宇野碧のレビュー一覧
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ストーリーがテンポ良く進んでいくのでサラッと読めた。明子の子育てへの気持ちを吐露するシーンでは、自分の母もこんな風に思うことがあったのかな?と読みながら考えていた。
もしこの先の将来母親になることがあったらもう一度読み返したいなと思う。Posted by ブクログ -
ラップバトルを舞台にして、「母と子」のベタなテーマをエンタメ的に展開。物語の運びは上手いが、公式に当てはめて作ったような感じがやや強い。いわゆるウェルメイドな作品。ただ、最後のラップバトルは、いくらなんでもそれっぽくない。Posted by ブクログ
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面白かった!途中まで、ダメ息子だとしか思えなかったけれど、雄大の視点に立ってみたら、それだけの理由が、母親には理解できなかった感情が、たくさん見えた。母と息子、どちらが良くどちらが悪いと言うわけではない。相手を理解しようとすることは、無駄にならない。好きな表現の多い本だった。Posted by ブクログ
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明子さんと円さん、子供との向き合い方が正反対でどちらも思うようにいかなかった。子育てって難しいなぁ。正解がない。
明子さんは随分遅くなったけれど、思わぬきっかけで子供と向き合うことができてよかった。最後は清々しい気分。Posted by ブクログ -
バトルするには相手を知ることがだいじ。
息子を知ろうと記録を遡っていく際に、自分が息子の気持ちを考えられていなかったのではないか、ちゃんと見ていなかったのではないかと気づいていくところ良かった。
自分が正しいと感じ、相手が見えなくなってしまうことよくあるので、なおしたいとおもった。Posted by ブクログ -
台所に立つ。
何かを考えるのに手を動かすのも良いし、作業に熱中して悩みから一時距離をとるのも良い。
町田診療所は投薬もなければ診察もなく相談にのってくれることもない。
自分が自分に戻る作業を手助けしてくれる場所なのである。
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人が痛みを忘れるのは自然。
受け入れて前に進むも良いし、立ち止まってみるのも良い。
そんなときに寄り添ってくれる自分の料理をなにか見つけたいな、と思った。
(映像か朗読で観たい作品。わたしの創造力が足りず、各料理の勢いや雰囲気が、情報量に見合うほどついてこなかった。)Posted by ブクログ -
梅農家の母明子とダメ息子雄大の話。向き合い方がラップというのが斬新!明子が沙羅のためにラップバトルに出る所から熱さがこちらに伝わってくる。ラップの所直に聞いてみたい。そしてラップを通して親子のどちらの思いも伝わってきて胸が熱くなる。理解し言葉にする大切さよ!Posted by ブクログ
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導入部はおぉ?と引き込まれたけど、後半はちょっとしんどかったかな
しんどい理由がラップにもともと興味がないからだけなのかわからないけど、息子とのバトルもちょっと展開が強引だった感あり
爽快感を期待して読んだけどちょっと説教くさく感じた。
それは自分の痛いところをつかれてるからかもしれないけどPosted by ブクログ -
テレビとかでラップバトルとかやってると、すごいなーとは思いながらも、どこかこそばゆいというか、冷めた目で見てしまうのだけど、この本も何だかそんな感じで読み終わってしまった。
きれいに纏まり過ぎてる印象。Posted by ブクログ