小説 - ほのぼの作品一覧

  • 口福のレシピ
    3.9
    隠し味のルーツをめぐる「食」の家族小説。 留季子の実家は、江戸時代から続く老舗の料理学校「品川料理学園」。いずれは継ぐものという周囲からの圧迫に耐えられず、大学卒業後はSEとして企業に就職した。しかし、食べることも料理をすることももともと大好きな留希子。SNSでレシピを発信しているうちに、料理研究家としての仕事も舞い込むようになる。アプリ開発会社と組み、大型連休に向けた簡単でおいしい献立レシピの企画を立ち上げるが、留季子の思いと、忙しい女性たちの現状はいつの間にか乖離し、アプリ制作は難航した。一方、昭和二年の品川料理教習所の台所では、女中奉公に来て半年のしずえが西洋野菜の白芹(セロリー)と格闘していた。どのように調理すれば美味しく食べてもらえるのか。しずえは、蕗と同じように小さく切って、少量の油で炒め、醤油と味醂、砂糖で炒りつけた。留希子としずえ、二人をつなぐ一皿の料理の隠し味をめぐる「食」の家族小説。巻末に、著者の原田ひ香さんと料理家・飛田和緒さんの対談を特別収録。 ※この作品は単行本版『口福のレシピ』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 幸福ロケット
    4.3
    クラスで八番目にかわいい(?)香な子(小5♀)と深夜ラジオばかり聞いているコーモリ(小5♂)が、お花茶屋を舞台に織り成す感動の物語。疾走感のあるラストシーンが涙を誘う、初恋未満のリトルラブストーリー。幸福な未来へと走れ!【書き下ろし短編「月食」収録】
  • 幸福をもたらす三毛猫 御子神さん
    3.0
    何でもいいから、背中を押して欲しい。 これは、そんな誰もが持っている「きっかけ」の物語。 『ねこタクシー』で、主人公・間瀬垣の前にある日現れた、デブねこの御子神さん。 珍しいオスの三毛猫である、彼はどこで生まれ、どのような飼い主・人々と出会い、そして間瀬垣のもとへと辿り着いたのか……。 本作は、御子神さんが間瀬垣と出逢う前までの前日譚を描いた物語です。 10万部突破の『ねこタクシー』から生まれたスピンオフストーリー!
  • 神戸異人館の(自称)ジェームズ・モリアーティ
    3.5
    天涯孤独で人生挫折中の作家、本庄昴の前に現れたのは、亡き祖父の遺言を預かってきたという弁護士。顔も知らない祖父の頼みで、相続権を委ねられた神戸異人館に赴くことに。誰もいないはずの館で美貌の英国紳士の幽霊に出迎えられた昴は、彼の願いを叶えるよう、協力を求められて……!? 自らをジェームズ・モリアーティと名乗る謎だらけの彼とともに、神戸北野にひそむ幽霊達と触れあううち、昴の心にもある変化が起こって? ご当地×オカルト・ミステリ!
  • 神戸殺人事件
    3.3
    芦屋の海運会社社長邸を訪ねた東京の画廊社員が殺害され呑吐ダムで発見された。彼と最後に会話した令嬢・小野田亜希は、信じていた一家の幸せもが崩れていくのを予感するのだった……。同じ頃、神戸取材中の浅見光彦は、郷土史家の元船長と意気投合するが、翌日彼は死体で発見され、殺害嫌疑が浅見にかかる。神戸の闇に事件が交差する……!!
  • 工房の季節
    4.0
    何度も作り直せばいい。器を焼くことは、心に明かりを灯すようなもの。 テレビ局の放送作家の仕事を突然辞めるはめになった30歳のジョンミンは、何ヵ月も抜け殻のようになり家に引きこもっていた。 ある日久しぶりに外に出て、歩いているうち、彼女はカフェと間違えて陶芸工房の扉を開ける。突然現れたジョンミンに、工房の主ジョヒは珈琲をふるまう。コーヒーのおいしさのわけは器にある、自分で作ってみない? というジョヒの誘いを受け、ジョンミンは陶芸教室に通い始める。 土の匂い、手を動かしてものを作る喜び、人懐こい猫、年代も悩みもさまざまな仲間たち。自分に向き合い、人生を見つけていくということ……。工房を舞台に繰り広げられる癒しと希望の物語。 手を動かすこと食べること。それが、力をくれる。
  • 小梅のとっちめ灸
    値引きあり
    4.0
    面倒見がよく腕のいい小梅と、ぐうたらだが憎めない母・お寅の灸据所「薬師庵」は、心身に 気懸りのある人で大賑わい。ある日、小梅の親しい料理屋が不当な取り締まりに遭った。どうにも納得できずにその背景を探ると、江戸に蠢く悪党どもの思惑が見えてきて......。灸を据えるべき真の敵は誰なのか? 怒りの艾に火が点る、新シリーズ始動!
  • 荒野
    3.9
    山野内荒野、14歳。 まだ、恋はしてない。 ……たぶん。 鎌倉で小説家の父と暮らす少女・荒野。「好き」ってどういうことか、まだよくわからない。でも、中学入学の日、電車内で見知らぬ少年に窮地を救われたことをきっかけに、彼女に少しずつ変化が起き始める。少女から、大人へ――荒野の4年間を瑞々しく描き出した、たまらなくいとおしい恋愛“以前”小説。全1冊の合本・新装版。 カバーイラスト:岸田メル
  • 香屋 夢見堂 ~夢の香りは縁を結ぶ~
    3.5
     東京の下町・人形町に店を構えるお香屋「夢見堂」。その店には夢を売り買いし、悪夢を食べ吉夢を授ける「獏」がいるという――  夢で見たことを人に話すと現実になる。そんな能力を持つ女子大生の結は、ある日突然、「夢見堂」店主の獏と名乗る人物と夢の世界で出会う。楽しい夢逢瀬の日々もつかの間、彼女の稀有な能力ゆえ、人に悪夢を植え付ける「夢魔」に目をつけられて、彼女は両目の視力を失ってしまう。絶望する結は、夢に関する専門家である獏を頼るのだが、実は彼も夢魔によって、自分一人で夢を見ることができない体質にさせられていたのだった。  二人は欠けた部分を補うように共に暮らし、夢魔を探しながら、夢にまつわる依頼を解決していく。  ――どんな悪夢にうなされても、俺が助けに行きますから。  縁と夢と香りがつなぐ、少し不思議な夢物語。    応募総数1,210作品の頂点! 魔法のiらんど大賞2020 小説大賞《大賞》受賞作!
  • 降霊会の夜
    3.6
    1巻1,600円 (税込)
    私は顧みる。すると驚くことに眼下には、私がかつて暮らし、捨ててきた街がひとつ残らずぎっしりと、まるで重箱さながらにありし日のままひしめいているのである。たちまち罰されぬ罪のくさぐさが押し寄せてきて、私は胸の重みを支えきれず路上にうずくまる。しかし女は、冷たい手のひらを私の顎に当てて引き上げ、きっぱりと、叱りつけるように言うのである。“――何を今さら。忘れていたくせに。”

