米本昌平の作品一覧
「米本昌平」の「独学の時代 : 新しい知の地平を求めて」「バイオポリティクス 人体を管理するとはどういうことか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「米本昌平」の「独学の時代 : 新しい知の地平を求めて」「バイオポリティクス 人体を管理するとはどういうことか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
人の命はいつ始まるのか―この問いがアメリカで大統領選挙の争点となり、ヨーロッパで法制化が急がれる原因となっているのはなぜか。
臓器移植や人体商品の売買が南北問題を激化させ、韓国で起きた科学史上稀に見るスキャンダルも、そうした動きの一例として位置づけられる。
今や生命倫理は政治問題となったのだ。
生命をめぐる急速な技術革新と人類の共通感情との間にあるギャップを埋めるために必要な視座を提示する。
[ 目次 ]
プロローグ ES細胞捏造事件
1 バイオポリティクス―身体政治革命
2 科学革命としてのヒトゲノム解読
3 バイオバンクとは何か
4 ヒト胚の政治学―クローンとES細胞研究
Posted by ブクログ
フーコーは「バイオ=ポリティクス」という言葉を、『性の歴史第1巻:知への意志』で用いており、そこでは人間の身体機能の利用に関する支配と対を成すものとして、生物学的な「種」の側面に介入し管理する権力の働きが考えられています。具体的には、繁殖や誕生、死亡率、健康の水準、寿命などの管理に関わる権力を意味しています。本書では、こうしたミクロな権力に関わる問題を念頭に置きながらも、先端医療や生物技術に関する政策論という意味で「バイオポリティクス」という言葉を用いると述べられています。
20世紀型の生命倫理学は、医療などにおける個別的な身体に対する働きかけが問題となっており、インフォームド・コンセントと