深い作品一覧

  • うつと気分障害
    4.1
    自殺者が年間三万人を超え、うつの患者は百万人を突破。サラリーマンの六割が強いストレスを感じ、潜在患者は三百万~六百万人と推定される。だが実は、うつと思われていた人の約半分が躁うつだとわかってきた。うつと躁うつを含めた「気分障害」が激増しているのだ。対人トラブル、異性問題、失職、浪費、飲酒、DV……。病気と知らず失敗を繰り返す人も多い。気分の浮き沈みが激しい人、テンションが高く「絶好調」な人も危ないのだ。本書では、うつと気分障害の基礎知識から最先端の研究成果、実際に役立つ予防や治療・克服法まで、わかりやすく解説。
  • アスペルガー症候群
    3.9
    こだわりが強く、対人関係が不器用なアスペルガー症候群。他人の気持ちや常識を理解しにくいため、突然失礼なことを言って、相手を面食らわせることも多い。子どもだけでなく、働き盛りの大人にも見られるが、自覚がないまま、生きづらさを抱えているケースがほとんど。日本でも激増し、深刻な問題となっているが、シリコンバレーでは一割の人が該当するとも。家庭や学校、職場で、どう接したらいいのか? 改善し、特性を活かすには? すべてを網羅した一冊。
  • あなたの中の異常心理
    3.9
    誰もが心にとらわれや不可解な衝動を抱えている。そして正常と異常の差は紙一重でしかない――。精神科医で横溝賞作家でもある著者が、正常と異常の境目に焦点をあて、現代人の心の闇を解き明かす。完璧主義、依存、頑固、コンプレックスが強いといった身近な性向にも、異常心理に陥る落とし穴が。精神的破綻やトラブルから身を守り、ストレス社会をうまく乗り切るにはどうすればいいのか。現代人必読の異常心理入門。
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ
    4.2
    犯罪が厳罰化された世界の犯罪とは? 厳罰化が進み「人ひとりを殺したら死刑」という厳しいルールが定着した世界で、殺人者はなにを考えるのか。究極の思考実験ミステリ。 解説=福井健太 単行本 2022年7月 文藝春秋刊 文庫版 2025年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 心 日本の内面生活の暗示と影響
    4.0
    わが国をおとずれた外国人の中で,ハーンほど日本を理解し,また愛した人はないだろう.『骨董』や『怪談』の淋しい美しさにもまして,この『心』はわれわれが,うかつに見逃している身のまわりのことから,思いがけない深遠な思索のいとぐちを教えてくれる.小説,随筆,論文の要素が渾然一体となっているハーンの代表作.