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  • 声なき叫び
    3.8
    自転車で蛇行運転をしていた青年が警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。警察官の暴行を目撃した複数の人間がいるにもかかわらず、警察は正当な職務だと主張する。水木弁護士が警察を相手に法廷に臨んだのだが、裁判は著しく公正を欠く展開となった。水木は最後の賭けに出る。映像化作品、待望の文庫化!
  • 氷の城
    3.6
    私はこの誓いを絶対に忘れない。 雪に閉ざされたノルウェーの田舎町。11歳の少女シスの通う学校に、同じ年の少女ウンが転入してくる。ためらいがちに距離を詰め、運命の絆で結ばれたふたりの少女が、それぞれの思いを胸に、森深くの滝の麓につくられた神秘的な〈氷の城〉を目指す……類稀な研ぎ澄まされた文体により、魂の交歓、孤独、喪失からの再生を、幻想的・象徴的に描き上げたヴェーソスの代表作。 凛とした切なさを湛えた、出会いと別れの物語。 【英ペンギン・クラシックス収録の20世紀世界文学の名作】 【1965年度北欧理事会文学賞受賞作】 記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。

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  • 蟋蟀
    4.0
    読めばクセになる、吃驚の11ストーリーズ。  先生、これから連続側転するから見ててください――。  そういって、大学研究室で働く女性秘書は、高層ホテルの最上階のバーで、結構なスピードで部屋の隅から隅までくるくるとまわり始めた。そんな奇怪ながらも有能な彼女に惹かれた准教授はある日、求婚を申し出るのだが、彼女は研究室に珍奇な両生類の水槽を設置したまま、行方知らずとなってしまう(「あほろーとる」)。  ほかにも、馬、河童、蟋蟀、猫など様々な生き物をモチーフに、日常と非日常の境界線をのびやかな筆致で揺るがす、読めば読むほどクセになる11の物語たち。
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵
    3.3
    時は昭和五十年代、八代目林家正蔵(のちの彦六)の住む長屋には、密かに難事件の相談が持ち込まれていた……。「やかん」「中村仲蔵」「伽羅の下駄」など、正蔵十八番の名作落語の数々が現実の事件と複雑に絡み合う。落語界の大看板にして名探偵・正蔵が謎に挑む、痛快無比の異色落語ミステリー第二弾! 〈目次〉より エピローグ 第一話 黄金餅「殺人」事件 幕間 第二話 広い世間に プロローグ 特別鼎談 父・林家正蔵の流儀(藤澤多加子・林家正雀・愛川晶)
  • 弟切草 小烏神社奇譚
    値引きあり
    3.5
    小烏神社の若き宮司である竜晴は、人付き合いが悪くて無愛想。唯一の友人は、神社の一画で薬草を育てている医者で本草学者の泰山。ある日、薬種問屋の息子が毒に倒れる。懸命な治療によって一命を取り留めるが、何も語らない。さらに、彼の兄も行方知れずとわかり……。竜晴と泰山は、兄弟の秘密に迫り、彼らの因縁を断ち切ることができるのか。
  • 呼吸する町
    3.6
    1巻1,320円 (税込)
    乳酸菌飲料ラクトルを配達するラクトママたちが見つけた、ちいさな奇跡とたしかな幸せ。配るのはラクトルだけじゃない、集めるのは代金だけじゃない……かもしれない、甘くてほろ苦い4つの物語。
  • 刻

    3.0
    二つの国と二つの言語。夭逝した芥川賞作家の内面の葛藤を描く長篇小説――若くして亡くなった、在日韓国人女性作家。日本で生まれ育ち、韓国人の血にわだかまりつつも、日本人化している自分へのいらだちとコンプレックス。母国に留学し直面した、その国の理想と現実への想い。芥川賞作家の女の「生理」の時間の過程を熱く語る長篇と、「私にとっての母国と日本」という1990年にソウルで、元原稿は直接韓国語で書かれた講演を収録。 ◎アイデンティティを追求した李良枝の私小説は、「目に見えない」心のミステリーを解明しようとした鮮烈なテキストなのである。日本から、見知らぬ「母国」へやってきた「刻」の主人公は、だから、母語ではない母国語の文字の前で落ち着きを失う。その「私」の1日においては、だから、一刻一刻、親近感と距離感の間で心のゆらぎを覚えて、最終的には選ぶことができないのだろう。<リービ英雄「解説」より>
  • 黒衣聖母~探偵くらぶ~
    3.7
    天文十八年、悪魔はフランシス・ザヴィエルに従う伊留満に化けて、日本にやって来た。マルコ・ポオロの旅行記とは様子が違うし、誘惑する相手も見当たらない。暇つぶしに園芸でもやろうと、畠に種を播いた。花をつけたその植物の名を問うた牛商人に悪魔は――。(煙草と悪魔) ご存知、短篇の名手として知られる芥川龍之介の、ミステリ作品集が登場!
  • 国道食堂 1st season
    4.3
    1~2巻990~1,001円 (税込)
    賑やかな町を離れ、国道沿いにある通称「国道食堂」。ドライブインというより、大衆食堂という感じだからか、そう呼ばれている。 おまけに、店の中には、リングがある。そう、プロレスで使うヤツ。なぜかというと、店主が元プロレスラーだからだ。 この店の食事は、どれも旨くて美味しい。だからか、近隣だけでなく、遠くからも客が来る。その中には、ちょっとワケありな客も……。 「東京バンドワゴン」「花咲小路」「マイ・ディア・ポリスマン」などの人気シリーズをもつ著者が、田舎の食堂を舞台に、そこに集う人々の様々なドラマを描く、心温まる作品。
  • こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店
    3.9
    高校三年生の一ノ関は部活の後輩の二宮に呼び出され待ち合わせ場所に向かった。 待ち合わせ場所に現れた二宮は一ノ関に対して怒っているようだが、心当たりのない一ノ関は理由を聞きだすために『西洋料理店 小熊猫軒』へ連れていくことに。 山の道なき道を歩いた先に一軒の料理店が現れ、ふたりを迎えてくれたのは自分を人間だと思いこんでいるレッサーパンダだった。 次から次へとおいしい料理が出てきてお腹も心も満たされた二宮は、心の内を話しだす――。 かわいいレッサーパンダのコタローさんがあたたかい料理で悩みを抱えたお客さんをおもてなし 人と人を料理で繋げる“もふもふ”癒しの連作短編。
  • こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店 おかわり
    3.5
    高校教師である日南は、自分が受け持つ軽音部の一年生・月島から退部届を受け取った。 なかなか退部理由を話してくれない月島の心を少しでもほぐすために『西洋料理店 小熊猫軒』へ連れていくことに。 そこでふたりをもてなすのは、自分を人間だと思っているレッサーパンダのコタローさんだった。 次から次へと出てくる料理で身も心も癒された月島は胸の内を話しだす。 その話を聞いてコタローさんもなにやら思うところがあるようで…?  人と人を料理でつなぐ“もふもふ”癒しの連作短編、二皿目!
  • 木暮荘物語
    4.0
    小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年、二階建て全六室のおんぼろアパート・木暮荘。現在の住人は四人。一階には、死ぬ前の愛あるセックスに執念を燃やす大家の木暮老人と、刹那的な恋にのめり込む女子大生・光子。二階には、光子の日常を覗くことが生き甲斐のサラリーマン・神崎と、姿を消した恋人を想いながらも別の男性からの愛を受け入れた繭。一見平穏な木暮荘の日常だが、それぞれが「愛」を求めたとき、痛烈な哀しみがにじみ出す。それを和らげ、癒すのは、安普請のぼろアパートだからこそ生まれる人のぬくもりだった……。直木賞作家が紡ぐおかしくも温かな人間物語。
  • 此処 彼処
    4.0
    本書のテーマは自分の場所である。それは、浅草、鶴巻温泉、銀座、琵琶湖といった地理上の場所であったり、近所のマーケット、好きな居酒屋、好きな旅館、好きな抜け道、好きなお花見の場所、思い出の大学寮、電話ボックスといった著者が「属している(いた)」と思われる場所であったり、新婚旅行で訪れた地や思わぬ拾いモノ(誰かの臼歯、骨董のメガネフレームなど)をした場所であったり。
  • ここが終の住処かもね
    3.4
    1巻1,530円 (税込)
    シングルマザーとして奮闘してきたカヤノは、 70代の今、都会から移住した「サ高住」で気ままに暮らしていたが……。 個性的な住人たちとのやりとり、 娘や息子との関係、予期せぬトラブル、ときめく出会い。 風光明媚な丘陵地の「サ高住」を舞台に、いまどきシニアの日常生活を軽妙なタッチで描いた物語。 月刊「パンプキン」連載時から話題を集めた小説の単行本化!
  • ここでは言葉が死を招く
    4.0
    1巻1,881円 (税込)
    日本という国が檻のようだーー。 不寛容、偏見、差別、利権。 命に係わるこの場所には持ち込ませない。 金子由衣の勤める医療刑務所分院では、外国人受刑者のための翻訳機の導入、通訳の確保が課題となっていた。現在由衣が担当する外国人受刑者は、肺動脈性肺高血圧症のインド人女性、卵巣癌のベトナム人女性、そして宗教上の理由で輸血を拒絶しているアメリカ人男性の三人。意思疎通に不安を感じながらコミュニケーションと治療を重ねていたが、治療を台無しにする事件がおきてしまったーー。
  • 九つの殺人メルヘン
    3.5
    彼女がワイングラスの日本酒を呷(あお)ると、確実なはずのアリバイが崩れ出す――! 渋谷区にある日本酒バー。金曜日に現れる日本酒好きの女子大生・桜川東子(さくらがわはるこ)が、常連の工藤(くどう)と山内(やまうち)、そしてマスターの“厄年トリオ”と推理する九つの事件。グリム童話の新解釈になぞらえて、解き明かされる事件の真相とは!? 興趣(きょうしゅ)あふれるバー・ミステリー珠玉集、華やかに登場!

