アレックス マイクリーディーズの作品一覧
「アレックス マイクリーディーズ」の「ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人」「サイコセラピスト」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「アレックス マイクリーディーズ」の「ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人」「サイコセラピスト」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
面白かったです!
まさにページターナー。後半はほぼ一気読みでした。
全然スカッとする終わりではないし心理学的な考えを自分の内面と照らし合わせて鬱々となったりもしたんですが、読めて良かったと思います。
他の方も感想に書かれてましたが、こういうのには私も100%ひっかかります(笑)
邦題はサイコセラピストですが、原題をそのまま日本語訳してほしかったと思いました。サイコセラピストというタイトルが悪いというよりは、そのタイトルに引っ張られてしまうので、出来れば著者の意図したところが出ている原題を訳したものが良かったなと。セラピストと患者はこの小説では対になる存在だし。
Posted by ブクログ
ミステリーとしてとても面白い。
心理療法は死と再生の物語であると言ったのは河合隼雄先生だったけれども、この物語は死と再生というよりも罪と罰だろうか。
同業者からすれば物語冒頭から逆転移(よりもむしろ転移)状態にあって、どうもこのセラピストは心理療法家としてのラインを最初から侵していると「嫌な感覚」になったけれども、その直感は間違っていなかった。
訳者の坂本あおい先生が書かれている通り登場人物がそれぞれに罪を犯し、罰が下されている。
しかし、心理療法は例え司法分野であっても、罪と罰について考えさせるのではなく、罪を犯した自己と別離し、自己を再生ヘ促す態度が必要になる。
その点において、