日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~

日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~

990円 (税込)

4pt

かつての日本企業が抱いていた「お金より人が大事」という考え方は決して理想主義ではなく、実利に適ったものであり、それこそがビジネスを繫栄に導く強みであった。しかし、日本企業はいつしか人より金に走り、アメリカ式の経営を表層的に真似し、低生産性と低賃金の低空飛行に陥った。どうすれば、この「負のスパイラル」を抜け出せるのか? 東大史上初の経営学博士にして平成生まれの慶大准教授が放つ、渾身の日本企業再生論。

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日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    同じ表現を繰り返しがちなのが読んでいて少しくどかったものの、とても興味深い内容でした。経営の巧拙で天国と地獄ということは異論の余地はあまりないと思いますが、その巧拙の解釈や、どんなものさしで評価するか、材料とヒントがたくさんありました。学術的な知識がなくても読めるのが新書の良いところですね。自分の所...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    いろんな組織で働いていて、またいろんな組織論の本を読んでいて感じていた違和感を明確に言語化してくれてスッキリした。
    人を大切にする組織作りはまさに日本がやってきた経営ではないか。松下幸之助さんもどんなに経営が厳しくても社員をクビにせず、社員のことを大切に思っていたように、日本らしさに象徴されている。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月27日

    面白い。
    溜まってる本が多いけど、別の本も買ってしまった。

    経営教育の普通化とともに、研究マインドの企業人への普及が進むと、コンセプト力も高くなるかな。つまり、大学で真面目に学問の楽しさに触れられる学生さんが増えてくれば、、、

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    Posted by ブクログ 2024年02月24日

    サブタイトルが相応しくない。もともとの、日本式経営の逆襲、がしっくりくる。経営技術で日本は他国に劣っていない、足りないのは自信、との指摘はもっとも。各種シミュレーションの結果は非常に興味深く、掘り下げて知りたいと思った。マクロ的な視点とミクロ的な視点の融合が絶品で、非常に学びになった。

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    Posted by ブクログ 2024年01月04日

    2024年正月に凄い本に出逢ってしまった。新書版のお陰かもしれない。1993年学卒で、「根拠のない悲観論」に陥ってた身としては、“失われた30年”という質の悪い霧が晴れる想いだ。しかも、本書の内容について著者は「著作権を一切主張しない(p10)」
    一番引用したいのがこの箇所。
    「日本が経営技術の逆輸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    本のタイトルが少々センセーショナルなので半信半疑で購入したのですが、刺激を受けました。

    価値創造の民主化もカイゼンにつながるわけですね。というかカイゼンである。そして、カイゼンを潜在的な問題解決の連鎖と捉えることで、カイゼンをイノベーションの連続体として把握し、イノベーションそれ自体のマネジメント...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    経営の本を読んでいると欧米発の理論が多いが実は日本が発祥で欧米はコンセプトかうまいと伝えている。具体から抽象化することで応用が効くようにしていると。

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    Posted by ブクログ 2024年03月01日

    コンセプト化する力は、国としてだけでなく個人として必要な要素。1人の発想を自分だけに留めず日本の強みとして発展させていく考えがこれからの日本には必要

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    2024年15冊目。満足度★★★☆☆

    東大史上初の経営学博士号を授与された、まだ若い(1989年)学者が著者

    期待して読み始めたが、第二章くらいまでは面白く読めたものの、後半は言葉遊びに終始している様に私には感じられた

    これは「読み手」の問題かもしれない

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    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    経済的強い米国に追いつけとガムシャラに働いた昭和。経営意識と知識が一体化されていたのだろう。
    市場の規模なのか、支配する国のパワーなのか不明だが、強きを真似し方法を替えてみようとする卑しい想いがあった。ちょいと難しい。
    感想/日本人としての「武士道」の意味を読み返してみたい。 またあらためて「カンバ...続きを読む

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