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  • 九つの、物語
    4.1
    大学生のゆきなの前に、長く会っていなかった兄がいきなり現れた。女性と料理と本を愛し、奔放に振舞う兄に惑わされつつ、ゆきなは日常として受け入れていく。いつまでもいつまでも幸せな日々が続くと思えたが…。ゆきなはやがて、兄が長く不在だった理由を思い出す。人生は痛みと喪失に満ちていた。生きるとは、なんと愚かで、なんと尊いのか。そのことを丁寧に描いた、やさしく強い物語。
  • ここは神楽坂西洋館
    3.7
    1~2巻660円 (税込)
    都会の喧騒を忘れられる街、神楽坂。婚約者に裏切られた泉は、 路地裏にひっそりと佇む「神楽坂西洋館」を訪れる。 そこで植物を愛する若き管理人・藤江陽介と出会うが、 彼にはちょっと不思議な特技があって?
  • ここは夜の水のほとり
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    生に無頓着なのに、死と隣り合わせだったあの頃。あなたと優しい幽霊、古い一軒家、アトリエ、そして玉川上水のほとりの並木道……。あまりにも完璧な、けれどもどこか曖昧な環境で、かけがえのない人さえ守りきれなかった私たちの、歪でつかみどころのない青春群像。受賞作を含む連作短篇集。
  • ココ・マッカリーナの机
    3.8
    「要するに私は、人生を変えたかったのだ」。日本文化を紹介する教師交換プログラムの教育実習生としてアメリカに渡ったミス・キョウコ。赴任先には、3歳から14歳まで150人のコドモたちが待っていた。折り紙で手裏剣を作り、俳句やヒロシマを紹介しながら彼らと過ごした一年間が、彼女の運命を開いていく――。『FUTON』『イトウの恋』の注目作家がユーモアたっぷりに綴る、「作家以前」の日々。
  • こころ食堂のおもいで御飯~仲直りの変わり親子丼~
    値引きあり
    4.0
    “あなたが心から食べたいものはなんですか?”――味オンチと彼氏に振られ、内定先の倒産と不幸続きの大学生・結(むすび)。そんな彼女がたどり着いたのは「おまかせで」と注文すると、望み通りのメニューを提供してくれる『こころ食堂』。店主の一心(いっしん)が振舞ったのは、むかし結の祖母が作ってくれた思い出の“焼きおにぎり”。懐かしい味に心を解かれ、結は食欲を取り戻す。不器用で優しい店主と、お節介な商店街メンバーに囲まれて、結はここで働きたいと思うようになり…。読めば元気が沸いてくる1冊!
  • 心に火をつける「ゲーテの言葉」
    4.5
    1巻1,069円 (税込)
    「自分をみつめる言葉」「他者とつながるための言葉」「価値創造のための言葉」「世界を理解するための言葉」などをテーマに、読みやすい白取訳でゲーテの言葉たちと出会う。寝る前やちょっとしたひと時に開けば活力が湧いてくる。『邦訳 ニーチェの言葉』の著者が新たに放つ賢者の201の箴言。

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  • こころのつづき
    3.8
    1巻781円 (税込)
    シングルマザーに育てられた奈々は、結婚を翌年に控えた12月、実の父親が軽井沢で働いていると聞き、ひとり訪ねていく。ランタンが灯る教会で聞かされたのは意外な真実だった(「ひかりのひみつ」)。愛犬を亡くし哀しみに暮れる男、ダンナの浮気を疑う妻、義母の介護を献身的に続ける主婦……毎日を懸命に生きながら少しずつ歩みを進める人たち。大切な人との絆を丁寧に描いた、心にじんわりとしみわたる8つの家族の物語。
  • こごえた背中の、とける夜
    4.2
    前触れなく降りだした夏の雨の中、俺は蛍(けい)と出会った――。おとこ、と呼ぶにはまだ幼さの残る20歳の神谷蛍は、時計屋を営む42歳の早川野月(のづき)の生活にするりと入り込んできた。突然始まった、幸福な二人暮らし……だが俺は、蛍のことを何も知らなかった。『きみの背中で、僕は溺れる』の沢木まひろが描く、痛いほど切ない恋。
  • コサック~1852年のコーカサス物語~
    3.8
    モスクワでの無気力な生活に疲れた青年貴族オレーニンは、チェチェン人と対峙するコーカサス辺境での軍隊勤務を志願する。その地はコサックの自由な精神に溢れていた。そして美しい少女マリヤーナとの恋が彼の内面を変えてゆく――トルストイ青春期の生き生きとした描写が、みずみずしい新訳で甦る! 作家の従来のイメージを一新するような輝かしき青春小説。
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ
    3.8
    1~3巻671~770円 (税込)
    「僕は信じてるんです。たった一冊の本が、ときには人の一生を変えてしまうこともあるって」 すみれ屋で古書スペースを担当する紙野君が差し出す本をきっかけに、謎は解け、トラブルは解決し、恋人たちは忘れていた想いに気付く――。 オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上ワインのように心をとらえて離さない5つの忘れ難いミステリー。 きっと読み返したくなる名著と美味しい料理を愉しめる古書カフェすみれ屋へようこそ!
  • 古事記の世界
    5.0
    イナバの白兎、国引き、オロチ退治、海幸山幸、天の岩屋戸の話など、古事記は私たちにとって親しみ深い古典である。著者は、古事記伝の宣長という縦糸と、イギリス社会人類学の横糸とを交錯させる新しい問題意識に立って古事記を読み解くことにより、その本質を明らかにした。新しい光に照らし出された古事記の豊かな世界がここにある。