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  • 伝言
    4.7
    わたしは、やっと、自分がなにを作っていたのか知った。 満洲国・新京。 そこで彼女たちに何があったのか。 戦後80年 『きみはいい子』『世界の果てのこどもたち』『天までのぼれ』の著者がおくる、語り継ぐべき物語。 『世界の果てのこどもたち』には書かれなかった、もう一つの真実。 わたしは気づけなかった。 気づけなかったことはたくさんあった。 この物語の中で繰り返されるこの言葉が、いまを生きる、私に迫る。(略) 私はこの作品が『伝言』と題されたことの重大さを、ずっと考え続けている。                         ――小林エリカ(解説より) 満洲国・新京で暮らす、ひろみ。 聖戦とよばれた戦に勝つため、工場に集められた彼女たちは、鉄の機械とのり、刷毛を使って畳ほどの大きさの「紙」を作り続ける。 それが何なのか、考えもせずに。 五族協和、尽忠報国――信じていた国でひろみたちはどう生きたのか。 これはわたしたちが忘れてはならない物語。
  • 戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
    4.3
    二つの戦争、そして戦後国際秩序の行方は ロシアによるウクライナ侵攻とイスラエルによるパレスチナへの非人道的な攻撃。目まぐるしく国際情勢が変化するなか、この二つの戦争に向き合い、プーチンとネタニヤフに逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)。日本人として初めてそのトップに就任した著者は、ほどなくしてプーチンから逆指名手配を受けることにもなった。さらにはトランプ大統領の大統領令による経済制裁の脅威にさらされるなど、世界規模の戦争犯罪に向き合ってきた国際刑事裁判所はいま、存続の危機にある。 第二次世界大戦後にホロコーストに向き合ったニュルンベルク裁判、日本の戦争責任を裁いた東京裁判。二つの軍事法廷裁判にルーツをもち、国際平和秩序を守ろうと奮闘してきた国際刑事裁判所とはいかなる機関か。二つの戦争という異例の事態にどう向き合ったのか。「世界の警察」アメリカが過去のものになりつつある戦後国際秩序の行方とは――。 「世界で起きていることが日本では起きないとは限らない」。「力による支配」がむき出しになりつつある今こそ「法の支配」による安全保障が必要だ。 「ウクライナ戦争の勃発で完全に覚醒した」と語る赤根さんが、その奮闘を通じて未来への責任を語りかける。  ※本書電子書籍版は刊行後の国際情勢の変化を鑑み、2025年10月に記述の一部を更新しました。
  • 輪廻の思想
    値引きあり
    4.0
    幼いころに父を亡くした著者は、あるとき、幾晩か続けて大きな蜘蛛が風呂場の天井にいることに気づいた。母にそれをいうと「お父さんかもしれないから、いたずらしてはいけない」と言われてびっくりした、という。かつては、死んだ血縁の者が、場合によっては他の動物になっている、ということを多くの人が信じていたのである。 こうした「業報輪廻」の考えは、仏教思想の中心というよりも、ジャイナ教やヒンドゥー教など東洋の宗教全体の大きな前提になっているという。そして、キリスト教などの一神教がダーウィニズムの挑戦を受けて思想的な見直しを迫られているように、輪廻思想と仏教も、進化論やバイオテクノロジーなどとの対決を迫られている。アレキサンダーの東征や、匈奴の強大化などがもたらした紀元前後の数百年間の仏教の危機の時代を、「阿弥陀仏」という新たな信仰によって乗り切ったように、新たな神話を創生していく必要があるというのだ。 さらに、スーパーマンとしての観世音菩薩、イエスとブッダの説話の類似性、親鸞の仏陀観の変化など、仏教社会の倫理と道徳を支えてきた「輪廻の思想」をめぐる講演と随筆を集成。〔原本:1989年、人文書院刊〕 目次 1 輪廻の思想――インド・中国・日本 2 仏塔信仰と大乗仏教 菩薩の平和思想 ブッダとイエス 3 本願力ということ 親鸞の仏陀観 親鸞における信心の深化 4 マングース物語  人と猿と神 仏教における非神話化 不老長寿  脳死・堕胎・中有 王舎城の温泉 チベットの牧象図 言語同断 蚕と蜘蛛――追悼 抱石庵 久松真一先生 お盆の思い出 海外の三人の師 無相さんと私 武生の雪 木村無相『念佛詩抄』 山頭火と私
  • 大相撲 名伯楽の極意
    3.0
    角界の名伯楽たり得た秘密を語る! 二横綱をはじめ関取十二人を育て上げ、角界最大最強部屋となった伊勢ヶ濱部屋。関取に引き上げる確かな指導、逸材を全国に求めるスカウティング、相次ぐ合併にも部屋を“チーム”に纏め上げ、「応援してもらえる」工夫。そして照ノ富士を再起させた逸話など。元横綱旭富士が自らの半生とマネジメントの極意を語る。 【目次】 まえがき 序 章 愛弟子・照ノ富士の引退 第 1 章 ルーツ・青森 悪ガキ正也から近大まで 第 2 章 漁師時代から“騙されて”入門まで 第 3 章 横綱挑戦から現役引退まで 第 4 章 新米親方として奮闘 第 5 章 相撲部屋の経営術 初地方場所は大赤字 第 6 章 部屋の土台作り スカウト 第 7 章 吸収合併 宮城野部屋も 第 8 章 チーム伊勢ヶ濱 コミュニケーションが大事 第 9 章 新弟子が逃げた! 危機管理 第 10 章 親方流の稽古指導 第 11 章 日馬富士発掘から引退まで 第 12 章 照ノ富士を説得した親方の経験談 第 13 章 尊富士の初優勝 青森の地縁 第 14 章 自分の夢 今の相撲界 終 章 おかみ・淳子さんが見て来た風景
  • 子どもの体験 学びと格差 負の連鎖を断ち切るために
    4.4
    子どもにとって本当に必要な体験とは何か? 「体験格差」という言葉の響きがもつ薄気味悪さを手がかりに、 大人たちを「体験の詰め込み教育」に駆り立てる「呪い」の正体に迫る! 大学入試の変化や非認知能力ブームで、子どもの体験までもが課金ゲーム化している。親たちは体験の詰め込み教育に駆り立てられ、子どもたちは格差意識を刷り込まれる。まるで「体験消費社会」だ。 体験をたくさんしたほうがいいと煽られた結果、お金のある家庭の子どもたちはたくさんの習い事をさせられ、かたやお金のない家庭の子どもたちは遊ぶ相手すらいない状態で地域に残される……。そんな、小学生たちの放課後の分断が、あるNPOの調査結果から浮かび上がってきた。 著者は、100年以上の伝統があるキャンプから、プレーパーク、無料塾、駄菓子屋さんまで、体験を通した子どもたちの学びの現場を訪ねる。現場からは、「体験格差」という概念そのものに対する疑念や困惑や批判の声が相次いだ。 本書は最後に、体験消費社会に対して3つの警告を発する。著者が発する3つの警告について、体験格差解消を掲げて活動する複数の団体からの回答もそのまま収録されている。
  • 韓国大乱
    4.7
    逮捕、自殺…大統領が悲惨な末路を辿る韓国 戒厳令、弾劾、逮捕…… 暴走する大統領か、反日左派か? 韓国社会の闇に朝日新聞元ソウル支局長が迫る! 第1章  非常戒厳、何が起きたのか  第2章  権力者の軍隊から国民の軍隊へ  第3章  歴代大統領の栄光と末路  第4章  韓国の民主主義は本物か 第5章  北朝鮮と周辺国 韓国はこれからどうするのか
  • 近代日本の地下水脈 Ⅰ 哲学なき軍事国家の悲劇
    4.0
    1~2巻1,001円 (税込)
    近代日本の失敗は「地下水脈」で読み解ける! なぜ日本は太平洋戦争を始め、敗戦に至ったのか。なぜ「玉砕」「特攻」といった無謀な作戦で多くの人命を失ってしまったのか?―― 著者が昭和史の研究に携わるようになったのは、こうした謎を解明したいとの強い動機からであった。今まで5000人近くの昭和史関係者にインタビューを重ねてきたのは、それはこの根源的な問いに対する答えを探す旅でもあった。そして、敗戦に至る道筋を調べれば調べるほど、昭和だけでなく、明治維新以降の歴史をもう一度つぶさに検証しなおす作業に迫られることになった。 その結果、著者は「地下水脈」という歴史観にたどり着く。 大日本帝国憲法ができるまでのほぼ20年間、「日本という国をこれからどのように作り変えていくか?」をめぐって、さまざまな勢力の“主導権争い”がおこなわれた。 実際の歴史では、日本は「欧米列強にならう帝国主義国家」の道を歩み、すべてが軍事に収斂していくことになる。その結末が、昭和の悲惨な敗戦であった。 では、残る国家像は、そのまま消えてしまったのか? そうではない。4つのそれぞれの思想やビジョンは、いったん日本社会の地下に潜りながら、いまも脈々と流れ続けている。そして歴史の重要なターニングポイントを迎えるたびに、噴出してくるのである。 「地下水脈」という歴史観でとらえれば、現在の日本の窮状――経済の迷走も、終身雇用サラリーマン社会が変わらないのも、政治がダメなのも、エリート教育がダメなのも、150年以上繰り返されてきたことがわかってくる。 本書は、「地下水脈」をあらためて見つめることで、日本の近現代史を再検証する。
  • 転生もふもふ令嬢のまったり領地改革記 ―クールなお義兄様とあまあまスローライフを楽しんでいます―【電子特典付き】
    値引きあり
    4.0
    【電子特典付き】 書き下ろし短編「冬のスケート」を電子書籍限定で収録! 「領地が不幸にならないように頑張ります。私に力をお貸しください」 孤児だった自分を育ててくれたルナール侯爵家への恩返しのため、望まぬながらも王家へ嫁いだ王太子妃ルネ。しかし彼女は王家を誑かしたという冤罪で革命軍に斬首されてしまう。そんな不遇な人生を見かねてか、領地を守るキツネの大精霊によって人生のやり直しが許されることに。しかも今度は精霊の声を聞く、キツネ耳のケモ耳幼女として。 キツネの精霊の知恵を使い、領地を豊かにするべく奔走する中、嫌われていたと思っていたお義兄様から今度は溺愛されるようになり……!? もふもふ幼女と溺愛お義兄様が幸せを掴みに行く転生逆転もふあまストーリー。
  • 末期がん「おひとりさま」でも大丈夫
    5.0
    「がん闘病」のホンネとヒントが満載 意外となかった! 「おひとりさま」による 「おひとりさま」のための 新しい時代の「がん闘病記」 59歳、独身、末期がんの医療ジャーナリスト。 家事は全て自分でこなし、仕事を変わらず続け、趣味や海外旅行も楽しんでいる。 いつかはやって来る最期の瞬間まで、自分のことは全て自分で決めたい。 悲愴感ゼロ、前向きな気持ちになれる、新しい時代の「がん闘病記」。 ●本書より おひとりさまの末期がん患者である僕は、身の回りのことを自分でしなければならない。 これは一見面倒に見えるが、じつはありがたいことだと思っている。 家族がいて、周囲に甘えられる環境だと、自分ですることが減って時間が余るので、その時間を利用してメソメソするようになるだろう。 周囲もそんな患者に同情してメソメソするので、患者の周辺はメソメソで充満することになる。 おひとりさまは、最期の瞬間まで自分で決断していかなければならないので、忙しくてメソメソしている余裕がない。落ち込んでいるヒマはないのだ。 ●目次 この1冊で「がん闘病」の流れが全てわかる 第1章 検査がこわい 第2章 後悔しない医師選び 第3章 手術をためらう 第4章 心身と生活の変化 第5章 治療にかかるお金の真実 第6章 最新医療との付き合い方 第7章 抗がん剤がこわい 第8章 終活がはじまる 第9章 おひとりさまの死に場所選び
  • 捜査線上の夕映え
    3.7
    ミステリランキングを席巻! 火村シリーズ傑作長編 大阪のマンションの一室で、元ホストの死体が スーツケースに押し込められた状態で発見された。 凶器や被疑者はすぐに見つかり、 難なく解決するかに思われた事件は、 鉄壁のアリバイと捜査を攪乱する “ジョーカー”によって不可能犯罪と化す。 火村とアリスの辿りついた真相が心震わす、 シリーズ新境地の傑作長篇。 解説・佐々木敦  単行本 2022年1月 文藝春秋刊 文庫版 2024年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • ノベルアンソロジー◆聖女編 捨てられ聖女ですが新しい人生が楽しいのでお構いなく
    値引きあり
    4.8
    アイリス異世界ファンタジー大賞・審査員特別賞受賞作&人気作家が書き下ろした、辛い境遇から逃れてしっかりやり返した後、愛されることを知った聖女たちの短編集が登場! (収録作品)「国外追放された偽聖女は、隣国で土いじりをはじめましょうか?」(著:楠 結衣)/「戦いの犠牲にされた聖女は百年後(?)に目覚める」(著:藍川竜樹)/「追放された元聖女は愛の重い騎士と魔王を倒す旅に出る」(著:jupiter)/「意地悪な姉が聖女らしいので、私は悪役令嬢になります!」(著:花坂つぐみ)/「聖女の傷痕」(著:雨咲はな)/「魔族と罵られた私ですがどうやら聖女だったようです」(著:伊賀海栗)/「小さな聖女の幸せ下克上」(著:藤森フクロウ)/「落ちこぼれ聖女なので左遷させられましたが、上司が変わったら、口下手な大聖女になりました。」(著:藤谷 要) カバーイラスト:くまの柚子 扉イラスト:すがはら 竜/桜花 舞/風 ことら
  • ミカエルの鼓動
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    ぶつかり合う二人の医師の志。命を救えるのはどちらの正義か 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。 「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。 そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。 命を救うための、正義とは――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 ------------ 単行本 2021年10月 文藝春秋刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 他者の単一言語使用 あるいは起源の補綴
    4.0
    「私は一つしか言語をもっていない,ところがそれは私のものではない」――植民地支配下のアルジェリアに生を受けた〈フランス-マグレブ-ユダヤ人〉の特異な自伝的回想が告げる言語的追放,本来性なき離散する〈私〉の経験.ヨーロッパ近代原理を脱構築するデリダ,その不可能なアイデンティティ・ポリティックス.

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  • ミヒャエル・コールハース チリの地震 他一篇
    4.6
    領主の不正により飼い馬と妻を失った馬商人が,正義の回復を求め帝国をも巻き込む戦いを起こす「ミヒャエル・コールハース」など,日常の崩壊とそこで露わになる人間の本性が悲劇的運命へとなだれ込む三作品を収録.カフカをはじめ多くの作家を魅了したクライストの,言葉と世界の多層性を包摂する文体に挑んだ意欲的新訳.

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  • 新科学論議(上)
    3.0
    宗教裁判により『天文対話』を禁書とされ,天文学の道を閉ざされたガリレオ.老いと病の困難を乗り越え,最後に意を注いだのは力学研究の完成であった.三人の登場人物の対話を通じて明らかにされる「二つの新しい科学」.物理学と工学への道を切りひらいた,一六三八年,ガリレオ最晩年の著書である.全二冊.

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  • マイケル・K
    4.5
    内戦下の南アフリカ.手押し車に病気の母親を乗せて,騒乱のケープタウンから内陸の農場をめざすマイケル.内戦の火の粉が飛びかう荒野をひたすら歩きつづける彼は,大地との交感に日々を過ごし,キャンプに収容されても逃走する.……国家の運命に巻き込まれながら,精神の自由を求めて放浪する一個の人間のすがたを描く,ノーベル賞作家の代表作.

