宇野碧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書店員さんのおすすめで読んだ本。
軽快な文章で読みやすい。が、わたしは終始心が痛む。
ワンオペで子育てをした私は自分もしてしまった過ちばかり。自分自身を客観視させられる作品だ。
子育てはやり直せない。時間は巻き戻れない。
親子は難しい。相性もあるけど、血のつながりがなんとも邪魔してしまう。
息子とのバトルで初めて親子で本音をぶつけ合うシーンは印象的だ。
息子の抱えていた葛藤を知り、衝撃を受けるが、そのうえで、認めてくれよと言う息子に対して、「もうそれをするのは私じゃない、認める許す責任取る 全部やるのは自分自身 自信と人生作るのは自分 だからへその緒を切る おかんをやめる さよならや」と言い -
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和歌山の梅農家で働く深見明子は、早くに夫を亡くし女手ひとつで息子の雄大を育ててきた。
だがその息子は、二度の離婚に借金まみれ、挙句に妻を置いて家を飛び出したまま行方知れず。
今だに借金の督促が明子の元にくるという…ダメ息子。
偶然にも雄大が、ラップバトルの大会に出場することを知った明子は、これが最後のチャンスとばかりにラップで対決することに。
言ってやろう。叫んでやろう。この胸にある思いの丈をラップに乗せて。
肝っ玉母さんというイメージの明子が、ラップをするということに驚くが、やり出したら凄いじゃないかと応援してしまう。
どうしても、罵り合い、野次る、と悪いイメージしかなかったが、この親 -
Posted by ブクログ
私は料理が題材の本が好きなので、題名で読みたいと思った本でした。
読み始めてみると、思ってた物語とはちょっと違う物語だったけど、読みやすい物語でした。
読んでいて印象に残ったのは、料理には「正解」がないということです。
同じレシピでも作る人によって味が変わるように、生き方にも一つの正解はないのかもしれません。失敗してもやり直せるし、少しずつ自分らしい味を見つけていけばいい。そんなメッセージを受け取った気がしました。
この作品は、大きな事件が起こる物語ではありません。
でも、その分、一人ひとりの気持ちの変化が丁寧に描かれていて「明日も頑張ってみよう」と優しく背中を押してくれる一冊でした。 -
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【ヘッズをも唸らす母親としての意地を感じる本】
還暦を超えた母・明子が訪れたのは、若者が集うHIPHOPのMCバトル会場。和歌山の梅農園を経営している身からすると異世界に置いていかれたようだった。
息子の三度目の結婚相手の沙羅がMCバトルに参戦するのを応援するために田舎から出てきたのだった。若い女だからとディスられて、サイファーの雰囲気も向かい風となり、敗北する。
梅農園の仕事の最中、明子は交通事故で入院することに。そこで聴いたのが沙羅がおすすめしてくれたHIPHOPだった。元々リズム感の素質があったのも味方し、沙羅の練習相手になるまでにスキルアップ。
再度義理の娘がエントリーした大会 -
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ネタバレ60歳過ぎで梅農家を切り盛りする「母」明子が主人公。
息子が幼い頃に夫を亡くしてから、女手一つで育児に仕事に奮闘してきたが、その一人息子はどうにも問題児。現在は何度目かの家出をした息子が残した結婚相手(明子からみたら義理の娘)さらと2人暮らし。
そんなさらに頼まれ同行したラップバトル。
……という話。
元々、口が達者な明子はさらのラップの練習に付き合ううちに少しずつコツを掴んでいくが、その実力を発揮する機会が図らずも訪れる。さらを守るため相手と喧嘩する手段として。
最終的に息子ともラップバトルをする流れになるが、その過程で過去を振り返り、息子や自分自身と向き合うことになる。
そこがこの話の -
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ネタバレものすごく好きな作品でした。
私自身、タトゥーを入れてるわけではありません。入れたいなという気持ちはあるけど、
温泉入らなくなったら困るなあ…などデメリットに対する考えがまだあるからです。
しかし現実では少しずつ温泉に入れるか入れないか問題も変化してきている。
これは榴のような人々が、啓蒙活動を行ったり、タトゥー=嫌な人とならないような行動をしてくれたおかげなのでしょう。
物語の中で、榴はファーストペンギンだったのですね。
実際に調べてみたところ、2023年ごろから安全管理のガイドライン案ができていたり、厚労省による「アートメイクの取扱い」に関する通知が出ている。やはりどこかに榴のような人物が -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くてスラスラ読んだ。
元々私自身がダンスをやっていたり、音楽が好きで、ストリートカルチャーに触れていたこともあるかもしれない。
息子の嫁がきっかけでラップを始めた母親。そして、最終的には、過去に色々あって、不仲になってしまった息子とMCバトルで本音をぶつけ合う興味深いストーリーだった。
この本を読んでて思うのは、「無意識のうちに自分の価値観を人に押し付けている」ということ。
セオリーだったり、何事も原則みたいなものがある。それは人それぞれの価値観も同じだ。
自分の価値観に合わないと、違和感を感じたりして、態度や発言に表れてしまうことがある。
しかし、この本で母親の視点と息子の視点