世界史を大きく動かした植物

世界史を大きく動かした植物

ビジネス・実用
1,500円 (税込)

7pt

一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした――。人類は植物を栽培することによって農耕をはじめ、その技術は文明を生みだした。作物の栽培は、食糧と富を生み出し、やがては国を生み出した。人々は富を奪い合って争い合い、戦争の引き金にもなった。歴史は、人々の営みによって紡がれてきたが、その営みに植物は欠くことができない。人類の歴史の影には、常に植物の存在があったのだ(本書の「はじめに」より)。 【本書の目次より】コムギ――一粒の種から文明が生まれた/イネ――稲作文化が「日本」を作った/コショウ――ヨーロッパが羨望した黒い黄金/ジャガイモ――大国アメリカを作った悪魔の植物/ワタ――「羊が生えた植物」と産業革命/チャ――アヘン戦争とカフェインの魔力/ダイズ――戦国時代の軍事食から新大陸へ/チューリップ――世界初のバブル経済と球根/サクラ――ヤマザクラと日本人の精神……

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    世界史を大きく動かした植物
  • タイトルID
    :
    550993
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年09月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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世界史を大きく動かした植物 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白く。最後までワクワクしながら読めた。
    お店でジャガイモやトウモロコシを見かけると本の内容が蘇ってきて二度たのしい。

    0
    2026年07月10日

    Posted by ブクログ

    取り上げられているのは、どれもよく知っている植物なのに、知らないことがたくさん書かれていて、非常に面白かった。
    読書をしていると、本の中の五分の一でも新たな発見や知らない知識があると嬉しいものだけど、最初から最後まで「へー、そうだったんだ」と終始楽しい読書だった。
    最後のしめも、アリも人間も植物に使われているのは同じで、宇宙人から見れば植物の奴隷として使われているように見えるかもしれないという視点もまた素晴らしかった。人が植物を利用しているのではなく、植物の方が偉いというか。特に最後まで読んでいくと、それがとても納得させられて、素晴らしい構成だった。
    とても良い本だった。

    0
    2025年12月18日

    Posted by ブクログ

    植物の生存戦略とそれを利用してきた人間の、長いあるいは短い歴史を駆足で見るような本!
    いまある世界はこんなふうにできたのか。
    人間も植物も生き残るために長い時間をかけて工夫をしてきたのだろう。
    この本を読んでなお、植物はどうやってこんな構造になれたんだろう、人間はどうしてこの植物を食べようとしたんだろう、という興味は尽きない。

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    題名に惹かれて読みはじめても、内容があまりにも作者の知識の羅列だけで面白くなく、読むのをやめてしまう書物がある。
    この本は題名に惹かれて読みはじめて、すぐにぐんぐんと引き込まれる内容である。著者は植物学者ということだが、植物についての膨大な知識を、生物学、歴史に絡めて大きく広げていく。話が繋がっているので、ナルホドナルホドと思っているうちに読み進めて、しかも頭に入る。ものすごく、知的好奇心が満たされる。
    高校生の時に読んでいたら、この教授がいる大学を受験したいと思ったかも!