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  • 脳は眠りで大進化する
    3.4
    日本が世界をリードする――睡眠と覚醒の謎に迫る! 人間のリズムを解明する概日時計の研究、睡眠の研究で世界的に注目を集め、『情熱大陸』(2009)、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』(2010)など20代の若さで研究チームを率いる”天才”としてメディアにも取り上げられた上田泰己さんだが、「生命の謎の解明に1秒でも時間を投入したい」と日夜研究に励む道を選んだという。 それから十数年――。 ひとはなぜ眠り、覚醒するのか? 睡眠中に脳内では何が起きているのか? 生命の根幹でもある睡眠覚醒のメカニズムを解明する数々のブレイクスルーが、著者が率いる研究チームによってもたらされている。生命科学の研究手法の刷新とともに、「今なら科学的なボキャブラリーによって、その謎を語ることができる」。 ・ヒトは睡眠で、日々「新しい自分」に生まれ変わっている ・睡眠は覚醒よりもアクティブである ・覚醒の意義は「探索」にこそある ・睡眠と覚醒の機構はメモ帳と鉛筆で説明できる ・私たちの体の中には眠気を数える機構がある ・「脳は第二の心臓」かもしれない ・睡眠の解明は知性の解明にもつながる 「生命を作って理解する」システム生物学の時代を牽引する著者が、 睡眠研究の全貌と解の道筋を明らかにする。睡眠と覚醒の新事実!
  • 実録ルポ 介護の裏
    4.2
    あなたの老後も真っ暗かも? 「うちはまだまだ大丈夫」「いざとなれば何とかなる」 現実から目をそらし続けてきた筆者のもとに、突如降りかかってきた母親の介護問題。 なぜ介護の仕組みはこれほど複雑なのか? なぜこんなにお金がかかるのか? 一体誰が得をしているのか? 制度について一から調べ、全国の現場を訪ね歩いてみると、深くて暗い業界の「裏側」が見えてきた―― 知らないままでは損をする、誰も教えてくれない「介護のリアル」を徹底ルポ。 【介護の世界は矛盾とナゾだらけ】 ●「ケアマネ」選びが全てを左右する ●介護保険でできること、できないこと ●老人ホームは入居金だけで数千万という現実 ●「老人は歩くダイヤモンド」。介護ビジネスはなぜ儲かるのか? ●こんな施設は要注意! 施設職員が語る3つのチェックポイント ●「介護離職」は年間で10万6千人にも ●2025年度には介護職が32万人不足……崩壊はすでに始まっている
  • 特殊詐欺と連続強盗 変異する組織と手口
    3.7
    ワルとカネのクロニクル ネット上で実行部隊を集め、海外の拠点からITを使って 詐欺や強盗を行なわせる―― こうした犯罪グループは、突然、出現したわけではない。 地上げ、ヤミ金融から最新の匿名犯罪まで、 長年、アウトローと経済事件の取材を重ねてきた著者が、 変異し続けるワルとカネの実態を暴く! 【目次】 序章 「デフレ型犯罪」としての特殊詐欺と連続強盗 第1章 ルーツとしての五菱会事件 第2章 バブルと地上げ 第3章 総会屋から企業テロまで 第4章 ヤクザマネー包囲網とITバブル 第5章 関東連合の六本木進出と半グレの準暴力団化 終章  特殊詐欺はどこへ向かうのか
  • 世界最強の地政学
    4.1
    リーダーたちの頭の中の地図を読む! 戦略を考える人たちが頭の中に持っている世界地図。それを読み解くのが地政学だ。六つのキーワードで戦略的発想を分かりやすく解説。
  • マンモスの抜け殻
    3.8
    アフターコロナの介護業界の闇、その先の希望を描く。熱き刑事の物語 介護施設経営者が殺害された。容疑者となった友を救うため、警視庁刑事が走る。高齢化社会の絶望と希望を描く社会派ミステリー。 ※この電子書籍は2121年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 白光
    4.1
    日本初のイコン画家・山下りん その情熱と波瀾の生涯! 明治13年にロシアに留学しイコンを学ぶ。一途さゆえ周囲と衝突し芸術と信仰のはざまでもがきながら生きた女性を描く感動長編。 「絵師になりたき一念どうにも抑え難く」茨城県笠間を飛び出した15歳の山下りん。東京で工部美術学校に入学を果たし、西洋画の道を究めようと決意する。ロシヤ正教の宣教師ニコライに導かれ、明治13年、聖像画制作を学ぶため帝政ロシヤに渡るのだが――情熱に従って生きた日本初のイコン画家を描く圧巻長編。解説・酒井順子 ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 戴天
    4.7
    天に臆せず胸を張って生きる男たちを描く 唐・玄宗皇帝の時代。絶対的権力者に抗おうとする若者と、人に人らしからぬ生き方を強いる体制を糺そうとする若僧の、心熱き戦い。 時は玄宗皇帝下の唐、陽物を欠いた名家の貴公子・崔子龍(さいしりゅう)は、辺境民族の征伐に赴く唐軍に従軍し、宦官・辺令誠(へんれいせい)の策略にはまる。心酔する上官・高仙芝(こうせんし)を陥れた辺への復讐を誓う崔の前に現れた僧侶・真智(しんち)。権力闘争に翻弄される男達と、虐げられても強かに生きる女達が安史の乱を機に躍動する歴史大河小説。解説・瀧井朝世 ※この電子書籍は2022年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 池田大作と創価学会 カリスマ亡き後の巨大宗教のゆくえ
    4.0
    平和の使者か、俗物か? 誰よりも人の心をつかんだ男の魅力に迫る 日本最大の新宗教、創価学会の池田大作名誉会長が2023年11月15日に95歳で死去した。 創価学会内で「永遠の師匠」とされる池田は、さまざまな毀誉褒貶に彩られた人物だった。 「貧乏の横綱」と自嘲するほど赤貧の出身ではあったが、1960年に32歳の若さで第3代創価学会会長に就任。以降、親しみやすい人柄と巧みな弁舌を武器に組織拡大に邁進し、会員世帯数827万(公称)もの信者を獲得するに至る。さらには公明党を創設し、念願の政界進出を果たした。 一方で、強引な折伏によって各地でトラブルが発生した。また、政教一致と受け取られかねない創価学会の主張は世論の大きな反発を招いた。ついには政教一致路線を公式に撤回せざるを得なくなる。以降、創価学会は「世界平和」を掲げ、池田は「平和の使者」としての顔を前面に打ち出すようになった。 組織内の権力闘争も波紋を呼んだ。創価学会はもともと日蓮正宗の信徒団体から生まれたにもかかわらず、日蓮正宗とは泥沼の争いを繰り広げ、最終的に創価学会は破門されてしまう。 それでも創価学会は、池田のカリスマ性によって求心力を保ち、創価学会は次第に「池田ファンクラブ」の様相を呈して行く。 しかし2010年以降、高齢の池田は表舞台から姿を消し、創価学会は「集団指導体制」に移行。池田の直接指導なしでも運営できる態勢になった。 池田を軽んじ醒めた目で創価学会を見る宗教2世3世の増加、選挙活動における集票力の低下、さらには会員の高齢化……池田大作とはいったい何だったのか? そして、ポスト池田の創価学会はどうなるのか――?
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?
    4.6
    若き臨床心理学者の冒険譚にして青春物語 われらがカウンセラー、東畑開人の一般書デビュー作、文春文庫版の電子書籍化。 文庫版あとがき「8年後の答え合わせ、あるいは効果研究」を付した完全決定版です。 人生に痛めつけられたからこそ、 人を癒やす力を得た野生の医者たち。 彼女・彼らと共に過ごした 灼熱のフィールドワークの記録! 気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。 単行本:2015年8月 誠信書房刊 文庫版:2023年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 善医の罪
    4.0
    彼女は善意の名医か、患者を殺した悪魔か―― 救急医・白石ルネは、意識不明で運ばれてきた男性を、家族の同意のもと延命治療を中止、尊厳死に導く。しかし3年後、ルネを嫌う麻酔医が、ルネは積極的に安楽死を行ったと病院に告発。身に覚えのないルネだが、やがてマスコミも巻き込む大問題に発展、遺族も白石を告訴するが……医療×法廷ミステリーの新たな傑作誕生! ※この電子書籍は2020年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • パチンコ 上
    4.5
    全米図書賞最終候補作!オバマ元大統領も絶賛 日韓併合下の釜山沖の小さな島、影島。下宿屋の娘、キム・ソンジャは、粋な仲買人のハンスと出会い、恋に落ちて身籠るが、実はハンスには妻子がいた。妊娠を恥じる彼女に牧師のイサクが手を差し伸べる。二人はイサクの兄が住む大阪の鶴橋へ。しかし過酷な日々が待ち受けていた――。全世界で共感を呼んだ大作、ついに文庫化! ※この電子書籍は2020年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦
