15の街道からよむ日本史

15の街道からよむ日本史

990円 (税込)

4pt

4.3

「なぜ芭蕉は奥州に旅立ったのか?」
「多くの大名が東海道より中山道を好んだ理由は?」
日本史を紐解いていくと、道、つまり街道を舞台に歴史が生まれる場面に幾度となく遭遇する。そして、歴史が街道を作ることも少なくない。
例えば、東海道は江戸と京都を結ぶ街道という印象が強いが、それは江戸に幕府が開かれてからのイメージに過ぎない。それまで、東海道は幕府が置かれた鎌倉と京都を結ぶ街道としての印象が強かった。しかし、徳川家康が江戸に幕府を置くことで、東海道は江戸と京都を結ぶ街道に変身する。また、我々がイメージする東海道の難所と言えば箱根峠だが、実は箱根峠を越えるルートは、もともとは東海道の本道ではなかった。本道は、足柄峠を越えるルートである足柄路だったのだ。江戸市中にも大量の火山灰が降ったという宝永の富士山の大噴火が本道を箱根路に変更させたことで、地域が変貌していく。

「一度、廃れた熊野古道」
「実は4つあった日光街道」
「将軍の緊急事態を想定していた甲州街道」――
本書は、定評ある歴史研究者が、全国の街道と我々になじみの深い歴史とを重ね合わせ、様々なエピソードと新たな発見ともに綴る歴史ノンフィクションである。

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15の街道からよむ日本史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今でこそ○○街道などと整備された道路だけど、現在に至るまでは様々な歴史があったと感じることができる一冊。
    参勤交代の時代や遡り鎌倉幕府の頃の熊野古道など、時代やその風景も色々楽しく読めました。
    街道が栄えたこともその使われ方も成る程と思えた。

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

    古来から人物の往来が街道を栄えさせ、その逆もまた然り。武士、皇族や貴族、商人や庶民など、様々な人々が行き交い、その歴史を見つめて来た全国各地の街道。

    その成立の由来と、歴史的価値や大きなイベントなど、各街道毎に独自の視点から触れられていて読みやすい。個人的には江戸時代に整備が進んだ五街道(東海道、

    0
    2024年06月07日

    Posted by ブクログ

    日経ビジネス人文庫の歴史シリーズ。
    このシリーズで新刊が出ると、ついつい読みたくなってしまいます。様々な角度から歴史を見直すきっかけをくれるシリーズですので、毎回楽しみにしています。
    今回のテーマは「街道」、道です。
    いわゆる五街道だけでなく、いろいろな街道をテーマにしていますので、なかなかマニアッ

    0
    2024年04月29日

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