検索結果

  • 珈琲と煙草
    4.2
    孤独感を抱える人物の心理を端正な文章で綴った小説。イエズス会の寄宿学校での出来事や、父の死、ナチの高官でユダヤ人迫害に加担した祖父への言及などの自伝的エッセイ。ある俳句を教えてくれた京都からの留学生をめぐる、著者の死生観が垣間見えるエピソード。ドイツで死刑が廃止される12日前に斬首刑となった男の犯罪実話。ボクサーとの恋の思い出を語る老婦人や、収支報告書の改竄で告訴された男といった、弁護士として出会った人々との交流譚──。クライスト賞受賞、日本で本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いたデビュー作『犯罪』、映画化された法廷小説『コリーニ事件』、世界各国で2600回以上上演された戯曲『テロ』。これまで社会や人間を深く描写してきた現代ドイツを代表する作家が、多彩な手法で紡ぐ新たな作品世界!
  • コールド・コールド・グラウンド
    3.6
    武装勢力が入り乱れ、混迷を極める80年代の北アイルランド。殺人現場に遺されたオペラの楽譜は犯人から警察への挑戦状なのか?
  • コールド・リバー 上
    -
    シカゴもパンデミックに晒されていた。ワクチン接種後もマスクを手放せず、友人とハグもできないことがヴィクにはつらかった。多くの人が先の見えない状況にいらだち、その鬱憤は移民へと向けられていた。ある日、シナゴーグの壁が傷つけられる事件が起きて、ヴィクは夜間の見張りを依頼された。見張りを終えた帰り道、ヴィクは瀕死の少女を発見する。2年ぶり待望の新作〈V・I・ウォーショースキー〉シリーズ第21作。
  • 強盗請負人
    4.0
    動画が拡散された見事な宝石強盗。主犯アレックスは以後足を洗おうとするが、家族を誘拐されスペイン南岸で拉致計画に挑むことに
  • ごきげんいかが、ワトスン博士 上
    3.0
    1889年夏。アイリーン・アドラーと親友のペネロピーは、パリで意識を失った男性を助ける。偶然にも、彼はペネロピーが家庭教師をしていたときの知人クウェンティンだった。医師の診察により、昏倒したのは毒物が原因だと判明するが、彼は詳細を語らない。だが、アイリーンの家で療養中に狙撃されたことで事情を打ち明ける。かつて戦場で助けられた軍医に迫る危機を知らせるため、危険を承知で彼を捜しているというのだ。軍医の名はワトスン――。アイリーンたちはアフガニスタンに端を発する事件をめぐり、名探偵ホームズとまたもや相まみえる!
  • 極悪人の肖像
    -
    稀代の“極悪人”によって語られる犯罪物語。いかにして完全犯罪は成し遂げられたのか。名のみ知られたフィルポッツの未訳長編、待望の邦訳! 「プロバビリティーの犯罪をハッキリと取扱った倒叙探偵小説」(江戸川乱歩・評)
  • 55
    3.2
    田舎の警察署に連続殺人鬼から逃げだしたという血まみれの男が駆け込んできた。55番目の犠牲者になるところだったというが、先の男が犯人として描写した通りの男があらわれる。そして犯人と被害者をそっくり入れ替えた主張をしはじめた……! どちらが54人も殺した連続殺人鬼なのか? 探り合いと騙し合いの果て、チャンドラーが掴んだ真実とは?
  • ゴッサムの神々 上
    4.3
    新たなる名探偵、登場!1845年、ニューヨーク。バーテンダーのティムは街を襲った大火によって顔にやけどを負い、仕事と全財産を失ってしまう。新たに得た職は、創設まもないニューヨーク市警察の警官だった。慣れない仕事をこなしていたある夜、彼は血まみれの少女とぶつかる。「彼、切り刻まれちゃう」と口走って気絶した彼女の言葉どおり、翌日胴体を十字に切り裂かれた少年の死体が発見される。だがそれは、ニューヨークを震撼させた大事件の始まりにすぎなかった……。不可解な謎がちりばめられた激動の時代を生き抜く人々を鮮烈に活写した、圧巻の傑作ミステリ。MWA最優秀長篇賞最終候補作。
  • 五番目の女 上
    4.2
    父親と二人のローマ旅行は、予想外に楽しいものになった。その素晴らしい一週間が終わり、イースタ警察署に戻ったヴァランダーを待ち受けていたのは、花屋の家宅侵入の通報だった。店主は旅行中で盗まれたものはない。その次には一人暮らしの老人が失踪した疑いがあるとの訴え。一見事件性のなさそうな二件のできごと。だが、老人が濠の中で串刺しの死体となって発見されるに至り、事態は恐るべき様相を見せはじめる……。ヴァランダーを、そしてイースタ署の面々の心胆を寒からしめた奇怪な事件。CWAゴールドダガー受賞作シリーズ。
  • 五匹の子豚
    4.5
    16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。でも母は無実だったのです……娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。当時の関係者の証言を丹念に集める調査の末に、ポアロが探り当てる事件の真相とは? 過去の殺人をテーマにした代表作。

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  • 5分間ミステリー
    3.6
    オーソドックスな謎解き推理から幾何学的なパズルまで、1話5分で読めるミステリー・クイズであなたに挑戦。難問、奇問、珍問等の選りすぐりのミステリー・クイズの数々、一体あなたはいくつ解答を導き出せるのか?その答えを解く探偵は、あなた自身です。

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  • ゴムのラッパ
    -
    「あらゆる部署から切り捨てられた情報や証拠物件を集めて保管し、そこから事件の糸口を引き当てる」、それこそが長い歴史を誇るスコットランド・ヤードの「迷宮課」である。おもちゃのゴムのラッパが、花嫁撲殺事件と結びつく。香水瓶、カーネーション、嗅ぎ煙草入れなどの小物が、ふとしたきっかけから刑事たちの事件への肉薄をうながし、思いもかけない事件の解決をもたらす。エラリー・クイーン絶賛の倒叙型警察ミステリーの傑作短編集。
  • ゴルフ場殺人事件
    3.9
    南米の富豪ルノーが滞在中のフランスで無惨に刺殺された。事件発生前にルノーからの手紙を受け取っていながら悲劇を防げなかったポアロは、プライドをかけて真相解明に挑む。一方パリ警視庁からは名刑事ジローが乗り込んできた。たがいを意識し推理の火花を散らす二人だったが、事態は意外な方向に……。