    4.5
    米中の覇権争いでは終わらない。世界は戦争の世紀に突入した―― 最前線! リアルタイムの戦争研究  グローバリゼーションが進んだ世紀におけるウクライナ戦争の開始は、 「終わらない戦争」の始まりを告げる出来事となった。 見えない情報の行き交うサイバー戦、イーロン・マスクのスターリンクに 代表される民間による宇宙利用もが戦争の命運を握る。 ウクライナ戦争以後、戦争はどう変わったのか? 米中の覇権争いでは終わらない新たな問題群を前に、 台湾有事を抑止することは可能なのか? ロシア・ウクライナ戦争をケーススタディに、 「大国間競争」に埋め込まれた「終わらない戦争」について考える。 目次 第1章 ロシア・ウクライナ戦争はなぜ始まったのか 高橋杉雄 第2章 ロシア・ウクライナ戦争――その抑止破綻から台湾海峡有事に何を学べるか 福田潤一 第3章 宇宙領域からみたロシア・ウクライナ戦争 福島康仁 第4章 新領域における戦い方の将来像――ロシア・ウクライナ戦争から見るハイブリッド戦争の新局面 大澤淳 第5章 ロシア・ウクライナ戦争の終わらせ方 高橋杉雄 終章 日本人が考えるべきこと 高橋杉雄
  • 駒場の七つの迷宮
    3.0
    東大駒場キャンパスに存在する「七つの迷宮」の謎を解け! 1980年代の東大駒場キャンパス。新興宗教系サークルに所属する 東大生・葛城陵治の前に現れた鈴葦想亜羅は、複数の宗教をかけもちして、 天才的な勧誘活動を行なう〈勧誘女王(パーカー・クイーン)〉だった。 やがて想亜羅も入会した葛城たちのサークルと反カルトの学生たちとの いさかいの中、駒場寮で殺人事件が発生する。犯人は想亜羅なのか? 著者自身が体験した〈新宗教の時代〉を舞台にした出色のミステリー!
  • 基本用語から最新概念まで 現代評論キーワード講義
    4.3
    1巻1,001円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学入試の現代評論に必須の100のキーワードを時代順に学べます。さらに、キーワードの内容に合わせて紹介している書籍を読むことで、より理解を深めることができます。 本文で扱った重要語句と書籍は、巻末の「重要語ミニ辞典」と「ブックガイド」に詳細情報を掲載しています。「重要語ミニ辞典」では本文掲載語句のほか、評論文頻出の重要語句も学習できます。「ブックガイド」では内容紹介だけでなく、難易度や手に取りやすい版の情報も掲載。読解力にあわせて書籍を選ぶことで、スモールステップで読書の幅を広げることができます。 また、聴覚からの学習効率を考え、本文の音声版をつけています。 講義そのものの語りかけるような文体で、学習者に寄り添った参考書です。
  • 負動産地獄 その相続は重荷です
    4.3
    資産を巡るバトルでも相続税対策でもない。 親が遺した「いらない不動産」に悩まされる新・相続問題が多発! 戦後三世代が経過していく中、不動産に対する価値観が激変。 これまでは相続財産の中でも価値が高いはずだった不動産が、 誰も住む予定がなく、借り手も買い手も現れない「負動産」に。 団塊世代が後期高齢者に突入した今、「いらない相続」は他人事ではないのです。 戸建て住宅やマンション、別荘、都市農地、山林など、 不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言! 【目次】 まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる 第1章 激増する「いらない相続」 「老老相続」~偏在する高齢者財産と受け取れない子供/相続登記義務化がもたらす悪夢/都市農地の相続で路頭に迷う深刻な事情 ほか 第2章 相続対策が不動産問題を生む 少子高齢化の日本で貸家が増える不思議/需要のなくなる相続後のアパートを待つ未来/相続後に襲いかかるローン返済地獄 ほか 第3章 いらない不動産 どうにもならない地方の実家/郊外ニュータウン一戸建て住宅相続/老朽化マンションという置き土産 ほか 第4章 おひとりさまの相続 おひとりさまの相続人は誰?/おひとりさま資産をめぐるトラブル/おひとりさま相続対策 ほか 第5章 「負の相続」にならないために 絶対にやるべき親子会議/知っておきたい空き家売却の基礎知識/いらない土地は国庫に帰属させられるようになる? ほか 第6章 相続をどうすればよいのか 世界最高水準のニッポンの相続税/財産移転の早期化が日本を活性化する/国土の絵図を描きなおそう ほか
  • 誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ
    4.2
    資源のない日本は「人材」こそ「資源」とせよ! 古代ギリシア人やローマ人は「危機」という言葉に「甦生」の意味も合わせ持たせた――「知恵」を働かせる以外に日本の未来はない。 「長く歴史に親しんでつくづく考えるのは、民族は、興隆した後に必ず衰退を迎えるものであること。興隆と衰退の間に長い安定期を享受できた民族は、実にまれにしか存在しなかった」――古代ギリシア、古代ローマ、中世ルネサンスから日本を思う。 月刊「文藝春秋」の好評連載「日本人へ」第5弾。
  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~
    完結
    4.1
    全1巻1,001円 (税込)
    宗教2世。親が宗教を信仰している家の子供。宗教ありきで育てられ、世間とはずいぶん違う生活を送っています。 参加してはいけない学校行事があったり。 薬を使わせてもらえなかったり。 人を好きになってはいけなかったり。 休日は宗教活動のための日だったり。 もちろんそこに幸せを見出す人たちもいるけれど、中には成長するにつれて苦しさを感じる子供達がいることを、知ってほしい。 著者含む、7人の宗教2世たちが育ってきた家での出来事をマンガ化した作品が、加筆修正を加え、単行本化。 単行本描き下ろし収録。 「情報ライブ ミヤネ屋」でも紹介された、今年最注目のノンフィクションコミック!
  • 極秘資料は語る 皇室財産
    4.3
    天皇家の極秘資料を発掘! 「こんな資料は、これまで表に出たことはありません。いや、今後も絶対に出ないでしょう」。資料を目にした宮内庁関係者はこう呟いた。皇室費の中でも、天皇の私的な「財布」である内廷費の内訳は”聖域中の聖域”だ。今回、戦前戦後で大きく変貌を遂げた皇室財産の全容が初めて明らかに。特に驚かされるのは、昭和天皇の真実の暮らしぶりだった。 はじめに 等身大の昭和天皇を伝える二つの極秘文書 第一章 門外不出の資料が明かす戦前の皇室財産 第二章 天皇家の「家計簿」から見た戦後皇室の”聖域” あとがき 超一級史料を残した「ある宮内庁OB」の生涯
  • 日中百年戦争
    4.0
    「中国」という日本にとっての最大の問題 戦中は拡大派と不拡大派が、戦後は北京派と台湾派が、現在は対中強硬派と経済優先派が激突。日本は「中国」とどう向き合ってきたか。
  • 島津三国志
    3.0
    西郷隆盛ら幕末の薩摩藩士たちが尊敬・崇拝していただけでなく、今も尚、鹿児島の人たちに愛される戦国時代の猛将として名高い島津義弘。 信長、秀吉、家康たちが台頭していくなか、鎌倉時代から続く島津家を存続させるだけでなく、広い視野で九州を平定しようとした島津義弘と兄弟たちを描く長篇歴史小説。 序 第一話 敵中突破 第二話 遥かな海 第三話 鉄砲の城 第四話 万里の波 第五話 急ぐなよ 第六話 花の宗麟 第七話 肥前の熊 第八話 闘将と愚将 第九話 おのれ秀吉 第十話 三顧の礼 第十一話 鬼石曼子(グイシーマンズ) 第十二話 燃ゆる桜島 解説 細谷正充
  • AI新世 人工知能と人類の行方
    3.9
    AIは人間社会をどこまで変えるのか? 驚異的な速度でAIが発展し、社会に決定的な影響を及ぼす時代、「AI新世」。いまAIに何ができるかを網羅、人類の展望を示す。 はじめに 第1部 AIにできること 第1章 画像認識 第2章 画像生成 第3章 音声認識 第4章 音声生成 第5章 文章認識 第6章 文章生成 第7章 その他ありとあらゆる応用 第8章 未来のAIにできるかもしれないこと 第2部 AIは社会をどう変えるか 第1章 第一次産業はどうなるのか 第2章 第二次産業はどうなるのか 第3章 第三次産業はどうなるのか 第4章 AI技術との付き合い方 第3部 AIの歴史と未来 第1章 AIの歴史 第2章 深層学習の誕生 座談会 AIは人間にとって代わるのか おわりに
  • 自由論
    4.3
    「本人の意向に反して権力を行使しても正当でありうるのは,他の人々への危害を防止するという目的での権力行使だけである」.大衆の画一的な世論やエリートの専制によって個人が圧殺される事態を憂慮したJ.S.ミル(一八〇六―一八七三)は,自由に対する干渉を限界づける原理を提示した.自由について考える際の最重要文献の明快な翻訳.

