兵士用に開発した特殊薬物“ヒート”が闇市場に流出し、それが原因で起こった抗争の捜査を進めていた。だがある日、殺人事件に使われた鉄パイプから、七尾の指紋が検出される......。誰が七尾を嵌めたのか!? 誰も犯人を見抜けない、興奮必至の麻取(マトリ)ミステリ!
  • 森のバカンス
    NEW
    4.0
    森での暮らしを始めて、一年が経ちました。春は庭仕事に励み、夏は川へ涼みに行ったり、キャンプをしたり。新鮮な野菜と果物で作るラタトゥイユとフルーツポンチでお客様をおもてなし。秋は冬ごもりの準備をし、冬は天体観測をしたり、薪ストーブの前で赤ワインを嗜む。どの季節も愛おしい。愛犬との静かで満たされた日々を綴ったエッセイ。
  • 世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。
    -
    どうしてあんなことを言ったのだろう ――。不完全な人間関係しか築けない自分に嫌気がさしたある日、バーの店主が「さよならの国」を教えてくれた。人と人が一度しか出会えないその国では、誰もが大切に言葉を選び、完璧な人間関係を作るという。そこに向かうと ……。儚く繊細な世界観で、思い通りにならない人々の人生に寄り添う、珠玉の15編。
  • 蟲祓いの宦官師弟1
    4.0
    皇帝の娘が暮らす公主府で、幽鬼騒ぎが起きる。水死した女官の部屋から毎夜、箒の音がするのだ。公主に仕える美貌の宦官・紫天は、屋敷中の箒を焚きあげるため玄武寺に向かう。そこで「幽鬼を祓うことができる」と言う汚い衣服を纏った子供に出会うが……。陰謀渦巻く公主邸で、幽鬼の謎を解き明かす美しき中華ミステリー。新シリーズ開幕!
  • 厨房の哲学者
    4.0
    「友詞には食神がついている」。料理の道へ進むことは、易者の父が決めた運命だった。中学卒業から三日後、中国料理店での修業が始まる。北海道での悪童時代、何百枚もの鍋を洗う日々、無謀といわれた地での挑戦、料理人としての成功と時代との闘い――。運命に従い、壮大な中国料理と対峙し、もがき苦しみ、料理界の頂点に君臨するまでの五十年の軌跡。
  • かんむり
    4.1
    虎治と光は元同級生。夫婦になり子供を持ち家族になった。言葉と体と時間を重ね、時にぶつかりながら同じ方向を見て進んでいると、それが夫婦だと思っていた、けれど。子育てへの意識の違い、自分の体への戸惑い、老い、子離れ。こんなはずじゃなかった――私の〝かんむり〞は一体どこにあるのか。どうしようもなく別々の体を生きる、夫婦の物語。
  • 背の眼(上)[新装版]
    3.9
    1~2巻752~847円 (税込)
    ホラー作家の道尾は、子供が次々消える“神隠し”の村で、霊のものとしか思えぬ声を聞く。逃げ帰り向かったのは「霊現象探求所」。話を聞いた所長の真備庄介は、「背の眼」と書かれたファイルを差し出す。そこには、人の眼が写り込んだ4枚の心霊写真と、その送り主からの手紙が。写真の全てが村の近辺で撮影されており、しかも被写体全員が撮影後に自殺していた……。この村は一体!?道尾秀介デビュー作。
  • 金髪
    3.0
    公立中学校教諭、市川健太のクラスの生徒数十人が、髪を金色に染めて登校してきた。校則に抗議する前代未聞の金髪デモは、学校だけでなく、日本中を巻き込む事態に。生徒たちの単なる若気の至りと高を括っていた市川だったが、まさかの謹慎処分になるなど状況は深刻化する。そんな中、騒動の発起人の女子生徒が市川にある相談を持ちかけてきて――。
  • 京大中年
    -
    ロザンもすっかり中年。だが、高校時代からずっと仲良く楽しく賢く、そして愛され続けている奇跡のコンビだ。二人の秘密をひもとくと「好きな人と好きな仕事を続けていくのに必要なもの」が見えてくる!「学校の勉強をなめるな」など、“ロザン的”爆笑かつ刺さる生きるヒントが満載! 受験生にも社会人にも、「本当に必要な教科書」になる一冊。
  • 静かなひとりごと
    3.8
    ひとり語りでつぶやかれた真摯なメッセージ。物ごとのありよう、人の感情、他者との交流。生きてきた中で、繰り返し考え、心に刻まれ、こぼれ落ちた言葉のしずく。水滴、波紋、風のゆらぎ、雨つぶ。朝もや、にじむ光、圧縮された空気。水と大気をテーマに撮影された写真と静かな言葉が身近な異世界に連れて行ってくれる。