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  • ゴルフ場殺人事件
    -
    ポワロは、フランス滞在中の大富豪ルノールから「警察の力を借りたくない、助力を頼む」という手紙を受け取る。急ぎフランスの小さな町メルランビーユへ飛んだポワロを待ち受けていたのは、建設中のゴルフ場の一画で刺殺された富豪の死体だった。パリ警察の派遣した探偵ジローとの捜査の知恵くらべが進展するなか、富豪とは関係のなさそうに思われる浮浪者が同じ凶器の犠牲に…クリスティのポワロもの長編第2作。

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  • ゴースト・スナイパー 上
    4.0
    バハマで反米活動家の男が殺害された。神業と言うべき超長距離狙撃による暗殺だった。直後、リンカーン・ライムのもとを地方検事補ローレルが訪ねてきた。その暗殺は米国政府諜報機関の仕業で、テロリストとして射殺された男は無実だったという─。非合法の暗殺事件を訴追すべく、ライムとサックスたちは捜査を開始する! 大人気シリーズ第10作。
  • ゴーストマン 消滅遊戯
    3.3
    “ゴーストマン”VS冷血の殺し屋&中国マフィア。 21世紀最高のノワール・シリーズ。待望の第2弾。 恩義のある友からSOSが届いた。 すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す。 それが私の仕事だ。  強奪は洋上で行われた。サファイアを運ぶ密輸船の襲撃。だが船にはサファイア以外のものも積まれていた。はるかに価値があり、はるかに危険なブツが。この強奪を立案したのはアンジェラという犯罪者だった。マカオで待機する彼女のもとに部下の生首とサファイアが一粒だけ届けられた。添えられたメッセージ――ブツを返せば残りのサファイアは返す。予想外のトラブルが起きたのだ。これを切り抜けるには信頼できる相棒が要る。  私は世界でも指折りの強盗だ。だが私の素性を知る者は誰もいない。例外はただひとり、アンジェラ。彼女は私の師匠であり、いかにして犯罪者になるか、いかにして強奪を仕切るかを教えてくれたのは彼女だった。彼女のおかげで私は一流のゴーストマンになった。そんなアンジェラから6年ぶりに連絡が届いた――SOSが。罠かもしれない。罠でも構わない。私は即座に決意する。死地マカオへ飛ぼうと。これは命がけの博打だ。だが、それが私を昂揚させるのだ。  マカオで待つのは冷血の殺し屋ローレンス。私たちの退路を断つ中国マフィア。ゴーストマン師弟コンビは知略とテクニックの限りを尽くして戦う。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で第3位に輝いた『ゴーストマン 時限紙幣』に続く、最高にスタイリッシュでクールな傑作の登場!
  • ゴーストマン 時限紙幣
    3.8
    「このミステリーがすごい!」第3位 イギリス推理作家協会スティール・ダガー賞 マルタの鷹協会ファルコン賞 ほか日英米でさまざまなミステリー賞を受賞! 48時間後に爆発する120万ドルの紙幣。それを見つけ出し、爆発前に回収せよ――犯罪の後始末のプロ、ゴーストマンによる孤独な戦い。5年前のクアラルンプールでの銀行襲撃作戦と、カジノの街での時限紙幣追跡をスタイリッシュに描き、世界のミステリ賞を総なめにした傑作! 解説・杉江松恋
  • ゴーストライター
    4.2
    劇場の最前列に座っていた男は、暗闇のなかで喉を掻き切られて死んでいた。泥酔状態だったらしいその男は上演中の舞台「真鍮のベッド」の脚本家だった。駆けつけたニューヨーク市警ソーホー署の刑事マロリーとライカーは捜査を開始する。だが劇場の関係者は、俳優から劇場の“使い走り”に至るまで全員が、一筋縄ではいかない変人ぞろい。おまけに、ゴーストライターなる謎の人物が、日々勝手に脚本を書き換えているという。ゴーストライターの目的は? 殺人事件との関わりは? 氷の天使マロリーが、舞台の深い闇に切り込む。好評シリーズ。
  • ゴールドマン家の悲劇 上
    -
    作家であるぼく、マーカス・ゴールドマンは2012年、映画化権料で買ったフロリダの別荘に新作を書きにやって来たが、そこで思いがけず、かつての恋人アレクサンドラと再会する。彼女とぼくは、ある出来事のせいで別れたのだった。それはぼくと従兄弟と伯父夫婦の関わる悲劇だった。ぼくと両親のゴールドマン家は質素なゴールドマン家、敏腕弁護士の父方の伯父夫婦と息子ヒレルとウッディの家は裕福なゴールドマン家。『ハリー・クバート事件』で衝撃的なデビューを飾った著者の第二作。ゴールドマン家を襲った悲劇とはいったい何だったのか?
  • ゴーン・ガール 上
    3.9
    NYタイムズベストセラー第1位のミステリ。 ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。  そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった……。  ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき――。大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは――(2013年6月発表作品)。
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して
    4.7
    アガサ・クリスティーの夫マックスは著名な考古学者だった。しばしば夫婦は中東の地へ発掘旅行に出かけ、彼の地で実り多い時を過ごしている。二人で第二次大戦前に訪れたシリアでの発掘旅行の顛末を、ユーモアと愛情に溢れた筆致で描いた旅行記にして、豊かな生活を送った夫妻の結婚記録。