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  • まっくら 女坑夫からの聞き書き
    4.4
    「女も男と同じごと仕事しよったですばい」「どんなことにでも堂々とむかってやる,こい」.筑豊の炭鉱で働いた女性たちの声を聞き取り,その生き様を記録した一九六一年のデビュー作.意志と誇りを失わず,真っ暗な地の底で過酷な採炭労働に従事した彼女たちの逞しさが,生き生きと描かれている.(解説=水溜真由美)

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  • 少年と犬
    4.2
    馳星周の直木賞ベストセラーを、『星守る犬』の村上たかしが感涙コミカライズ! 傷つき、悩む人々に寄り添う、一匹の犬がいた──。『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主と別離した一匹の犬「多聞」が、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、東から西へと旅する物語です。 家族のために犯罪に手を染めた男、外国人窃盗団のリーダー、男に貢ぐ風俗嬢、死期を悟った老猟師、震災で心を閉ざした少年……旅の途中で多聞が遭遇するのは、傷つき、悩み、惑う人々です。彼ら彼女らは、多聞によって心を洗われ、勇気と愛をもらいます。東北から本州を縦断、ひたすら南西へと向かう多聞が目指す“目的地”とは──。 人間という愚かな存在を、犬の視線を通して描いた珠玉の連作集。原作は2020年に第163回直木賞を受賞、25万部を超えるロングセラーとなっています。 コミカライズを担当したのは、ベテラン漫画家の村上たかし。すべてを失った中年男と愛犬との最後の旅を描いた『星守る犬』シリーズが100万部の大ヒットとなり、映画化もされました。 抑制の効いた語り口でドラマを紡いだ原作を踏襲しつつ、きめ細やかな作画力で、感動的にコミカライズしました。犬好き、マンガ好き、文芸ファンだけでなく、幅広い読者を引きつける魅力にあふれた作品です。
  • フェミニズムってなんですか?
    4.4
    性差別のない21世紀を実現するために。 フェミニズムを様々なトピックで学ぶ必携の一冊!    * * * 女性たちが日以上生活の中で、「あれ?」と疑問に思うこと、 何気ない言葉や行為に抵抗を覚えること。 それはフェミニズムのきっかけになります。 「私が我慢すれば」と抑えこんでいた怒りや不満を、 いつかどこかにぶつけたくなるかもしれません。 でも、誰に、どうやってぶつけたらいいのか? それを考えるためのヒントをくれるのが、フェミニズムです。 エッセンシャルワーカーとケア オリンピックとセクシズム インターセクショナリティ Black Lives Matter 性と身体 中絶と性暴力 LGBTQ+ #MeToo フェミニズムの視点を身に着ければ、世界の見え方が変わる! フェミニズムの歴史を読み解き、 物事を一歩引いて眺める視点を与えてくれる一冊 ――芥川賞作家・李琴峰推薦  * * *
  • 東大女子という生き方
    3.6
    東大女子は「未来の働き方」の開拓者だった 東京大学に初めて女性が入学して75年。今なお女性比率は二割に満たない。「東大女子」を通して、日本社会の影と未来をあぶり出す。
  • 崩壊の森
    3.5
    1巻1,001円 (税込)
    日本人特派員、土井垣が降り立ったソ連は“特ダネ禁止”の地だった。 謎に包まれた帝国で監視の目を潜り、取材を開始する土井垣。しかし、その周囲では次々に不可解な出来事が起こる──。 ソ連崩壊という世界的スクープを報じた斎藤勉をモデルに、魑魅魍魎が蠢くソ連崩壊前夜を圧倒的リアルで描き尽くす。 今、読むべき本物のインテリジェンス小説!  諜報、盗聴、罠、駆け引き、裏切り…… “ソ連崩壊”を世界に先駆けて報じた 日本人記者が見た「真実」とは?   「どうやら、この国のことを少し甘く見ていたらしい──」 吉川英治文学新人賞を受賞した『ミッドナイト・ジャーナル』、直木賞候補となった『傍流の記者』。 気鋭の著者が放つ、極寒の氷をも溶かす熱き闘いの物語! 解説は、保守派に換金されたゴルバチョフの生存情報の第一報を伝えた、当時、在ソ連日本国大使館の三等書記官だった作家の佐藤優さんです。 ※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか
    4.4
    近年、韓国発のエンターテインメントの世界的な活躍のニュースは毎日のように目に入ってきます。7人組ボーイズグループBTSの国連でのスピーチやパフォーマンス、Netflixドラマ『イカゲーム』や『愛の不時着』の世界的ヒット。髪型やファッションをK-POPアーティストに寄せることも今では珍しくありません。その韓国エンタメ産業の躍進は、実は韓国社会の変化と大きく結びついています。 ◎1980年代の民主化運動による「表現の自由」の拡大 ◎1997年アジア通貨危機、IMFショックによる韓国産業界の変化(輸出強化とIT化)。そして2010年以降顕著になった世界のデジタル社会化。こうした社会の変化が韓国のエンタメ産業にどのような影響を及ぼしたのか、本書前半ではBTSをプロデュースしたパン・シヒョク氏や、韓国エンタメ産業界の巨人・CJグループのイ・ミギョン氏など立役者たちのプロフィールを交えつつ具体的に描かれます。一方、本書の後半では韓国エンタメ界に残る負の面に目を向けます。韓流スターの性接待や、オーディション番組における不正操作。相次ぐ女性スターの自死。こうした問題もまた、韓国社会の変化のなかで、取り上げられ方が変化してきました。とりわけフェミニズムの広がりによる女性の権利意識の高まりは大きなポイントになっています。その他兵役や韓流スターたちと政治との関りなど、韓国のエンタメ界と韓国社会との密接なつながりへの理解が本書によって深まります。 また最終章では日本のエンタメコンテンツが韓国でどのように受容されているかがレポートされます。厳しい現状から、いま日本に求められているものは何かが見えてきます。
  • 夏物語
    4.1
    大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。子どもを産むこと、持つことへの周囲の様々な声。そんな中、精子提供で生まれ、本当の父を探す逢沢と出会い心を寄せていく。生命の意味をめぐる真摯な問いを切ない詩情と泣き笑いの筆致で描く、全世界が認める至高の物語。 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 超空気支配社会
    4.7
    SNS、コロナ、オリンピック……「空気」の圧力が覆う現代日本を読み解く令和版「空気の研究」。 自由気ままにものを書いて発言する時代は終わったのか? 日本を動かす「空気」の本質を衝く。 気鋭の論者による初の評論集。
  • 三国志入門
    3.9
    中国歴史小説の第一人者が書き下ろし! 中国を代表する歴史物語『三国志』をこれから読みたい人を、雄大な世界に誘う入門書。 英雄たちの足跡を物語、戦い、故事成語などにわけて易しく紹介する。 ・三国時代と三国志の時代の違いとは ・外戚と宦官の争いが後漢王朝を衰弱させた ・ことばの力によって大国・魏を創った曹操 ・薄情な劉備がなぜ蜀の皇帝になれたのか ・若さに満ちた政権を率いた呉の孫権 ・「水魚の交わり」「泣いて馬謖を斬る」……物語を彩る名言 ・英雄たちの亡き後の三国志の世界
  • 小林秀雄の政治学
    3.5
    1巻1,001円 (税込)
    「文芸批評の巨人」像が一新される! 「政治嫌いの文学者」というイメージが強い小林秀雄。だが著作を丹念に読むと、政治、戦争への深い関心と洞察が。 新しい小林像。
  • あなたもきっと依存症 「快と不安」の病
    3.9
    「依存症」といえば、アルコール、タバコ(ニコチン)、麻薬などを、普通では得られない「快楽」を求めて、 身の危険を顧みずにのめり込んで消費している人のイメージが私たちにはあります。 しかし実は、依存症の落とし穴はとても身近なものです。ご飯を食べるのを止められない、オンラインゲームで部屋にとじこもる。 次から次へと恋愛関係に身をやつす。こういったことも十分に依存症でありえます。 最新の国際的な定義では、これまでのアルコールや薬物といった、物質的な依存症だけでなく、 ギャンブルやオンラインゲームといった「行動に関する依存症」も含まれるようになりました。 まるで脳が乗っ取られたように、止めたいと思っても、止められなくなる、そこにはもはや「快楽」はなく、 ただ「脳の渇望」があるだけの世界、そうした状況に依存症の人たちは苦しんでいます。 本書では、〇アルコール、〇ニコチン、〇薬物といった古典的な依存症から、〇ギャンブル、〇オンラインという新たに依存症に含まれたもの。 さらに〇糖質依存、〇性的依存といった、まだ研究途上で公的な定義には含まれてはいないものの、十分に依存症的な症状があるものまで紹介します。 最新の依存症の研究と治療について、筑波大学教授の原田隆之先生が、身近な事例を用いながら、わかりやすく紹介します。
  • 名著ではじめる哲学入門
    4.0
    なぜ私たちは考えることが苦手なのか? 日本人の思考力を磨く実践的哲学のススメ! 「国家とは何か」「権力とは何か」「政治とは何か」と問われて、明確に答えられる人がどれだけいるでしょうか。本書は、西洋哲学の名著を題材に、日本人にとって苦手な「概念によって物事を把握する力」をつけて、「哲学の実践」のスキルアップを図ろうするものです。 一般に「哲学を勉強する」というと、著名な哲学者の本を読んで丸ごと理解しなければならないと思う人が多いかもしれません。しかし、それは哲学研究者のすることで、哲学の本質ではないと著者はいいます。では「哲学」とは何なのか? 著者によれば、まさしく「〇〇とは何か」という問いそのものが極めて哲学的な問いであり、その問いに対して、あるいは物事をとらえるために、概念的に考えたり、概念を練り上げたり、新たな概念を創出したりする知的営みこそが「哲学」だと語ります。  では、概念的に考えるとはどういうことか? スピノザは、「〇〇とは何か」という問いについて、その問いの答えは、「対象となっているものの〈起成原因〉を表していなくてはならない」(『スピノザ往復書簡集』)と考えました。たとえば、地面に置いてあるボールを子どもが蹴ったとき、ボールが転がったのは「子どもが蹴ったから」とふつうは考えますが、それだけではありません。もし重い岩だったら蹴っても転がりません。ボールが転がったのは、ボールが丸くて軽く弾力性があるからで、また人間がそのように製造したからであり、ゴムという物質が地球上に存在したからであり、さらには硬い地表と重力が作用したからでもあります。これらが「ボールとは何か」の起成原因であり、物事を概念的に考えるということです。  本書では、このように近代の哲学者たちの名著を、「哲学」「人間」「国家」「政治」「権力」「存在」など、私たちが社会生活を営むうえで根幹となるものにグルーピングして、各項目3~5作品、1作品につき4、5ページのテキスト+イラストで構成します。 著者は「哲学の効用とは、頭をよくしてくれること、そして物事をより明晰に理解させてくれることにある」と断言します。自分の住む世界とはいったい何なのだろうか――。名著を味わいながら、世界のしくみを新たな視点でとらえる哲学の実践的素養が身につく、至れり尽くせりの哲学入門書です。
  • ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
    4.3
    私だって恋してみたい。と娘(二十歳)は思っていた。 でも、漫画は次々に新刊が出るし、コミケに向けてコスプレの準備もしなきゃだし。 オタクの私はそれでも結構忙しいのだ。 なんていうか、“ご縁”もなかったし。 そんなことより心配なのはウチの母! いい歳して天然、暴走、世間知らずなかーちゃんを放っては置けない。 そんな時、二人に突如吹きつけた恋の春一番! 娘にとっては人生初の、母にとっては久々の、恋! 少女のような天然母・碧と、しっかり者のオタク娘・空。 トモダチ母娘のエキサイティングラブストーリー。 2021年1月クール、日テレ系列で放送の水曜ドラマを小説化。 出演:菅野美穂、浜辺美波、岡田健史、川上洋平(Alexandros)、東啓介、沢村一樹、有田哲平、豊川悦司ほか
  • 映画覚書vol.1
    4.0
    ゴダールやスピルバーグの諸作から、タランティーノの『キル・ビル』、北野武『Dolls』、ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』、アイドルの主演作まで。さまざまなジャンルの映画を同一の地平で論じ尽した映画批評を電子化。筆者が1999年から2004年にかけて発表した映画批評49編を収録。 (※単行本に収録されている対談は、電子版には収録されておりません)
  • 日本企業の復活力 コロナショックを超えて
    3.3
    危機で浮き彫りになった日本の底力 日本はポストコロナ時代において国際的にさらに強くなっていく可能性がある。 その理由と将来的な課題を産業の様々な面から論証する。 もくじ プロローグ コロナショックは日本企業の分水嶺 第1章 「不思議の国」日本の底力 第2章 テレワークがあぶり出した日本の組織 第3章 デジタル化に大わらわ 第4章 逆張りのグローバリゼーション加速 第5章 コロナショックが日本の産業を強くする 第6章 雇用と人事、改革待ったなし 第7章 成長への心理的エネルギーが最大の鍵 エピローグ 国際大学学長室から見える世界と日本
  • 空想居酒屋
    3.4
    そこに酒があり、ドリンカーがいれば、即酒場。 コロナ禍で外食産業の大手チェーンが大打撃を受ける一方、デリバリーを軸としたゴーストレストランが増えてきている。 ポスト・コロナの飲食店はどうなってしまうのだろうか。 そんな中、国内外の酒場をハシゴして40年、包丁を握って35年の「文壇一の酒呑み&料理人」が、ついに理想の居酒屋“masatti”を開店した??? 芥川賞最多落選の芥川賞選考委員が放つ、気宇壮大かつ抱腹絶倒の食エッセイ!(レシピ&カラーページ付) 〈目次〉 1.マッコリタウンの夜 2.「離れ」としての居酒屋 3.臨時居酒屋の極意 4.「揚げ物王」はどれだ? 5.屋台というハッピー・プレイス 6.豆腐と卵 7.空想「鍋フェス」 8.空想居酒屋の「炊き出し」 9.魅惑の寿司屋台 10.健康度外視珍味偏愛 11.鰻 12.コロナ時代の食 13.免疫向上メニュー 14.ポスト・コロナの飲食店の行方 15.闇市メニュー 16.奇想料理とベジ呑み 17.スープで呑む 18.世界の屋台に立つ 19.「何処でも居酒屋」開店 20.歓迎光臨 天ぷらMasatti
  • 北条政子
    4.1
    2022大河ドラマ主人公・北条義時の姉にして、源頼朝の妻。 彼女はいつも動乱の渦中にいた。 伊豆の豪族・北条時政の娘に生まれ、 流人源頼朝に遅い恋をした政子。やがて夫は平家への叛旗をあげる。 源平の合戦、鎌倉幕府開設―― 御台所になった政子は、実子・頼家や実朝、 北条一族、有力御家人達の間で自らの愛憎の深さに思い悩む。 歴史の激流にもまれつつ乱世を生きぬいた女を描き、 NHK大河ドラマ「草燃える」原作にもなった傑作歴史長編。 解説・大矢博子
  • 太陽の東 月の西
    4.3
    山と森と湖の国ノールウェイ──19世紀半ばにアスビョルンセンとモオによって集められた民話の中から,楽しい18編を選びました.トロルにとらわれたおひめさまを助けだす兵隊の活躍を描いた「青い山の三人のおひめさま」や「北風をたずねていった男の子」「ちびのフリックとヴァイオリン」など.改版[解説・三瓶恵子]

