武谷雄二の作品一覧
「武谷雄二」の「月経のはなし 歴史・行動・メカニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「武谷雄二」の「月経のはなし 歴史・行動・メカニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
こういう専門書大好き。
医学的な話だけじゃなくて、民族学的な話や歴史なんかもそれぞれたっぷり話があって、相当面白かった。
さて今回は、まだ読み終えていない本のお話。
積読、乱読、読み散らかし、ほったらかし、という決してよいとは言えない読みかたをしている私。
それでも今まで生きてきて、本ぼろぼろにするようなことはしませんでした。
しかし、人生初、やってしまいました。
この本、洗濯機で洗ってしまいました。
普段からお風呂に本を持って入る習慣があります。
その流れで洗濯機に本が入ってしまったのでしょう。
気づかずに洗ってしまったようです。
洗濯機で本は洗わないほうがいい
Posted by ブクログ
女性の体のしくみについて、理解するべく手にとった一冊。日本においても、月経が不浄なものとして、20世紀に入っても誤った見方をされていたことに驚く。一例として、月経中の女性が植物に触れると枯れてしまうとか。これって男性ならではの勝手な解釈だなぁと感じた。男性優位の社会を反映しているようにも思えた。そういえば、今も相撲の土俵には女性か上がれないけど、その名残なのか。
ともあれ、現代社会ではそのような偏見も見直され、女性の体についての理解、制度も整いつつあるのは良い傾向だ。
月のリズムと月経のリズムにも密接な関係かあるとの内容は興味を惹かれた。
Posted by ブクログ
あまり類書をみないのでついつい手にとった。
月経に関するタブーが数多く紹介されている。特に、月経中の女性に接触すると、動植物が病気にかかったり枯れたりするという言い伝えは世界各地にある。
「タブー」の語源がネイティブ・インディアンのtabuで、さらに外科医で社会人類学者のロバート・ブリフォルトによるとtabuの語源はポリネシア人の使用していたtupuaで月経を意味していたらしい。他にも、メソポタミアの女神ニンフルサグは、粘土に月経をぬりつけて人間を創造した。旧約聖書で人類の祖先となるアダムとイブのアダムは、Adamahに由来し、その意味は「赤い土」であり、メソポタミアの神話と共通している。