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  • 最悪の館
    3.7
    不眠症に悩まされるイーデンは星空の鑑賞で有名なダークスカイ・パークを訪れる。死んだ夫が生前、結婚記念日に予約していたのだ。だがゲストハウスには別のグループも宿泊することに。そしてその夜、殺人が……ディーヴァー&クリーヴス絶賛のフーダニット!
  • 再起
    4.5
    元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺を遂げてしまう。真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開!
  • サイコセラピスト
    4.1
    抑圧的な父親のもとで育ち、苦しんだセオ。自分と似た境遇の人々を救いたいと願う彼は、心理療法士になった。順調にキャリアを重ねるうち、彼はずっと気になっていた六年前の殺人事件の犯人――夫を射殺した画家――を収容する施設の求人広告を目にする。事件以降ずっと沈黙している彼女の口を開かせることができるのは、僕しかいない。そう思ったセオは彼女の担当に志願するが……。《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラー・リストに連続23週ランクイン。巧みなプロットと戦慄のラストに圧倒される傑作ミステリ
  • 最後の乗客
    4.0
    新聞記者のケイトは最愛の夫の死から立ち直れずにいたが、そろそろ前を向こうとしていた。そんな矢先、同業だった夫が最後に調べていた案件を引き継ぐことになる。それは、実業家のフェルドマンが手がける奇妙なプロジェクトについてだ。一九三九年、航海中の貨物船が、漂流するナチスの船を発見した。漂流船の晩餐室に用意された料理は出来立てにもかかわらず、乗員、乗客は見つからなかった。―たったひとりのユダヤ人の赤ん坊を除いては。そんな謎に満ちたヴァルキリー号を、フェルドマンがふたたび航海に出そうとしているらしく―。
  • 最後の旋律
    3.5
    最初は盲目のバイオリン奏者だった。腕は良かったが人づきあいは悪く、誰からも恨まれずにひっそりと生きてきた男が、いきなり顔の真ん中を撃たれて殺されたのだ。すぐに刑事たちの困惑は深まることになる。今度は化粧品販売の女性が射殺されたのだ。キャレラ、ホース、マイヤーら87分署精鋭を総動員した捜査が導く意外な真相とは? 半世紀におよぶ大河警察小説の最終作
  • 最後の悲劇
    5.0
    『X』『Y』『Z』に続く「悲劇シリーズ」四部作のフィナーレ。シェイクスピアにからむ稀覯書の奇妙な盗難事件は謎の古文書をめぐる怪異な事件へと展開。だがドルリー・レーン最後の決死のがんばりが事件を解決に。大構想四部作の最後を飾る感動にみちた名編。ある詩人いわく、「私はミステリーを愛好する一詩人にすぎないが、もし傑作ミステリーを問われたら、ちゅうちょなく答えるだろう……それは『X』でもなければ『Y』でもない、クイーンの四大悲劇をあつかった四部作であると、そして、なかんずく、『最後の悲劇』をあげるだろう」

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  • 最果てのイレーナ
    値引きあり
    3.9
    生きるためにもがき続けた少女が、最後に見つけたものは――3部作、堂々の完結。 敵対関係を深める2つの国、イクシアとシティア。その架け橋になれないかと望むイレーナだが、遙か昔、世界に恐怖をもたらした悪しき者と同じ力をイレーナが持っているのが判明し、人々は不信感を募らせる。それでも両国のためにひとり奮闘するが、願い虚しく、何者かの陰謀により事態はついに最悪の局面を迎え─。壮絶な日々に立ち向かい、懸命に生き抜いた少女を待ち受ける運命とは? 3部作最終話。
  • サイバーストーム 隔離都市 上
    -
    クリスマスを前にしたある日、全米のネットサーバーが次々にダウンした。まずインターネットがつながりにくくなり、すぐにそれは大規模な通信障害、やがて交通や電気、水道といった生活インフラの停止に発展する。おりからニューヨークには大規模な雪嵐が襲来し、都市機能は完全に麻痺してしまった。マンハッタンのマンションに住むマイクは、友人や隣人たちとともに決死のサバイバル生活を始めるが……
  • サイモン・アークの事件簿1
    3.8
    オカルト探偵アーク登場!73人もの人間が崖から飛びおりた、謎の大量自殺事件を取材に出かけたわたしは、現場の村で不思議な男性と知り合う。その男は、悪魔の存在証明や真の超自然現象を追い求め、世界を旅しているのだという。年齢2000歳とも言われる彼の名は、サイモン・アーク――。シリーズ第1作にしてホックのデビュー作でもある短編「死者の村」を巻頭に、自薦作品の中からさらに精選した10編を収録した、オカルト探偵アーク待望の第1短編集。黒魔術、狼男、悪魔崇拝、妖精……世界じゅうで起きる怪異な事件に、快刀乱麻の推理力で挑むアークの活躍をご照覧あれ。
  • 災厄の馬
    3.0
    イギリスにある海辺の町イルマーシュで、十六個の馬の頭が並べられているのが見つかった。グロテスクながらも美しいこの奇妙なオブジェは、これから町に起こる様々な災厄を告げるものだった……! 閉鎖された町で起こる不気味な事件を描く、戦慄のスリラー。
  • 災厄の町
    -
    ふらりと立ち寄った町が気に入ったエラリーは土地の有力者ライツ家の持ち家を借りた。その家はライツ家の当主が次女ノーラとジム・ハイトとの結婚後に住む家として用意したものだったが、二人は喧嘩別れして、ジムは姿を消していた。それからすでに三年たつが、突然ジムが戻り、二人はよりを戻して結婚する。新婚早々、ノーラは偶然ジムが妹宛てに書いた3通の手紙を見つける。そこには、まがまがしい予告とも受け取れる出来事が書いてあった。やがてジムの妹ローズマリーが招かれてやってきた。そして感謝祭、クリスマスと、手紙の中味に符合するような事件がノーラの身に起こり、新年にはついに、ローズマリーが毒酒で死ぬ事件が起こる。ことの成り行きからジムが逮捕された……アメリカの架空の田舎町を舞台に繰り広げられる家族ドラマ。クイーン中期の代表作として名高い。
  • 災厄の町
    -
    失踪して三年、突然戻ってきたジムと、許婚のノーラは何事もなかったように結婚した。が、ある晩、ジムの筆跡で殺人計画の詳述された手紙が発見され、ノーラは卒倒した…… 美貌の三姉妹を持つ旧家に起った奇怪な毒殺事件。ライツヴィルを舞台に錯綜する謎と巧妙な奸計に挑むクイーンの名推理。本格の代表傑作。
  • 災厄の街〔新訳版〕
    4.0
    3年前に失踪したジムがライツヴィルの町に戻ってきた。彼の帰りを待っていたノーラと式を挙げ、幸福な日々が始まったかに見えたが、ある日ノーラは夫の持ち物から妻の死を知らせる手紙を見つけた……奇怪な毒殺事件の真相にエラリイが見出した苦い結末とは? 巨匠の最高傑作が、新訳で登場!
  • サイレンズ・イン・ザ・ストリート
    3.9
    スーツケースに詰められた死体と軍人射殺事件の関係は? 刑事ショーンはさらなる混沌に足を踏み入れる。人気沸騰! シリーズ第二弾
  • サイレント・スクリーム
    4.1
    寂れた郊外の街を震撼させる連続殺人事件に型破りな警部キム・ストーンが挑む。イギリスのベストセラー警察小説シリーズ第一弾!
  • 印