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  • バクテリア・ハザード
    3.8
    天才科学者・山之内明が発明した「ペトロバグ」。それは、石油を生成するとてつもない細菌であった。世界の石油市場を根本から覆し、戦争にまで発展しかねない脅威を感じた石油メジャーは、山之内殺害およびペトロバグ略奪の指令を発した。目に見えない細菌が、時に驚くべき能力を発揮し、その強力さゆえに人類の危機をも引き起こす……。来るべき脅威に警鐘を鳴らす、著者の新たな予言の書。
  • 史上最悪のウイルス 上 そいつは、中国奥地から世界に広がる
    4.0
    2003年・重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生をリアルに追っていくノンストップ・ノンフィクション。 経済活況にわく中国華南。そこは広東人の胃袋を満たす野生動物の宝庫でもあった。動物たちとの濃厚接触がもたらす謎の伝染病。高熱にからせき、呼吸が乱れ、血中酸素濃度が低下、やがて意識が混濁し、死へ至る。患者が運びこまれた病院が次々と集団感染に陥る。 舞台は広東から香港、そして世界へ。各地のラボによる病原体ハントの熾烈な争い。中国の隠蔽体質と闘うジャーナリストや内部告発者たち……。感染拡大を止めることはできるのか!
  • 信長 空白の百三十日
    4.4
    信長はまだまだ謎だらけ――。 戦国を嵐のように駆け抜けた織田信長。その生涯には知られざる空白期間があった! 信長の性格から、本能寺の変の真相まで、 気鋭の歴史小説家が、織田信長に関する一級資料『信長公記』の空白期間をヒントに、信長の生涯とその人となりを大胆に読み解いていく。 多くの人からいまなお人気を集める、織田信長とはどのような人物だったのか?
  • 昭和史がわかるブックガイド
    4.0
    この本を読めば、昭和史がわかる! 膨大な本が出版されているジャンルのひとつ“昭和史”。 保阪正康、山内昌之、佐藤優、中島岳志ら21人の識者が「陸軍」「海軍」「昭和天皇」「エリート」「零戦と大和」など、昭和の重要テーマ別に10冊ずつ入門書を指南。 入門書の紹介とともに、昭和史の概要が学べます。 はじめて昭和史に触れる人も、より専門的に学びたい人にも、ぜひ読んでほしい、最高のブックガイドがここに。
  • 古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家
    4.1
    軍歌から「六甲おろし」「オリンピック・マーチ」まで、日本人の欲望に答え続けたヒットメーカー。 連続テレビ小説「エール」のモデルになった80年の生涯。 軍歌「露営の歌」、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」、夏の甲子園のテーマ「栄冠は君に輝く」、「とんがり帽子」「長崎の鐘」 ……。昭和という時代に日本人が求めた曲を作り続けた作曲家・古関裕而。 クラシックの作曲家を目指すも挫折し、 戦時中は軍歌でヒット曲を連発。 軍歌の帝王と称された前半生。 終戦後は一転してドラマや映画音楽から 社歌や自衛隊の歌まで作曲するなど 常に大衆音楽の担い手であった。 NHK朝の連続テレビ小説「エール」のモデルとなった 日本を代表する作曲家の80年の生涯を 新しい資料と丹念な取材で読み解いた一冊。
  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと
    4.2
    1巻1,001円 (税込)
    立花隆を要約するのは非常に困難である。まさに万夫不当にして前人未踏の仕事の山だからだ。時の最高権力者を退陣に追い込んだ74年の「田中角栄研究ーその金脈と人脈」は氏の業績の筆頭として常に語られるが、ほぼ同時進行していた『日本共産党の研究』で左翼陣営に与えた激震はそれ以上のものがある。 『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。 立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉
    4.2
    1~2巻1,001円 (税込)
    明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、異様な書舗と巡りあう。本は墓のようなものだという主人が営む店の名は、書楼弔堂。古今東西の書物が集められたその店を、最後の浮世絵師月岡芳年や書生時代の泉鏡花など、迷える者たちが己のための一冊を求め〈探書〉に訪れる。変わりゆく時代の相克の中で本と人の繋がりを編み直す新シリーズ、第一弾!
  • 2 新装版
    4.5
    日本一の超劇団『パンドラ』の入団試験を乗り越えた青年・数多一人。しかし、夢見たその劇団は、ある一人の女性によって《壊滅》した。  彼女は言った。 「映画に出ませんか?」と。  言われるがまま数多は、彼女と二人きりでの創作をスタートする。  彼女が創る映画とは。  そして彼女が、その先に見出そうとするものとは……。  『創作』の限界と「その先」に迫る野崎まど新装版シリーズ・最終章!!  『2』が、全てを司る。
  • CHANGE 僕たちは変われる ~日本フェンシング協会が実行した変革のための25のアイデア~
    3.5
    31歳で日本フェンシング協会会長に就任した銀メダリストは なぜ組織を改革することができたのか? 日本フェンシング界初のオリンピック・メダリストである太田雄貴さん。 現役引退からわずか1年後の2017 年夏、31歳の若さで日本フェンシング協会の会長に就任した彼は、フェンシングを「ベンチャースポーツ」と位置づけ、 大会演出、外部人材登用、テクノロジーの導入、協会・選手の意識改革など、ありとあらゆるところで「攻め」の運営を貫き、 日本選手権の観客動員数を大幅に増やすなど、不祥事つづきのスポーツ団体の中にあって、大きな存在感を見せています。 本書には、若き会長がいかにして協会を進化させたのか、その奮闘記であり、行動を起こす時の指針として大切にしてきた「25のアイデア」が盛り込まれています。 スポーツに限らず、ビジネスの世界で、個人として、組織として大きなステップアップを図るためのヒントが満載。 この一冊で、あなたのビジョンは大きく変わる!
  • 対峙~日本を動かした怪物たち
    3.0
    時の政治家、辣腕の実業家、稀代の文化人など、日本を牽引した人々を各所で取材し、秘された素顔をいくつも目の当たりにしてきた ジャーナリスト・田原総一朗。 日本を動かした怪物たちが彼だけに語った真実――。 田原氏ならではの痛快な切込みに、怪物たちの素顔が見えてくる。 【迫真の人物評伝】田中角栄・小泉純一郎・稲盛和夫・石原慎太郎・中曽根康弘・竹下登・岸信介・松下幸之助・本田宗一郎・盛田昭夫・大島渚・野坂昭如 本書は二〇一六年三月KADOKAWAより刊行された『日本を揺るがせた怪物たち』に加筆のうえ新書化したものです。
  • 旧約聖書 創世記
    3.6
    罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば、旧約巻頭のこの書こそ、その問題への出発点である。天地の創造、人類のはじまり、楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。次々に壮大な神と人類の物語が展開されてゆく。