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  • 小島(新潮文庫)
    4.0
    「絶対に無理はしないでください」豪雨に見舞われた地区にボランティアとして赴いた〈私〉は、畑に流れこんだ泥を取り除く作業につく。その向こうでは、日よけ帽子をかぶった女性が花の世話をしていた。そこはまるで緑の小島のようで――。被災地支援で目にした光景を描いた表題作のほか、広島カープを題材にした3作など14編を収録。欧米各国で翻訳され、世界が注目する作家の最新作品集!(解説・藤野可織)
  • 児次郎吹雪・おたふく物語
    3.0
    下町の姉妹を描いた時代小説〈おたふく〉三部作を完全収録。他に、婦道小説の初期傑作「児次郎吹雪」などを収録する傑作短篇集。
  • 個性的な人
    4.5
    あるところに個性的な顔をもつ人がいた.その顔はみんなに愛され,画像がネットに溢れた.ところが自撮りを繰り返すうち,顔はやがて輪郭を失ってゆき──.ソーシャルメディア時代にわたしたちは「わたし」とどう向きあえばいいか.前作『迷子の魂』につづき,繊細でメランコリックなイラストとともに描かれる現代のおとぎ話.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 応えろ生きてる星
    3.9
    奪われて、失って。そして見つけたもの 結婚直前の会社員・廉次の前に現れた女は、突然のキスと、謎の言葉を残して消える。 直後に、婚約者に目の前で別の男と駆け落ちをされた廉次は謎の女と再会。 婚約者の行方をある手段で探し出そうとする。 奪われて、失った、その先にあるものは――。 『知らない映画のサントラを聴く』『砕け散るところを見せてあげる』『あしたはひとりにしてくれ』の竹宮ゆゆこによる最新刊。 過去と向き合い、抱え続けた痛みからの再生を描く書き下ろし長編小説。
  • こちら、団地探偵局
    5.0
    1~2巻528~550円 (税込)
    毎日が退屈な団地の主婦政子が、高校以来の友人並子に再会したのは団地の公園だった。並子は学生時代、美貌・才知・人柄の三拍子揃った才媛であったが、二歳の男児を持つ現在もちっとも変わらず若々しい。その秘密は、何と内職がわりに私立探偵をやることだった!! 早速、政子は日頃気がかりな事態を相談した。いつのまにやらワトソン役を引き受けさせられた政子と、団地の名探偵並子の活躍ぶりは? 長編ユーモア・ミステリー。
  • こちらの事情
    値引きあり
    3.8
    1巻264円 (税込)
    15万部を突破した『家族の言い訳』の著者が描く、涙の短編集。母を老人介護施設に預ける息子の心中を描いた『荷物の順番』や『晴天の万国旗』はラジオドラマ、試験問題になった出色の感動作。
  • こちら弁天通りラッキーロード商店街
    3.6
    1巻660円 (税込)
    借金に追われ、見知らぬ町に逃げ込んだ笠井武。無人の寺に泊まり迎えた翌朝、やって来た老人たちはなぜか彼を新しい住職と勘違い。寂れた商店街で夢も希望もなく生きる町の住民は、誰しもがポックリ逝かせてくれと請い願う。戸惑う笠井だったが、彼らと生活を共にするなかで、何気なく口にした思いつきが波紋を呼び……。一気読み必至の痛快エンタテインメント!
  • 国歌を作った男
    3.6
    1巻1,881円 (税込)
    21世紀前夜にアメリカで大ヒットしたゲーム「ヴィハーラ」。 新作が出るたびに人々を熱狂させ、夢中にさせた国民的ゲームの裏側にいたのは、一人の孤独な男、ジョン・アイヴァネンコ。 友人は少なく、幼い頃からプログラミングと音楽に親しみ、たった五年生のときに「ヴィハーラ1」をつくりあげた。 その彼がアメリカンドリームを掴むまでに一体何があったのか、そしてそれでも拭い去れなかった孤独の影にあったものとは。 やがて「国歌」とまで謳われるほど膨れ上がった「ヴィハーラ」音楽の作曲者。 その生涯を描いた一遍をはじめ、13篇を収録。 宮内悠介のつくりあげる世界は、美しいだけでなく温かい。 笑いと涙、驚きに満ちた短編集。
  • 国境の女
    3.0
    エリ-ト商社員の死が招く戦慄の長編ミステリー――エリート商社員の明月達夫が、赴任先のサンディエゴで刺殺され、国境を挟んだメキシコの町でも、商社に関係していた若い女が死体で発見された。東京から飛んだ妻・奈緒子は、西海岸の美しい街に夫の足どりを探し歩くが……。海外駐在員の焦躁と激しい愛憎の渦に巻きこまれた、哀切の恋心を描く傑作推理長編。
  • 骨風
    3.9
    1巻1,425円 (税込)
    そのコトバは、どこまでも自由に舞っていた 鉄と戯れ、ゲージツする日々。殴られ続けた父親の死。蜂に刺され鹿が迷いこむ山の生活。生と死を見つめる眼差しが優しい私的短編集。
  • 鼓笛隊の襲来
    4.1
    赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が、勢力を拡大しながら列島に上陸する。直撃を恐れた住民は次々と避難を開始するが、「わたし」は義母とともに自宅で一夜を過ごすことにした。やがて響き始めたのは、心の奥底まで揺らす悪夢のような行進曲で…(『鼓笛隊の襲来』)。ふと紛れ込んだ不条理が、見慣れたはずの日常を鮮やかに塗り変えていく。著者の奇想が冴えわたる、驚異の傑作短編集。
  • 古典のすすめ
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    神話から江戸の世話物へとつながる恋愛観、挽歌と哀傷歌そして源氏物語に描かれた「死」と「病」など、日本の古典作品に描かれた哲学をやさしく説く。古典に立ち返り、人生を見つめる新たな視点を養う本。
  • 孤島の夜明け - 蒼穹に響く銃声と終焉の月
    4.3
    グルア監獄の秘密に肉薄するクロラだが、謎に手を掛けた矢先、本土からの調査団に捕えられてしまう。執拗な尋問に耐えるクロラ。一方、平和式典の開かれる本土では、軍拡派によるクーデターが勃発。命を狙われた元帥以下軍首脳陣とディエゴは、議員らと共に議会会館に立て籠もる。グルア監獄と本土で呼応して起きた事件――双方を繋ぐ糸は? クロラは任務遂行できるのか? 監獄ミステリー完結
  • ことづて屋
    3.6
    「お言伝てを預かっています」 山門津多恵の頭には、時折、死者の言葉がひびいてくる。 宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。 見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。 幼くして死んだ娘から母親へ、放蕩息子から父親へ、少年院の中から親友へ……。 伝えられた言葉は残された人に何をもたらすのか。 痛みをかかえた心をほぐす、あたたかくやさしい物語。
  • 事の次第
    3.7
    7つの物語が精妙巧緻にリンクする連作短編 今年四十歳になるタクシーの運転手、武上英夫は妻に言えない秘密を三つ持っていた。五年前、放火事件が起こった冬の夜にタクシーに乗せた女との経緯もその一つだった。彼に内緒で定額貯金を積み立てている妻にもまた、結婚前に付き合っていた危険な男との過去があり、五年前の冬の夜に武上英夫のタクシーに乗った女には、妻子ある山田宗雄との短い恋があった。山田宗雄が働く新聞社で記者を務める七種歩は妻のまゆみの浮気に気づき、まゆみとは高校時代の同級生だった有坂弓子は三十五歳になっても結婚できないのは妹のせいだと密かに思っていた。有坂弓子と交際中の竹中昭彦には事故で失った双子の弟がいたが、それを彼女に打ち明けていなかった。 そして街の裏社会に生きる“少年”倉田健次郎は雨の夜、武上英夫のタクシーに乗り込み――。ひとつの街を舞台に炙り出されていく、夫婦の関係、恋人の関係、不倫の関係、一晩かぎりの関係、過去の関係……。それぞれの事情を抱えた男と女が、それぞれの人生の境界線に直面したときに生まれる“事の次第”を巧みに描き出し、交錯し連鎖していく至極の小説集。表題作のほか「寝るかもしれない」「姉の悲しみ」「七分間」など、全七篇所収。

