無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
踏まれてみたり、寄生したり、あえて枯れてみたり…どんな雑草もボ~ッと生えてるわけじゃない!雑草たちのバラエティに富んだ命をつなぐための「知的なたくらみ」をユーモアと愛情あふれる文章で紹介する本。どうして炎天下でも枯れないの?なぜ横に横にと生える?地下に花を咲かせるメリットは?――全部、理由があるのです!◇「上に伸びる」だけが能じゃない◇「均一にそろわない」という強み◇ 甘い蜜、きれいな花には「裏」がある◇ 招かれざる昆虫に“お引き取り願う”ために◇「刈られるほど元気」になる奇妙な進化◇全滅を避けるための「だらだら作戦」◇「メリットのある相手」をシビアに選別◇「図鑑の分類」に収まりきらない自由さ◇冬眠ならぬ「夏眠」で負け戦を回避◇「時代遅れの強さ」を体現……読めば「身の回りの雑草」の見え方が変わります
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
稲垣先生の雑草の本が好きなので本書も期待して読み始めた。
20種類以上の雑草について生存戦略の術が説明されている。
ほかの著書との重複もあるが、初めて見る話も多かったため新たな学びを得ることができた。
雑草の性質をヒトの営みに活かす教訓を学ぶような書き方になっているが、全テーマに学びを設定するのは少し無理がある気がするし、説教っぽさもあってあまり好きではなかった。しかしこれを差し引いても十分におもしろい一冊だと思う。
<特に気に立った部分>
・64ページ「花とハチの関係はまだまだ謎が多い。ただ、ホトケノザは蜜の量をばらつかせていることが知られている。」
→有名な心理学の連続強化と部分強化の実験を思い出した。部分強化は人間的な文化だと思っていたが植物でもおこなっているという点は驚きがある。
・78ページ「セイヨウタンポポが増えて、ニホンタンポポが減っているとすれば、それは日本の自然が失われているということにほかならないのだ。」
→この文だけ抜き出すと主張がわかりづらくなってしまったが、要するに外来種のセイヨウタンポポが在来種のニホンタンポポを駆逐して減らしているのではなくて、先に日本の環境の変化があったことで、セイヨウタンポポに有利な環境が増えて、ニホンタンポポに有利な日本の自然が減っていると言っている。視野を広く持たなければならない。
・90ページ「つまり、雑草にとっては、畑の方がより困難な場所なのである。」
→水田と畑の比較をしている。どちらも作物を育てる場所で同じような位置付けに見えるが、管理方法とその時期が大きく異なる。水田の場合は作物が決まっているため毎年同じものになるが、畑の場合は多様な作物を育てる余地があるため、雑草から見ると生存戦略が異なる。同じように見えても本質が異なるという学びがあっておもしろい。
・190ページ「ただやみくもに進化すればよいというものではない。」
・206ページ「常に新しいものがよいとは限らない。ときには、古いシステムの方が力を発揮することもあるのである。」
→非常に共感できる。便利そうな新しいITシステムを導入すれば良いというわけではないし、新しくてイケてると言われている技術が毎回有利というわけでもない。冷静に妥当性を評価する必要がある。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用