雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々

雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々

1,386円 (税込)

6pt

4.5

そうだったのか! 雑草魂のほんとうの意味。

「雑草にとって大切なことはタネを残すこと。
だとしたら、踏まれても踏まれても立ち上がるって、
ムダなエネルギーを使っていると思わない?」
(本文より)

国立・私立 中学入試[国語]3年連続最頻出著者(2021~2023年 日能研調べ)であり、『はずれ者が進化を作る』『生き物の死にざま』の著者が初めて「私(自分)」を題材に、ライフワークである雑草と、イマドキな教え子たちを絡めてつづる、アンチ雑草魂エッセイ。

頑張りすぎたり、細かすぎたり、要領が良くなかったり・・・・・・不器用だけどまじめで実直な彼らとの日々は、常識に凝り固まりがちな教授のアタマと心をゆっくり溶かし、やがて気づかせる。
指示待ち学生が適確な指示を与えられたときに発揮する大きな力や、
好きなことしかやらない学生の視野の狭さがニッチな発見を生むことに。

効率を求めムダを省くのが優先される時代に、自分の武器をどう見つけるのか?
著者は苦労している割に報われない若者に、どんな言葉をかけるのか?

生きづらさに悩むZ世代、そしてZ世代との付き合いに戸惑う中高年にも、きっとヒントを与えてくれる一冊。

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雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月19日

    「雑草魂」
    雑草のように、踏まれても、厳しい環境にあっても立ち上がる、不屈の精神を指す。

    ところが、雑草の研究者である著者によると、
    雑草は、踏まれたら、すぐには立ち上がらず、
    種を温存して、時期が来てから立ち上がる。
    雑草の種類によって、種のつけ方が違うように、
    種の多様性は、居場所の多様性。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月22日

    ユーモアもあって、とっても面白い。
    これから大学に入る高校生とかにもおすすめしたい。

    よく、雑草は踏まれても踏まれても立ち上がるというけれど、実は、そうでもなくて、雑草は、倒れたまま、一番重要なことのためにエネルギーを取っておくらしい。
    雑草は、種子のまま環境が整うまで待っていて、無理して芽を出さ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月22日

     世の中は「答えのない問題を自分で作り、答えのない問題を解く」その連続だ(P.188)、と著者の稲垣先生は記している。
     ある意味で未知への挑戦である(P.188)、と言い、学生と同じ目線で雑草と向き合う姿勢は、違う分野に置き換えて考えることもできる。
     雑草について知ると同時に、考えて生きることを...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月11日

    稲垣先生の学生さんへの眼差しが伝わってきてとても素敵な本だった。

    そして、思いがけず倉貫さんのザッソウが取り上げられていてびっくり。倉貫さん、稲垣先生と知己なのですね。

    自分も農学部出身で、学生の時に雑草学という講義を取ったのも思い出した。確か、その年に定年退官される教授の最後の講義でもあった。...続きを読む

    0

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