この気持ちもいつか忘れる(新潮文庫)

この気持ちもいつか忘れる(新潮文庫)

990円 (税込)

4pt

毎日が退屈だ。楽しいことなんて何もない。授業を受けるだけの日日を過ごす男子高校生のカヤは、16歳の誕生日を前に謎の少女チカと出会う。美しい目を光らせ不思議なことを話すチカ。彼女は異世界の住人らしいのだが、二つの世界では奇妙なシンクロが起きていた。そして、チカとの出会いを重ねるうちカヤの心にはある変化が起き……ひりつく思いと切なさに胸を締め付けられる傑作恋愛長編。(解説・菅波栄純)

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この気持ちもいつか忘れる(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    住野よるさんの恋愛長編。
    わたし自身もここまで長い作品を読むのは初めてでした。
    しかし、住野ワールド。
    最初からすっと惹き込まれていく文面、世界観。

    つまらないと日々消費し続けて、なにかここから抜け出してくれる何かを求めてしまう、そんな中、不思議な少女と出会い、変わって行くお話です。

    わたしもカ

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    あーこの気持ち忘れたくないって思ったときに感想を記録するようにしてるんだけど、この物語を読んでそんな気持ちを代弁された気がした。

    過去の感情に縋るんじゃなくて、その時の感情を大切に生きたいなあ。

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    約一年前に失恋した。その前後にたまたま本屋で見つけて住野先生の作品且つタイトルが自分に向けられてる気がして購入。読み終わったあと、こういう風に恋の感情は風化して、思い出として記憶の一部になるのかと思うが自分もいつか忘れてしまうのかなって思っていたが、一年経った今も忘れられずにいる。。自分が主人公と同

    0
    2024年08月19日

    Posted by ブクログ

    途中までの胸の高鳴りはなんだ!!!って読み終わってから思ったけど数日経ってあれは主人公の成長の一環って考えたらまぁ腑に落ちたかな。でもやっぱりチカとなんかなってほしかったっていう読者の目線とそこがメインではない(はず)作者とのすれ違いもまた面白い。

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    この主人公は所謂「痛い」タイプです。我々は読みながら、彼のおかしさをときに笑うでしょう。しかし、かつて私たちの中に、彼のような感情が少しもなかったかと言われると否定できないはずです。私たちが彼ほどまでになれなかった理由は、ただ突風が訪れていなくなるかもしれない。そう考えると、彼はある種うらやましい存

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    この気持ちもいつか忘れる
    楽しかったことも悲しかったことも、頑張ったことも、感動したことも、その時と同じ温度感を感じ続けることはできないし、どんなに仲良くしていた友達も、環境が変われば、ずっと一番楽しかったときのように仲良くい続けることはできない。主人公のような考え方はひねくれ過ぎていると思うけど、

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    ここでの評価はあまり良くない様だが自分は割とこの小説を楽しめた
    深夜のバス停で異世界の存在と知り合うなんて、普通は考えられないし
    この小説に出て来たバス停が部屋になってるって言うのが自分には良く分からなくて、地方ではバス停ってそうなってるの?
    こちら(都内)だと道路にバス停が在るだけだけど

    前半も

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    戦争が起きている日本。まったく違う世界に住むチカに出会った少年カヤ。
    不思議な感覚で読むことができた。少し変わったお話し。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    人とのコミュニケーションの苦手な男子高校生が、異世界の女の子と出会い、そこに特別な意味を探そうとするお話。
    誰しの心の中にもある自分勝手で独りよがりな部分が前面に出てしまう主人公の精神的な幼さが、小説全編にわたって何とももどかしい空気を漂わせています。読者によって好みが明確に分かれそうな作品です。

    0
    2025年06月20日

    Posted by ブクログ

    主人公の不器用さ?には理解できないところがあったが、「恋は盲目」なんて簡単な言葉じゃないけれどあの時の感情を大切にするあまりに周りが、自分が見えなくなっていく様子は共感できた。
    大切な気持ちを忘れてしまうということは悲しいことだけれど、自分の一部になったと思えば前を向ける気がする。

    0
    2025年06月02日

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