キッチン・セラピー

キッチン・セラピー

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

今夜、ひとりでキッチンに立ちたくなる一冊。

第一話 カレーの混沌
旅先での出来事をきっかけに、人生の「迷子」になってしまった大学院生。
ひと皿:スパイスと「ある物」を使って作るカレー

第二話 完璧なパフェ
家事と仕事と子育てに追われ、自分の好きなものを忘れてしまった母親。
ひと皿:「彼女にとって」一点の曇りもなく完璧なマンゴーパフェ

第三話 肉を焼く
キャリアを地道に積み上げるも、周りとのライフステージの変化に思い悩む医師。
ひと皿:生きる力を取り戻すための肉

最終話 レスト・イン・ビーンズ
町田診療所の主、モネの過去が明らかに。いま、豆を愛したある人のことを偲ぶ。
ひと皿:持ち寄った、それぞれの大切な料理

「どうして私たちは、大切なことから真っ先に忘れるようにできているのだろう」

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    キッチン・セラピー
  • タイトルID
    :
    1381219
  • ページ数
    :
    264ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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キッチン・セラピー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    様々な悩みを抱えたキャラクターたちが、山中にひっそりと佇む「町田診療所」と名付けられたセラピーに導かれ、主の町田さんと料理を共にする中で悩みから解放されていくストーリー。どのキャラクターの悩みも共感できるものばかりで、この悩みは誰しもが持っているのだという安心感と、きっと解消できるという希望をもらえる。
    第1章に登場する青年は、見知らぬ何もない土地で呆然と立ちすくみ、どこへも行けないような感覚に陥っている。そんな苦しさを抱えながらも、親に迷惑をかけたくない、期待に応えられず失望させたくないというような気持ちで、必死に自分を誤魔化して生きてきた姿がとても痛ましい。他人や家族に後処理や手続きで迷惑をかけたくないから自殺に踏み切れない、というところまで思い詰めている姿には胸が締め付けられる。同時に、「私も同じような気持ちになったことがあるし、きっと誰もが抱きうる感情なのだろう」とも感じた。そんな重い空気に浸っている矢先、町田さんが警察に捕まりそうになった際、適当な言い訳をしてその場を振り切るシーンが登場する。このユーモラスな落差が、闇の中にいた主人公と私を無理やり光の中へと連れ去ってくれたかのような、大きな爽快感と安心感を与えてくれた。真面目と人生は相性が悪いという言葉には生き方のコツが込められており、ずっと心に留めておきたい。
    また、SNSによる匿名の誹謗中傷が人を傷つける道具として語られるが、悩みから開放されたキャラクターが一堂に会した場で、改めて匿名とは人と人の関わりを自由にするものであると気付いたキャラクターの考えが印象的だった。これは現代のSNS時代において、私たちが常に心に留めておかなければならない大切なメッセージだと思う。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    料理、食事を通して、心が豊かになったり、自分らしさを取り戻していくお話。
    自分にとって大事なものって身近にありそうだなと思った。だからこそ忘れるかもしれないから、忘れてそうなときは、ゆっくり時間を過ごしながらこの本をもう1回読みたい。

    0
    2026年05月23日

    Posted by ブクログ

    最初は、こんなに手間暇をかけていたら、商売として成立しないじゃないかと思った。でも商売は関係なく、みんなを助けて、自分も癒されるためにやっているんだなと感じた。人の為だけじゃなくて、自分の為に生きてもいいんじゃない?

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    町田診療所に訪れ、食を通して自分らしさ、本当の自分を取り戻していくお話しです。
    どの悩みもなんだかわかる気がします。誰もが多少なりとも感じている生きづらさ。
    それがモネさんと過ごしていくうちに、もつれた悩みがほどかれていく。読んでいるうちに、自分自身の気持ちもゆったりと解きほぐれたような。

    料理のことや、感情の表現が難しく感じる部分もありましたが、宇野碧さんのほかの作品も読んでみたいと思いました。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    私は料理が題材の本が好きなので、題名で読みたいと思った本でした。
    読み始めてみると、思ってた物語とはちょっと違う物語だったけど、読みやすい物語でした。
    読んでいて印象に残ったのは、料理には「正解」がないということです。
    同じレシピでも作る人によって味が変わるように、生き方にも一つの正解はないのかもしれません。失敗してもやり直せるし、少しずつ自分らしい味を見つけていけばいい。そんなメッセージを受け取った気がしました。
    この作品は、大きな事件が起こる物語ではありません。
    でも、その分、一人ひとりの気持ちの変化が丁寧に描かれていて「明日も頑張ってみよう」と優しく背中を押してくれる一冊でした。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    良かった。家にある全てのものを入れて作るカレー。完璧なパフェ作りに宮古島に行ったり、刺激と欲望の果に野生動物を狩る。まさかエミが亡くなってたとは

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    途中まではちょっと変わったカウンセリングの話かなと思ってたけど最後レストインビーンズで一気に引き込まれた。
    モネってパン生地みたいっていうのと
    いい塩梅って言葉が心に残った。

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    人生に《迷った》大学生、完璧を目指すお母さん、
    不器用な女医、そのキッチンセラピーはなぜ出来たか。
    ゆっくりと変化する登場人物たちの心とお料理たち

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    料理をすること、食べることで人生の気づきや心を癒す町田診療所の町田モネさん。薬や通院といった診察はなく、ただ料理をして食べて癒す、そんな素敵な診療所。
    青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』に少し似ているような気がしました。

    最終話、悲しかったです。パーティに白い服装と会話をしてはいけないというのが自分の中で解せなかった。弔うことは大事だけどそれってみんなに共用することなのかなぁと。
    思い返せばモネにとってお姉さんの存在は料理に気づきを与えたから人だから、みんなにも弔って欲しかったのかな?とか考え出すと止まらなくなる^^;

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    自分だけの癒しの料理を作るというのが面白くて、それぞれの料理と人の心の悩みが心に響くお話でした。
    それぞれがちょっと繋がっていくのも良い。
    そして、最後、全員集合のパーティーもたくさんの気づきがあって良い。
    心の傷を癒していくのは、いつも自分だと思える話だった。

    0
    2025年05月21日

キッチン・セラピー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    キッチン・セラピー
  • タイトルID
    :
    1381219
  • ページ数
    :
    264ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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