    3.7
    その女性は湖のほとりのサマーハウスで首を吊っているのを友人に発見された。夫によると、数年前に親密だった母親を病で失って以来、彼女は精神的に不安定になっていたらしい。また死後の世界に興味を抱き、降霊術師のもとに出入りしていたことも。自殺に見える。いや、本当にそうなのだろうか? レイキャヴィク警察の捜査官エーレンデュルは疑問を感じ、一人地道な捜査を進める。暴かれる悲痛な過去、明らかになる驚愕の真実に、心の奥底までゆさぶられる。アイスランド推理小説大賞受賞。北欧ミステリの巨人による好評シリーズ第6弾。
  • サイン会の死
    3.1
    古書と専門書の町、読書家の聖地ストーナム。トリシアはそんなストーナムのミステリ専門書店の店主だ。今日は『ニューヨークタイムズ』のベストセラー作家ゾウイのサイン会の日。最初で最後の全国ブックツアーの最終地点を、故郷ストーナムの小さな書店にしてくれたのだ。ゾウイのアシスタントだという姪の態度はひどかったものの、サイン会はなんとか成功。だがほっとしたのも束の間、姿が見えなくなった主役を探しにいったトリシアが見つけたのは、人気作家の変わり果てた姿だった。本屋だらけの町で起こる事件を描くライトミステリ第2弾。

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  • 詐欺師×スパイ×ジェントルマン:パトリシア・ハイスミスとジョン・ル・カレの作品を読み解く
    NEW
    -
    1巻1,672円 (税込)
    詐欺師とスパイは、どこか似ている サスペンスの女王パトリシア・ハイスミスと、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ。 2大巨匠の作品を、キャラクター造形に注目して読み解く本格評論! ハイスミス作品屈指の人気キャラクター、田舎紳士に成り上がった詐欺師リプリーと、ル・カレの描く『スマイリー三部作』でイギリス紳士の素顔に仮面を着けて諜報機関に尽くすスマイリー。 自分を偽り、他人に成りすます、歪んだ世界の行く末は……?

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  • 詐欺師はもう嘘をつかない
    3.8
    詐欺師の母親の元でノーラは何度も名前を変え、その度に人を騙す方法を学んできた。ある日、彼女は友人と強盗事件に巻き込まれ……
  • 詐欺師フェーリクス・クルルの告白(上)
    4.0
    武器は天与の美貌、爽やかな弁舌、鮮やかな模倣の才。貧しい青年クルルは子供の頃のずる休みと同様、仮病をつかって徴兵検査をくぐり抜け、憧れのパリで高級ホテルのエレベーターボーイとして雇われる。そして宿泊客の美しい女性作家に誘惑され、彼女の寝室に忍びこむと……。冴えわたる筆で繰り広げられる厖大な語りと騙り、これぞマンの真骨頂。『魔の山』と好一対の傑作ピカレスク・ロマン。この圧倒的な面白さ!
  • 叫びの穴
    NEW
    4.0
    考古学者殺害事件の犯人として逮捕された若者。裁判で死刑判決を下されながらも沈黙を守り続ける真意とは……。評論家・井上良夫に「探偵小説の面白味をまさに満喫させてくれる」と高く評価された、折目正しい英国風探偵小説が103年の時を経て初邦訳!
  • ささやかで大きな嘘 上
    3.4
    最初は子供同士のトラブルだった……。海辺の公立幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵り言葉と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡。事故か? 殺人か? ……事の起こりは六カ月前、シングルマザーのジェーンの息子ジギーにいじめの疑いがかかった。本人はきっぱり否定するが、保護者たちは騒然。ジギーをいじめっ子と決めつける者、ジギーの言葉を信じる者に分かれ、険悪な雰囲気に。ジェーンは園で知り合った二人の友人とともに事態に立ち向かう。31カ国で翻訳、英米で150万部突破の傑作ミステリ登場。
  • ささやかな手記
    4.0
    【フランス推理小説大賞813賞受賞】目覚めると、鎖をつけられ、地下室で監禁されていた――。ある事情から、人目を避けて南フランスの田舎の民宿に滞在していたテオは、周囲の山中を散策していたところ、廃屋めいた家に暮らす老兄弟によって囚われの身となってしまう。地下室の先住者リュックは、彼にこう告げる……「地獄にようこそ」。あらゆる農作業と重労働、家事に酷使され、食べ物もろくに与えられず、テオは心身ともに衰弱していく。ある日、老兄弟の隙をついて脱出を試みるが。
  • ささやかな頼み
    -
    育児ブログを運営する未亡人のステファニーは、自分に子供を預けたまま失踪した友人の行方を探しはじめるが……。ネット上で交わされる空虚な馴れ合いの裏で進行する、悪意に満ちた犯罪の全貌とは? 英米ミステリ界を席捲するドメスティック・ノワールの真骨頂
  • 囁く影
    5.0
    パリ郊外の古塔で奇妙な事件が起きた。だれもいないはずの塔の頂で、土地の富豪が刺殺死体で発見されたのだ。警察は自殺と断定したが、世間は吸血鬼の仕業と噂した。数年後、ロンドンで当の事件を調査していた歴史学者の妹が何者かに襲われ、瀕死の状態に陥った。なにかが“囁く”と呟きながら。霧の街に跳梁するのは血に飢えた吸血鬼か、狡猾な殺人鬼か?吸血鬼伝説と不可能犯罪が織りなす巨匠得意の怪奇譚。改訳決定版。
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1
    3.7
    突如として世界に出現した謎の領域〈エリアX〉。そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。監視機構〈サザーン・リーチ〉に派遣された、生物学者をはじめ女性4名からなる調査隊は領域奥深く侵入し、地図にない構造物を発見、そしてそこに棲む未知の存在を感知する。さらに進むべきか、引き返すべきか? 無事に帰還できた隊は過去に存在しない……。大型エンタテインメント〈サザーン・リーチ〉三部作開幕
  • 警官
    -
    分署の刑事部屋に次々と届けられる脅迫状はいたずらではなかった。公園局長が銃弾に倒れ、副市長が殺された。こんなことがやれるのはあいつしかいない――不安は的中した。『電話魔』の事件以来、復讐の鬼と化したあのデフ・マンの仕業だったのだ! 犯人との闘いをスリリングに描く傑作。
  • 殺意
    -
    田舎町の開業医ビクリーは妻のジュリアの抹殺を決意する。周到完璧と思われる殺害計画にもとづく実際の犯行、捜査警察官との虚々実々のやりとり、緊迫感あふれる法廷での尋問、そして意想外な結末……倒叙形式ミステリの最高傑作のひとつであり、推理サスペンスの頂点をなす代表作。フランシス・アイルズという名は「毒入りチョコレート事件」で有名な英国を代表するミステリ作家アンソニー・バークレーの別名である。

