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Posted by ブクログ
たまたま書店で見かけた。徒然草全体の解説というより、いくつかのエピソードを取り上げて、全く未知の話を教えてくれる面白本。
こんな話が面白かった。堀川太政大臣基具は息子が検非違使に着任したとき庁舎の唐櫃が古いので新しいものにしろと命じたら、職員に数百年も使用している価値あるものなので替えられないと言われた。
久我太政大臣通光は清涼殿の殿上の間で水を飲むときに、土器じゃなくて、「まかり」を持ってこいと命じた。土器は素焼きで使い捨てだったそう。まかりは柄杓やお椀のようなものだそうで、枕草子には、「すっごくきたないもの。なめくじ。おんぼろの板の床を掃く箒の先端。殿上の合子」 合子=まかり。長年使って汚くなっている器だけど、しきたりだから使ってる。
なんて話があって、伝統を守るべきか、革新すべきかは昔からのテーマなんだと思った。
源氏物語の現代語訳が色々出ているけれど、重厚長大でなかなか手が出ない。こんな手軽な解説本なら、もっといくらでも読みたいと思う。
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