  • マイクロスパイ・アンサンブル
    3.6
    付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、どこにも居場所がないいじめられっ子、いつも謝ってばかりの頼りない上司……。でも、いま見えていることだけが世界の全てじゃない。知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり。残業中のオフィスで、事故現場で、フェス会場で、奇跡は起きる。優しさと驚きに満ちた現代版おとぎ話。 ※この作品は二〇二二年四月小社より刊行されたものに、「オハラ☆ブレイクʼ22秋」で配布された小冊子「猪苗代湖でまた会う話」を加えたものです。
  • 栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24
    4.6
    脳腫瘍の後遺症に苦しむ中、引退試合で見せた「奇跡のバックホーム」。伝説のプレーから4年後、横田慎太郎は28歳でこの世を去っ た。阪神はその年に38年ぶりの日本一。歓喜の中心で舞ったのは、横田選手のユニフォームだった。人々に愛され希望となった青年の 生涯を、母親の目線で描く。絶望と挑戦、そして絆。感涙のノンフィクションストーリー。
  • 逆転正義
    3.9
    教室である日突然始まったいじめ。「僕は見て見ぬふりなんかできない!」。職員室へ密告に行くが、先生は何故か見て見ぬふり。たまらず先輩に相談すると、加害者たちを実名で晒し始めあっという間に大炎上。「自分は正しいことをした」と思っていたが――。日常で暴走する〝正義〞を題材に、常識がひっくり返る全篇大どんでん返しミステリ短編集!
  • ドゥリトル先生のブックカフェ
    3.9
    妻の様子がなんだかおかしい。毎週金曜日に仕事と偽って、近所のカフェに通っているのだ。常連客は、不登校の小学生に、定年退職した男性、憧れの日本で暮らす外国人、そし て僕!?自分の居場所が見つからないお客たちに、店主は美味しいコーヒーと焼きたてのスコーンと共に、本を処方するが……。心もお腹も満たされるブックカフェ、営業中!
  • アイネクライネナハトムジーク
    4.2
    妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
  • 貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
    4.2
    「女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」……誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題……etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで――話題の著者が笑いと毒で切り込む。“未婚のプロ”の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。
  • 起業家
    4.0
    二〇〇〇年ネットバブル崩壊後、会社買収の危機だけでなく、業界の低迷で社内外から批判を浴びた日々。再びのネットバブルで親友・堀江氏に抱いた嫉妬心。そして発生したライブドア事件。株価大暴落の中、進退をかけて挑んだ新事業の行方は? 起業家の重圧と孤独、仕事の手腕と熱意すべてを赤裸々に綴り、働く意欲を掻き立てるノンフィクション。
  • やわらかな棘
    3.6
    自分を裏切り別の女性との結婚を決めた彼への復讐を誓う晴美、盛大な結婚式を挙げ高級マンションに住むもなぜか満たされない奈那子、子供を育てる自信がもてない母親・亜季。強がったり、見栄をはったり、嘘をついたり。幸せそうに見えるあの人も、誰にも言えない秘密を抱えてる。女同士は面倒くさい。生きるって面倒くさい。だから、みんな一生懸命。
  • 元気
    3.0