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  • 殺意の運河サンマルタン
    -
    ファンの黄色い歓声に沸き立つサンマルタンの劇場街、典型的な下町のその裏小路には芸能界の暗部が幅をきかす。私立探偵ビュルマは、プラチナブロンドをなびかせ、細身を黒いスーツに身を包んだ芸能プロダクションの女社長に頼まれ、なにかにおびえる人気アイドル歌手の身辺を洗う。フランスのハードボイルド・ミステリーを代表する作家の人気シリーズ。

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  • 殺意の楔
    4.3
    秋の静かな昼下りに刑事部屋に押入った女の手には、拳銃とニトロの小壜が握られていた。女はキャレラに恨みを抱いている。だが彼は、今ここにはいない……復讐の鬼と化した女と刑事たちとの熾烈な心理闘争。刻一刻と迫るカタストロフィ。息づまるスリルと緊迫感で描くシリーズの決定版。
  • 殺人鬼ジョー(上)
    4.0
    おれは女性を何人も殺した罪で捕まったけど、そんなに殺したかなあ――自覚のない殺人者ジョーは、いかに罪を逃れるか画策中。一方、外の世界ではジョーと情を交わした女メリッサが、ジョーが「秘密」をしゃべる前に狙撃する計画を立て……連続殺人鬼史上もっとも自分勝手! 不謹慎なろくでなし小説の最高峰!
  • 殺人記念日
    4.2
    ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。ふたりはもはや殺人を楽しむようになり次なる獲物を求めていた。そんなとき、隠したはずの被害者の死体を警察に発見されてしまう。そこには妻のある秘密があった──彼らは十八年前の連続殺人事件の犯人に罪をなすりつけようと画策するが……数多くのミステリ最優秀新人賞にノミネートされ、国際的ベストセラーとなったサスペンス
  • 殺人者たちの王
    4.1
    21世紀最悪の連続殺人犯ビリー・デントが脱獄して二カ月、ジャズのもとをニューヨーク市警の刑事が訪れた。父ビリーに施された殺人者としての英才教育を生かして、ニューヨークの連続殺人、通称ハット・ドッグ・キラーの捜査を手伝ってほしいというのだ。渋々ニューヨークに同行するジャズ。だが事件を調べるうちに、故郷で起きた“ものまね師”事件との繋がりに気づく。そして被害者の遺体に書かれた〈ゲームへようこそ、ジャスパー〉のメッセージ。まさか父が? 悩みながらも事件を解決しようとするジャズ。好評の異色青春ミステリ第2弾!/解説=穂井田直美
  • 殺人者登場
    -
    探偵劇「鼠と海狸(ビーヴァ)」のクライマックスでは、ガードナーとライヴァルの俳優サーボネイジアが激しく言い争う。ガードナーは台本どおりにアーサーに拳銃を付きつけて発射した。だが、弾が込められていないはずの拳銃からは実弾が発射され、アーサーは即死した…新聞記者のナイゼルとアレン警部はガードナーから招待され、目の前でその事件を見たのだった。「マーシュ女史の作品はどの一場面を取り出しても脚色する必要もなくすぐにそのまま舞台で上演し、映画化することができる」これは有名な評論家ヘイクラフトの言葉だが、演劇通マーシュ女史ならではの機智に富んだ会話でスピーディに展開されていく本格推理長編。マーシュはクリスティ、セイヤーズ、アリンガムと並ぶ黄金期の四大女流作家のひとりである。
  • 殺人者の顔
    3.8
    雪の予感がする一月八日の早朝、小さな村から異変を告げる急報がもたらされた。駆けつけた刑事たちを待っていたのは、凄惨な光景だった。被害者のうち、無惨な傷を負って男は死亡、虫の息だった女も「外国の」と言い残して息を引き取る。片隅で静かに暮らしていた老夫婦を、誰がかくも残虐に殺害したのか。ヴァランダー刑事を始め、人間味豊かなイースタ署の面々が必死の捜査を展開する。曙光が見えるのは果たしていつ……? マルティン・ベック・シリーズの開始から四半世紀――スウェーデン警察小説に新たな歴史を刻む名シリーズの幕があがる!
  • 殺人者の手記 上
    4.2
    「エリック・ベリマンの命を奪うつもりだ。お前に止められるかな?」バルバロッティ捜査官が休暇に出かける直前に届いた手紙に書かれていたのは、殺人予告ととれる内容だった。悪戯かとも思ったが、無視することもできず、休暇先から署に連絡して調べてもらう。だが同名の人物が五人もおり、警察は半信半疑でいるうちに、一人が遺体で発見されてしまう。予告は本物だったのだ。急いで休暇を切り上げたバルバロッティの元に新たな予告状が届き……。スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀賞に輝く傑作。
  • 殺人特区
    3.0
    もう痛みすら感じない。“病”が根絶し、死すらも管理される世界――絶望の近未来を描いた、虐殺ディストピア!兼守美行き描き下ろしイラスト、豪華7点収録!■ようこそ、殺人特区へ。病という病が根絶され、人口が爆発的に増加し食糧難に陥った世界。そこはある組織によって支配され、人知れず粛清が行われて人口が調整されていた。幼い頃から父親に鍛えられ、生き抜く術を叩き込まれて育った少女メドウは、家族を飢えから救うためにその組織で仕事を得る。やがてメドウは世界の秘密を知ってしまうが……。それは偶然か、必然か――。
  • 殺人の品格
    3.5
    韓国で出版拒否された禁断の書! 人間が人間の排せつ物を食べる、人肉商売、無辜の民が処刑され、凌辱され、奴隷になる社会… 「あるのは、底なしの絶望。」 脱北者の逃れられない地獄を脱北経験のある著者自身が“小説"として上梓。 韓国で文学賞を受賞した著者が鬼気迫る筆致で悲惨すぎる境遇を描き出す。 北朝鮮の元高官だったが、失脚し地方に左遷された主人公・チュンシク。 人間が人間を食すという鳥肌が立つような北朝鮮の現状に幻滅したチュンシクは脱北を決意する。 ところがたどり着いた中国でも苦難を味わい、ついに行き着いた韓国で突き付けられたのは“強制送還"という非情すぎる決定だった……。
  • 殺人は容易だ
    3.7
    植民地帰りの元警官ルークは、列車内で同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で、密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くというのだ。くだらぬ妄想だと聞きながしたルークであったが、翌日なんとその老婦人が車に轢き殺されたというのだ……。

