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Posted by ブクログ
篠田節子の本で最初に読んだのはこの本だった気がします。
バイオテクノロジーによって虹色に光る絹を紡ぎだす養蚕に成功しましたが、それが発端となり蚕に変化が起き、バイオハザードして恐慌をきたすパニック小説です。
蚕ばかりでてくるので、あまりビジュアルを思い浮かべると気持ち悪くなりますので要注意。
この小説の舞台は八王子ですが(著者は確か八王子市役所で働いていたんじゃなかろうか)自分も八王子の大学に通っていたので、どことなく、この場所ってここのことじゃないか、という描写が多くあり、とても身近な恐怖を感じました。
もちろん八王子に縁も所縁もない人でも楽しめます。
Posted by ブクログ
これが篠田節子の原点かと思うと、「意外」と「さもありなん」が交錯する。
前半と後半で、まったく別の物語になってしまう展開を「破綻している」と見るか「ダイナミック」と見るかで評価は変わるだろうが、一つだけはっきり言えるのは、これは確信犯的なストーリー展開であり、そこに異様なまでの迫力が存在しているという事だろう。「美へのこだわり」や「自然の尊厳」といった、後の篠田作品で扱われる様々なテーマの萌芽が見えるのも面白い。
こうしてみると「絹の変容」とはなんと卓越したタイトルであることか。まさしく篠田節子はという作家は、一作ごとに「変容」して来ているのである。
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