    「元気」とは単に人の活気ある姿、いきいきとした動作などをいうだけの言葉ではない。天地万物を生みだし、それを生かしているエネルギーの根元を「元気」という。人間の命を一滴の水にたとえた『大河の一滴』の著者が、古代中国の文献や最新科学の情報などをふまえて取りくんだ、新たなる生命論。「『死』を思えば元気になる」「すべての健康法は気やすめである」などの中身の濃い元気法や、人の命の流れつく先をイメージした「海」の物語は、生の根源に迫る大作となった。著者が長年大切にしてきたテーマを総括したトーク・エッセイ「暗愁のゆくえ」も収録。
  • 運命の足音
    3.5
    人はおのれの運命を感知することができるのだろうか? はたして天寿というものを知ることは可能なのか? 生まれた場所と時代、あたえられた「運命」によって人が背負ってきたものは何か。「これを言ってしまわなければ死ねない、とずっと感じていた――」。 戦後五十七年、胸に封印して語りえなかった悲痛な記憶の物語。驚愕の真実から、やがて静かな感動と勇気が心を満たす。『大河の一滴』『人生の目的』に続く著者渾身の告白的人間論、衝撃のロングセラー。
  • 白銀を踏み荒らせ
    3.4
    日本人選手を妨害するのは誰だ!? 栄光とは無縁の日本アルペンスキー界だったが、天才・石野兄弟の出現で表彰台を狙えるところまでやってきた。しかし兄の石野ケビンが競技中に事故死。弟マークはそのショックからスランプに陥った。メンタルコーチに雇われた元柔道金メダリスト望月篠子は、マークの不安を取り去るため、ケビンの事故の真相を調べるが……。アルペンスキー界の底知れぬ闇にメンタルコーチ望月篠子が挑む。スポーツミステリーの傑作。
  • 因果鉄道の旅
    3.4
    下品、野卑、矮小、間抜け、暴力的、自分勝手、過剰な自意識と無意識……人間(おもに無名人)の、あらゆる愚かさを冷徹な観察眼で濃厚に描き、笑ってはならぬと思いながらも笑ってしまう究極のエンタテインメント。「中年愛への原体験」「内田研究とビッグバン」「尹松淑さんのこと」他、名作多数を含む現代日本の「旧約聖書」、珠玉の人間紀行。
  • 封印サイトは詩的私的手記 I Say Essay Everyday
    4.0
    これは読んではいけない本なのだ。すでに読んでいる人には何を言っても無駄だが、どうして無視できないのか、よく考えてほしい。あなたはとことん森博嗣が好きな人なのか? あるいはどうにも許せないアンチ森なのか?--おなじみの強烈なパンチで始まる超大作エッセイシリーズ第三弾。古谷兎丸氏によるオリジナルマンガ「あみと森くん」つき!
  • すべてがEになる I Say Essay Everyday
    4.1
    これは小さな革命かもしれないし、単に遅れて届いた郵便を、ポストの片隅に見つけただけかもしれない--二〇〇〇年、本書の登場は、ちょっとした事件だった。「F」ならぬ「E」とは何か? 速筆で知られる著者が構想と執筆にきっかり一年をかけた超大作エッセィ「思考と行動」第一弾。山下和美氏による天才・柳沢教授との夢の競演マンガつき。
  • 渚の旅人 かもめの熱い吐息
    4.0
    福島県相馬市、福島県いわき市、宮城県女川町、宮城県石巻市――2011年3月11日の東日本大震災前に著者が旅した東北。そこで出会ったのは住民達の優しさだった。彼らの穏やかで丁寧な暮らしぶりとともに、震災後の今だからこそ伝えたい、そして取り戻さなければならない美しい風景やおいしい特産物など、東日本の魅力を書き綴った旅エッセイ。
  • 悪党たちは千里を走る
    3.7
    「真面目に生きても無駄だ」。しょぼい騙しを繰り返し、糊口を凌ぐ詐欺師コンビの高杉と園部。仕事先で知り合った美人同業者と手を組み、豪邸の飼い犬を誘拐しようと企てる。誰も傷つけず安全に大金を手に入れるはずが、計画はどんどん軌道をはずれ、思わぬ事態へと向かってしまう――。スピーディな展開と緻密な仕掛け。ユーモアミステリの傑作。
  • 少女は夏に閉ざされる
    3.6
    高校最後の夏休み。「ある理由」から、帰省せずに女子寮に残った渡辺七瀬は「死んだ女生徒・清水繭の幽霊」の噂を耳にする。一方、双子の日向と美夜子は、男性教師・神崎が女性を撲殺する瞬間を目撃。七瀬の親友・久美、破滅願望の強い海を含めた居残り組の5人は、狂気に満ちた神崎に襲われ、寮の中に閉じ込められてしまう。そのとき繭の親友と名乗るあかりが寮に現れ――。叙情的かつスリリングな、青春群像ミステリ。
  • 殺気!