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  • 殺人免除
    -
    アーチー顔見知りの理髪店のクローク係と女のマニキュア師が訪ねてくる。二人は夫婦で、その朝警官が店を訪れ、二人の身元や昨晩の行動を聞かれたとき、不法入国を問われる危険を察知して、すぐさま逃げ出してアーチーを頼ったのだった。アーチーが店を訪ねると、なんとそのときの警官がマニキュア室で背中に鋏を突き立てられて死んでいた!(「警官殺し」)。新任の某国大使の希望で、石油王の山荘にコックとして雇われたウルフ。みんなで釣った名物の鱒の調理を頼まれたのだ。釣師5人はそれぞれが割り当てられた釣り場で腕を競ったが、国務長官補佐リースンの帰りが遅い。遅れて釣りに出たアーチーはリースンの死体を発見した(「殺人免除」)。…ネロ・ウルフ中編傑作2編。
  • 殺戮のチェスゲーム(上)
    3.5
    アメリカ南部の都市チャールストンで起きた連続殺人。一見何のつながりもない九人の老若男女が互いに殺し合ったこの事件は、吸血鬼たちの凄惨な戦いの幕開けだった!人間をチェスの駒のように操る魂の吸血鬼たちの、世界の覇権をかけた暗闘を描き、ブラム・ストーカー賞を受賞した超大型ホラー・スペクタクル/掲出の書影は底本のものです
  • サディーが死んだとき
    4.0
    キャレラは自分の耳を疑った。本当に嬉しいよ――弁護士フレッチャーは妻サラーの刺殺死体を見てこう言ったのだ。犯人はあっさりと捕まり、麻薬を買う金欲しさに襲ったと自供した。しかしキャレラはフレッチャーの言葉が忘れられなかった。異様なほど挑戦的なフレッチャーの態度の裏には?
  • サバイバー〔新版〕
    3.6
    燃料が底をつきた航空機のコクピット。ただ一人残されたカルト教団の生き残り。全てが最悪の方向へ転んだ僕の物語を聞いてくれ。
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
    3.8
    ベルリンの壁を境に展開される英独諜報部の熾烈な暗闘を息づまる筆致で描破!作者自身情報部員ではないかと疑われたほどのリアルな描写と、結末の見事などんでん返しとによってグレアム・グリーンに絶賛され、英国推理作家協会賞、アメリカ探偵作家クラブ賞両賞を獲得したスパイ小説の金字塔!
  • 査問
    3.7
    〔競馬シリーズ〕競馬騎手ケリイは八百長レースの疑いで査問会にかけられた。彼にとっては全く身に憶えのないことだったが、査問会は彼に免許の無期停止を言い渡した。あまりに大きな衝撃。これは誰かが仕組んだ罠なのか……あいまいな霧に覆われた斯界の最高権威、査問会の謎にいどむ騎手ケリイの絶望の闘い。/掲出の書影は底本のものです
  • さよなら、シリアルキラー
    3.8
    ぼくには連続殺人犯の血が流れている。ぼくには殺人者の心がわかる――ジャズは高校三年生。田舎町ロボズ・ノッドではちょっとした有名人だ。ある日町で衝撃的な事件が起きた。指を切りとられた女性の死体が発見されたのだ。連続殺人だとジャズは訴えたが、保安官はとりあわない。だが事件はそれだけでは終わらなかった。なぜジャズには確信があったのか。それは彼が21世紀最悪といわれる連続殺人犯の息子で、幼い頃から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだった。親友を大切に思い、恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自らの手で犯人を捕まえようとする。全米で評判の異色の青春ミステリ。
  • さよなら、ブラックハウス
    4.2
    寂しい島だった。だがそこには、支え合った友がいた、愛し合った恋人がいた――エジンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。惨殺体となって発見された島の嫌われ者をよく知っていたからだ。フィンは事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に。少年時代に経験した儀式「鳥殺し」の記憶から逃れるためにも……。息苦しくせつない青春ミステリ。
  • さらば愛しき女よ
    3.9
    前科者大鹿マロイは、出所したその足で以前別れた女を捜し始めたが、またもや殺人を犯してしまった。たまたま居合せた私立探偵マーロウは、警察に調べられる。その後彼はある事件を依頼された……。全篇に流れるリリシズムとスリルと非情な眼は、既に探偵小説の域を超え独自の世界を創り上げている。
  • さらば、カタロニア戦線(上)
    -
    1936年秋、スペイン―英国の詩人ジュリアン・レインズは共和国軍に身を置き、ファシスト反乱軍と戦っていた。そのレインズが、ケンブリッジ大学時代に洗脳された、ソ連のスパイではないかとの疑惑に、英国情報部MI6はレインズの旧友ロバート・フローリーを派遣する。いやおうなく戦闘の最前線に投げ出されたフローリーの前途に立ちふさがるドイツの義勇兵、ソ連軍情報部の狡知な罠。そして、戦乱の地に展開する、英ソの暗闘。スティーヴン・ハンターの名を日本の読者に知らしめた巨匠若き日の傑作、復活!

