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5年生の夏休みの第1日目、私はユウカイ(=キッドナップ)された。犯人は2か月前から家にいなくなっていたおとうさん。だらしなくて、情けなくて、お金もない。そんなおとうさんに連れ出されて、私の夏休みは一体どうなっちゃうの? 海水浴に肝試し、キャンプに自転車泥棒。ちょっとクールな女の子ハルと、ろくでもない父親の、ひと夏のユウカイ旅行。私たちのための夏休み小説。
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Posted by ブクログ
いやー名著だと言われてもザ!人情本なんでしょ?と長年手を出さずにいたが…うーん、名著! 小学生の娘視点で書かれた本作だが、本当に子供の意見というか、子供が知らないであろうことはついぞ読者にも明かされず、父親も父親で本当にダメ親父で、でもダメ親父なりに嫌いになれないというか… 良い意味でも悪い意味でも...続きを読む大それたことは起きず、本当にこの親子の"ひと夏の冒険"に参加させてもらった感じ。 解説で重松清も言ってたけど、"親子の絆"的エピソードが無理やり入れられてるところがなかったのも最後までスッキリ読めた。 感動の押し売り感はなくて、でもじんわり温かくて…また心がちょっと寂しい時に読みたいな〜
ユウカイが片仮名でかかれているだけで、なんとなく悪いことのように感じなかった。 スーパーで買い物かごに好きな物をたくさん入れていくことの楽しさ、夜の人気のない海でぷかぷかと手を繋いで浮かぶこと、大人になった今でも自分がワクワクするようなことがたくさん描かれていた。計画性は全くないけど、大人になった...続きを読むら出来なくなってしまうことを夏休みにさせてくれるユウカイ犯は素敵だなぁと。
中学生の時に初めて読んだ。 正直内容はあまり覚えてなくて、懐かしさで もう一度読みたくなったんだけど、面白かった。 このくらいの歳の時って、自分がそうだったから 父親ってどこか家族なのにちょっと遠い存在で、 あまり会話もしないし何ならあまり話したくないし 家での表面的な姿しか知らなくて、一緒にいても...続きを読む どこか緊張したなあって思い出していた。 色んな非日常の中で変化していく様や 心地いい自然がすぐに頭に浮かぶ描写は 読んでいてやっぱり心地いいものだなあと思った。 最後の誰かや何かのせいにしないって台詞は わたしはちゃんと大人になるまで覚えておかないと いけないものだったなって少し反省した。
あの人と結婚していたらわたしはいなかったね だから、結婚しなかったのかもな 一気に読み終わった 中学生くらいのときに読みたかった
○好きなセリフ 「あの人と結婚してたらきっと私はいなかったね」 「だから結婚しなかったのかもな」おとうさんは鼻歌をうたうように言った。
大好きな作品。小学生の頃に汗かきながら遊ぶ夏休み、一段と特別なことをしなくてもキラキラしてて大好きだったなあ。とじんわり思い出す。
5年生のハルは、突然おとうさんにユウカイ(キッドナップ)される。ひと夏のユウカイ旅行を、おとうさんと一緒に過ごす物語だ。いろいろな場所へ移動する中で、二人は少しずつお互いを知り、親子の絆を深めていく。そして、その旅を通して、おとうさんもハルも成長していく。 この物語を読んで、親だからといって、いつ...続きを読むも立派でなくてもいいんだと思った。お金がなかったり、かっこ悪いことをしたり、失敗したりする姿も含めて、一人の人間としての親を子どもに見せる。それによって、子どもも親のことを、少しずつ理解できるのかもしれない。 親は子どもより長く生きている分、知っていることや、できることが少し多い。その「ちょっとしたこと」を、子育てを通して子どもにお裾分けできたら、それでいいのではないかと思う。 そして子どもは、親の人生を生きるのではなく、自分の人生を、自分で学び、考え、行動しながら生きていけばいい。 親子であっても、それぞれが独立した一人の人間。 「親子は、個人と個人なんだ」 そんなことを、改めて考えさせられた作品だった。
交わされる言葉と、交わされずに留まる言葉を読んでいくうちに、確かに自分もそうして他人と接しているなと思う。 私は月に一度のペースで幼馴染と2人でサーフトリップをするのだけれど、わざわざ時間と金と体力を注ぎ込んでいるのに、波のコンディションが悪くて、良いパフォーマンスが出せなかった日でも、無性に楽し...続きを読むいのはこういう事なんだなと思った。 決定的な事柄や、直接的に感動めいた事を押し付けてくる事が全くなくて、全体的に清潔感に満ちていて、気持ちが良かった。 後、夜の海に浮かぶの、今度やってみようと思った。
よくわからないけど、ダメ親父との家出。お金がなくなって終了。帰る時の淋しさが伝わってきた。日曜日のサザエさんを観てるみたいな感じ。
セリフにならない、言葉にできない(しない)心情を様々な方法で描き、読者に考えさせてくれる角田さんの文章に今回も引き込まれた。ただの親子の逃亡劇じゃない、結末もなんだかまとまっていないんだけど、その余白がたまらないんだこの方の物語は!そんな深みを楽しむのにもオススメの一冊。
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