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なんと潤沢な物語だろうか。
強烈なパンチラインであり、まさに「ブレイク」作品なのだ。 ――逢坂冬馬さん
予想する「面白い」の1000倍面白い! ――大垣書店京都本店 荒川夏名さん
マイクを握れ、わが子と戦え!
山間の町で穏やかに暮らす深見明子。
女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。
そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。
「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」
明子はマイクを握り立ち上がる――!
第16回小説現代長編新人賞受賞作。
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選考委員も激賞!
こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻!
――朝井まかて
「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。
――宮内悠介
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Posted by ブクログ
書店員さんのおすすめで読んだ本。
軽快な文章で読みやすい。が、わたしは終始心が痛む。
ワンオペで子育てをした私は自分もしてしまった過ちばかり。自分自身を客観視させられる作品だ。
子育てはやり直せない。時間は巻き戻れない。
親子は難しい。相性もあるけど、血のつながりがなんとも邪魔してしまう。
息子とのバトルで初めて親子で本音をぶつけ合うシーンは印象的だ。
息子の抱えていた葛藤を知り、衝撃を受けるが、そのうえで、認めてくれよと言う息子に対して、「もうそれをするのは私じゃない、認める許す責任取る 全部やるのは自分自身 自信と人生作るのは自分 だからへその緒を切る おかんをやめる さよならや」と言い切った。
30超えた息子に対する最適解のように思う。
巻き戻せないから。
ずーんと心に残る一冊だった
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