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Posted by ブクログ 2020年06月08日
中世和歌史が専門の国文学者による足利義満の評伝。当時の公家たちの日記をふんだんに引用して、足利義満と公家社会の関わりから義満の人物像を描き出している。義満といえば、「皇位簒奪」を企てようとした人物として、一般では思われているが(古くは、田中義成の研究やそのリバイバルとしての今谷明の研究など)、後半の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月23日
足利義満に関する最新の研究成果をまとめた、という事で。東アジア史的視点から見る足利義満というのが過大に評価されがちだが、本書は基礎史料を改めて読み直そうというところから出発している。
史料から見えてくる足利義満像とは、朝議復興において「治天の君の代行者」としての役割を果たした忠臣としての側面と、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月08日
2015.7.19
武家は公家の世界からつまはじきにされているものだと思っていました。朝廷を蹂躙したのではなく、行事・しきたりを通じて合一へ向けた動きの中で双方を支配していく巨人だったのですね
簒奪説のほうが面白そうですが、その根拠になった事例が他愛もない話でした(残念)
2020.8.8(再読45...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月23日
義満といえば足利3代目で、南北朝統一を果たし、あの金閣寺をたて、明から日本国王に任じられた、という教科書的知識と、マンガ一休さんのややお調子者のキャラクターのイメージだったが、大人になって冷静に考えると数々の偉業を成し遂げた大政治家だろうと思いこの本を読んだ。 この本は京都における諸公卿との関わりが...続きを読む
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