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  • 言の葉の庭
    4.2
    1巻1,430円 (税込)
    靴職人を志す高校生・秋月孝雄(あきづきたかお)はある雨の朝、 学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いていた。 そこで出会った謎めいた年上の女性、ユキノ。 やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、 心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた…… 思春期ゆえの内面の機微を繊細に描き出すことで、 主人公・孝雄(たかお)の心情に迫る加納新太版ノベライズ登場!
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月
    3.8
    二十六歳で職を失い、亡き祖母の縁で連句会・ひとつばたごに通いはじめた一葉。書店員の経験を生かし、自分にできること、自分にしかできないことを探しながら手探りで働き始めるなか、連句メンバーから意外な仕事の打診を受け……。 ひとりひとりの心を映した言葉と言葉が響き合い、連なり変化していく連句のように、人と人が、想いと想いが、仕事と仕事が繋がり、その先の道へと光を放つ――。 別れと出会い、悲しみと喜びが静かに心を満たし、前を向く勇気をもらえる感動の人気シリーズ、待望の第二弾!
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
    3.9
    『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、 癒しと再生の予感に満ちた感動の人気シリーズ、第4弾! 『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、 出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ4巻。 亡き祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに出合い、その縁から再び書店員としてブックカフェで働きはじめて一年弱。 本と人を繋げるイベントの企画や連句大会への参加を通して、主人公・一葉は初めてのことや不安なことに向き合い、 ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく。 そんななか、連句会のメンバーから、主宰・航人の過去と関わるある人物の情報がもたらされ──。 人と人が深くつながることが難しくなりつつある昨今、穏やかで深いつながりをもたらす「連句」という場を舞台に、 職を失ったもと書店員の20代後半の女性主人公が、自分に何ができるのか、 何がやりたいのかを問いながら、さまざまな人と出会い、 その縁に導かれながら未来へ進んでいく姿が共感を呼び、勇気をもらえるストーリー。 温かな読み味にほろりとさせる描写が溶け込んだ、優しく穏やで前向きな物語6話で構成された連作集。 変化しながら前へ進み、後ろには戻らない連句のルールとシンクロするように、 迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いへと繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていく。 温かな共感と勇気が胸に満ちる感動の人気シリーズ、待望の最新巻! <目次> 耳を動かす 母の形の影 ひとすじの道 おもいで糸巻き堂 抜けない棘 復活祭の卵
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花
    4.0
    書店員の職を失った一葉は、連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され新しい一歩を踏み出していく。 温かな共感と勇気が胸に満ちる感動作!
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢
    3.8
    『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く大人気シリーズ第三弾! 書店イベント、作家や歌人との出会いをきっかけに自分を見つめ直す一葉。 今を受け入れつつ歩を進めるその先には…静かな決意に涙し前を向ける物語。
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ
    4.1
    1巻1,540円 (税込)
    ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを読者と一緒に“クエスト方式”で考える。読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。(装画:小林マキ)
  • 寿フォーエバー
    3.9
    時代遅れの結婚式場で他人の幸せのために働く靖子の毎日は、カップルの破局の危機や近隣のライバル店のことなど難題続きで……結婚式の舞台裏を描く、笑いあり涙ありのハッピーお仕事小説!
  • 小鳥とリムジン
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    『食堂かたつむり』で「食べること」を通して、『ライオンのおやつ』で「死にむかうこと」を通して「生きること」を描いた小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。愛することは、生きること――苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。勇気を出してお弁当屋さんのドアを開けたことが彼女の人生を変えていく。
  • ことりの古民家ごはん 小さな島のはじっこでお店をはじめました
    4.0
    都会に佇む弁当屋で働くことり。家庭環境が原因で、人付き合いが苦手な彼女はある理由から、母の住む島に引っ越した。コバルトブルーの海に浮かぶ自然豊かな地――そこでことりは縁あって古民家を改修し、ごはん屋さんを開くことに。お店の名は『ことりの台所』。青い鳥の看板が目印の、ほっと息をつける家のような場所。そんな理想を叶えようと、ことりは迷いながら進む。父との苦い記憶、母の葛藤、ことりの思い。これは美味しいごはんがそっと背中を押す、温かい再生の物語。
  • 子ども嫌いな私のアパートに、座敷童が住んでました。
    3.5
     ハウスメーカー勤務の東湖澪・通称とっこは子供が苦手。ある時、兎のビッケと悠々自適に暮らしていたアパートの両隣と真上の部屋に子連れのファミリー世帯が住むことに!  突如敷かれたお子様包囲網を脱するべく引っ越しを決意したとっこだったが、新たな物件に入居した日の晩、そこには見知らぬ子供の姿が……!? 「ぼくは…ざしきわらしぜよ」  やむなく座敷童子のたっくんと同居生活を始めたとっこ。それでも一緒に暮らし、次第に打ち解け始めた頃、たっくんの悲しき真実を知ることに――。
  • こども小説 ちびまる子ちゃん1
    5.0
    町に、ノラ犬があらわれた。「追いかけられたらどうしよう」と、怖がるまる子たちに「おれは逃げる可能性がある男だ。みんなよく覚えとけ」と、まだ何も起きていないのに断言するヒロシだった……。「読むちびまる子ちゃん」、ついに登場!! こどもも大人も、いっしょに笑えて、ちょっぴり泣ける、5つのお話。マンガともアニメとも違う「新しいちびまる子ちゃんの世界」が、ここにある!! 【もくじ】「まる子 ノラ犬に追いかけられる」の巻/「商店街の七夕祭り」の巻/「明日から夏休み」の巻/「花輪クンに恋人が!?」の巻/「まる子 ウソをつく」の巻
  • コドモノクニ
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きっとあしたはもっといいことがある。みんながそう信じていた時代の子どものお話です(長野まゆみ)-21世紀になるまであと31年。その年、マボちゃんは11歳。チロリアンテープ、フィンガービスケット、インコのピッピ…小さくも愛おしいコドモノクニから、外の世界を見つめるマボちゃんの日々を描く、なつかしさあふれる連作小説集。
  • 子どものための哲学対話
    3.8
    人間は遊ぶために生きている! 学校なんか行かなくたっていい。うそをついてもいい。クジラは魚だ。地球は丸くない。……ぼくの家の猫のペネトレは、そんな普通じゃないことばかり言う。でも考えてみると、ペネトレの言うことの方が正しいんじゃないかって気がしてくる……。子どもも大人も考え方が変わる、ペネトレとぼくの40の対話。 ※本書は1997年7月、小社より単行本として刊行されました。
  • 子どもの本とごちそうの話
    4.5
    1巻1,056円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 思わずよだれが落ちる本。“本の探偵”が世界の話のなかから集めたおいしい話の集大成。読み終えたら、もー満腹ッ!!のグルメ本。

