山本博の作品一覧
「山本博」の「歌姫」「最後の旋律」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山本博」の「歌姫」「最後の旋律」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
メソポタミア文明から始まり、現代のワイン世界情勢まで長い旅を体感できる。ある程度、世界史やワイン(生産地、ブドウ種)を知っていないと、この分野に興味がなければ面白くないかもしれないが、ワイン好きはおさえておきたい1冊。背景や歴史を知るとこでワインもより美味しくなる。中世以降はフランスを中心軸に展開していくことになるが、まさにフランスはお茶のようにワインを飲む国だ。それも水質の問題などもあり、ワインが健康に良いというのはそもそも安全な飲料水の入手が難しかったことを考えると想像に難くない。
今はある程度の金額で、昔の王様が飲んでいたより美味しいワインが飲める素晴らしい時代。しかし中世頃までは甘い白
Posted by ブクログ
見た目に反して、かなり骨太に通史が書かれた本です。タイトル通りにしっかりと「世界史」の流れを説明した上で、そこにワインのテーマ史がどう絡んでいるかを解説してくれています。ワイン関連だけでなく歴史一般の話題も含め、文庫本とは思えない情報量の多さで圧倒されました。
以下、まとめ。
メソポタミアで初期のワインが生まれる。
エジプトで搾汁と熟成により発展。
ギリシャで庶民化され、文化としても洗練。
ローマでは享楽的な貴族の高級ワインと、キリスト教の神秘性を持った飲まれ方に二分。
中世でさらに幅が広がる。フランス王侯貴族のワイン、修道院のワイン、都市のワイン(水の代わり)。
絶対王政時代、ブルゴーニュ