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芸大に通う杉野誠一は“声の色”で見たくもない人の感情や嘘が見えてしまうことに悩まされていた。そんな彼がキャンパスで出会ったのは声を失った透明な女の子。『川澄真冬』と書かれたメモ帳で自己紹介をした彼女は、誠一の映像制作を手伝いたいと申し出た。不審がる誠一の前に、古ぼけたカセットが置かれる。そして、彼女は手伝う条件として、テープに録音された姉の歌を映像に入れて欲しいという。 声の色を気にせず話せる彼女に惹かれ、生まれて初めて心の色を知りたいと願う誠一。だけど、彼女の透明な色には秘密があって――。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年03月09日
声の色で感情がわかってしまう。そんなことができたら便利だと思うけれど、見たくないものを見てしまったらそれはそれで嫌だなと思います。
そんな男の子が、真冬さんにもつ恋心のようなものは見ていてもどかしくなったし、嘘をつかれても許せるその温かい心に自分まで温かい気持ちになりました。
作中に出てくる人はみん...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月29日
主人公の芸大に通う杉野誠一は、人の話す顔と声で、その人の本当の心の中を色で見ることができます。そのことで、誠一はいつも下を向いて人の顔を見ないように生活しています。ただ、裏表のない我妻先輩とは普通に話すことができます。そんな誠一がキャンパス内で声を失った川澄真冬と出会います。声がないので、誠一は真冬...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月19日
相手の話す言葉に色が見える、共感覚の持ち主が主人公。相手の言葉から真意が見える為に対人恐怖症。
そんな主人公が恋したのは、言葉が話せない女の子。
言葉を話さないから、相手の声が無色で、それが故に居心地が良かったのだけど、恋をした事によって彼女の声に色を求めて…彼女の心を知りたくなるお話。
なんだけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月29日
知りたくないはずの、君の色を求めて。
なんか、もどかしい。感情が色で見えるという力は、設定が上手いな、と思った。肉声で、しかも顔が見えてないとダメってところ。録音とか電話越しとかではダメっていう。で、普段はその力を忌避している主人公が、彼女のことであれば、どんどん知りたくなっている、でも、彼女は声...続きを読む
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