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世界3大投資家が予見する、 お金の流れで読むこれからの世界地図! ガザ・イスラエル紛争、ウクライナ戦争、台湾有事……。私たちは、人類史上類を見ないほどの混迷の時代を迎えている。世界的混乱はこれからの世界の「お金の流れ」を大転換させつつある。これからの日本と世界は、一体どこへ向かうのか。世界3大投資家が予見する、10年後のお金の世界地図! ※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
書店の文庫本コーナーで人気上位だった本書が目に留まり、読んでみることに。 本書の趣旨は、著者の経験をもとに「お金の世界地図」を読み解き、この先10年の「伸びる国」「沈む国」を予測しようとするもの。 学びとしては、グローバル視点でお金・経済について考える良い機会となったが、「中国推し」が全面的に溢れ...続きを読む出ている。 以下、気になったことをメモ ------------------------------------ 投資で成功するためには、「お金がどう動くか」をイメージすることが不可欠。 お金が流れ込む国の条件は二つ。 1.国が開かれていること 2.有能な指導者がいること この視点にもとづき、「伸びる国」として著者がもっとも有力視する国は「中国」。 減少に転じたとはいえ14億人を要する大人口を持ち、鉱物や化石燃料、森林資源など、豊かな資源にも恵まれている。 現代において、アメリカにとってかわる覇権国家としての要件を備えているのは中国しかないという。 たしかにこれまでの中国は鄧小平という有能な指導者のもと、改革開放により国を開くことで驚異的な発展を遂げてきた。 現在も一帯一路は中央アジアやアフリカへの投資をもたらし、貧困問題解決を導いているなど、近年でもっとも成功した経済プロジェクトと評している。 さらに、農業、観光、旅行、エンターテイメントなどには明るい未来はあるとしつつも、テクノロジー企業などの新興企業を摘発するなど、今後もその成長が続くかどうかについては楽観的ではない。 著者も指摘するように現在の中国にとって一番の問題は、国を閉じていくのか否かである。 しかしながら、著者によれば、実質的に終身権力を得た習近平は大胆な政策を実行する力と自信を持っているとし、今後も注目するべきと述べる。 その他有望な国は、サウジアラビア、ウズベキスタン、ルワンダ、ベトナム、コロンビア。 これら多くの国が、経済政策の転換や、内戦等の国内の混乱から立ち直りつつあり、投資対象として期待が持てるとのこと。 いっぽうで今後「沈む国」は、アメリカ、イギリス、日本、韓国。正直あまり驚きはないものの、韓国については南北統一への期待には共感した。 海外留学経験を持つ金正恩がその圧倒的な権力をもって北朝鮮の経済解放が実現できれば、東西ドイツ統一のような熱狂を目の当たりにするかもしれないとのこと。 投資の基本は「安く買って高く売る」。 4つのチャンスの見極め方 ①魅力的な製品を作っているか、②イノベーターが存在するか、③技術革新が生まれているか、④危機から立ちあがろうとしているか。
お金が流れ込む国は、国が開かれ(安全)、有能な指導者がいて(リターン)、開放性があること。 伸びる国の条件は、世界が必要なものを手に入れる(天然資源の開発)と成長に重要となる労働人口。
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2030年 お金の世界地図
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