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  • 子供の領分
    4.7
    大人と子供の領域を往還する少年。そのどこか醒めた目は何を見つめるのか。教科書で読み継がれた「童謡」、父とその連れの美女に伴われ伊豆大島へ赴く「夏の休暇」、二人の少年の間の危うい均衡を描く表題作など、思春期の波立つ心と体を澄んだ筆致でとらえた十篇。新たに随筆「子供の時間」他一篇を付す。〈巻末エッセイ〉安岡章太郎・吉行和子 【目次】 夏の休暇/暗い半分/梅雨の頃/斜面の少年/悪い夏/崖下の家/童謡/子供の領分/窓の中/春の声 〈随筆〉子供の時間/私と教科書
  • 来なけりゃいいのに
    3.6
    ベテランOLの多恵子はOA化に伴い仕事が減少、後輩たちに疎まれ鬱々としていた。ある日部長にOLたちの指導を命ぜられ、俄然発奮するが…(「春愁」より)。保母、美容師、OL…働く女たちの哀歌、無意識の中に潜む狂気を描くサイコ・サスペンス傑作集!

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  • こなもん屋うま子
    3.8
    その店は、大阪のどこかの町にある。仕事に、人生に、さまざまな悩みを抱える人びとが、いかにも「大阪のおばはん」の女店主・蘇我家馬子(そがのやうまこ)がつくる、たこ焼き、お好み焼き、うどん、ピザ、焼きそば、豚まんなど、絶品「こなもん」料理を口にした途端……神出鬼没の店「馬子屋」を舞台に繰り広げられる、爆笑につぐ爆笑、そして感動と満腹(!?)のB級グルメミステリー! 日本コナモン協会会長・熊谷真菜氏も太鼓判! 読んだら必ず食べたくなります! ちなみに、「こなもん」とは……小麦粉を使った料理の総称を指す大阪弁。
  • 「この一文に続け」作品集 ~たんたんたん編~
    無料あり
    2.0
    小説投稿サイト『ステキブンゲイ』内で行われた「誰にでも小説は書ける!」がコンセプトの簡単小説投稿企画「この一文に続け!」 数多くの投稿作品の中から、編集部がこれは!と思った作品をピックアップ! そして作品集として電子書籍に収録、無料で配布致します!! 今回のテーマは「たん、たんたん、たんたんたん、と音が聞こえた。」 全く同じ一文から紡がれる様々な物語は、創作の無限性を感じさせる書籍になりました。是非ご覧ください。

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  • この女
    4.0
    1巻671円 (税込)
    「同じ男とはうち、一度しか寝えへん」そんな女と、どう付きあう? 新境地を切り開いた傑作青春小説! 釜ヶ崎のドヤ街に暮らす僕に、奇妙な依頼が舞いこんだ。 金持ちの奥さんの話を小説に書けば、三百万円もらえるというのだ。 ところが彼女は勝手気儘で、身の上話もデタラメばかり……。 彼女はなぜ、過去を語らないのか。 そもそもなぜ、こんな仕事を頼んでくるのか。 渦巻く謎に揉まれながら、僕は少しずつ彼女の真実を知っていく。 ※この電子書籍は2011年5月により筑摩書房より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。
  • この恋が、かなうなら
    3.6
    梨沙は進路、恋、友情、すべてがうまくいかずにいた。そんな折、東京から静岡の高校に二カ月間、国内交換留学をすることに。そこには屈託なく笑う航汰がいた。でも「一番の願いごとは、いつだって叶わない」――子供のころからそうだった。ささやかな願いごとは叶っても、心から願ったことは叶わなかった。だからこの恋だって願いを口にはしない。彼の横顔をそっと見る。本当に楽しそうに笑うから、私も自然に笑ってしまう。君といる私が好き。でも一緒にいられる時間はあと少ししか残っていない。あとで傷つくのはもう嫌だから君に笑顔でさよならを……。痛くて切ない青春ストーリー。
  • この声が、きみに届くなら
    4.5
    「好き」は「勇気」にかわるはず――! 高1のゆめは、中学のときから片想いしている本城先輩に、バスケ部で再会する。けれど、過去にトラウマがあり声のコンプレックスのせいで先輩とうまく話せずにいた。バスケ部の沙月や新田先輩のおかげでやっと仲良くなれた、その矢先。「また明日」と言ったのに、先輩は学校に来なくなってしまう。最初はとまどうゆめだったが…!? 恋にひたむきな高校生の青春物語!
  • この楽しき日々 ローラ物語3
    4.0
    15歳のローラは、念願かなって教師の職につき、新しい生活をはじめることになった。孤独な下宿生活、学校の生徒たちへの不安、大学に通いはじめた姉メアリの帰省、アルマンゾとの心ときめくそりでのドライブ。明るく、行動力あふれるローラが、18歳で結婚するまでを描く青春編。

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  • この俳句がスゴい!
    3.7
    名句のどこがスゴいのか。高浜虚子から金子兜太まで10名の著名俳人の名句を、巧みな筆致で読み解く。よく知られた名句、隠れた秀句が、著者の見事な鑑賞で凛と立ち上がる。「俳句はスゴい」と納得できる一冊。
  • この橋をわたって(新潮文庫)
    3.7
    妾は、猫で御座います。名前は、「ファー」って呼んでいただければ――。猫には、秘密の使命が隠されていたことが明らかにされる新井素子版『吾輩は猫である』。素直になれない猫と、不器用なカラスの友情を描く「黒猫ナイトの冒険」。十四歳少女が土地神からの風変わりな試練に立ち向かう「なごみちゃんの大晦日」など、日常から伸びる「橋」をわたった先に待つ、心あたたまる8つの不思議。
  • 琥珀色のダイアリー 杉原爽香十九歳の春
    3.8
    杉原爽香、十九歳の春。大学へ進学した爽香は、家計の足しにと中学生・志水多恵の家庭教師を始める。多恵は、父親が長期海外出張で不在中、継母や父の愛人と、三人で生活するという複雑な家庭事情にあった。そして父の帰国とともに事件の幕が開いた! 春の別荘地で起こる殺人……爽香はまたも渦中へ。恋のライバルまで登場する絶好調シリーズ第5弾!

