作品一覧

  • アンダーザスキン
    3.8
    1巻2,398円 (税込)
    「私、タトゥーイストになりたい」。 母の肌に彫られたタトゥーの美しさに魅せられ、同じ道を志した針生榴。 厳しい修行を積み重ねてタトゥーイストとなった榴だが、ある事件を機に母と決裂してしまう。 辛く苦しい別れを乗り越えタトゥーショップを開いた榴だが、慣れない経営者の仕事に弟子との対立、そして世間からの偏見の眼差しに晒されるうちに、本来の自分がわからなくなってしまい……。 「魂がもとめるものを、なかったことにできない」。 タトゥーイストとして生きる榴が辿り着いた答えとは。静かに情熱が燃え上がるヒューマンドラマ。
  • レペゼン母
    3.9
    1巻803円 (税込)
    なんと潤沢な物語だろうか。 強烈なパンチラインであり、まさに「ブレイク」作品なのだ。 ――逢坂冬馬さん 予想する「面白い」の1000倍面白い! ――大垣書店京都本店 荒川夏名さん マイクを握れ、わが子と戦え! 山間の町で穏やかに暮らす深見明子。 女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。 そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。 「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」 明子はマイクを握り立ち上がる――! 第16回小説現代長編新人賞受賞作。 ーーーーーー 選考委員も激賞! こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻! ――朝井まかて 「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。 ――宮内悠介
  • 繭の中の街
    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れを描く傑作短編集。ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時はパラレルに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。読後感も、時にはジャンルさえも全く異なる独立した物語である一方で、それらは確かな繋がりを持ち、それぞれに響き合って作品世界を美しく彩る。読み終わった後、必ず誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。 『エデンの102号室』 大学受験に失敗し、モラトリアムに生きる布珠は、異人坂でどこか浮世離れした男性、シンと出会う。博識な彼に日に日に惹かれていく布珠は、ある日、シンの部屋で書きかけの神話を見つける。 『let’s get lost』 目まぐるしく変わっていく、どこかで見たような視界。あるいはどこかで聴いたような世界。そのなかでかつてあった大切な存在について想いを馳せる、一人の男性の物語。 『つめたいふともも』 就活に苦戦する大学生の明彦は、兄の知り合いである美羽という女性と偶然知り合う。磊落な美羽に心の癒しを得る明彦だが、やがて彼女に隠された重大な秘密を知ることになる。 『赤い恐竜と白いアトリエ』 ガントリークレーンの操縦士である左巴は、刹那的で衝動的な生き方をしている。そして、彼女の働く会社の傍のコンテナには、ただ白い絵を描き続ける一人の画家が棲んでいた。 『秋の午後、神様と』 九歳の「わたし」は、さびれた神社で覇気のない神様と出会う。 『プロフィール』 かつて地上に棲む人間と分かたれた、翼を持つ一つ目の種族が存在する世界で、港湾労働者として苦役する足守大地は彼のプロフィールに興味を持った一人の≪一つ目≫と邂逅する。 『待ち合わせの五分前(おわりとはじまりの詩)』 初めて出会う相手との待ち合わせに向かう五分前を、街が見守っている。
  • キッチン・セラピー
    3.7
    1巻1,771円 (税込)
    今夜、ひとりでキッチンに立ちたくなる一冊。 第一話 カレーの混沌 旅先での出来事をきっかけに、人生の「迷子」になってしまった大学院生。 ひと皿:スパイスと「ある物」を使って作るカレー 第二話 完璧なパフェ 家事と仕事と子育てに追われ、自分の好きなものを忘れてしまった母親。 ひと皿:「彼女にとって」一点の曇りもなく完璧なマンゴーパフェ 第三話 肉を焼く キャリアを地道に積み上げるも、周りとのライフステージの変化に思い悩む医師。 ひと皿:生きる力を取り戻すための肉 最終話 レスト・イン・ビーンズ 町田診療所の主、モネの過去が明らかに。いま、豆を愛したある人のことを偲ぶ。 ひと皿:持ち寄った、それぞれの大切な料理 「どうして私たちは、大切なことから真っ先に忘れるようにできているのだろう」
  • レペゼン母
    4.0
    1巻1,463円 (税込)
    マイクを握れ、わが子と戦え! 山間の町で穏やかに暮らす深見明子。 女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。 そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。 「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」 明子はマイクを握り立ち上がる――! 『晴れ、時々くらげを呼ぶ』『檸檬先生』などで最注目の新人賞から、今年も文芸界のニュースターが誕生! 第16回小説現代長編新人賞受賞作。 ーーーーーー 選考委員も激賞! こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻! ――朝井まかて 「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。 ――宮内悠介

ユーザーレビュー

  • レペゼン母

    Posted by ブクログ

    純文学×フリースタイルラップ

    ヒネリの効いたキワモノかと油断していたが、
    ゴリゴリの純文学だった。

    0
    2026年02月19日
  • レペゼン母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    60代のオカンである明子とダメ息子の雄大がラップバトルする話。
    男の世界であるラップバトルに出て女である沙羅がまともに相手してもらえないもどかしさはわかる気がする。
    親と子のすれ違いは「一緒に食事してほしかった」「え、そんなこと?」という小さいことから始まるというのもリアル。子どもがさっさと食べなかったりするから親が食事時間をずらすのも心当たりがある。子どもが「見てて」って言ってるのに目の前のことを優先しちゃったり。

    ラップバトルも当然対戦すると思ってたら明子が棄権しちゃって、このまま対戦せず終わるのかとドキドキしちゃった。
    担ぎ上げられたのではなく自分でやると決めて舞台に立った明子の決意が

    0
    2026年02月15日
  • レペゼン母

    Posted by ブクログ

    最初は堅実な母親の視点で放蕩息子の様子が描かれていて母親に同情する読み方をしていた。けど、後半に母親が息子のことを理解するため、向き合うために行動する姿に感動した。最後には息子の心境も明かされて息子の気持ちにも共感できた。

    0
    2026年02月11日
  • レペゼン母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Cool&Passion!こんなに格好よくて言葉に乗れる小説は初めて読むかも。歌詞もいい。面白くて一気読み。
    ダメ息子を持つ母親が、目を合わせない息子とちゃんと話したくてラップに挑戦して、ラップバトルを通して向き合うシーンは感動。息子と向き合ってなかったのは自分だったという後悔と、でもしっかりしてほしいんだという葛藤。叱られてばかりでうざがっているけれど母親に感謝したい気持ちもあるんだという本音。ラップにぎゅっと詰められている分ストレートに伝わってくるので、読んでてしらけないというか。ぶつけ合って、その後の解放された感がいい。でもエピローグはちょっと話がうまくいき過ぎかなぁ。
    あとラッ

    0
    2026年01月05日
  • レペゼン母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とにかくラップシーンが全部熱い!短い言葉で放たれるパンチラインが全部いい!
    明子が鬼道楽に放つ「私は人間と話がしたいんだ 相手を人間だと理解できる奴とな」ってかっこいい〜わたしも言いたい!
    VSジーニー戦の「骨が砕けて肉が裂けて気絶したくてもできない 激痛乗り越え死を越える バトルマンガじゃない出産の話だよ あんたらのおかんが一番ハードコアやろ」も本当にそうだよなおかんをなめるなと思った。

    そしてやっぱりVS雄大ね!研いだ言葉で行われる「本当のこと」のぶつかり合い、ちょっと泣きそうになるくらい感動があった。
    雄大の「感謝はしてる ていうかしたいんだよ」「くれたのは感謝できねえ罪悪感」「見くび

    0
    2025年11月04日

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