ロバート・A・ハインラインの作品一覧
「ロバート・A・ハインライン」の「月は無慈悲な夜の女王」「夏への扉〔新版〕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ロバート・A・ハインライン」の「月は無慈悲な夜の女王」「夏への扉〔新版〕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『宇宙の戦士』『異星の客』などでヒューゴー賞を数回受賞。『夏への扉』や『愛に時間を 』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
「なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目を
みようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。まったく人間を信用しないでなにかをやるとすれば、山の中の洞窟にでも住んで、眠るときにも片目をあけていなければならなくなる。いずれにしろ、絶対安全な方法などというものはないのだ。」p340
「ついてくれるわ、きっと。必ずついてくれるわよ。だってお祖母さん、人間はどうしても少しは罪のない嘘をつかなきゃ、おたがいに仲良く暮らしてはいけないって前からいってたもの。嘘っていうものは、悪用しちゃいけないけど、つかわなきゃならないときもあるんですって」p364
どちらも含蓄のある言葉だ。これが
Posted by ブクログ
「タイム・トラベルもの」といえば、スティーブン・スピルバーグ監督の名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をはじめ、枚挙に暇がないが、その本質的な「面白さ」をストレートに表現できた作品としては、やはり本作が「元祖」といえるのではないか、と感じる。1956年の時点でこれだけ未来の社会における変化(主な舞台である1970年という時代が既に「未来」なのだが)を緻密に考察していることが大きな驚きであるし、その描写に対して、2024年の時点で大きな違和感を感じることがない、というのは感動を通り越して「驚異」ですらある。作者は後年、『月は無慈悲な夜の女王』で自身の未来描写をまさに至高の領域にまで到達さ