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  • サンクトペテルブルクから来た指揮者
    4.5
    大規模な企業買収計画の裏で、思わぬ事件に直面する男が味わう恐怖と苦闘。ソ連崩壊後の闇社会に展開する、非情な陰謀の標的は?
  • 三時間の導線 上
    4.3
    死体が一体多い──ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。記録はなく、アフリカ出身と思われる以外、素性は知れない。調査を始めたグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が安置所に出現。その謎を追う捜査陣はあまりに凄惨な光景を目撃する。そしてその場に残された指紋から割り出された人物の名前は……。傑作『三分間の空隙』に続く〈グレーンス警部〉シリーズ最新作。
  • 三十九階段
    -
    アフリカからロンドンに帰って来たリチャード・ハネーは退屈しきっていた。しかしふと知りあった男が殺されるにおよんでハネーはおそるべき国際スパイ団の大陰謀にまきこまれてしまう。世界大戦勃発の危機をはらむ陰謀! しかし単身それを阻止する手がかりは「39階段」という謎の言葉だけ。ハネーのゆくてには、つきつぎとスパイ団の魔手が…
  • サンディエゴの十二時間
    3.3
    共和党の全国大会が開催されるサンディエゴで、大統領の来訪に合わせて極右派の大富豪が恐るべき計画を実行しようとしていた。二重三重に仕組まれた大規模なその計画を、果たして阻止できるのか? 悪魔的な狡猾さを備えた男と米国務省情報調査部員の白熱の頭脳戦を描く、戦慄のタイムリミット・スリラー。
  • サンドリーヌ裁判
    3.7
    大学教授の夫が大学教授の妻を殺害? 殺されたとされる史学教授のサンドリーヌ、彼女はその誠実さで誰からも慕われていた。一方、夫の英米文学教授のサミュエルは、自信の知識をひけらかし周囲をいつもみくだしていた。彼は無実を訴え、証拠も状況証拠にすぎなかった。しかし町の人々の何気ない証言が、彼を不利な状況へと追い込んでゆく。やがて、公判で明らかになるサンドリーヌの「遺書」。書かれていたのはあまりに不可解な文章で……妻と夫の間に横たわる深く不可解な溝を、ミステリアスに描き出したサスペンス。
  • 三人目のわたし
    3.0
    エミリーはある朝、優しい夫と美しい息子を捨て、家を出た。彼女はキャサリンと名を変え、新しい人生を始める決意をしたのだ。広告会社に職を見つけ、新しい親友を得て、生活をやり直す女。だが、なぜ女は家族を捨てなくてはならなかったのか? やがて、壮絶な過去が彼女に迫りくる――王道の心理サスペンス!
  • 三年間の陥穽 上
    4.7
    子どもの人身売買を防止する団体に届いたのは、全裸で犬のリードを巻かれた少女の写真だった。グレーンス警部は、写真の手がかりを元にデンマークへ向かう。そこで明らかになったのは、ダークネットを通じた世界8カ国、21人にのぼる小児性愛者の存在だった。一斉逮捕のためには、グレーンス警部が小児性愛者を装い、ネット上でリーダーと接触する必要があった。残されたのは24時間。〈グレーンス警部〉シリーズ最新作。
  • 三匹の盲目のねずみ
    -
    田舎の古い屋敷を遺産として受けついだ若夫婦は、慣れない下宿屋を開業した。予約した4人の客は大雪のなか、なんとか宿にたどりつく。その翌朝だった、警察から電話があって、殺人狂がまぎれこんだ可能性が高いという。やがて若い刑事がスキーでやってきた。だが、「三匹の盲目のねずみ」のマザーグースの歌とともに、殺人はやはり起きた。1952年にロンドンで初演されて以来、2012年11月に60周年をむかえ 、世界一のロングラン記録を樹立した戯曲「ねずみとり」の原作!

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  • サンフォリアン寺院の首吊り人
    -
    メグレ警視シリーズ。ベルギーに出張中のメグレはぶらりと入ったブリュッセルのカフェで、いかにも失業中という男が3万フランもの大金をポケットから取り出し、くすんだ紙に包むのを見る。男はそれをパリ宛てに書籍小包で送った。メグレは気まぐれ心も動き、男が買ったのと同じ旅行かばんを買って、跡を追う。そして、すきをみてかばんを取り替える。だが、かばんがなくなったと知った男は、やにわにピストルを取り出してホテルの部屋で自殺した! 男のかばんには、一着の古着がはいっていただけだった。

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  • 三分間の空隙【くうげき】 上
    4.3
    中南米の麻薬組織で窮地に立たされた潜入捜査官。彼を救う鍵はグレーンス警部――名作『三秒間の死角』に連なるシリーズ最高傑作
  • 散歩をこよなく愛する猫
    4.3
    クロゼットの町は大騒ぎになっていた。町をあげて南北戦争の戦闘を再現する歴史イヴェントの開催が近づき、誰もがその準備に奔走しているのだ。騒然とした雰囲気のせいか、それまでは目立たなかった微妙な人間関係までが話題にのぼる。そして迎えたイヴェント当日、再現劇では発射されないはずの実弾が人間に射ちこまれた!右往左往する人間たちを尻目にトラ猫ミセス・マーフィ率いる動物探偵団が事件解決に乗り出した!
  • 三幕殺人事件
    -
    ダンディな元舞台俳優が海辺の邸宅で催したパーティで、招かれた土地の牧師がカクテルを飲んだとたんに急死した。招待客の一人だったポワロにも「事件」とは思われなかった。だが悲劇には第二幕が。まったく同じような状況での同じような急死が……灰色の脳細胞が活動を開始する。クリスティ中期の代表作。
  • 三幕の殺人
    3.6
    引退した俳優が主催するパーティで、老牧師が不可解な死を遂げた。数カ月後、あるパーティの席上、俳優の友人の医師が同じ状況下で死亡した。俳優、美貌の娘、演劇パトロンの男らが事件に挑み、名探偵ポアロが彼らを真相へと導く。ポアロが「名助演ぶり」をみせる推理劇場。

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  • 〈サーカス・クイーン号〉事件
    3.0
    太平洋を航海しながら寄港先で興行を行なう移動サーカス団〈サーカス・クイーン号〉。団長の不可解な死を皮切りに、サーカス団員たちは災難に巻き込まれていく。マニラから乗船することになった大学教授のハントン・ロジャーズ教授が事件解決に乗り出す。
  • サーカス・クイーンの死
    -
    空中ブランコの演者が衆人環視の前で墜落死。自殺か、事故か、それとも殺人か? サーカス団に相次ぐ惨事の謎を追うサッチャー・コルト主任警部の活躍!
  • 罪悪
    4.0
    ふるさと祭りの最中に突発する、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。秘密結社イルミナティにかぶれる男子寄宿学校生らの、“生け贄”の生徒へのいじめが引き起こす悲劇。何不自由のない暮らしを送る主婦が続けてしまう万引き。麻薬密売容疑で逮捕された孤独な老人が隠す真犯人。――弁護士の「私」は、さまざまな罪のかたちを静かに語り出す。刑事事件専門弁護士の著者が、現実の事件に材を得て描きあげた15の奇妙な物語。世界各国を驚嘆せしめ、2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた『犯罪』を凌駕する至高の連作短篇集!/解説=杉江松恋
  • ザ・ウーマン
    3.6
    弁護士のクリスは森の中で半裸の女を見つけた。傷と垢にまみれた体、浮きでた筋肉、美しい乳房……。女の野性丸出しの姿にクリスは興奮を抑え切れない!鮮烈なデビュー作『オフシーズン』、続編『襲撃者の夜』のキャラクターを引き継ぎ、鬼才ケッチャムが気鋭のホラー映画作家ラッキー・マッキーとともに作り上げた衝撃作。

