宇野碧のレビュー一覧
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様々な悩みを抱えたキャラクターたちが、山中にひっそりと佇む「町田診療所」と名付けられたセラピーに導かれ、主の町田さんと料理を共にする中で悩みから解放されていくストーリー。どのキャラクターの悩みも共感できるものばかりで、この悩みは誰しもが持っているのだという安心感と、きっと解消できるという希望をもらえる。
第1章に登場する青年は、見知らぬ何もない土地で呆然と立ちすくみ、どこへも行けないような感覚に陥っている。そんな苦しさを抱えながらも、親に迷惑をかけたくない、期待に応えられず失望させたくないというような気持ちで、必死に自分を誤魔化して生きてきた姿がとても痛ましい。他人や家族に後処理や手続きで迷惑 -
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ネタバレ60代のオカンである明子とダメ息子の雄大がラップバトルする話。
男の世界であるラップバトルに出て女である沙羅がまともに相手してもらえないもどかしさはわかる気がする。
親と子のすれ違いは「一緒に食事してほしかった」「え、そんなこと?」という小さいことから始まるというのもリアル。子どもがさっさと食べなかったりするから親が食事時間をずらすのも心当たりがある。子どもが「見てて」って言ってるのに目の前のことを優先しちゃったり。
ラップバトルも当然対戦すると思ってたら明子が棄権しちゃって、このまま対戦せず終わるのかとドキドキしちゃった。
担ぎ上げられたのではなく自分でやると決めて舞台に立った明子の決意が -
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ネタバレCool&Passion!こんなに格好よくて言葉に乗れる小説は初めて読むかも。歌詞もいい。面白くて一気読み。
ダメ息子を持つ母親が、目を合わせない息子とちゃんと話したくてラップに挑戦して、ラップバトルを通して向き合うシーンは感動。息子と向き合ってなかったのは自分だったという後悔と、でもしっかりしてほしいんだという葛藤。叱られてばかりでうざがっているけれど母親に感謝したい気持ちもあるんだという本音。ラップにぎゅっと詰められている分ストレートに伝わってくるので、読んでてしらけないというか。ぶつけ合って、その後の解放された感がいい。でもエピローグはちょっと話がうまくいき過ぎかなぁ。
あとラッ -
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ネタバレとにかくラップシーンが全部熱い!短い言葉で放たれるパンチラインが全部いい!
明子が鬼道楽に放つ「私は人間と話がしたいんだ 相手を人間だと理解できる奴とな」ってかっこいい〜わたしも言いたい!
VSジーニー戦の「骨が砕けて肉が裂けて気絶したくてもできない 激痛乗り越え死を越える バトルマンガじゃない出産の話だよ あんたらのおかんが一番ハードコアやろ」も本当にそうだよなおかんをなめるなと思った。
そしてやっぱりVS雄大ね!研いだ言葉で行われる「本当のこと」のぶつかり合い、ちょっと泣きそうになるくらい感動があった。
雄大の「感謝はしてる ていうかしたいんだよ」「くれたのは感謝できねえ罪悪感」「見くび -
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ネタバレこじらせにこじらせた親子が、ラップバトルの場で想いの丈をぶつけ合う、という目の付け所がすごい!と思いました。
第三者目線で考えると、雄大が幼少期からの明子の対応は、言葉の選択肢を間違ってるよ、と思えます。子どもが欲しい言葉はそれじゃ無いんだよ、と。
でも、親として考えると、ついそんな態度を取ってしまうのはあるあるです。
私もいっぱいあります。
「親ってすごく鈍感な生き物だよ。自分の言動が子供にどんなに消えないインパクトを与えるか、分かろうとしない」
複雑な家庭環境で育った沙羅の言葉は、私にも刺さりました。
親って、親子って難しいなあ、と思いました。
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ネタバレ【あらすじ】
今夜、ひとりでキッチンに立ちたくなる一冊。
第一話 カレーの混沌
旅先での出来事をきっかけに、人生の「迷子」になってしまった大学院生。
ひと皿:スパイスと「ある物」を使って作るカレー
第二話 完璧なパフェ
家事と仕事と子育てに追われ、自分の好きなものを忘れてしまった母親。
ひと皿:「彼女にとって」一点の曇りもなく完璧なマンゴーパフェ
第三話 肉を焼く
キャリアを地道に積み上げるも、周りとのライフステージの変化に思い悩む医師。
ひと皿:生きる力を取り戻すための肉
最終話 レスト・イン・ビーンズ
町田診療所の主、モネの過去が明らかに。いま、豆を愛したある人のことを偲ぶ。
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