人が人を罰するということ ――自由と責任の哲学入門

人が人を罰するということ ――自由と責任の哲学入門

935円 (税込)

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人間は自由意志をもつ主体であり、過ちを犯した者が咎められ罰されることは、古くから共同体における基本的なルールと考えられてきた。一方、自由の存在を否定し「刑罰は無意味だ」とする神経科学や社会心理学の立場がある。はたして人間は自由な選択主体か。私たちが互いを責め、罰することに意味はあるのか。抑止、応報、追放、供犠といった刑罰の歴史的意味を解きほぐし、自由否定論、責任虚構論の盲点を突く。論争を超えて、〈人間として生きること〉を根底から問う哲学的探究。

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人が人を罰するということ ――自由と責任の哲学入門 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年02月02日

    割と読みやすく、丁寧に書かれていた。「人間の性の一般的な枠組み」として、論証をそもそも求めないという態度について、私にとっては新鮮なのでまだ理解しきれていない部分がある。直観として大いに同意しうるが、果たして素朴に同意していいのか、困惑しているというのが正しい。ストローソンについてもう少し踏み込んで...続きを読む

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