稲垣栄洋の作品一覧
「稲垣栄洋」の「植物たちの不埒なたくらみ」「生き物にとって死とはなにか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「稲垣栄洋」の「植物たちの不埒なたくらみ」「生き物にとって死とはなにか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
遺伝子はなぜ不公平なのかは、人間の多様性を遺伝子の観点から捉え直すきっかけを与えてくれる一冊である。
本書を通じて最も印象的だった学びは、「多様性は結果ではなく戦略である」という点である。同じ遺伝子ばかりでは、ジャガイモの例のように環境変化に弱く、集団として生き残ることができない。つまり遺伝子は、自らを後世に残すために、あえて多様性を生み出しているという視点に気づかされた。
これまで多様性は「良いもの」と漠然と理解していたが、本書を通じて「なぜ良いのか」という理由を進化の観点から具体的に考える重要性を学んだ。一方で、その価値を完全に言語化することの難しさも同時に感じた。
また、オスとメス
Posted by ブクログ
すごい本を読んでしまった。
何がすごいって理屈っぽいタイトルと内容なのに、笑わずにはいられないほど面白い。特に筆者の自分の遺伝子の嘆きようが面白い。
筆者は自分の遺伝子の劣点を書き、そこに仮説やツッコミを入れていく。
私もその筆者のツッコミにさらにツッコミを入れずにはいられなかった。
p.26「あぁ、遺伝子に逆らうなんて、本当にバカバカしい!」
p.44「しかし、待てよ。と私は思い直した」
植物学者が書いた本とは思えない、小説のような表現がある。物語の主人公が理不尽さに葛藤していくように筆者も自分の劣点と向き合いながら遺伝子を肯定していったのだろう。
私は自分の能力のなさや理不尽に悲しく
Posted by ブクログ
植物を軸にして、死とは何か、私の本質とは何か、など哲学的な問いかけが多くて面白かった。
1000年単位で生きる木が,なぜ短命の植物に進化していったか。それは、命のバトンを次の世代に渡しやすくするため。100メートル走より、フルマラソンの方が成功率は低いのと同様に、1000年生きて次の世代にバトンを渡すのは難しい。
リチャードドーキンスの、生物は遺伝子の乗り物にすぎないという格言のとおり、全ては種を次の世代に託し,進化を続けることが本質にある。
それがこの世界が何億年も続けてられてきた命のバトンなのだ、、、と言われてもやっぱり死ぬのは怖いし、長生きしたいなあと思う。
他の生命体は死という概念が