    3.5
    このざわめきは事件の予兆!? 12歳で何者かに拉致監禁された経験をもつ女子大生のましろは、他人の「殺気」を感じ取る特殊能力が自分にあると最近分かってきた。しかし、その起因を探るうち、事件当時の不可解な謎に突き当たってしまう。一方、街では女児誘拐事件が発生。ましろは友人らと解決に立ち上がるが……。忘れたい過去と消えない欲望が交錯する傑作ミステリー。
  • 夜を賭けて
    4.0
    かつてアジア最大の兵器工場であった大阪造兵廠跡で、生活のために屑鉄を掘り起こしていたアパッチたちは警官隊との死闘の末に壊滅――長崎の大村収容所に収監された金義夫を待ち受けていたのは……。「現代アジア最高の作家の一人」と各界から評される梁石日は本書で戦後五○年を総括するピカレスクロマンの最高傑作を完成した。直木賞候補作。
  • 死者の鼓動
    3.5
    医師の神崎秀一郎の娘で、重い心筋症をわずらった玲香に、脳死と判定された少女・社洋子の心臓が移植される。その後、手術関係者の間で不審な死が相次ぎ、秀一郎に社洋子と名乗る者から電話がかかってくる。電話の相手は誰なのか、そしてその目的は――。臓器移植という難問に果敢に挑戦する人々の葛藤と奮闘を描いた医療ヒューマンミステリ。
  • スコッチ・ゲーム
    3.5
    高校三年の冬、学園の女子寮に戻った高瀬千帆は、ルームメイトで同性の恋人・恵の惨死を知る。容疑者は恵と噂があった教師・惟道。だが彼は「酒の瓶を持って河原へ向かう男を尾行していた」と奇妙なアリバイを主張。二日後、隣室の生徒が殺される。再び惟道は同じアリバイを。二年後、匠千暁が千帆の郷里で事件を鮮やかに解く本格ミステリ。
  • 東海道でしょう!
    無料あり
    3.3
    かたや体重0.1t、こなた日常歩数400歩。出不精で不健康な書評家2人が、なぜか東海道五十三次を歩くことに。吉原宿では猛烈な暴風雨に全身ずぶ濡れ、舞坂宿の真夏の国道では暑さに意識朦朧、凍える鈴鹿峠で雪に見舞われ、濃霧の箱根峠であわや遭難!? 日本橋~三条大橋までの492kmを1年半かけ全17回で踏破した、汗と笑いと涙の道中記。
  • 世界一周デート 怒濤のアジア・アフリカ編
    4.0
    今や旅行作家として広く知られる吉田友和にも旅の初心者時代があった!? 付き合いはじめて一か月で結婚を決め、新婚旅行と称して出かけた約二年間の世界一周旅行。その軌跡を涙と笑いで綴った傑作エッセイ。東南アジアに始まり、中国、チベット、インドを経てアフリカ大陸へ。人気旅行家夫婦の旅の原点の記録。大幅な加筆とともに初の文庫化!
  • 花に背いて 直江兼続とその妻
    3.0
    豊臣秀吉から直臣にと望まれ、石田三成からは無二の親友と頼られた上杉家の執政、直江兼続。裏切りと謀略がうずまく戦国の世に、利を捨て義に生きた上杉景勝と兼続は、義を踏みにじって恥じない徳川家康の挑戦を受けて立つ。誇り高き男たちを支えた妻たちもまた、家の存続をかけてたたかった。兼続の賢妻お船の目を通して描く感動の歴史小説。
  • 白い手の残像
    -
    最大手のデベロッパーが倒産した日、新聞記者・広瀬と謎の老人・山室は、料亭の経営者が墜落死した現場に遭遇する。死は自殺と断定されるも、不審を抱いた二人が真相を追い始めると、料亭とデベロッパー、大手銀行の黒い関係が浮かぶ……策謀渦巻く金融界の裏側を抉り出したノンストップミステリ! 第1回ダイヤモンド経済小説大賞・優秀賞作品。
  • カリスマ(上)
    3.8
    1~3巻757~836円 (税込)
    妻の病を治したい、子供を一流中学に入学させたい……。人の弱みにつけこむ勧誘方法で、「神の郷」は設立から十年、二千人の教徒を有する宗教法人に成長した。教祖の神郷宝仙は、金銭欲や性欲などあらゆる欲望の滅失を説く一方、自身は三百五十億の金を教徒から毟り取り、六百人の女性教徒と関係を持つ。金や情欲に溺れる神郷の過去に何があったのか?
