宇野碧のレビュー一覧

  • キッチン・セラピー
    料理を作ることがセラピーになるという「町田診療所」。
    モネの助言の元、料理を作り自分の悩みと向き合っていく人達の連作短編集。

    食べ物のほっこり系小説というよりは、静かな再生もの、といった感じ。
    全体的に傷付いたところから過程を経て心を修復していく、みたいな雰囲気。
  • キッチン・セラピー
    うまくいかない、こんなはずじゃなかった…と悩みや傷を抱えた人たちに料理を作ることで癒していくお話。

    意外と…とか、そう思ってたのか…など自分で決めつけちゃって悩んじゃったりすることって誰しもありますよね。怖がらずに聞いてみたりすると案外相手はそうでもなかったりするんですよね。
  • キッチン・セラピー
    料理で人を立ち直らせる不思議な場所。自分を追い込み、ギリギリになっている人たちが自分を取り戻していく。私が行ったら町田さんはなにを作れ、と言ってくれるかな。不思議な人だ。
  • キッチン・セラピー
    心が疲れた人々が癒やしを求めて集う台所。
    最高のパフェを完成させるためのマンゴーパフェがめちゃめちゃ美味しそうだった。
    ジビエの獲物を捌くシーンにドキドキした。
    最後は切なかった。
  • キッチン・セラピー
    仕事も人生もキャリアも子育ても、
    生きていれば何かしらに対して
    嫌になったり逃げだしたくなったりする。

    料理を通して今自分に必要だという
    何かしらの行為をすることによって
    登場する人たちは自分に何が必要なのか
    足りないのかを見出していた。

    そのきっかけ作りが「料理」という
    料理小説好きな私にとっ...続きを読む
  • レペゼン母
    設定が面白いし、関西弁おかんの軽快な語り口、ラップが面白い。
    ダメ息子を持つ母に読んで欲しい作品!
    ラストシーンなんかは映画の脚本くらいご都合な感じがして少し残念だったかな
  • レペゼン母
    感想
    親子のぶつかり合い。言葉を磨き切れ味を高め敵に立ち向かう。1番近くにいたはずなのに知らない技を使う。殴りあった後は握手で仲直り。
  • レペゼン母
    男の子を育てた母親の気持ちになり泣ける。
    ラップの部分は、フロウを想像しながら読むがうまくいかなかった。
  • レペゼン母
    親なんだから、子どもを最優先にして当たり前
    子どもなんだか、親のいうことをきいて当たり前
    そんなたくさんの思い込みにがんじがらめになって
    言葉が届かなくなってしまった母と息子。
    そんな二人の間をラップにのせた言葉が
    直球で飛び交っていく。
    離婚したとたん仲良くなる元夫婦がいるらしいけれど
    親子の関係...続きを読む
  • キッチン・セラピー
    心を癒してくれる「町田診療所」は、自ら料理をして「くすり」を作る。
    自分自身を見つめながら料理をしていくこと自体が、確かに癒しになるかもと思った。
    が、第2話のパフェには癒やし効果を感じたけど、第1話のカレーや第3話やお肉には個人的には魅力を感じなかった。
    (あまり美味しそうに感じなくて、元気が出そ...続きを読む