作品一覧

  • ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    セラピストのマリアナは、姪のゾーイに親友が殺されたと相談を受ける。犯人は大学教授のフォスカだと言い張るゾーイだったが……
  • サイコセラピスト
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    抑圧的な父親のもとで育ち、苦しんだセオ。自分と似た境遇の人々を救いたいと願う彼は、心理療法士になった。順調にキャリアを重ねるうち、彼はずっと気になっていた六年前の殺人事件の犯人――夫を射殺した画家――を収容する施設の求人広告を目にする。事件以降ずっと沈黙している彼女の口を開かせることができるのは、僕しかいない。そう思ったセオは彼女の担当に志願するが……。《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラー・リストに連続23週ランクイン。巧みなプロットと戦慄のラストに圧倒される傑作ミステリ

ユーザーレビュー

  • サイコセラピスト

    Posted by ブクログ

    面白かったです!
    まさにページターナー。後半はほぼ一気読みでした。
    全然スカッとする終わりではないし心理学的な考えを自分の内面と照らし合わせて鬱々となったりもしたんですが、読めて良かったと思います。
    他の方も感想に書かれてましたが、こういうのには私も100%ひっかかります(笑)

    邦題はサイコセラピストですが、原題をそのまま日本語訳してほしかったと思いました。サイコセラピストというタイトルが悪いというよりは、そのタイトルに引っ張られてしまうので、出来れば著者の意図したところが出ている原題を訳したものが良かったなと。セラピストと患者はこの小説では対になる存在だし。

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    2023年02月12日
  • サイコセラピスト

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしてとても面白い。

    心理療法は死と再生の物語であると言ったのは河合隼雄先生だったけれども、この物語は死と再生というよりも罪と罰だろうか。

    同業者からすれば物語冒頭から逆転移(よりもむしろ転移)状態にあって、どうもこのセラピストは心理療法家としてのラインを最初から侵していると「嫌な感覚」になったけれども、その直感は間違っていなかった。

    訳者の坂本あおい先生が書かれている通り登場人物がそれぞれに罪を犯し、罰が下されている。

    しかし、心理療法は例え司法分野であっても、罪と罰について考えさせるのではなく、罪を犯した自己と別離し、自己を再生ヘ促す態度が必要になる。

    その点において、

    0
    2020年03月02日
  • サイコセラピスト

    Posted by ブクログ

    写実的な絵画のようで、引き留め続けるほどの何ものかを感じることはなかったはずだった。なんとはなしに眺め続け、柱書に目を止める。自身の過去なのか、形而上的なわたしと、作品のちょっとしたやり取りが始まった。だまし絵のような細部に、引っ掛かるものを受け取るが、サッと流れ。小さな安どのような回収に、振り返らずに歩みだす。

    0
    2019年12月13日
  • サイコセラピスト

    Posted by ブクログ

    初のポケットミステリに手を出してみた。
    翻訳本だったから読めるかな~って不安だったんだけれど、読み進めるとそんなことは杞憂に終わり物語の深みにドンドンはまっていった。
    内面をえぐるような心理描写。そして衝撃の結末。
    とても楽しめた一冊。

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    2019年10月11日
  • サイコセラピスト

    Posted by ブクログ

    主人公は心理療法士・セオ。
    夫殺しで入院中のアリシアの心を救うため、〈ザ・グローヴ〉へ転職しアリシアに近づく。
    ショックで沈黙しているアリシアを癒せるのか?

    セオの私生活・アリシアの日記と交互に描かれるこの作品。
    この2つが終盤に繋がります。ゾッと来ました^^;

    ボリュームあるかな?と思ったけど、何が起こってるのか?気になって、気になって…とにかく、サクッと読めます♪

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    2025年02月09日

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