  • キャロリング
    4.0
    クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。
  • マンマ・ミーア! スペイン、イタリア、モロッコ安宿巡礼記
    4.0
    家なし、金なし、男なし。人生落ち気味の中年ライター、母の死を機に〝住み込み暮らし〟の旅に出る。劣悪すぎる環境にブチ切れながらも、ともに過ごした相棒は生涯の友に。気づけば悩みも吹っ切れた! 情熱的な女だらけのスペイン巡礼宿から、時給100円のモロッコ安ホテル、果てはスラング飛び交うナポリの宿まで。前向き度120%旅エッセイ。
  • 消された文書
    4.3
    警察官の姉が東シナ海の訓練で行方不明となって五年、防衛上の機密を理由に当局が真相を明らかにしないなか、新聞記者の山本秋奈はキャリア官僚の堀口とともに謎を追う。折しも沖縄ではオスプレイの墜落、県警本部長狙撃など事件が続発。一見無関係なこれらは、ある重大な国際問題と繋がっていた。圧倒的リアリティで日本の今を描く情報小説。
  • ヒクイドリ 警察庁図書館
    4.0
    交番連続放火事件、発生。が、犯人の目処は立たず。警察庁の諜報機関アサヒに「犯人は警官で、かつ警察内部で暗躍するスパイ組織」との情報が届き、アサヒはスパイ確保に動き出す。と同時に警察庁長官直轄の秘密警察“図書館”も始動。元警察官僚の著者が放つ、組織の階層の生態と権力闘争を克明に描いた警察小説にして本格ミステリの傑作!
  • 東京二十三区女
    3.8
    ライターの原田璃々子は、二十三区のルポを書くため、いわくつきの場所を巡っていた。自殺の名所と呼ばれる団地、怨念渦巻く縁切り神社、心霊写真が撮れた埋立地、事故が多発する刑場跡……。後ろ暗い東京の噂を取材する璃々子だったが、本当の目的は、同行する民俗学講師・島野の秘密を探ることだった。心霊より人の心が怖い、裏東京散歩ミステリ。
  • 殺人鬼にまつわる備忘録
    3.8
    見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。目の前に置かれたノートには、「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。近所の老人や元恋人を名乗る女性が現れるも、信じられるのはノートだけ。過去の自分からの助言を手掛かりに、記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。衝撃のラストに二度騙されるミステリー。
  • 不倫純愛 一線越えの代償
    3.3
    四十歳の香澄はドラマの人気脚本家。結婚十年を経て夫への愛情を見失う私生活を送るなか、二十七歳のダンサーと出会う。隆起した胸筋、割れた腹筋、しなやかな指先――夫にはない肉体美に魅せられて、一線を越える香澄。愛欲に溺れて女の喜びを初めて知るが、嫉妬に狂う夫の激しい抵抗にも遭い、仕事も金も失う……。エロス・ノワールの到達点!
