キッチン・セラピー

キッチン・セラピー

1,771円 (税込)

8pt

今夜、ひとりでキッチンに立ちたくなる一冊。

第一話 カレーの混沌
旅先での出来事をきっかけに、人生の「迷子」になってしまった大学院生。
ひと皿:スパイスと「ある物」を使って作るカレー

第二話 完璧なパフェ
家事と仕事と子育てに追われ、自分の好きなものを忘れてしまった母親。
ひと皿:「彼女にとって」一点の曇りもなく完璧なマンゴーパフェ

第三話 肉を焼く
キャリアを地道に積み上げるも、周りとのライフステージの変化に思い悩む医師。
ひと皿:生きる力を取り戻すための肉

最終話 レスト・イン・ビーンズ
町田診療所の主、モネの過去が明らかに。いま、豆を愛したある人のことを偲ぶ。
ひと皿:持ち寄った、それぞれの大切な料理

「どうして私たちは、大切なことから真っ先に忘れるようにできているのだろう」

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キッチン・セラピー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく好きな感じだった。
    2つめの家族のお話でポロポロ泣いた。
    そうなんだよね、
    ほんと誰と戦ってるんだろう。
    やらなきゃ。こうしとかなきゃ。
    っていつのまにか思ってる。
    条件ばっかり考えて、自分の好きや欲求は後回し。
    子供が小さい頃家族で行く外食で、自分が本当に食べたい物は頼まなかった。
    今は頼め

    0
    2023年11月22日

    Posted by ブクログ

    パフェの話は子育て中の身として共感することばかり。自分が好きなフルーツ、本当に好きだと思うものって…?子供達が好きだから、とか楽だから、とか。そんな基準で自分も物事を決めているところがあるなぁ。
    それぞれが違う形で自分を見つめて前に進み始めていくところがとてもよかった!

    0
    2023年10月06日

    Posted by ブクログ

    料理を作って心癒やす、家にある食材を全部使ってカレーを作る。パフェを作る。肉を食べるそれもジビエで、こんなにもおもしろい発想力はないと思う。デビュー2作目これからも期待大の作家さんですね。あなたも読んで癒されて下さい。

    0
    2023年06月13日

    Posted by ブクログ

    面白かった。自然体で過ごして、人にもなじめる町田さんが羨ましい。

    第3話のましろさんの話は切ない。狩猟を教えてくれた実君に好意を持ったが、タッチの差でケガをして入院した時の看護師に持って行かれてしまったという。プライドや見栄があだとなったけど、努力して医者になった背景を考えるとやむなし。今後、いい

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    タイトル通りキッチン(料理)を通して人を治療していく。町田診療所の主のモネが予想に反して関わってきすぎないというか、何ならたまにうっかり存在を忘れそうになるくらい(笑)そんなゆるっとした存在感がまたこの物語では良かった。三者三様…でもどの人たちの心の病気も、あーわかる…と共感を抱

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    台所に立つ。
    何かを考えるのに手を動かすのも良いし、作業に熱中して悩みから一時距離をとるのも良い。
    町田診療所は投薬もなければ診察もなく相談にのってくれることもない。
    自分が自分に戻る作業を手助けしてくれる場所なのである。


    0
    2023年10月19日

    Posted by ブクログ

    すごく斬新な料理教室?
    1話目読んでる時ちょうどカレー2日目だったので、それこそちょっとこれは如何なものか的なものも入れてしまいました。
    3話目猟に行ってしまうとか驚き。ましろさんの傷心にかなり同調する。あの看護婦登場した時からあやしいとおもったんですよね。最終話の新しい恋の予感に心の中でエールを送

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    感想|『ポジティブになるための料理教室』

    ⭐︎僕は人が困難に陥った時の対処法として良い方法だと感じた。というのも、人は困難な時や不安な時、悲しい時など視野が狭窄し、物事を悲観的に捉えてしまう。悲観しすぎるとそれだけで、気力も無くなるにもかかわらず、今後も明るい未来を持てなくなってしまう。だからこそ

    0
    2023年09月08日

    Posted by ブクログ

    人が痛みを忘れるのは自然。
    受け入れて前に進むも良いし、立ち止まってみるのも良い。
    そんなときに寄り添ってくれる自分の料理をなにか見つけたいな、と思った。

    (映像か朗読で観たい作品。わたしの創造力が足りず、各料理の勢いや雰囲気が、情報量に見合うほどついてこなかった。)

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    料理を作ることがセラピーになるという「町田診療所」。
    モネの助言の元、料理を作り自分の悩みと向き合っていく人達の連作短編集。

    食べ物のほっこり系小説というよりは、静かな再生もの、といった感じ。
    全体的に傷付いたところから過程を経て心を修復していく、みたいな雰囲気。

    0
    2023年11月11日

キッチン・セラピー の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    264ページ
  • 電子版発売日
    2023年07月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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