恋とそれとあと全部

恋とそれとあと全部

750円 (税込)

3pt

友達だけど、違う生き物

夏休み、俺は片想い中のサブレと夜行バスの旅に出た。彼女が口にした、ちょっと風変わりな目的のために――見知らぬ町で一緒に過ごすうち、そして会話を重ねる度に、サブレをもっと深く知った俺の中に名前のない感情たちが溢れ出てきて……。特別な夏の4日間が教えてくれた、恋だけじゃない、世界の「あと全部」を巡る物語。

『君の膵臓をたべたい』から10年――
住野よる史上、最も不器用で愛おしい恋の物語

言葉にする前の、
この瞬間だけが
永遠ならいいのに。

【登場人物】
めえめえ(瀬戸洋平)
サブレに片想いし、彼女と旅に出る高校生
サブレ(鳩代司)
命のエネルギーに惹かれる、ちょっと気にしすぎな同級生

夏休み、夜行バスに揺られ、僕らは世界の輪郭と、言葉にできない想いの行方をなぞっていく。

単行本 2023年2月 文藝春秋刊
文庫版 2025年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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恋とそれとあと全部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    久しぶりに

    よるさんの著書を拝読しました
    ナンカ面倒クサイお話でしたが

    最後の怒涛の面倒くささが効いてくる
    読後が素晴らしかったです

    暫くおってませんでしたが
    ディグリに戻ろうかなあ
    住野さん

    #癒やされる #エモい

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    帯の「言葉にする前の、この瞬間だけが永遠ならいいのに」という煽り

    誰が考えたんだろう
    本書にピッタリ

    本書を読みながら
    頭の中ではbacknumberの「わたがし」が
    かかっていました

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    恋愛、友情、死、様々な問題と向き合い、もどかしい恋愛。好きな子との変わった目的の旅で色々なものが見えてきて、青春が詰まった物語。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    なだらかな坂道を登るように
    人を好きになっていくときと

    階段を使って一段ずつ
    人への想いを高めていくことと

    突然落とし穴に落ちるような錯覚とともに
    気持ちを高揚させてしまう瞬間・・・

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    大好きな住野さんの作品

    でも読み終えるのにちょっと時間がかかってしまった
    読みやすいし、情景もすっとはいってくる

    全て読み終えると、心が温かくなるような
    そんな感じ
    サブレとめえめえの関係性っていいなーて

    でもそこにたどり着くまでになんだかいろんなことを考えさせられすぎてしまった

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    なんとなく
    湿ったニュアンスをイメージして手にとったのだけれど、
    園児がおもちゃ売り場を前にして口にするような、
    カラっとした意味合いのタイトルだった。

    あらすじとしては、
    中学生男子が片想い中の女子と
    自殺した親戚の遺された妻の話を聞くために
    一緒に帰郷する話。

    それだけでいろいろな物語が想定

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり長い前半戦で恋愛要素でてこなかったからかなりやきもきしたが、ほんと終わり数ページで救われた自分がいました。こういう関係性もいいなってとてもとても涙がでそうなほどに。ひさしぶりにジャケ買い成功したかな…?

    口調とか読み聞かせが学生らしくて最初は戸惑うのかもしれないけど、それも″らしくて″いいか

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後にめちゃめちゃキュンキュンした。
    言葉にする前の気持ち、情景をたくさん想像して、共感できるのがおもしろかった。

    旅行からの帰り道、めえめえが突然告白する。サブレはこのタイミングであることにびっくりする。めえめえは、今が好きな気持ちが一番大きかったからと説明し、一旦コンビニに寄る。めえめえは、サ

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まさに恋とそれとあと全部でした。
    正直高校生の恋愛模様に40過ぎのオッサンが共感している場合ではないのですが、好きな女子とその祖父と自分という微妙な関係性の中で進む物語に、自分の彼女(今の妻)とそのおじいちゃん(今は亡き)と自分の物語を重ねてしまい、途中涙を禁じ得なかったです。
    最初はサブレの性格(

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いい意味で平坦に続く物語が
    主人公と女の子の日常に溶け込めているようで
    読みやすかった。

    私と女の子の性格が似ていて、
    偶然にも今の彼氏とも主人公が似ていた。
    学生時代にあっていたらこんな感じだったのかもしれない。

    半分くらいが、死に関連していて
    恋とそれとあと全部。のタイトルの解釈が気になると

    0
    2025年10月02日

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