宇野碧のレビュー一覧

  • レペゼン母
    壮大な子離れの物語なのかなと思いました。知らず知らずのうちに、自分も娘を否定しているのではないかと、自らを振り返るきっかけになりました。もちろん、愛情ゆえなのですが、心配するあまり、それが子供の重荷になっていることもあるなと感じます。あと、ラップの良さにも気づかされました。一昔前は不良のイメージもあ...続きを読む
  • レペゼン母
    ストーリーがテンポ良く進んでいくのでサラッと読めた。明子の子育てへの気持ちを吐露するシーンでは、自分の母もこんな風に思うことがあったのかな?と読みながら考えていた。
    もしこの先の将来母親になることがあったらもう一度読み返したいなと思う。
  • レペゼン母
    本当に魂がのった言葉は共感をよび、
    その場を掌握する!熱い!

    tomoyukiさんのタイムラインから、タイトルとジャケットに惹かれて、即買。1日で読み終わりました。

    あまりどんよりとなるシーンが長くなく、
    スッキリと読める作品でした。

    より楽しむために、MCバトルがどんなものか一度動画等で予習...続きを読む
  • 繭の中の街
    読みたい!って思ってないのに
    なぜか手にしたので読んでみた

    よかった
    羽生えてる目が1つの話が特によかった
    幽霊同士の話もよかった
    蚕育ててみた話もよかった
    学ランの神様もよかった

    なんだよ!
    短編じゃなくて長編で読みたいよ!
    って思ったけど
    短編だからいいのかも
    でもどれも
    長編読んだくらいの...続きを読む
  • キッチン・セラピー
    とても面白かった。
    タイトル通りキッチン(料理)を通して人を治療していく。町田診療所の主のモネが予想に反して関わってきすぎないというか、何ならたまにうっかり存在を忘れそうになるくらい(笑)そんなゆるっとした存在感がまたこの物語では良かった。三者三様…でもどの人たちの心の病気も、あーわかる…と共感を抱...続きを読む
  • レペゼン母
    ラップバトルを舞台にして、「母と子」のベタなテーマをエンタメ的に展開。物語の運びは上手いが、公式に当てはめて作ったような感じがやや強い。いわゆるウェルメイドな作品。ただ、最後のラップバトルは、いくらなんでもそれっぽくない。
  • レペゼン母
    面白かった!途中まで、ダメ息子だとしか思えなかったけれど、雄大の視点に立ってみたら、それだけの理由が、母親には理解できなかった感情が、たくさん見えた。母と息子、どちらが良くどちらが悪いと言うわけではない。相手を理解しようとすることは、無駄にならない。好きな表現の多い本だった。
  • レペゼン母
    あ~おもしろかった。
    後半ちょっと盛り上がりすぎてそのあと雑っぽくなったような気がしないでもないけど、
    とにかく全く興味がなかったラップを聴いてみようと思った。
    というかラップというジャンルがよくわからなかったし。好きなCreepy Nutsもラップ?
    確かに一瞬で韻を踏みつつ言葉を次々繰り出すなん...続きを読む
  • レペゼン母
    明子さんと円さん、子供との向き合い方が正反対でどちらも思うようにいかなかった。子育てって難しいなぁ。正解がない。
    明子さんは随分遅くなったけれど、思わぬきっかけで子供と向き合うことができてよかった。最後は清々しい気分。
  • レペゼン母
    バトルするには相手を知ることがだいじ。
    息子を知ろうと記録を遡っていく際に、自分が息子の気持ちを考えられていなかったのではないか、ちゃんと見ていなかったのではないかと気づいていくところ良かった。
    自分が正しいと感じ、相手が見えなくなってしまうことよくあるので、なおしたいとおもった。
  • キッチン・セラピー
    台所に立つ。
    何かを考えるのに手を動かすのも良いし、作業に熱中して悩みから一時距離をとるのも良い。
    町田診療所は投薬もなければ診察もなく相談にのってくれることもない。
    自分が自分に戻る作業を手助けしてくれる場所なのである。


  • キッチン・セラピー
    すごく斬新な料理教室?
    1話目読んでる時ちょうどカレー2日目だったので、それこそちょっとこれは如何なものか的なものも入れてしまいました。
    3話目猟に行ってしまうとか驚き。ましろさんの傷心にかなり同調する。あの看護婦登場した時からあやしいとおもったんですよね。最終話の新しい恋の予感に心の中でエールを送...続きを読む
  • レペゼン母
    本作がデビュー作とは思えない程の没入感
    主人公への思い入れと共に、目線がガラリとひっくり返り、霧が晴れてひらけるようなラスト
    良い小説でした
  • キッチン・セラピー
    感想|『ポジティブになるための料理教室』

    ⭐︎僕は人が困難に陥った時の対処法として良い方法だと感じた。というのも、人は困難な時や不安な時、悲しい時など視野が狭窄し、物事を悲観的に捉えてしまう。悲観しすぎるとそれだけで、気力も無くなるにもかかわらず、今後も明るい未来を持てなくなってしまう。だからこそ...続きを読む
  • キッチン・セラピー
    キッチンで料理する診療所の話。

    1話目の自分で決められなくなってしまった院生が、家にある材料を全て入れてカレーを作る話が好き。
    今まであったこと、自分にとってなければよかったと思うようなことも受け入れられてよかったなあと思う。

    育児に仕事に疲れてしまったパフェ作りの真琴さんの話は腑に落ちなかった...続きを読む
  • キッチン・セラピー
    人が痛みを忘れるのは自然。
    受け入れて前に進むも良いし、立ち止まってみるのも良い。
    そんなときに寄り添ってくれる自分の料理をなにか見つけたいな、と思った。

    (映像か朗読で観たい作品。わたしの創造力が足りず、各料理の勢いや雰囲気が、情報量に見合うほどついてこなかった。)
  • レペゼン母
    梅農家の母明子とダメ息子雄大の話。向き合い方がラップというのが斬新!明子が沙羅のためにラップバトルに出る所から熱さがこちらに伝わってくる。ラップの所直に聞いてみたい。そしてラップを通して親子のどちらの思いも伝わってきて胸が熱くなる。理解し言葉にする大切さよ!
  • レペゼン母
    導入部はおぉ?と引き込まれたけど、後半はちょっとしんどかったかな
    しんどい理由がラップにもともと興味がないからだけなのかわからないけど、息子とのバトルもちょっと展開が強引だった感あり
    爽快感を期待して読んだけどちょっと説教くさく感じた。
    それは自分の痛いところをつかれてるからかもしれないけど
  • レペゼン母
    テレビとかでラップバトルとかやってると、すごいなーとは思いながらも、どこかこそばゆいというか、冷めた目で見てしまうのだけど、この本も何だかそんな感じで読み終わってしまった。

    きれいに纏まり過ぎてる印象。
  • レペゼン母
    色々なやり取りがあったが、親子って
    良いなって思わせてくれる作品でした
    本音を言い合えてよかったと想いました