女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

990円 (税込)

4pt

3.9

旧制高等女学校の生徒たちは、戦前期の女性教養層を代表する存在だった。同世代の女性の大多数とはいえない人数であったにもかかわらず、明治・大正・昭和史の一面を象徴するものだったことは疑いない。本書は、彼女たちの学校教育、家庭環境、対人関係の実態を検証する試みである。五〇年弱しか存在しなかったにもかかわらず、消滅後も、卒業生たちの思想と行動をコントロールし続けた特異な文化の再発見。

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女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    女学生の生活を垣間見るのに大変参考になりました。
    いつの時代も思春期のお嬢さんって、かわらないんだなあと実感いたしましたよ。

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    Posted by ブクログ 2018年08月19日

    京都大学大学院教育学研究科長の稲垣恭子氏が、主に明治・大正・昭和(戦前)の女学生についてまとめたもの。最後の章では戦後の女子大生についても扱っています。今や絶滅(危惧?)種である女学生の実態を「文学少女」「手紙」「堕落次女学生」「ミッション」などのキーワードで考察しています。当然、ある程度裕福なお家...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月20日

    女学校に対する世間の目の変化、「不良女学生」などなど
    歴史として面白かった。各歴史ある女学校の校史とか、読んでみたいな

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    Posted by ブクログ 2015年09月05日

    戦前における女学生による文化、文学、教養をテーマにしたもの。

    辛酸なめ子による『女子校育ち』と対になる内容と思われる。

    辛酸なめ子の『女子校育ち』が「「卒業したとたん、魔法は解けて全てはなかったことになりました」という一言でくくれるのに対して、こちらは「万年女学生」という言葉が象徴するように、関...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月06日

    戦前の旧制高等女学校の生徒(女学生)自身やその周囲の人たちが何を感じ考えていたのかをまとめた本。
    当時の女学生(いまでは相当なおばあさん)のインタビューが、乙女魂は不滅ですのよ、とばかりに、いちいち可愛い。

    それにしても、参考文献を一瞥すれば分かるように、同時代的に女学生を論じた資料の何と多いこと...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年04月12日

    この前に女學校という小説を読んだので
    目についた、この本を手に取った
    入門書として面白いと思う

    女学生についての本はこれが初めてなので
    鵜呑みにしていいか分からないが
    「エス」なるものがあり(「おめ」とも言うそう)
    「マリア様がみてる」を思い出した
    当時の上級生が下級生に送った手紙などが掲載されて...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月06日

    [ 内容 ]
    旧制高等女学校の生徒たちは、戦前期の女性教養層を代表する存在だった。
    同世代の女性の大多数とはいえない人数であったにもかかわらず、明治・大正・昭和史の一面を象徴するものだったことは疑いない。
    本書は、彼女たちの学校教育、家庭環境、対人関係の実態を検証する試みである。
    五〇年弱しか存在し...続きを読む

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