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  • 日本的霊性
    4.0
    現代仏教哲学の頂点をなす著作であり、著者が到達した境地が遺憾なく示される。日本人の真の宗教意識、日本的霊性は、鎌倉時代に禅と浄土系思想によって初めて明白に顕現し、その霊性的自覚が現在に及ぶと述べる。著者は、日本の仏教徒には仏教という文化財を世界に伝える使命があると考え、本書もその一環として書かれた。

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  • 珈琲の世界史
    3.9
    カップ一杯のコーヒーの中には、芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいます。その液体を口にするとき、私たちはその中の「物語」も同時に味わっているのです。コーヒーの歴史を知ることは、その「物語」を読み解くことに他なりません。歴史のロマンを玩味するにせよ、知識欲の渇きを潤すにせよ、深く知れば知るほどに、その味わいもまた深まるというもの。一杯のコーヒーに潜んだその歴史を、一緒に辿ってみましょう。
  • 宗教改革三大文書 付「九五箇条の提題」
    値引きあり
    5.0
    マルティン・ルター(1483-1546年)は今から500年前、宗教改革を始動させた。本書は、1517年に公表された「95箇条の提題」に加え、その3年後に相次いで発表された「宗教改革三大文書」と称される『キリスト教界の改善について』、『教会のバビロン捕囚について』、『キリスト者の自由について』をすべて収める。その大部分が初の文庫版となる重要著作を第一人者が翻訳した画期的新訳!
  • ハイデガー『存在と時間』入門
    値引きあり
    4.4
    本書は、、可能な限り日常の日本語で『存在と時間』を理解することを目指します。章立てに従って、原文を忠実に読解した上で平易な日本語で解説して行きますので、翻訳書で『存在と時間』を読むよりもはるかに容易にその内容を理解することができます。また、なぜハイデガーはこの書を完成させることができず、未完のままに終わったのか、その「限界」についても、本書を読み進めていけば、おのずと理解できるでしょう。
  • 大学・中庸
    4.0
    天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

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  • 新編 悪魔の辞典
    4.1
    恋愛-一時的の精神異常だが、結婚するか、あるいは、この病気の原因になった影響力から患者を遠ざけるかすれば、簡単に直る。…このような風刺と機知に富む社会批評で、19世紀末アメリカのジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(1842-1914?)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。(解説=長田弘)

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  • 西南シルクロードは密林に消える
    4.6
    中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ――幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。
  • 文学とは何か 現代批評理論への招待(上)
    4.5
    欧米の文学理論の諸潮流を初心者にも分かりやすく解説するすぐれた入門講義。上巻では文学理論が対象とする「文学」とは何かを問うことから始め、十九世紀の英文学批評の誕生、現象学・解釈学・受容理論、構造主義と記号論について詳細に論じる。明確な視座に立ち、読者の思考を刺激し触発する、「二十世紀の古典」。(全二冊)

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  • 水霊 ミズチ
    4.1
    『平成日本の百名水』神社の遺跡から湧き出た水を商品化する――。それは過疎村の村興し事業の目玉企画だった。ところが、その計画に携わる者が、人間離れした食欲をしめした後、痩せ衰えて死亡する怪事件が発生する。湧き水と事件の関連性を指摘する民俗学者・杜川己一郎は、遺跡の学術調査を進めるに従い、疑念を確証へと近づけていくのだった。―現代文明の危機に警鐘を鳴らすフォークロア。その想像を絶する、真の意味を紐解く驚天動地のホラー大作。
  • 新装版 古代史への旅
    4.0
    卑弥呼から天智・天武天皇まで。古代史小説の第一人者が「記紀」を読み込み、幅広く考古学の成果を踏まえて語る古代史案内の決定版!(講談社文庫)
  • 文化に投資する時代
    4.0
    広告会社の営業マンがイベントを証券化する。映画狂の銀行マンが映画に投資する。エエンタメと金融―異なる世界をまたにかけ「日本初」を成し遂げた2人のビジネスマン。アイデアに満ちた仕事の楽しさを伝える。

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  • 砂漠の国からフォフォー
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地元の幼稚園で働くあゆらは、「もっと自分にできることがあるのでは」という思いを抱えている。そんな時に見つけた「青年海外協力隊」の記事に、心が強く動かされた。「これだ!」難関をクリアして派遣されたのは、西アフリカのニジェール共和国。気力をうばうほどの暑さ、貧しさからくる死、男尊女卑の厳しい職場…。習慣や文化の違いにとまどい、悩みながらも、現地の子どもたちの輝く瞳を原動力に、自分の信じた道を、まっすぐに歩んでいく女性、あゆらの物語。
  • ぼくとおじちゃんとハルの森
    4.0
    輝矢はいつも友だちや家族にささえられていると思っていた。でも、山小屋で輝矢は、おじちゃんや家族をささえているじぶんを知った。森の木ぎ、動物や植物、そして家族の心を知るようになった。小学校中級から。
  • 夢見の猫風の犬宮
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    平安とは名ばかりの時代が、すぎさろうとしていた。武士として力をのばす平清盛と、平家をたおそうとする院(後白河法皇)。それぞれから仕事をうけた蠱毒使いの虫頭は、究極の毒をつくることをもくろむが…。小学高学年から読める歴史怪奇ファンタジー。
  • チンギス・ハンの墓はどこだ?
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    何年に生まれ、何歳で死んだのか?その墓は、いったいどこにあるのか?考古学の方法で解きあかす、チンギス・ハンの3つの大きなナゾ。
  • すごいぞ!「しんかい6500」 : 地球の中の宇宙、深海を探る
    3.7
    六千メートルをこえる深海は、わずか指のつめ一枚の広さに小さな自動車一台分もの重さの水圧がかかる世界。そこに行くために立ちはだかるさまざまな困難を解決し、完成したのが「しんかい6500」だ。すでに千二百回以上も安全に深海に潜っている、日本がほこる世界一の潜水船なのだ。生まれたばかりの海底、鉄のうろこをまとう貝、生命が地球に誕生したヒント、地震でできた海底の裂け目、火山ができるしくみ…、宇宙と同じくらいに満ちあふれた深海の“なぞ”のうち、「しんかい6500」が明らかにしてきた、その一部を紹介しよう。
  • 死に至る病
    4.0
    「死に至る病」とは絶望のことである。本書はキェルケゴールが絶望の暗黒面を心理学的に掘りさげつつ、人間というものの本質を激しく追求したものであるが、繊細深刻をきわめる絶望者の心理描写の中には、多分に著者自身の自己分析と自己告白とが含まれている。ここに著者の哲学的思索の根本的な特色がある。