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  • ザ・スタンド(1)
    4.1
    生物兵器により死滅した北米で、善のもとに集う生存者たち。だが邪悪な勢力が虎視眈々と彼らを狙う……。巨匠の最高傑作、開幕!
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上
    4.0
    シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。 謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!?
  • ザ・ビッグ4
    -
    南米アルゼンチンの自分の農場から久しぶりにロンドンへ戻ってきたヘイスティングスは、なにはともあれ、まず旧友ポワロを訪問した。ところがなんと、ポワロはアメリカの石鹸王の依頼を受けて、ブラジルのリオへと旅立つところだった! そのときである。一人の憔悴した男が窓から寝室へとはいったのであろうか、ポワロの前にあらわれた。男は失語症にでもなったように「ファラウェイ街十四番地、エルキュール・ポワロ氏」としか言わない。だが医師のすすめで紙と鉛筆を渡すと、男は「4」という数字を12回も書きなぐった……国際犯罪組織を相手のアクションとサスペンス、ポワロの魅力全開の痛快編。

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  • ザ・ボーダー 上
    4.4
    国境、人種、階級、法、 あらゆる境界/限界(ボーダー)を超えた麻薬との戦い―― これこそが犯罪小説の完成形。 ――解説:杉江松恋 エンタメ直球の疾走感と文学の重み… ウィンズロウの3部作はまさに『ゴッドファーザー』と『戦争と平和』のハイブリット版だ。 ――ニューヨーク・タイムズ グアテマラの殺戮から1年。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死は、麻薬戦争の終結をもたらすどころか、新たな混沌と破壊を解き放っただけだった。後継者を指名する遺言が火種となり、カルテルの玉座をかけた血で血を洗う抗争が勃発。一方、ヘロイン流入が止まらぬアメリカでは、DEA局長に就任したアート・ケラーがニューヨーク市警麻薬捜査課とある極秘作戦に着手していた――。
  • ザ・リッパー 切り裂きジャックの秘密(上)
    4.0
    ロンドン滞在中の15歳のアメリカ人少女ケイティは、ある日従兄弟のコリン、その友人のトビーとともに、マダム・タッソー蝋人形館へ出かけた。そこで1888年に起きた切り裂きジャック事件の展示を目にした彼女は、自宅に肖像画のある先祖のレディ・ベアトリクスがこの事件の最後の犠牲者であったことを知る。蝋人形館に展示された願い事が叶うという「ロンドン・ストーン」に、事件のことを考えながら触れたケイティは、そのまま1888年、ヴィクトリア朝のロンドンにタイムスリップしてしまう…。B・フランクリン賞新人賞!
  • シェフ探偵パールの事件簿
    3.0
    年に一度のオイスター・フェスティバルを目前にした海辺の町ウィスタブル。シーフードレストランを経営するシェフのパールは、警察官になるというかつての夢をあきらめきれず副業で探偵をはじめたばかりだ。そんなパールのもとに依頼人が。ある漁師に貸した金が返ってこないので、彼の経済状態を探ってほしいというのだ。じつはその漁師はパールの友人で、依頼は断ったものの、気になって彼の釣り船に行ってみると、変わり果てた友人の姿を見つけてしまい……。英国のリゾート地を舞台に、シェフ兼新米探偵パールが事件に挑むシリーズ第一弾。
  • 塩の湿地に消えゆく前に
    3.4
    他人の強い思いをビジョンとして視ることのできる少女クララは、ある日を境に若い女たちが傷つけられる不吉なビジョンを頻繁に視るようになる。カジノのスパ施設で働くリリーの協力を得て彼女たちを救おうとするが……。エドガー賞受賞のサスペンス。
  • 鹿狩りの季節
    3.8
    鹿狩り帰りの車の血痕と雪の翌朝の少女失踪事件は田舎町の平和な仮面を剥ぐ大きなうねりとなる―― 1985年11月、ネブラスカ州ガンスラム。鹿狩りの季節を迎えた田舎町で、女子高生ペギーが失踪した。当初は家出と見られたが、弟マイロは不審に思い、周囲に聞き込みをする。やがてペギーに好意を抱いていた知的障害のある青年ハルが鹿狩りの帰りに血が付いたトラックに乗っていたことから疑惑の目を向けられる。ハルの無実を信じて事件を調べる保護者代わりの中年夫婦、姉の行方を追うマイロ、何かを隠している町の人々とハル……様々な思惑の果てに浮かぶ真実とは? アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞作。
  • シカゴ・ブルース
    4.0
    「ほろ苦く、切なく、すがすがしい。都会の孤独に立ち向かう若者に、ぜひ読んで欲しい」大沢在昌氏はこう語った。深夜シカゴの街で父親を殺害された若く純真な印刷見習工のエドは、人生の酸いも甘いも噛み分けた旅興行一座を切り回す叔父の手を借り、殺人犯を追う。トロンボーンの夢で始まり殺人、音楽、酒、暴力、悲劇的な結末、そして見事な着地! 奇抜な着想、軽妙なプロットでミステリーを書かせては当代随一の名手といわれるフレドリック・ブラウンの長編処女作。1947年度、アメリカ推理作家協会賞受賞作品。
  • 死が最後にやってくる
    3.8
    傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から一族のなかには反目や憎しみが。そしてノフレトが崖の小径から謎の転落死を遂げた。これで平和が戻ってくるかに思われたが――紀元前二千年のナイル河畔で起こった恐るべき惨劇! エジプトの古代都市を舞台に華麗な世界が展開する異色ミステリ。

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  • 死が二人を
    4.0
    警察に日曜日はない。その日もキャレラは妹の花婿となるトミイの電話でたたき起された。出掛けていった彼がトミイの自宅で見たものは、なんと小箱にうずくまる猛毒の黒後家蜘蛛だった! 晴れの結婚式の当日に次々と起る忌わしい事件をセミドキュメンタルなタッチで描くシリーズの逸品。
  • 死が二人をわかつまで
    -
    「きみの婚約者レスリーは過去に3人の男をつぎつぎと毒殺したのだ」劇作家マーカムにこの恐るべき話を詳しく打ち明けた有名な病理学者は、その翌朝、青酸を注射され、密室のなかで死んでいた。はたして、これも同様な方法による毒殺なのか? レスリーは疑われて当然だった。平和な村に渦まく黒いうわさ…複雑怪奇な謎にいどむフェル博士。密室の謎は解けるのか? カー中期を代表する傑作。

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  • 死が招く
    3.8
    〈本格ミステリ・ベスト10〉第1位の名篇がついに文庫化 奇怪な密室で殺された作家。曰くありげな人物たちが織り成す事件の真相は? 名探偵ツイスト博士が快刀乱麻を断つシリーズ第二作

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