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毎日が退屈だ。楽しいことなんて何もない。授業を受けるだけの日日を過ごす男子高校生のカヤは、16歳の誕生日を前に謎の少女チカと出会う。美しい目を光らせ不思議なことを話すチカ。彼女は異世界の住人らしいのだが、二つの世界では奇妙なシンクロが起きていた。そして、チカとの出会いを重ねるうちカヤの心にはある変化が起き……ひりつく思いと切なさに胸を締め付けられる傑作恋愛長編。(解説・菅波栄純)
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Posted by ブクログ
約一年前に失恋した。その前後にたまたま本屋で見つけて住野先生の作品且つタイトルが自分に向けられてる気がして購入。読み終わったあと、こういう風に恋の感情は風化して、思い出として記憶の一部になるのかと思うが自分もいつか忘れてしまうのかなって思っていたが、一年経った今も忘れられずにいる。。自分が主人公と同...続きを読むじくらいの年齢になったときにどんな形であれ心の整理がついて、この気持ちをいつか忘れられることを願っている。
何をしたかを覚えている、どんな気持ちだったのかもありふれた言葉でなら表せる。でも、あのとき心に生まれた感情の光をもう一度心に灯すことはできない。
バックボーンって知らない。これこそ聴きながら読めば良かったのだろうか、自問自答します。とても不思議な物語だったが、人生論の人は忘れると改めて聞き事が出来た気がする。ただ不思議なんだで終わらせないのが一番いいかな コラボも考え方が面白いしチカとカヤとこんな風に過ごしていたのかと想像した。こちらの世界も...続きを読む変わっているし異星だろうか、チカの存在は興味ありました。そして再会出来たが、思ったのと違うエンディングが斬新。一本スジが通っているし沙苗と一緒に生きていくのね。斉藤が出てきて恋愛してこれだったかと思いきやこれじゃないと思いきや〜って事 イチカに会う為の布石だけかと思ったら自分はまだまだだった ふっ
住野よるさん初の恋愛小説ということで読んでみました。 恋の気持ちがストレートに表現されているというわけではないのですが、恋のあの気持ちが表現されています(文章にするのが難しい...) 恋の気持ちを伝えたい、でも...というもどかしさの表現が好きです。 気持ちは『心の中で描けない。』いまこの瞬間の気...続きを読む持ちを大切にしようと思いました
この主人公は所謂「痛い」タイプです。我々は読みながら、彼のおかしさをときに笑うでしょう。しかし、かつて私たちの中に、彼のような感情が少しもなかったかと言われると否定できないはずです。私たちが彼ほどまでになれなかった理由は、ただ突風が訪れていなくなるかもしれない。そう考えると、彼はある種うらやましい存...続きを読む在なのかもしれません
この気持ちもいつか忘れる 楽しかったことも悲しかったことも、頑張ったことも、感動したことも、その時と同じ温度感を感じ続けることはできないし、どんなに仲良くしていた友達も、環境が変われば、ずっと一番楽しかったときのように仲良くい続けることはできない。主人公のような考え方はひねくれ過ぎていると思うけど、...続きを読む共感できる部分もたくさんあった。私も同じようなことを思うこともある。 いつか忘れることはいけないことなのか? いつか忘れるような感情は意味がないのか? 心から感動していれば忘れるはずがないから? 何かある目的を達成しなければ、今過ごしているこの日々も無意味なのか? もちろんそんなことはない。でも、誰しも感じたことがある日常に対する虚無感、どうしようもない希死念慮、そういうものってあると思います。 この世の全てに意味はない。どうせ死ぬから。忘れるから。だとしても、昨日よりも上手に楽器を吹くこと、どうせ忘れるかもしれない知識を勉強すること、おいしいものを食べること、美しい景色を見ること、くだらないことで思い悩むこと、誰かを羨むこと、クリスマスマーケットに行きたいと思うこと、誰かと傷つけあうこと、誰かの幸せを願うこと、それら全てを愛おしく思いたいです。
ちょっとストーリー入ってこーへん部分もあったけど、今読んでよかったなって思った。 歌を通しての再会って感動的やけど、昔の事は記憶薄れて忘れてまうのも人生やんなって思った。
ここでの評価はあまり良くない様だが自分は割とこの小説を楽しめた 深夜のバス停で異世界の存在と知り合うなんて、普通は考えられないし この小説に出て来たバス停が部屋になってるって言うのが自分には良く分からなくて、地方ではバス停ってそうなってるの? こちら(都内)だと道路にバス停が在るだけだけど 前半も...続きを読むZ世代の考えがなんとなく分かって興味深かったし、後半は果たして高校時代の同級生と卒業してから15年も経ってから付き合うかな?とは思ったけれど割と楽しめました
戦争が起きている日本。まったく違う世界に住むチカに出会った少年カヤ。 不思議な感覚で読むことができた。少し変わったお話し。
言語化出来ないけどものすごく面白かった 不思議でファンタジーな感じの話だったけど 主人公の気持ちに共感出来た 主人公の世界にはない言葉とかが×××になってたところ の意味とかが気になった 繰り返し読みたくなる本。
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この気持ちもいつか忘れる(新潮文庫)
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住野よる
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