  • 禁忌
    5.0
    元刑事で今は人材派遣会社の調査員として働く星村真一はある日、厄介な交渉役を頼まれた。銀座のクラブへ派遣した女が自殺し、クラブ側から損害賠償を要求されているという。早速、自殺の真相を探る星村だが、接触したホステスが何者かに射殺され、自身も襲われてしまう――。何故、女は非業の死を遂げたのか?人間の欲と業を炙り出した傑作長篇。
  • 狂信者
    3.0
    フリーライターの堤慎平は、取材で知り合ったユアサ投資顧問社長の湯浅晃一郎に見込まれ、強く入社を勧められる。当初は一千万円、働き次第で五千万円という年収に魅せられ、慎平は入社を決意するが、湯浅の年金基金の運用実態に疑念を持つ慎平の恋人で新聞記者の国本美保は猛反対。やがて本格的に取材を始めた美保は驚くべき真相を突き止める。
  • 人生ほの字組
    4.3
    EXILEの大ファンだと話しかけてくるタクシー運転手さんに、自分のことを気づかれない切なさ(汗)。人生を学んだマンガ道。そして、かつらが飛んでも踊り続ける小林直己の真面目さやELLYの規格外のスケール等、EXILE TRIBEメンバーの秘話も満載。過激な日常をそっくりパックした、EXILE NAOTOの文才光る爆笑フォトエッセイ。
  • テンペスタ 最後の七日間
    3.0
    東京で美術の非常勤講師を務める賢一は、田舎に住む弟の依頼で一人娘を一週間預かることに。 駅で待っていたのは、小学四年生の美少女・ミドリ。毒舌全開、自由奔放なミドリに圧倒されながらも刺激を受ける賢一。 徐々に距離を縮める二人に、刻々と予想外の出来事が忍びより――。 二人の掛け合いと怒濤の展開に目が離せない一気読みミステリー。
  • もしも俺たちが天使なら
    3.9
    セレブからしか金を獲らない詐欺師・谷川涼一。“ヒモ歴”更新中だが喧嘩は負け知らずの松岡捷。 不始末で警察を追われた元刑事・染井義信。はみだし者三人の前に美しい娘が現れ、「変な男に実家が乗っ取られそう」と助けを求めてきた。 彼女は何者? 怪しい男の背後で動く組織とは? 最高にクールでタフな男たちの、友情と闘いのクライムノベル。
  • 紛争解決人 伊勢崎賢治・世界の果てでテロリストと闘う
    5.0
    インドの世界最大スラムで市民運動に目覚めた伊勢崎賢治は国際NGO職員として西アフリカ・シエラレオネに赴き、インフラ整備に尽力。その後十年にわたってアフリカの開発援助に携わる。二〇〇〇年代には東チモールやアフガニスタンなどで武装解除を指揮。矛盾と危険が渦巻く現場に命を賭す男の目に映るものとは。迫真の人物ノンフィクション。
  • 孤高のメス 死の淵よりの声
    3.8
    練達の外科医・当麻鉄彦のもとに末期癌の患者が訪れる。苦慮の末、選択した抗癌剤が劇的に効き、患者はめざましい回復を見せるが、折しもその頃、日本癌治療学会では、癌と戦うなと唱えて一躍時の人となった菅元樹の発言をめぐり、シンポジウムが紛糾するのだった――。患者の為の真の医療とは何かを問う、シリーズ最新刊。
  • そして奔流へ 新・病葉流れて
    5.0
    好景気に背を向けて、会社を辞めた梨田雅之。金も、女も、ヒリつくような充足感も手に入れる――滾る思いを抱える梨田は、ある男に導かれるようにして魑魅魍魎が蠢く株の世界に飛び込んでいく。動かす金は億単位。負ければ地獄の修羅街道の果てに病葉はどこに辿り着くのか? 著者急逝のため惜しまれつつも最終巻となった自伝的賭博小説の傑作!
  • 改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ
    3.9
    「妻の顔を、死んだ前妻の顔に変えてほしい」。金さえ積めばどんな手術でも引き受ける天才美容外科医・柊貴之に舞い込んだ奇妙な依頼。麻酔科医の明日香は反発を覚えるが、彼の完璧な手技に圧倒されてしまう。さらに四年前に起こった連続殺人事件に柊が関係していると知り、明日香は不信を深めるのだが――。現役医師作家が放つ、新感覚医療ミステリ。
  • (日本人)
    4.7
    「日本人」が考える「日本人」のイメージはすべて間違っている。それはすべて西欧社会が作ったものだからだ。「日本人的なもの」とは、よくいわれる“世間”(ムラ社会)ではなく、“世俗”(神を信じずに功利的に生きる)の方にある。実は西欧人以上に日本人は、合理的な考え方を好む民族なのだ。従来の論をすべて覆した全く新しい日本人論!
  • 祟りのゆかりちゃん
    4.0
    六本木の片隅にある常照寺で働く由加里は、一生懸命だけど空回りしがちな女の子。おかげで就活に失敗し、顔はいいが口と性格の悪い住職にこき使われる毎日。さらにひょんなことから一生彼氏ができない祟りまでしょいこむハメに……。これを逃れるには108人の悩みを解決しなければならないが、はたして由加里にできるのか!? 仏閣系青春コメディー!
