往復書簡 限界から始まる

往復書簡 限界から始まる

826円 (税込)

4pt

4.8

「上野さんはなぜ、男に絶望せずにいられるのですか?」「しょせん男なんてと言う気はありません」。女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家。「女の身体は資本か、負債か」「娘を幸せにするのは知的な母か、愚かな母か」――。自らの迷いを赤裸々に明かしながら人生に新たな視点と光をもたらす書簡集。

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往復書簡 限界から始まる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近のフェミニズムはどんな感じなんだろうと、軽い気持ちで読み始めたら、内容がとても濃く、自分自身も女性だから翻弄されていたことを意識させられたり、傷ついて虚勢を張っていた部分をボロボロと剥がされるような感覚があったり、読んでいて胸が抉られ、苦しくなるところがかなりあった。私も母親に苦しめられたことも

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    読む前はもっと客観的なフェミニズムについての対談なのかと思っていたけど、
    実際は個人的な話が中心で、テーマが重い。
    鈴木さんの抱える問題の本質を上野さんが的確に突いてくるのが、読んでいて痛い。私も母との関係に問題があったことや弱さを嫌う節があるので、自分の身につまされる。
    それでもどんどんと先を読み

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    audible38冊目
    上野ゼミで学びたかった。
    なんて優しい方だろう。
    優しい人ほど強い人、という言葉を思い出した。
    これまで読んだ(聞いた)本の中で、最も「持ち歩ける」タイトル。
    鈴木涼美さんがお母さんになったのは、この書簡の影響かな、と思ったりもした。
    「娘の母」をやってこられた自分を、初めて

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんて真摯な文章のやり取りだろう。往復書簡という形だからこそ丁寧に紡がれる言葉や、自分をさらけ出し、相手に相談し、それに応えるというやりとりがされていると感じる。当時の鈴木涼美の悩みは私の等身大の悩みと重なるところがあって、すごく共感してしまった。鈴木涼美の文章が上野千鶴子の「親戚のおばさん」を引き

    0
    2025年08月28日

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