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  • 後宮の宵に月華は輝く 琥珀国墨夜伝
    5.0
    1~2巻726~770円 (税込)
    【第8回角川文庫キャラクター小説大賞《奨励賞》受賞作!】 ◆あらすじ◆ 名門の娘ながら代書屋を営む藍夏月は、人ならぬものと縁があり、幽鬼からの代書も引き受けている。しかしある日、うっかり転んで死んでしまった! 気付けば彼女は冥府の王、泰山府君の前にいた。ここで死ぬわけにはいかないと、夏月は冥界でも懸命に働き、条件付きで蘇ることに! それは現世で泰山府君の調べ物を手伝うこと。生き返った彼女は王城で女官勤めをすることになり……。 天才代書屋少女が後宮の闇を暴く、中華ミステリ! ◆登場人物◆ 藍夏月(らんかげつ) 16歳。代書屋『灰塵庵』を営む名家の娘。幽鬼への関心が高く、彼らの代書も引き受ける。 故あって王城で女官勤めを始める。 可不可(かふか) 20歳前後。夏月の従者で藍家の使用人。西域の血が混じっている。 洪緑水(こうりょくすい) 27歳。秘書省写本府長官。女官として働く夏月の上司。 穏やかな笑みを浮かべる美青年だが、したたかさもある。 泰山府君(たいざんふくん) 冥府の王。傲岸不遜な性格。 死後裁判を行う神で、禄命簿という人の運命が記された帳面を持つ。
  • コハルノートへおかえり
    3.0
    1~2巻572~792円 (税込)
    高校に進学して早々、親友とのトラブルで悩んでいた小梅がたどりついたのは、ハーブのお店「コハルノート」。そこで店主の朝霧にアドバイスをもらった小梅は……。ハーブと香りが答えを導く、やさしい謎解き物語。 ※本書は第1回角川文庫キャラクター小説大賞にて奨励賞を受賞した作品です。
  • 小人たちの新しい家
    4.3
    プラター氏に誘拐され見世物にされるところを,あやうくのがれた小人の一家は,新しいかくれがを求めて,ふたたび川をくだります.ようやくたどりついたのは静かな古い牧師館.はたして,そこは一家にとって安心してくられせるすみかとなったのでしょうか.「小人の冒険シリーズ」最終巻.(改版)