  • 浮かぶ瀬もあれ 新・病葉流れて
    -
    昭和四十四年、いざなぎ景気の真っ只中。広告代理店に勤める梨田雅之は、派閥争いと出世競争に辟易とし孤立していた。やがて裏街道を突き進むようになった彼は、破滅的な博打に身を焦がし、二人の女との情事に溺れる。だがその胸中には人生を賭けるに足る何かへの渇望が。荒ぶる魂は何をすれば鎮まるのか? 若き病葉の躍動を描く傑作賭博小説!
  • 時をかける情緒 まぁいいさ
    NEW
    -
    カンジ悪さが褒められた「ドクターX」出演、黒柳徹子さんにおフルの洋服をプレゼント、詐欺かと疑った伊丹十三賞受賞の電話、武道館ライブで達成感が得られない謎、卒業証書チラ見せ伊東市長からの学び、60代で初婚の親友の結婚式、人生の残り時間を計算して思うこと……。平成から令和へ、自由自在に軽やかにかけめぐる、情緒の味わい。
  • 私以外、みんな幸せそうに見えた
    NEW
    -
    忘れられない元彼を引きずる椿。裏切りが頭から離れず結婚をためらう穂乃果。誰かの「いちばん」になりたい新奈。学生時代の過ちを背負い、幸せを諦めようとするひまり。30歳を目前に焦りと不安で揺れ惑う4人の女性たち。「理想と現実の狭間」で、彼女たちが見つけた小さな光とは。20代のリアルを描いた、共感必至の恋愛ストーリー集。
  • お腹が減りませんように、満月まで届きますように
    3.0
    半端に美人な芸人・ムシナ。底辺から脱出したいのに頑張りきれないし、芸人同士の上下関係や陰湿な鞘当てにもうんざりだし、恋愛もうまくいかないし、の冴えない日々を送っている。けれど、なんとか結果を残そうと挑んだお笑いの大会を三回戦で敗退した夜、先輩芸人との突然の別れを経験し……。(『特等席とトマトと満月と』改題)
  • アリアドネの声
    3.9
    巨大地震が地下都市を襲い、女性が遭難。しかも、彼女は「見えない、聞こえない、話せない」三つの障害を抱えていた。頼みの綱は一台のドローン。操縦士のハルオは、遠隔から要救助者を発見し、安全地帯まで誘導するという前代未聞の作戦を任される。迫る浸水。猶予は六時間。女性の未来は脱出か、死か――。想像の限界を超える、傑作ミステリー。
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士
    3.5
    1~6巻784~815円 (税込)
    世界最古で最大の大英博物館。その膨大なコレクションを管理する修復士、ケント・スギモトのもとには、日々謎めいた美術品が持ち込まれる。すり替えられたパルテノン神殿の石板。なぜか動かない和時計。札束が詰めこまれたミイラの木棺。天才的な審美眼と修復技術を持つ主人公が実在の美術品にまつわる謎を解く、豊潤なるアート・ミステリー。
  • 楽園〈パライソ〉のどん底
    3.6
    美しすぎる彼が来て、俺はおかしくなった――。閉鎖的な田舎で辟易としていた相馬律は、転校生・高遠瑠樺に一瞬で魅了され、彼との異様な快楽に溺れる。それを知った神社の〝忌子(イミコ)〞は律に警告するが、もはや手遅れ! この集落に何が起きているのか? 狂おしいほどの官能と切なさと恐怖が渾然一体、エモすぎるBL×ホラー。
  • 降格刑事
    3.7
    洞察力に優れるが、やる気はゼロ。無責任で、捜査中でも定時で帰りたがる。元警視の司馬礼二は不祥事で降格し、出世株から転落したダメ刑事。ある日、新米刑事の犬川椋と女子大生失踪案件を追うことに。当初は事件性も不明だったが、別の事件との繫がりが判明し状況は一変。彼女の秘密とは?元白バイ隊員の著者が、刑事の心理と矜持を描く警察小説。
  • 砂嵐に星屑
    3.9
    舞台は大阪のテレビ局。腫れ物扱いの独身女性アナ、ぬるく絶望している非正規AD……。一見華やかな世界の裏側で、それぞれの世代にそれぞれの悩みがある。つらかったら頑張らなくてもいい。でも、つらくったって頑張ってみてもいい。人生は、自分のものなのだから。ままならない日々を優しく包み込み、前を向く勇気をくれる連作短編集。

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