富士正晴の作品一覧
「富士正晴」の「桂春団治」「金瓶梅」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「富士正晴」の「桂春団治」「金瓶梅」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
"八方ふさがりになっているのだから、余り大きなことを考えたり、志したりしない。自身の能力を超えた仕事を自惚れ強くも背負いこみ、自分がつぶれるのはかまわぬが、他人もひっぱりこんで他人をつぶしたり、傷けたりすることは御免だと思っているということである。そういう自惚れにおちいらぬように、これは自分に向って厳しくありたいと思っている。"
「参加しない」ことは、生きやすい世の中にするための一つの手段だと思うし、実際にそういうマインド(行動にできているかはわからない)で生きている。けれど、なぜ積極的に参加しないのだという世間や自分の声は気にしてしまうし、「参加しない」ことに固執して、
Posted by ブクログ
上方落語のスターであった桂春団治の評伝です。
本書に収められている「河出書房版あとがき」によると、講談社から刊行された「20世紀を動かした人々」というシリーズに桂春団治がとりあげられ、著者が執筆者にえらばれた経緯が語られています。それによると、編集委員である桑原武夫が春団治の芸の魅力をくり返し著者に語ってものの、そのつど酒に酔って著者はその話をおぼえておらず、著者自身が春団治の魅力にとりつかれたというわけではないようです。
そのためもあってか、大衆芸能の分野において春団治がどのような役割を果たしたのかといったことは、あまり立ち入って語られておらず、もっぱらその私生活について調査することに本