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    農作物が文明を支えたのはある程度一般常識だが、それ以外にも様々な植物が歴史に紐づけられていて非常に面白い。古代オリエントはコムギ・オオムギ、インダス文明はイネ、黄河文明はダイズ・ムギ、長江文明はイネ、アステカ・マヤはトウモロコシ、インカはジャガイモ。生産量トップ5は当然入ってくる(トウモロコシ、コムギ、イネ、ジャガイモ、トマト)、三大穀物がいずれもイネ科なのは必然のようだ。 自然が豊かな地では農業は発展せず、逆に環境が厳しいところでこそ手間暇かけて農業をやる背景になる点が印象的。アフリカ東部で出現した人類が大地溝帯によって森林から草原での生活に代わり、それがどのような淘汰圧を作用させたのか気になる。牧畜をやるにしても食用にするのが難しいイネ科植物が結局必要なので植物の重要性は変わらない。黄河文明と長江文明の激突である春秋戦国時代も結局は寒冷化による農作地確保の争いが原因。その後、敗れた越の人々は山の中に棚田を拓き、日本にも伝わってきた。もともと自然が豊富だった東日本は縄文時代後期の寒冷化後に遅れて農業が広まってきたとのこと。イネは欧州で主流だったコムギなどと比べて収穫できる量が格段に大きく、日本の人口を支える要因となった。畑を休ませる必要もなく、田んぼでは毎年イネを育てることができるのでなおさらだ。ダイズと合わせれば必要な栄養が全部揃うが、ダイズはほとんどアメリカ大陸からの輸入に頼っている状態。戦国武将はそれぞれ山に囲まれた拠点にいるイメージだが、まさにコメの穀倉地帯を巡る争いだったともいえる。その後平和な江戸時代が来ると平野部の開発も進んだ。もともと東南アジア原産だが南国は自然も豊かなため、北限地域である日本ほどイネに依存しなかった模様。逆に欧州では草原を動物に食べさせて家畜肉でも栄養を取る必要があり、保存のためのコショウが重要で大航海時代を迎える下地となった。十字軍がきっかけでコショウが知られたとされるが、世界史はまさに植物というか食糧に支配されているかのようだ。トルデシーリャス条約の分岐点はもっと大西洋東側かと思ったが、ブラジルはポルトガル領となったように結構西側だったのだと再認識した。その後のサラゴサ条約の境界線がちょうど日本とは…結局は布教活動をしないオランダとの国交が確立する形になる。 ところでアフリカとの交易で黒人奴隷が増えて自国の生産性が落ちたとか、富が腐敗をもたらしたからポルトガルが衰退したと指摘しているが、出資元のイタリア諸国について述べておらず、金融という観点から歴史の本質を見れていないのが残念。オランダについても世界初のバブル経済といわれるチューリップ・バブルが衰退の原因と指摘しているが、商売気が強くて海軍力に投資しておらず軍事力でイギリスに敗れた本質が欠如しているのも残念。
    各国の料理は古い伝統の印象があったが、大航海時代がきっかけとなっているケースが多いのは驚くべき事実。トウガラシはアメリカ原産でありながら欧州よりも暑さの厳しいアジアで受け入れられ、トムヤムクンやグリーンカレー、四川料理などが発展。韓国でもトウガラシが受け入れられているのは元の支配下で仏教が禁じていた肉食が習慣化したからだった。聖書に載っていないジャガイモが苦労の末に欧州でも普及するが、その結果ジャガイモを食べる唯一の家畜である豚が広まり、欧州の肉食が進んだ。ドイツのソーセージもポテトも大航海時代の結果の一つ。麦類に変わってジャガイモが主食となると、やせた土地でも寒冷地でも収穫ができ保存もきくため余裕ができ、人口が増えることで国力も上がり、産業化への労働力も確保できる。さらにビタミンCを多く含むため航海食での壊血病も防止できる。アイルランドは単一種のみジャガイモを栽培していたので病気によって大飢饉になり、その時の移民がアメリカで活躍する因果もある。イギリスの船乗りが保存食で採用し、後にイギリス海軍や日本海軍にも取り入れられたカレーの由来は、インドの古くから伝わる伝統料理のイメージがあったが違った。
    ジャガイモと同様にアンデス原産のトマトも、大航海時代の結果まずナポリで普及し、スパゲティやピザが誕生した。地中海料理のルーツも大航海時代の賜物というわけだ。
    食用以外では産業革命のもとになったインドの綿も紹介されている。綿花と奴隷による三角貿易の他に、綿製品とアヘンによる三角貿易も紹介されている。インドの紅茶も中国産に依存しすぎたイギリスがアッサム種を発見したことが起源となるのでそれほど古い話ではない。
    ほかには、中央アジア原産のたまねぎのおかげで古代エジプトが栄えた事例や、戦国時代の軍用食としての味噌なども取り扱われている。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    高校生の頃、オリーブの研究をしている先生が「ローマ時代のオリーブの役割と交易にもたらした影響」といったテーマで講演をしてくれた。とても印象に残っていて面白い講演で、まさにこの本のはなしに通じるな、と。
    そしてこの本も面白かった!
    普段食べているものだからこそ歴史を身近に感じる。

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    今年度はどうやら「社会科」に興味があるようで、歴史、地理、政治、経済などにまつわる書物を主に読み耽っております。
    こちらは、いくつかの食材になる植物を題材にザッと「社会科」が学べる作品でした。
    イネとかコショウとか…どのような質で、どこから来たのか、どんな国を渡り歩いてポピュラーになったのか。この植物たちと人間の関わりとは、など。
    とても身近な食材ばかりなので、改めて見直す機会にもなりました。

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    世界史を植物の切り口から見ると、あんなこともこんなことも植物が作用して大激動!という本。
    個人的にはじゃがいもととうもろこしの章が気に入ってます。とうもろこしは宇宙からきたのかも…で一番笑いました。

    0
    2022年02月07日

    Posted by ブクログ

    1ページ目からずっと面白い!
    「生き物の進化の理由」や「歴史のなぜ」を12の植物の視点から説明する

    ジャレド・ダイヤモンドの「銃•病原菌•鉄」と同じように知的好奇心をくすぐられる。歴史という大きな物語を、ひとつの視点で見つめることの面白さを味わえた

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

    植物が人間をコントロールする、という発想はNHKの番組「植物に学ぶ生存戦略」で知って、ちょっと深掘りしたいと思い読み始めた。

    印象深かったのはサクラ。パッと咲いてパッと散るサクラのイメージはソメイヨシノによるものだが、これは明治以降に浸透したものだという説明には驚いた。そもそもソメイヨシノが開発されたのは江戸中期。

    日本人の精神、美学などと言われるものには案外、歴史が浅いものが紛れているのかも。

    0
    2026年04月25日

世界史を大きく動かした植物 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    世界史を大きく動かした植物
  • タイトルID
    :
    550993
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年09月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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