宇野碧のレビュー一覧

  • レペゼン母

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    ラップでバトル?!レペゼン母とは、representing母のことらしい(ラップバトルなるものをYouTubeで見てみたが、一語も聞き取れず)

    母と息子が、心の中にあっても伝えきれていなかった思いを、ラップバトルでぶつけ合う。面白くて何度も大笑いした。一方で子育ては難しいなと思いながら読み終わる。ついつい出来たところを褒める前に、出来なかった所を怒ってしまう。まずは認めて欲しいのだよね、多分。気を付けよう。

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    2025年08月19日
  • キッチン・セラピー

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    人生に《迷った》大学生、完璧を目指すお母さん、
    不器用な女医、そのキッチンセラピーはなぜ出来たか。
    ゆっくりと変化する登場人物たちの心とお料理たち

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    2025年08月18日
  • キッチン・セラピー

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    料理をすること、食べることで人生の気づきや心を癒す町田診療所の町田モネさん。薬や通院といった診察はなく、ただ料理をして食べて癒す、そんな素敵な診療所。
    青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』に少し似ているような気がしました。

    最終話、悲しかったです。パーティに白い服装と会話をしてはいけないというのが自分の中で解せなかった。弔うことは大事だけどそれってみんなに共用することなのかなぁと。
    思い返せばモネにとってお姉さんの存在は料理に気づきを与えたから人だから、みんなにも弔って欲しかったのかな?とか考え出すと止まらなくなる^^;

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    2025年08月14日
  • レペゼン母

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    ネタバレ

    すべてのおかんに捧ぐ。

    明子は夫を亡くしてからずっと梅を育てて経営をしてきた。息子の雄大はいつもふらふらと大事件を起こす。息子の嫁・沙羅は梅農家を手伝ってくれるが、音楽の趣味は合わない。ヒップホップなんてどこがいいのか。ところがラップバトルに出場することになり——。

    泣いた。なんでおかんは言われたくないことを言ってくるのか。それが愛情だと思っているからです、知ってた。夫を亡くしすべてに全力で挑むゆえに幼い頃の雄大の声を聞かなかったことに気付く明子。雄大が話してくれないのは、目を合わせてくれないのは、自分がそのチャンスを取り上げていたからだ。雄大だってその捻くれ方は幼すぎると思うこともあるけ

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    2025年08月09日
  • レペゼン母

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    登場人物の関係性とか題材が初めてすぎてとても面白かった
    なんか、親子も結局別の人間、こどもできたら理解しようとするんじゃなくて、話聞いてあげるのが大事なんかもしんない
    韻踏むのかっこいいな
    いんううおあっおいいあ

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    2025年06月21日
  • レペゼン母

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    斬新な設定で面白かった。
    お母さんの明子さんの気持ちには共感するところも多かった。
    ここに描かれてるラップの内容がそれとしていいのか良くないのか分からなかったし、色々と都合のいい展開もあったとは思うけどいいお話だったと思う。

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    2025年06月11日
  • キッチン・セラピー

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    自分だけの癒しの料理を作るというのが面白くて、それぞれの料理と人の心の悩みが心に響くお話でした。
    それぞれがちょっと繋がっていくのも良い。
    そして、最後、全員集合のパーティーもたくさんの気づきがあって良い。
    心の傷を癒していくのは、いつも自分だと思える話だった。

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    2025年05月21日
  • キッチン・セラピー

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    ネタバレ

    心が疲れてしんどくなった人たちがモネと料理を通じて自分を取り戻す物語。
    それぞれが疲れていく過程はわりとどこにでもありそうな感じで、だからこそ本人たちが囚われている状態にも「そうじゃない、そうじゃないよー」と違う処し方があることが分かるからもどかしくもあり、抜け出せるだろう確信から読みやすくもあった。

    鍋の絵のエミさんは、モネの語り口からもういなそうと予想はしたけど思った以上の重苦しい過去話が最終話にきてさすがにちょっと読んでるだけでもしんどかった。
    あの話読むと無責任な他人への呪詛が止まらなくなりそう。

    ただ李青のことも私は好きじゃなかったから遺灰独り占めして葬式も拒んだシーンは「おいモ

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    2025年05月13日
  • レペゼン母

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    ラップはヒプマイしか聞いたことないし、ヒップホップ全然分かんないんだけれど、新鮮で面白かった。リズム感皆無なので実際にやるのは難しいかもしれないんだけれど、自分の叫びを吐き出してみたい。なんか和歌みたいだよね、ラップって。

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    2025年05月06日
  • レペゼン母

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    YouTube「ほんタメ」で紹介されていて、
    ずっと気になっていて、
    ずっと読みたかった一冊です。
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    梅農家を営むおかんと、
    借金まみれのダメ息子が、
    ラップバトルで親子喧嘩!?
    笑えて泣けてグッとくる、
    家族小説の大本命!
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    ある日突然、姿を消した息子。
    残された母と息子の嫁(義理の娘)。
    母の経営する梅農家を手伝う娘。