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  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)
    4.0
    1~4巻1,001~1,430円 (税込)
    19世紀フランスの政治思想家トクヴィル(1805―59)が、アメリカ社会全般の透徹した分析を通して広い視野で近代デモクラシーを論じた、現代の民主主義を考えるにあたって読み直すべき古典的名著。1835年に刊行された第1巻(第2巻は1840年刊)では、アメリカ社会の具体的な分析を行なう。(全4冊)

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  • 森の生活 (ウォールデン) 上
    3.9
    1~2巻1,001~1,100円 (税込)
    ソロー(一八一七―六二)は、ウォールデン湖畔の森の中に自らの手で小屋を建て、自給自足の生活を始めた。湖水と森の四季の佇まい、動植物の生態、読書と思索――自然と共に生きた著者の生活記録であると同時に「どう生きるべきか」という根本問題を探求した最も今日的・普遍的なアメリカ文学の古典。湖とその周辺の写真多数を収める新訳。

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  • 新宿・夏の死
    3.0
    闇深い街に多様にうごめく人間の情念を描く 人生の最後を息子の復讐のために使い切ろうと灼熱の新宿を疾走する老いた父親。生きて虐げられ、死んでなお見捨てられるオカマたちが誇りをかけて立ち上がったささやかな戦闘。非情な取立てを生業とする貸金業の男が夢見た現実からの脱出と、残酷な誤算。プロ棋士になる夢に破れ、ぼったくりバーを営む叔母のもとに身を寄せた青年が見聞きした欲望と純情の谷間。仲間との束の間の友情を感じつつ、消すことのできない過去に縛られ続ける元高校教師のホームレス。失踪人の捜索をするうちに、みずから抜き差しならない状況に追い込まれていく興信所勤めの元女刑事……。違法と合法、幻と現実、正気と狂気、男と女。あらゆるものが混沌と混ざり合うこの街の、喧騒の底に沈む深い闇のなかから、宿業のように生み落とされる人間のドラマ。焦げつくような真夏の新宿を舞台に繰り広げられる8編の熱い物語。

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  • 花窗玻璃 シャガールの黙示
    3.2
    仏・ランス大聖堂から男性が転落死した。地上81.5mにある塔は、出入りができない密室状態で、警察は自殺と断定。だが半年後、また死体が! 2人の共通点は死の直前にシャガールの花窗玻璃(ステンドグラス)を見ていたこと……。ランスに遊学していた芸術フリークの瞬一郎と、伯父の海埜刑事が、壮麗な建物と歴史に秘められた謎に迫る!! 驚愕のトリックに挑む「芸術探偵」シリーズ! 法月綸太郎氏激賞!
  • ツァラトゥストラは こう言った 上
    4.1
    晩年のニーチェ(一八四四―一九〇〇)がその根本思想を体系的に展開した第一歩というべき著作。有名な「神は死んだ」という言葉で表わされたニヒリズムの確認からはじめて、さらにニーチェは、神による価値づけ・目的づけを剥ぎとられた在るがままの人間存在はその意味を何によって見出すべきかと問い、それに答えようとする。

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  • モノを選んで二度と増やさない!45のコツ
    3.4
    捨てても捨てても、いつの間にか部屋がモノでいっぱいに……。ただ「捨てる」だけでは、すぐに元通りの生活になってしまいます。快適な生活を続けるには、「捨てる」こと以前に、「モノ選びのコツ」が大切。モノを持つ基準を持つことで、余計なモノは買わない、家に持ち込まない、あなたらしいシンプルライフが実現します!
  • 人脈塾 サラリーマンも「自分名刺」を持ちなさい
    3.5
    ●会社や収入がなくなっても本当の人脈は残るものです。「○○会社の××さん」ではなく、個人としてのあなた自身を認識してもらい、立場が変わっても残る人脈を作る。組織に属するサラリーマンこそ自分をブランド化することが必要です。本書では、出会いを即生きた人脈にする、いわば魔法の名刺の作り方とその効果的な使い方を伝授します。 ●その他、ブログやお礼メールの使い方、手土産や人と会う場所、プロフィールの作り方など様々な「自分ツール」の作成&活用法も公開。誰でも、今日から実行できる人脈づくりのノウハウが満載。
  • 寝ながら学べる構造主義
    4.4
    構造主義という思想がどれほど難解とはいえ、それを構築した思想家たちだって「人間はどういうふうにものを考え、感じ、行動するのか」という問いに答えようとしていることに変わりはありません。ただ、その問いへの踏み込み方が、常人より強く、深い、というだけのことです。ですから、じっくり耳を傾ければ、「ああ、なるほどなるほど、そういうことって、たしかにあるよね」と得心がゆくはずなのです。(「まえがき」より)
  • 太平洋戦争
    4.0
    1巻999円 (税込)
    真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、天一号作戦……太平洋戦争を「戦略・作戦・戦術」の視点から再検証。「太平洋戦争の諸戦役を、主として戦略・作戦次元に注目しつつ検討してきた。そこでの彼我の成功と失敗、明断と誤断をみれば、ありふれてはいるが、今日なお深刻な問題である結論がみちびかれるように思う」(本書「結びにかえて」より) 成功と失敗を分けたものとは? 日本陸海軍の明断と誤断とは? ベストセラー『独ソ戦』の著者による決定版! 【目次】●第一章 海原と密林の戦場へ――陸海軍の攻勢戦略 ・昭和陸軍の栄光と悲劇――南方攻略の絶頂からインパールの奈落へ ・連合艦隊司令長官山本五十六――その戦略 ・「戦略戦闘機」――零戦の真価はどこにあったか ●第二章 南溟に疾風走る――南方攻略の戦略と作戦 ・「戦略」の要求に応えるために――シンガポールへの突進 ・点で面を制す――三次元からの蘭印攻略 ・歯車に入り込んだ砂――フィリピン作戦の「重点」誤認 ●第三章 過信と暗転の太平洋――勝機を逸した攻勢 ・ポート・モレスビー遥かなり――なぜニューギニア戦線は地獄と化したか ・昭和海軍の宿痾――二兎を追ったミッドウェイ作戦 ・ソロモン海の転回点――ガダルカナルで露呈した昭和陸海軍の欠陥 ・敗勢に抗する――山本五十六最後の戦略 ●第四章 勝者と敗者を分かつもの――日米両軍の戦略と戦術 ・一九四三年の知られざる敗戦――戦略次元で王手をかけたアメリカ ・戦術的努力で戦略的劣勢を覆すことはできない――マリアナ沖海戦の致命的誤断 ・より錯誤の少ない側が勝つ――レイテ沖海戦の逆説 ・ターゲット東京――アメリカの日本本土空襲における戦略と戦術 ・「天一号作戦」――沖縄「決戦」の蹉跌を招いた政戦略の不一致
  • 父の戦記
    3.0
    ・・・・・ あの戦争を、多くの父は語らない。重たい経験を誰にも手渡さないまま、死んでいった無数の父たちがいる。(中略) 本書は、昭和の父たちが、のちの世代に向けて残した、かけがえのない遺産である。 ――ノンフィクション作家・梯久美子(解説より) ・・・・・ ------ 【内容紹介】 週刊朝日が終戦から20年で募集した企画に1716編の手記が集まった。 捕虜の敵兵との友情、 戦地で暮らす人々を裏切った経験、 青酸カリを握りしめ生きたいと葛藤したこと――生々しく現実が綴られる。 北はシベリアや千島列島、南は硫黄島やガダルカナル島まで。かつて大日本帝国と呼ばれた戦地で何がおき、私たちの父はどう戦ったのか。 父から子へと託された無名戦士50人の戦争体験記、復刊。 《解説(選書版)大西赤人/(文庫版)梯久美子》 【目次】 一、 東アジア 二、 北太平洋 三、 東南アジア 四、 南太平洋 五、 内地・沖縄 あとがき 選書版解説 大西赤人 文庫版解説 梯久美子 装幀:柳沼博雅(GOAT) イラスト:洞 智子
  • しなくていい介護 「引き算」と「手抜き」で乗り切る
    4.0
    父が脳梗塞で倒れた! 親の介護は突然始まる。行政、補助金、道具……使わないのはもったいない。手を抜けるところは徹底的に手を抜き、使えるものは使い倒す。自身の体験に加え70人以上の取材を通して、介護のリアルと解決策を描く。

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