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  • 恋ふらむ鳥は
    4.3
    宝女王(斉明天皇)に引き立てられた歌人・額田王。次代の大王である葛城王子(天智天皇)、その弟でかつての夫・大海人王子(天武天皇)、二人の異父兄・漢王子、葛城の忠臣・中臣鎌足らに囲まれ、宮人としての勤めに邁進する彼女を時代の波が翻弄する。大敗を喫した白村江の戦いから古代史上最大の内乱たる壬申の乱へ。激動の飛鳥時代と額田王の半生を描いた歴史巨編!
  • 古木巡礼
    5.0
    1巻2,000円 (税込)
    「古木たちのささやきが聞こえますか?」 倉本聰さんが多忙な日々の傍ら、 ライフワークとして描き続けてきた点描画に、 全国各地の古木の声を聞き取った詩が収録された、 待望の詩画集が刊行! 点描画は全点フルカラーで収録! 絵と詩でじっくりと古木たちの声を読み味わう、保存版詩画集です。
  • こぼれそうな唇
    3.4
    1巻1,287円 (税込)
    女と女と男、3人の視点から描いた揺れる恋。 お嫁さんになることを夢みる大学1年生のエミリ。人気スタイリストのアシスタントとして働く彩。恋人、彩とのマンネリ期にエミリと出会った孝太。三角関係にある3人は、いつも本当に相手に伝えたいことを呑み込んで、唇をかみしめてしまう。互いを思いながら、心はすれ違い、行動は互いを傷つけてしまう。いまを生きる女の子、男の子なら誰でもが体験する恋と仕事、恋と将来の間の葛藤を、3人はどんなふうに克服していくのか?  1章はエミリ、2章は孝太、3章は彩、4章は、またエミリ、5章は孝太・・・というスタイルで、3人の主人公それぞれの立場から、ラブストーリーが語られていきます。同じ出来事も、エミリにとってと孝太にとってでは、まるっきり違う。だからこそ恋ってムズカシイ。ましてや、三角関係ともなると!  若者の夢と現実、焦りといらだちを、さまざまな角度から表現した、きわめて現代的かつユニークな青春群像劇です。若い女性ならば、誰もエミリや彩に自分をだぶらせて、涙を禁じ得ないでしょう。
  • 駒音高く
    3.7
    将棋の世界で歩む7人をあたたかな筆致で描く感動作 藤井聡太二冠の師匠・杉本昌隆八段も共感! 「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて……(「それでも、将棋が好きだ」)。 青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞作。 「将棋の厳しさ、楽しさ、人の情を感じる作品。最後は師匠目線で読みました」――杉本昌隆八段(解説より) 装画 高杉千明
  • こまどりたちが歌うなら
    4.0
    前職の人間関係や職場環境に疲れ果て退職した茉子は、親戚の伸吾が社長を務める小さな製菓会社「吉成製菓」に転職する。 父の跡を継いで社長に就任した頼りない伸吾、誰よりも業務を知っているのに訳あってパートとして働く亀田さん。やたらと声が大きく態度も大きい江島さん、その部下でいつも怒られてばかりの正置さん、畑違いの有名企業から転職してきた千葉さん……。 それぞれの人生を歩んできた面々と働き始めた茉子は、サービス残業や女性スタッフによるお茶くみなど、会社の中の「見えないルール」が見過ごせず、声をあげていくが――。 一人一人違う〈私たち〉が関わり合い、働いて、生きていくことのかけがえのなさが胸に響く感動長編!
  • コミックス作家 川村リリカ
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    三十歳の美しいコミックス作家・川村リリカと、同い年の敏腕編集者・野崎百合子。「俺」「お前」と呼び合う可憐な二人が、喫茶店で、イタリアンで、カツカレーの店で、新作の打ち合わせをする。「それはそのままタイトルになるね」「なるね。メモしとこう」。物語はどのように生まれるのか。創作の秘密が垣間見える連作集。 〈挿画〉牛久保雅美 【目次】 きみはミステリーだよ いまのような密会の時間 荒野は誘惑する スクランブルド・エッグス二個をかきこむ 苦手なものはありますか 豆腐とケチャップで微笑する 梨を切ろうとしたとき オーガズムと自分の現在 裸でプッタネスカ 青い色にからめ捕られて フレンチフライドポテト 雨のコカコーラ
  • コミック・ヘブンへようこそ
    3.3
    本書に登場するのは今日も何事もなく生きていくために奮闘する、私たちの周りの特別でない人たち。 24時間営業の地下マンガ喫茶での夜勤中に絶体絶命の危機を経験し(「コミック・ヘブンへようこそ」)、がん患者がかつらを探しに行き(「秋夕目前」)、つらい毎日を送る売れない俳優に奇跡が起こり(「ほとんど永遠に近いレスリー・チャンの全盛期」)、兵役中のボーイフレンドを待つ女性たちが集まったインターネットコミュニティに没頭することもある(「IDはラバーシュー」)。 温かい視線とユーモアを交えながらSF、ホラー、コメディまで、韓国文学界の新鋭作家が放つ傑作短編集。 『ベル・ジャー』『危険なトランスガールのおしゃべりメモワール』が大好評、海外文学シリーズ「I am I am I am」第三弾!
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿
    3.9
    藤村京はいわゆるコミュ障。大学入学早々、友達作りに出遅れ落ち込んでいると教室に傘の忘れ物を見つける。だが、人と話すのが苦手な藤村は忘れ物をした状況を独力で推理して持ち主を突き止めようするが!?
  • 小麦100コロス マンション管理士による福音書 不正な管理会社のたとえ
    4.0
    国家資格ながら独占業務がなく、専業では難しいと言われるマンション管理士。創士郎は、大企業を退職しあえてマンション管理士として独立した。独立早々インターン志望の女子高生に付きまとわれたり警備員代わりにこき使われたりと散散な目に遭うが、粘り強くマンション管理組合に食い込む創士郎。だがその闘志の裏には、過去の悲しい事件が関係していて……。
  • こめぐら
    3.5
    【倉知淳ノンシリーズ作品集成第二弾】必要か不必要かはどうでもいいのだ。したいからする。着けたいからつける。これは信念なのだ――密やかなオフ会でとんでもない事態が発生、一本の鍵を必死に探し求める男たちを描く「Aカップの男たち」をはじめ、うそつきキツネ殺害事件の犯人を巡ってどうぶつたちが動機のあげつらいと推理を繰り広げる非本格推理童話「どうぶつの森殺人(獣?)事件」、B級時代劇におけるあまりにも意外な犯人消失の真相を描いた「さむらい探偵血風録」など5編に加え、猫丸先輩探偵譚「毒と饗宴の殺人」を特別収録。【収録作】「Aカップの男たち」「「真犯人を探せ(仮題)」」「さむらい探偵血風録 風雲立志編」「遍在」「どうぶつの森殺人(獣?)事件」「毒と饗宴の殺人」/単行本版あとがき
  • 木もれ日を縫う
    4.0
    ファッション業界で働く紬の前に、長らく行方不明だった母親の文子が姿を現した。紬の部屋で暮らし始めた母は自身を「山姥になった」と言い、面影にもどこか違和感がある。困惑する紬は、同じく故郷を離れ東京で暮らす二人の姉に相談するが――。20代、30代、40代。それぞれの年代の三姉妹は、母との再会をきっかけに、自分自身を見つめ直すことになる。母と娘の絆を描く、心に染みるミステリー。
  • 小やぎのかんむり
    4.2
    1巻1,265円 (税込)
    厳格で上から物を言う、父。それに従う、母。中学3年の主人公夏芽はそんな毎日を捨て去るように、遠く離れた寺でのサマーキャンプに応募する。だが、参加者はたった一人で…!?
  • 今宵の誘惑は気まぐれに
    4.0
    大人気作家リンゼイ・サンズのキュートでホットなヒストリカル・ロマンス! ユーモラスな場面に大笑いし、優しさに心揺さぶられる作品!/ロマンティック・タイムズ誌 伯父であるヒルクレスト伯爵が亡くなるが、爵位を継ぐには、ウィラという村娘と結婚するのが条件だと知ってヒューは愕然とする。村娘と結婚? だが実際に会ったウィラは美しく、ヒューは即座に結婚を決めた。明らかに男女のことに疎いウィラに初夜の悦びを教えるのを夢見て、ヒューは式の準備を進め、一方のウィラも、初めての営みの苦痛をなくすために様々な方法を試そうとする。ついに初夜――待ちかねたヒューはいそいそと花嫁の床に向かうが……。 原題:What She Wants
  • 今宵はジビエを召し上がれ 函館のフレンチシェフは謎解きがお好き
    3.3
    北海道の函館にたたずむ、ジビエフレンチレストラン『フォレアンシャン』。女子大生の小桧葉陽葵は、ひょんなことからこの店のオーナーである御世野景悟と出会い、アルバイトをすることになる。食材にこだわり、自分で狩りまでするほどの料理オタクの景悟だが、同時に『謎』にも目がない。陽葵は景悟とともに、店に来た客においしい料理と『謎解き』を提供することになり――。
  • 小料理屋「絶(たえ)」の縁起メシ
    3.3
    第9回ネット小説大賞受賞作! かつて自分を救ってくれた思い出のオムライスを探していたタクは、妙ママが切り盛りする“縁起メシ”が人気の小料理屋「絶(たえ)」に辿り着く。 金運上昇つくねの黄金焼き、幸せのサンドウィッチ、縁を取りもつ鶏のもつ煮、一人立ちの自立プリン、そしてタクの作る絶望オムライス――。 これは小料理屋「絶」で繰り広げられる明日への希望の物語。
  • 小料理屋の播上君のお弁当 皆さま召し上がれ
    4.2
    2021年5月刊行の『総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?』の待望の続編。新婚夫婦となったふたりが、播上の実家である小料理屋で板前見習い&女将見習いとしてランチタイムのお弁当作りに励みながら、初々しいやり取りで読者をキュンとさせる……グルメ&新婚のほっこりストーリー。
  • コルバトントリ
    3.8
    1巻1,119円 (税込)
    「ぼく」を通して語られる、いつか、どこかで暮らしていた人々の物語。 おばさんは幼い頃、「ぼく」の母親が窓から捨てた油で顔に消えない痕がのこるが、のちに、刑務所に入った父親、交通事故死した母親のかわりに「ぼく」をあずかる。 幼馴染みたち、アパートの飲んだくれのおじさん、月を見張っているおじいさん――。 富とは無縁の人々を、静かな雨が包み込む。「永遠」にめぐる世界を閉じ込めたかのような奇跡的中編。 第一五六回芥川賞を『しんせかい』で受賞した著者による、2014年発表の中編小説
  • 壺霊 上
    4.0
    浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。長期滞在で内容はグルメレポートという好条件に警戒する浅見を待っていたのは、老舗骨董店の娘・伊丹千寿。高麗青磁の壺〈紫式部〉を手に失踪した母・佳奈を捜してほしいと懇願する。残された手がかり、縁切り神社といわれる安井金比羅宮の形代には、佳奈の離縁を祈願する内容に、見知らぬ女の名前が添えられていた――。怨念の連鎖を浅見は断ち切れるのか。名探偵が古都の謎を巡る!
  • これからお祈りにいきます
    3.8
    人型のはりぼてに神様にとられたくない物をめいめいが工作して入れるという奇祭の風習がある町に生まれ育ったシゲル。祭嫌いの彼が、誰かのために祈る――。不器用な私たちのまっすぐな祈りの物語。
  • これでよろしくて?
    3.8
    些細なことでもよくってよ。日々の「?」をまな板に載せ老若女女が語らえば――女たちの不思議な集まりに参加することになった主婦菜月は、奇天烈な会合に面くらう一方、日常をゆさぶる出来事に次々見舞われて……。幾多の難儀を乗り越えて、菜月は平穏を取り戻せるのか!?夫婦、嫁姑、親子、同僚。人とのかかわりに、ふと戸惑いを覚えてしまう貴女に好適。コミカルなのに奥深い、川上弘美的ガールズトーク小説。

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