    そんな母が、ラップバトルに出場することに。

    という設定だけでも面白いのに。
    このお母さん、明子がとても素敵なキャラクターで。
    娘の沙羅

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    2025年02月11日
  • キッチン・セラピー

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    食べること、料理をすることで自分を取り戻していく事はあると思う。
    自分自身もそんな大層な悩みごとはないけれどモヤモヤした気分の時もキッチンで一心不乱に作っていると不思議と落ち着いてくる事しばしば。
    レペゼン母とは全然違うけれどこちらも心に響く物語だった。

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    2025年01月31日
  • キッチン・セラピー

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    人生行き詰まった人たちが、料理することを通じて再生していく連作短編集。
    読みやすい文章でさらっと読めた。
    食べることは生きること。どうしても料理は日常の一部になってしまうけど、たまにはじっくり考えて向き合うのも大事だよなーと思った。

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    2025年01月19日
  • キッチン・セラピー

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    最近、よく自炊をする。ただベーコンと目玉焼きを焼くだけの朝もあれば、ぶり大根を作る夜もある。思えば、今の街に引っ越してきてからほぼ三年間、わたしは台所に立てなくなっていた。一人暮らしを始めた頃に思い切って買ったお気に入りの鍋たちは、どれもシンクの下で眠っていた。

    ちょっと作ってみようかな、と気が向いたのは転職して一週間ほど経った頃。そこからほぼ毎日、何かしら作るようになった。

    料理する時間は、リトリートする時間ではないだろうか。

    無心で魚を捌き、火加減を見て、味見して。いい頃合いで器によそって口に運ぶ。それだけで、今日一日の疲れが溶けて無くなっていく。アロマを焚いたり、おしゃれして出掛け

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    2025年01月10日
  • レペゼン母

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    おもしろくて一気読み。
    親視点からの不満、子供視点からの不満、それぞれの思いをラップで表現するというストーリー構成が非常に斬新で良かった。温かい気持ちになった。

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    2025年01月04日
  • レペゼン母

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    いや~~~~これは~~~~どうなんやろう~~~~(笑)。

    フォロワーさんが読んではったので読んでみた。
    初読の作家さん。

    年末年始で時間があるときに着手するのにピッタリでは、と、思ったけど、いや~~どうやろう~~~(笑)。

    決して読みにくい文章ではないけど、なんとなく読みづらくて(移入できひんあたりかな)、1章の途中で
    「読むんやめよかな」
    と、思いつつ、まあ、それこそ、時間あるし読むか…、てテンションで最後まで行った。

    バカ息子と、おかんの話。
    わたしは全然知らんかったんやけど、「レぺゼン」っていうのはラップの専門用語やねんね。

    長年対話できなかった息子とおかんがラップバトルを通し

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    2025年01月03日
  • 繭の中の街

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    大人のメルヘン、大人のファンタジーのような本。

    神戸の街が舞台で、震災前の街の様子そのものがメルヘンチック。

    様々な人との出会い、様々な生活、様々な生き様。
    一つ一つの話はバラバラなようで、
    最後のところで、つながっている。

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    2024年12月20日
  • キッチン・セラピー

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    生きるって、食べていくことなんだなぁと改めて思った。
    食べるまでにはいろんな過程や思いがあって、それは苦行だったり癒しだったり、懺悔だったり赦しだったり、後悔だったり希望だったり、いろんな味を覚えて、それが身になって、それで生きている。
    味わい尽くさねば。

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    2024年12月17日
  • キッチン・セラピー

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    連作。でてくる料理がどれも本当に美味しそうだった。
    町田さんのことをパン生地みたいだと言っていたところが気に入った。へこんでもすぐに元に戻る、という表現がぴったりの人だと思った。彼の大きさ、ほがらかさに包み込まれるようで心地よかった。
    こんな場所があったらいいのに。自分だったら何を作るんだろう。

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    2024年10月23日
  • キッチン・セラピー

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    読むたびにセラピー受けた後みたい。
    料理って、時に癒しをもたらし、空腹を満たし、お腹にも心も満たされていく。温かい料理も冷たい料理も、その時々に応じて満たされていく。
    あぁ、なんてステキ!
     あのお店で食べたあの料理、あの人が作ってくれたあの料理、あの人が食べてくれた私のあの料理・・・、色々な思い出とともに色々な料理を思い出す。
     皆さんの思い出の一品、何ですか?

    料理が苦手な私。
    久しぶりに、家を出ていて休みを利用して帰って来た子に豆腐ハンバーグを作った。(ボソッと呟いているのを聞いたから)
    こねている間の無の時間、焼いている時間に癒された。食べた後、持って帰りたいと大事にそうにハンバーグ

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    2024年10月08日
  • キッチン・セラピー

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    誰かが私を特別にもてなしてくれること=誰かを私が特別にもてなすこと
    癒しとはそうゆうこと
    特別な思い
    特別なおもてなし

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    2024年10月02日