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東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。料理人としての夢、大切な仲間。そして、後輩・悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った……。過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。
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Posted by ブクログ
そのときはいっぱいいっぱいだけど、時間が解決する、てこともあることを再認識しました。 ごはんの描写が素敵で美味しいごはんを作って食べたくなりました。
色んな事情を抱えた人たちが、優しく生きて、最後は自分の場所に帰っていく。そういうありふれたほっこり話かと思いきや、こんなに泣かされるなんて。みんな自分の帰る場所が見つかるといいな。自分の場所で、大切な人たちと、毎日を大切に生きていこうと思った。
読み始めた頃は、なんかありきたりだなぁと思っていたが、読み進めていくとストーリーの中に引き込まれていった。 ものすごく深く重たいものだった。 マハさんのファンとして、このような小説を書くんだと驚かされた。 最後に解説のところで、 自身も傷持つ者は、他者の痛みに対して優しくなれるのだなあと、心がじんわ...続きを読むりとあたたまる。 とあったが、まさしくその通り。 やはり、マハさんの長編小説は読み応えがあり、 大満足!
何冊目かの原田マハさんの作品です。今回も勿論の面白さとともに、文章の美しさを感じる本でした。ドラマ化されているので機会があったら是非見たいです。美術に造詣の深い作家さんなので絵画を描くように小説が作られるのかな。ドラマ化で一層素敵な物語りになって欲しいです。
良かった〜泣けたー…会社で読むんじゃなかった笑 誰にでも大なり小なりぶち当たる壁があって、それでも懸命に生きていく力をもらえる素敵な1冊
一気見してしまった一冊。 20代の主人公が ある事件をきっかけに後輩が自死してしまい, 人生の終着地を探している所から始まります。 とある田舎の尽き果ての地にある ”まぐだら屋”という食堂で なぜが薬指の欠けたマリアという女性と出会います。 食と自然,人との繋がりで 生きる気力を取り戻し人生を再生し...続きを読むていくストーリー。 まぐだら屋に出てくる献立と 調理の過程も鮮明に想像できるくらい 美味しそうでした! 主人公が直面した ある事件というのはかなり重い内容で まぐだら屋のマリアの過去も壮絶なのですが, 周囲の人々が抱えてきた複雑な人生やあたたかさが絡み合い傷を癒していくところに感動しました。 また読み返したい一冊です。
再生の物語ですね 心揺さぶられました マハさんの本、本日はお日柄もよくも良かったけれど、この本も好きな1冊になりました 好きな本は読み返すと違った面も見えてきて この本もいつか寝かせてもう一度読みます!
絶望、希望の心情がストレートに感じられ、一冊を通して感情を何度も揺さぶられた。 話の途中に出てくる伏線も最後綺麗に回収しており、気持ちの良い終わり方だった。 生活でマイナスの感情を抱きすぎている方は読んでほしい。
「尽果」の地にあるまぐだら屋のマリア。老舗料亭で働いていた紫紋が尽果へ行きマリアと出会い、まぐだら屋で働き故郷へと戻るまで。食べること、料理して人と一緒に食べることの大切さや母子の関係などについて考えさせられました。
面白い。 読みごたえがあります。 登場する人たちが、聖書からとられたの名前。 これは、贖罪の物語? まぐだら屋は、能登のどこかにあるような感じがしました。 読み進めると、違うことがわかるのだけれども。 震災前に何度か行った能登のイメージがこんな感じでした。
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まぐだら屋のマリア
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原田マハ
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